English Español 韓国語
  • クローザー獲得を狙うWソックス 昨季セーブ王のハンドに興味

    2021.1.7 11:30 Thursday

     昨季12年ぶりにポストシーズン進出を果たしたホワイトソックスは、2005年以来となるワールドシリーズ制覇を目指して今オフも積極的な補強を展開している。すでに先発ローテーションにランス・リン、外野の一角にはアダム・イートンを加えているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ホワイトソックスはさらにトップクラスのクローザーを獲得することを狙っているという。そして、その候補の1人としてブラッド・ハンドに興味を示しているようだ。

     ホワイトソックスは今オフ、過去2シーズンにわたってクローザーを務めたアレックス・コロメイがフリーエージェントとなった。チーム内にはアーロン・バマー、ギャレット・クローシェ、コディ・ホイヤー、マット・フォスターといった生きのいい若手リリーバーがいるものの、ワールドシリーズ制覇を目指すには絶対的なクローザーが必要であると判断。コロメイとの再契約も選択肢から排除していないが、ハンドやリアム・ヘンドリックスといったトップクラスのクローザーに興味を示している。

     現在30歳のハンドはパドレス時代の2017年途中からクローザーを務めるようになり、2018年と2019年は2年連続で30セーブ以上を記録。昨季はインディアンスで23試合に登板して22イニングを投げ、2勝1敗16セーブ、防御率2.05、29奪三振をマーク。両リーグ最多のセーブ数を記録し、自身初となる最多セーブのタイトルを獲得した。与四球は4つだけ、セーブ失敗は1度もなしと抜群の安定感だった。

     2021年の契約は年俸1000万ドルの球団オプションとなっていたが、財政難のインディアンスはオプション行使を拒否。ハンドはバイアウトの100万ドルを受け取ってフリーエージェントとなった。ハンドにはホワイトソックスのほか、ドジャース、ブルージェイズ、メッツなどが興味を示していることが報じられており、昨季のセーブ王をめぐって複数球団による争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

  • 捕手の補強を目論むエンゼルス カブス・コントレラスに興味

    2021.1.7 11:00 Thursday

     新しくエンゼルスのGMに就任したペリー・ミナシアンは今オフ、2014年以来となるポストシーズン進出を果たすべく、トレードを中心にチーム強化を行っている。すでに正遊撃手としてホゼ・イグレシアス、クローザーとしてライセル・イグレシアスを獲得しているが、課題である投手陣の補強と並行して捕手の補強も目論んでいるようだ。そして、そのターゲットとしてジョー・マドン監督の教え子でもあるウィルソン・コントレラス(カブス)の名前が浮上している。

     マドンは2015年から2019年まで5シーズンにわたってカブスの監督を務めていたが、その2年目である2016年にメジャー昇格を果たし、2017年から正捕手として活躍していたのがコントレラスだった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、マドンがカブス時代に正捕手のコントレラスを信頼していたこと、そして現在、エンゼルスがコントレラスをトレードで獲得することに興味を示していることを伝えている。

     現在28歳のコントレラスは2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、リーグを代表する捕手として活躍。2019年には24本塁打、OPS.888と自己最高の成績を残した。昨季は57試合に出場して打率.243、7本塁打、26打点、OPS.763を記録。カブスはダルビッシュ有をパドレスへ放出するなど転換期を迎えており、あと2年保有できるコントレラスもトレードの可能性が取り沙汰されている。

     エンゼルスでは昨季、マックス・スタッシが31試合に出場してOPS.886の好成績をマーク。ただし、短縮シーズンの限られた出場機会のなかで残した数字に過ぎず、また、オフに入って腰の手術を受けているため、今季の開幕に間に合わない可能性もある。エンゼルスが捕手の補強を目論んでいるのはそのためだ。正捕手・コントレラス、控え・スタッシの体制が作れれば盤石と言えるが、果たしてコントレラス獲得は実現するだろうか。

  • レッズが金銭トレードで27歳の救援右腕・ウォーレンを獲得

    2021.1.7 10:30 Thursday

     レッズは日本時間1月7日、レンジャーズから金銭トレードで27歳の救援右腕、アート・ウォーレンを獲得したことを発表した。ウォーレンは昨年10月にウエーバーでマリナーズからレンジャーズへ移籍していたが、レンジャーズが有原航平と契約したことに伴い12月下旬にDFAとなっていた。ウォーレンはレッズの本拠地・シンシナティがあるオハイオ州出身のため「地元に帰ってきたよ!」とツイートしてレッズへの移籍を喜んでいる。

     ウォーレンは2015年にマリナーズからドラフト23巡目指名を受けてプロ入りし、2019年にメジャーデビュー。登板は6試合だけだったが、5.1イニングを投げて1勝0敗、1ホールド、防御率0.00、5奪三振、被打率.105と好投した。2018年から2019年にかけてAA級では故障に悩まされたものの、2年連続で防御率1点台を記録。AAA級でのプレー経験はないが、マイナー通算119試合(うち20先発)に登板して防御率2.86をマークしている。昨季は8月中旬にメジャー昇格を果たしたが、登板機会はなく、1日だけでマイナーキャンプに逆戻りとなった。

     オハイオ州ディファイアンス出身のウォーレンは、ナポレオン高校、シンシナティ大学、アシュランド大学(いずれもオハイオ州)を経てプロ入りしており、オハイオ州シンシナティを本拠地とするレッズにとって生粋の地元選手ということになる。レッズは今オフ、クローザーのライセル・イグレシアス、セットアッパーのアーチー・ブラッドリーなど複数のリリーバーがチームを去っており、ウォーレンにもメジャーでプレーするチャンスは十分にありそうだ。なお、レッズの40人枠はウォーレンを加えて35選手となっている(空き5枠)。

  • ヤンキースがパドレスとトレード 俊足好守のアレン獲得へ

    2021.1.7 10:00 Thursday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが日本時間1月7日に伝えたところによると、ヤンキースはパドレスとのトレードで両打ちの外野手、グレッグ・アレンを獲得するようだ。アレンは昨年8月末のトレードでインディアンスからパドレスへ移籍したが、金河成(キム・ハソン)の加入に伴い12月末にDFAとなっていた。ヤンキースは交換要員としてマイナーの救援左腕、ジェームス・リーブスをパドレスへ放出するという。

     現在27歳のアレンは2017年にインディアンスでメジャーデビューを果たし、2018年には自己最多の91試合に出場。打率.257、2本塁打、20打点、21盗塁、OPS.654をマークした。2019年も89試合に出場したが、自己最多の4本塁打、27打点を記録した一方で、打率は.229へ悪化し、盗塁も8個と激減。昨季は打率1割台に低迷し、8月末にマイク・クレビンジャーらとともにパドレスへ放出された。

     パドレスでは1試合しか出場機会がなく、9月上旬にマイナー降格。ポストシーズンのロースターにも入れず、12月末にDFAとなった。昨季はインディアンスで15試合、パドレスで1試合の合計16試合に出場し、打率.154、1本塁打、4打点、2盗塁という成績だった。ただし、外野の守備では守備防御点+6(外野3ポジション合計)を記録した前年に続いてプラスの守備防御点(+1)を記録している。

     一方、パドレスへ移籍するリーブスは2015年のドラフト10巡目指名でヤンキースに入団した27歳の救援左腕。メジャー経験はなく、2019年はA+級とAA級で合計33試合に登板して67.1イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.87、83奪三振の好成績をマークした。2018年に1試合だけAAA級でのプレーを経験している。マイナーでは毎年安定した成績を残しており、AAA級でも引き続き好成績を残すことができれば、念願のメジャー昇格が見えてくるだろう。

  • 今季復活が期待される選手 エンゼルスからは大谷翔平が選出

    2021.1.6 12:30 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間1月6日、各球団のビートライター(番記者)が担当球団から1人ずつ「2021年シーズンに復活が期待される選手」を選出。ヤンキースのゲーリー・サンチェス、アストロズのホゼ・アルトゥーベ、ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ、ブリュワーズのクリスチャン・イェリッチなど、故障や不振により不本意な2020年シーズンを過ごした選手がズラリと名を連ねており、エンゼルスからは大谷翔平が選ばれた。

     エンゼルスはレット・ボリンガー記者が担当。大谷について「メジャーリーグのなかで大谷ほどリセットボタンを使える選手はいないだろう。二刀流スターの大谷は2020年シーズン、投打の両方で苦戦し、投手としては右前腕痛によって2試合しか先発できず、打者としても44試合で打率.190、7本塁打、24打点、出塁率.291、長打率.366に終わった」と昨季の不振ぶりを紹介した。

     「過去数年にわたって右腕の問題が懸念材料となっており、2018年にトミー・ジョン手術を受け、2019年は投げられなかった」と指摘する一方、「エンゼルスはまだ大谷を打者に専念させる準備はできていない」と言及。「12月にリモートで行われたウィンター・ミーティングのメディア・セッションのなかで、エンゼルスのジョー・マドン監督は2021年シーズンも6人制ローテーションを採用する可能性が高いことと、大谷がその一角を担う予定であることを明らかにした」と大谷が今季も二刀流を継続する予定であることを伝えた。

     さらに「オフシーズンのリハビリは順調に進んでおり、大谷は復活に向けて万全に近い状態でスプリング・トレーニングを迎えることができるだろう」と大谷への期待を記した。ボリンガー記者の期待通り、大谷は復活を遂げ、二刀流スターとして素晴らしい活躍を見せることができるだろうか。

     なお、今回の特集記事で選出された30名(各球団1名)の顔ぶれは以下の通り。

    ◆アメリカン・リーグ
    トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
    ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    オースティン・メドウズ(レイズ)
    タナー・ロアーク(ブルージェイズ)
    ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)
    オスカー・メルカド(インディアンス)
    ニコ・グッドラム(タイガース)
    ハンター・ドージャー(ロイヤルズ)
    ミッチ・ガーバー(ツインズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    大谷翔平(エンゼルス)
    マット・チャップマン(アスレチックス)
    シェッド・ロングJr.(マリナーズ)
    ウィリー・カルフーン(レンジャーズ)

    ◆ナショナル・リーグ
    ウィル・スミス(ブレーブス)
    ホルヘ・アルファロ(マーリンズ)
    デリン・ベタンセス(メッツ)
    スコット・キンガリー(フィリーズ)
    スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    クリス・ブライアント(カブス)
    エウヘニオ・スアレス(レッズ)
    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    マット・カーペンター(カージナルス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    スコット・オバーグ(ロッキーズ)
    マックス・マンシー(ドジャース)
    トミー・ファム(パドレス)
    ジョニー・クエイト(ジャイアンツ)

  • ドジャースが救援右腕・トライネンと再契約 2年1750万ドル

    2021.1.6 12:00 Wednesday

     ドジャースは日本時間1月6日、自軍からフリーエージェントとなっていた救援右腕ブレイク・トライネンと2年+オプション1年で再契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、2年間でトライネンに保証される総額は1750万ドル。2023年の契約は年俸800万ドルの球団オプション(またはバイアウト150万ドル)となっているようだ。コリー・クネーベルとトミー・ケインリーに続く救援投手の補強となった。

     契約の内訳はサインボーナス400万ドル、2021年の年俸600万ドル、2022年の年俸600万ドル、2023年の球団オプション800万ドル(またはバイアウト150万ドル)。よって、トライネンに保証される金額の合計はサインボーナスと2年間の年俸にバイアウトを加えた1750万ドルとなる。2023年の球団オプションが行使された場合、トライネンは3年間で総額2400万ドルを手にする。

     現在32歳のトライネンは、2019年オフにアスレチックスからノンテンダーFAとなり、1年契約でドジャースに加入。昨季は27試合に登板して3勝3敗1セーブ、9ホールド、防御率3.86をマークした。ポストシーズンでは11試合に登板して32年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献。ワールドシリーズ第5戦では2点リードの9回裏に登板し、ポストシーズン初セーブを記録した。

     今オフのドジャースのブルペン補強は、クネーベルとケインリーに続いてトライネンが3人目。トレードで獲得したクネーベルは1年後にフリーエージェントとなるが、2022年にはケインリーがトミー・ジョン手術から復帰してクネーベルの穴を埋める。衰えが顕著なクローザーのケンリー・ジャンセンは契約期間が残り1年のため、クローザー経験のあるトライネンを「ジャンセンの保険」としてキープできた意味は大きい。

     地味な補強が続いているドジャースだが、チームの穴を的確に埋める「スマートな補強」とも言えるだろう。

  • カブスが先発右腕・レイを放出 日本球界移籍へ

    2021.1.6 11:30 Wednesday

     カブスは日本時間1月5日付けで先発右腕のコリン・レイを解雇したことを発表した。「日本でプレーする機会を模索するため」の措置だという。現在30歳のレイは先月、年俸調停を回避してカブスと1年70万2500ドル(約7200万円)で契約を結んでおり、春季キャンプで先発5番手の座を争うことが予想されていた。カブスはジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、タイラー・チャットウッドがフリーエージェントとなり、手薄な先発投手の補強が急務となっている。

     カブスは前述の3投手に加え、ダルビッシュ有をトレードで放出。ダルビッシュとの交換でザック・デービースを獲得したとはいえ、先発ローテーション5枠のうち、カイル・ヘンドリックス、デービース、アレック・ミルズの3枠しか埋まっていない。4番手には若手有望株のアドベルト・アルゾレイが入る予定だが、5番手候補の1人だったレイの退団により、先発投手陣はさらに層が薄くなった。

     レイは2015年にパドレスでメジャーデビュー。2016年7月に3対4のトレードでマーリンズへ放出されたが、移籍後初登板の試合で右肘を痛めて故障者リスト入り。マーリンズが「故障者を押し付けられた」と不服申し立てを行い、レイはルイス・カスティーヨ(現レッズ)との再トレードでパドレスへ送り返された。その後、トミー・ジョン手術を受け、2017年シーズンを全休。2018年は右肩を痛め、メジャーでは1試合も投げられなかった。

     2019年はマイナー契約でカブスに加わり、メジャー昇格は果たせなかったものの、AAA級で14勝をマーク。昨季は2016年以来4年ぶりのメジャー復帰を果たし、9試合(うち2先発)に登板して1勝1敗、1ホールド、防御率5.79を記録した。メジャー通算3シーズンで8勝8敗、防御率4.79という成績を残している。

     ちなみに「Rea」というファミリーネームは「レア」ではなく「レイ」と発音する。球団発行の資料にも「RAY」と発音することが記されている。

  • Rソックスの本命はオドリッジか 「強い関心」との報道

    2021.1.6 11:00 Wednesday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之の争奪戦に加わっていることが報じられているレッドソックスだが、どうやら本命は別にいるようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、レッドソックスはツインズからフリーエージェントとなっているジェイク・オドリッジに「強い関心」を示しているという。メッツに続いて菅野争奪戦から撤退する可能性もありそうだ。

     レッドソックスは昨季、クリス・セールとエドゥアルド・ロドリゲスの2本柱が全く投げられなかったこともあり、投手陣が崩壊。今オフは投手陣の立て直しが急務となっており、田中将大やジェームス・パクストンといったトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の投手の補強を目指している。オドリッジもその「2番手グループ」の1人だ。

     現在30歳のオドリッジはレイズでプレーした5年間で3度の2ケタ勝利をマーク。ツインズ移籍2年目の2019年には自己最多の15勝を挙げ、オールスター・ゲーム初選出を果たした。同年オフにフリーエージェントとなり、複数年契約を得るチャンスだったが、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。ところが、昨季は相次ぐ故障によりわずか4試合しか投げられず、0勝1敗、防御率6.59という不本意な成績に終わった。

     とはいえ、バウアー以外にエース級の先発投手が不在という市場の状況もあり、オドリッジに興味を示しているチームは少なくない。レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるチェイム・ブルームは、レイズがトレードでオドリッジを獲得した当時、レイズのフロントにおり、オドリッジが一人前の先発投手に成長していく過程を見てきた人物だ。そのブルームがオドリッジを高く評価し、獲得を狙っているとしても決して不思議なことではない。

     菅野の争奪戦に加わっていることが報じられているレッドソックスだが、菅野ではなくオドリッジを獲得することになるのだろうか。

  • 交渉期限迫る菅野 交渉不成立で巨人残留の可能性も

    2021.1.6 10:30 Wednesday

     読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。メッツが争奪戦から撤退し、ジャイアンツ、レッドソックス、ブルージェイズの3球団に絞られたとの報道も出ているが、「ESPN」のジェフ・パッサンによると、菅野の希望を満たすオファーを提示しているチームはなく、菅野が巨人残留を選択する可能性もあるようだ。

     パッサンは菅野が交渉期限までにメジャーリーグ球団との契約合意に至らず巨人に残留することについて「可能性が高まっている」と伝えている。巨人は菅野に4年契約をオファーしていることが報じられており、その4年契約には3つのオプトアウト(=契約を破棄する権利)が含まれているという。よって、菅野は巨人に残留した場合、1年ごとに好きなタイミングでメジャーリーグ移籍に再挑戦することが可能となる。

     メジャーリーグ公式サイトは「菅野は(巨人残留を選択した場合)故障や成績の悪化によってメジャーリーグへ移籍するチャンスを失うリスクを負うことになるが、もう1年日本でプレーして好成績を残し、1年後に再び市場に出ることも可能だ」と伝えている。とはいえ、菅野は1年後のオフには32歳になっており、残されている時間は決して多くない。

     パッサンによると、菅野の契約交渉が思うように進展していない理由は菅野の希望を満たすオファーが提示されていないことだという。菅野の希望条件は明らかになっていないが、メジャーリーグ公式サイトは「ジャイアンツ、レッドソックス、エンゼルス、ブルージェイズなど菅野に興味を持っていることが報じられているチームは、2021年シーズンに菅野を獲得するためにその希望条件を満たす必要があるだろう」と伝えている。

     交渉期限まであと2日。日本球界を代表する右腕のメジャーリーグ移籍は無事に成立するのだろうか。

  • タイガースがグロスマン獲得 2年1000万ドルとの報道

    2021.1.6 10:00 Wednesday

     タイガースは日本時間1月6日、アスレチックスからフリーエージェントとなっていたロビー・グロスマンと2年契約を結んだことを発表した。関係者によると、2年契約の総額は1000万ドルで、2021年と2022年の年俸はそれぞれ500万ドル。いずれのシーズンにも最大50万ドルの出来高が設けられているという。再建中のタイガースがフリーエージェント選手と複数年契約を結ぶのは2015年オフ以来5年ぶりとなった。

     現在31歳のグロスマンは両打ちの外野手。アストロズで3年、ツインズで3年、アスレチックスで2年プレーし、昨季は51試合に出場して打率.241、8本塁打、23打点、8盗塁、出塁率.344、OPS.826をマークした。通算打率は.252と平凡だが、優れた選球眼を持ち、通算出塁率.350を記録。昨季は自己ベストの長打率.482を記録するなど、パワーを発揮する場面も目立った。

     決して大型補強とは言えないが、グロスマンとの2年契約はタイガースにとって転換点となるかもしれない。タイガースがフリーエージェント選手と複数年契約を結んだのはジョーダン・ジマーマン、ジャスティン・アップトン、マイク・ペルフリー、マーク・ロウを獲得した2015年オフが最後。2017年シーズン終了までにジマーマン以外の3人はチームを去り、タイガースは本格的なチーム再建に突入していた。

     それ以来、タイガースは1年契約でチームの穴を埋める程度の補強にとどめており、今オフもその流れは続いていた。ところが、ここにきてグロスマンと2年契約。そこには「若いフリースインガーが多い打線に優秀な選球眼を持つベテランを加えたい」という思惑があったようだ。完全なる再建モードから少しずつ勝負モードへの切り替えを視野に入れ始めているのだろう。

     スイッチヒッターだが、昨季は対右腕用のプラトーン要員として起用されていたグロスマン。タイガースでは正左翼手の座を得るチャンスがありそうだ。

  • 名門・ヤンキース 「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは?

    2021.1.5 18:00 Tuesday

     日本時間1月5日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の「単年成績ベストナイン」を選出した。これは単年の個人成績をもとに、各ポジションで球団史上最高の成績を残した選手を選出する企画だ。ヤンキースはブライアン・ホーク記者が担当し、2019年に史上初の満票でアメリカ野球殿堂入りを果たしたマリアーノ・リベラ、2020年に準満票で殿堂入りしたデレク・ジーターら球史に残るスター選手たちが順当に選出された。

     ホークは救援投手部門のリベラについて「リベラのベストシーズンを選ぶのは、自分の子供のなかから一番のお気に入りを選べと言われるのに似ている」と述べているように、選考にはかなり悩んだようだ。単純にWARが最も高いシーズンを選ぶとジョン・ウェッテランドにつなぐセットアッパーを務めた1996年になるが、自己最多の53セーブを記録したのは2004年である。2004年のほか、1999年と2001年にも最多セーブのタイトルを獲得しているが、ホークは「自己ベストのK/BB12.83とWHIP0.67を記録した」ことを根拠に2008年をベストシーズンとして選出。ただし、ヤンキースはこの年、1993年以来15年ぶりにポストシーズン進出を逃している(1994年はストライキのため開催なし)。

     遊撃手部門のジーターは両リーグ最多の219安打を放ち、リーグ2位の打率.349、リーグ3位の出塁率.438をマークした1999年が選ばれた。また、右翼手部門で選出されたベーブ・ルースは、ヤンキース移籍2年目の1921年に左翼手として132試合に出場しているため、左翼手部門でも選出されている。ホークが選んだヤンキースの「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは以下の通り。

    捕手:ヨギ・ベラ(1956年)
    140試合 打率.298 30本塁打 105打点 3盗塁 OPS.911

    一塁手:ルー・ゲーリッグ(1927年)
    155試合 打率.373 47本塁打 175打点 10盗塁 OPS1.240

    二塁手:トニー・ラゼリ(1929年)
    147試合 打率.354 18本塁打 106打点 9盗塁 OPS.991

    三塁手:アレックス・ロドリゲス(2007年)
    158試合 打率.314 54本塁打 156打点 24盗塁 OPS1.067

    遊撃手:デレク・ジーター(1999年)
    158試合 打率.349 24本塁打 102打点 19盗塁 OPS.989

    左翼手:ベーブ・ルース(1921年)
    152試合 打率.378 59本塁打 171打点 17盗塁 OPS1.359

    中堅手:ミッキー・マントル(1956年)
    150試合 打率.353 52本塁打 130打点 10盗塁 OPS1.169

    右翼手:ベーブ・ルース(1927年)
    151試合 打率.356 60本塁打 164打点 7盗塁 OPS1.258

    指名打者:ジェイソン・ジアンビ(2002年)
    155試合 打率.314 41本塁打 122打点 2盗塁 OPS1.034

    先発投手:ロン・ギドリー(1978年)
    35試合 25勝3敗0セーブ 防御率1.74 273.2回 248奪三振

    救援投手:マリアーノ・リベラ(2008年)
    64試合 6勝5敗39セーブ 防御率1.40 70.2回 77奪三振

  • マリナーズの「単年成績ベストナイン」 2004年イチローが選出

    2021.1.5 17:00 Tuesday

     日本時間1月5日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の「単年成績ベストナイン」を選出した。これは単年の個人成績をもとに、各ポジションで球団史上最高の成績を残した選手を選出する企画だ。マリナーズは昨年限りでの引退を表明したグレッグ・ジョンズ記者が担当し、右翼手部門では2004年のイチローが選出。2019年にアメリカ野球殿堂入りを果たしたエドガー・マルティネスは三塁手と指名打者の2部門で選ばれている。

     2004年のイチローは161試合に出場して打率.372、8本塁打、60打点、36盗塁、OPS.869を記録。ジョンズは「イチローは(メジャー1年目の)2001年にアメリカン・リーグMVPと新人王を受賞したが、ジョージ・シスラーのメジャー記録を84年ぶりに更新する262安打を記録し、両リーグ最高かつ自己ベストの打率.372をマークしたシアトルでの4年目のシーズンのほうが優れていた。当時30歳のイチローは、10年連続オールスター・ゲーム選出と10年連続ゴールドグラブ賞の4年目だった。さらに36個の盗塁を記録し、19度の敬遠はリーグ最多だった」とこの年のイチローの活躍を振り返った。

     三塁手と指名打者の2部門で選ばれたマルティネスのほか、遊撃手部門で1996年のアレックス・ロドリゲス、中堅手部門で1997年のケン・グリフィーJr.、先発投手部門で1995年のランディ・ジョンソンとマリナーズの歴史に名を残すスター選手たちが勢ぞろい。ジョンズが選んだマリナーズの「単年成績ベストナイン」の顔ぶれは以下の通りである。

    捕手:ダン・ウィルソン(1996年)
    138試合 打率.285 18本塁打 83打点 1盗塁 OPS.774

    一塁手:アルビン・デービス(1984年)
    152試合 打率.284 27本塁打 116打点 5盗塁 OPS.888

    二塁手:ブレット・ブーン(2001年)
    158試合 打率.331 37本塁打 141打点 5盗塁 OPS.950

    三塁手:エドガー・マルティネス(1992年)
    135試合 打率.343 18本塁打 73打点 14盗塁 OPS.948

    遊撃手:アレックス・ロドリゲス(1996年)
    146試合 打率.358 36本塁打 123打点 15盗塁 OPS1.045

    左翼手:ラウル・イバニェス(2006年)
    159試合 打率.289 33本塁打 123打点 2盗塁 OPS.869

    中堅手:ケン・グリフィーJr.(1997年)
    157試合 打率.304 56本塁打 147打点 15盗塁 OPS1.028

    右翼手:イチロー(2004年)
    161試合 打率.372 8本塁打 60打点 36盗塁 OPS.869

    指名打者:エドガー・マルティネス(1995年)
    145試合 打率.356 29本塁打 113打点 4盗塁 OPS1.107

    先発投手:ランディ・ジョンソン(1995年)
    30試合 18勝2敗0セーブ 防御率2.48 214.1回 294奪三振

    救援投手:エドウィン・ディアス(2018年)
    73試合 0勝4敗57セーブ 防御率1.96 73.1回 124奪三振

  • FAの救援右腕・ヘンドリックスがブルージェイズの施設を訪問

    2021.1.5 13:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アスレチックスからフリーエージェントとなっている救援右腕リアム・ヘンドリックスは日本時間1月5日にフロリダ州ダニーデンにあるブルージェイズの球団施設を訪問したようだ。そこでブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長と面会したとみられる。なお、ヘンドリックスにはブルージェイズのほか、ホワイトソックスやドジャースも興味を示していることが報じられている。

     フェインサンドによると、ヘンドリックス獲得に向けて動き始めたブルージェイズに加え、ホワイトソックスも本格的にヘンドリックスの獲得を狙っているという。また、「FanSided」のロバート・マレーはドジャースがヘンドリックスに「強い興味」を持っていることを伝えている。

     オーストラリア出身のヘンドリックスは現在31歳。メジャーデビューした2011年から2013年までツインズでプレーしたあと、2013年オフに3度のウエーバー移籍でカブス、オリオールズを経てブルージェイズに加入。2014年7月にダニー・バレンシアとのトレードでロイヤルズへ移籍したが、同年10月のトレードでブルージェイズに復帰した。2016年からの5年間はアスレチックスでプレー。今オフ、ブルージェイズと契約すれば6年ぶりの古巣復帰となる。

     ヘンドリックスはブルージェイズ時代の2015年に58試合で5勝0敗、防御率2.92の好成績をマーク。アスレチックス移籍後、最初の3年間は平凡な成績に終わったが、2019年に自己最多の75試合に登板して4勝4敗25セーブ、防御率1.80をマークして一流リリーバーの仲間入りを果たし、昨季も24試合で3勝1敗14セーブ、防御率1.78と好成績を維持した。

     昨季はマリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」のファースト・チームにも選出。今オフのフリーエージェント市場ではベストのリリーバーと評価され、複数のチームから関心を寄せられている。

  • 史上初の黒人女性コーチが誕生 Rソックスのビアンカ・スミス

    2021.1.5 12:30 Tuesday

     レッドソックスは日本時間1月5日、ビアンカ・スミスがマイナーリーグ・コーチに就任したことを発表した。プロ野球の長い歴史において、黒人女性がコーチを務めるのは史上初のことである。スミスがレッドソックスのコーチに就任することは先週の時点で地元紙「ボストン・グローブ」によって報じられていたが、レッドソックスが球団の公式Twitterで正式に発表。史上初の黒人女性コーチの誕生を祝福するとともに歓迎した。

     スミスは日本時間1月5日に「MLBネットワーク」の番組内でインタビューを受け、「この機会をいただけたのは本当に素晴らしいことです」とコーチ就任を喜んだ。「まだ頭のなかを整理することができていません。実際にフィールド上でコーチとして働き始めるまで、実感することはないかもしれません」とスミス。「この野球というゲームに興味を持っている他の女性にも影響を与える素晴らしい機会だと思います。若い頃には考えもしなかったようなことです。自分の力を発揮するチャンスをいただけたことに本当に興奮しています」と意気込みを口にした。

     キム・アングが今オフ、マーリンズで北米4大プロスポーツでは史上初となる女性GMに就任するなど、球界における女性の活躍の場はどんどん広がっている。現在29歳のスミスは、2018年からウィスコンシン州のキャロル大でアシスタントコーチ兼打撃コーディネーターを務めてきた。それ以前には、2013年から2017年までケース・ウエスタン・リザーブ大で野球運営ディレクターを務め、2018年にはダラス大でアシスタントコーチを務めたこともある。2012年に卒業したダートマス大ではソフトボールをプレーしていた。

     また、スミスはレンジャーズとレッズの野球運営部門でインターンも経験している。レッドソックスのコーチとしての仕事をフロリダ州フォートマイヤーズにある球団の選手育成施設を拠点としてスタートさせ、主に野手を担当する予定となっているようだ。黒人女性コーチのパイオニアとして、スミスの活躍に期待したい。

  • 菅野争奪戦から撤退のメッツ 昨季セーブ王のハンドに興味

    2021.1.5 11:30 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツは菅野智之(巨人)の争奪戦から撤退する一方で、インディアンスから契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなった救援左腕ブラッド・ハンドに興味を示しているようだ。ハンドは2017年から3年連続でオールスター・ゲームに選出され、昨季は両リーグ最多となる16セーブを記録。しかし、インディアンスの財政事情によりオプションを行使されず、現在フリーエージェントとなっている。

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は「もしハンドがウエーバー公示されていた時点で私が現在の地位に就いていれば、ウエーバーでハンドを獲得していただろう」と語っている。インディアンスはハンドの契約オプションを破棄する前にハンドをウエーバー公示したが、獲得の意思を示す球団は現れなかった。このとき、メッツはまだスティーブ・コーエンによる球団買収が正式に成立しておらず、アルダーソンも球団社長に就任していなかった。

     昨季のハンドはインディアンスで23試合に登板して22イニングを投げ、2勝1敗16セーブ、1ホールド、防御率2.05、29奪三振の好成績をマーク。16度のセーブ機会をすべて成功させ、自身初となる最多セーブのタイトルを獲得した。ところが、ヤンキースとのワイルドカード・シリーズ第2戦では1点リードの9回表に登板したものの、2点を奪われて敗戦投手に。これが昨季唯一のセーブ失敗となった。

     メッツのクローザーにはエドウィン・ディアスがいるものの、ディアスは昨季10度のセーブ機会でわずか6セーブ。防御率1.75、奪三振率17.53を記録してメッツ移籍1年目の大不振から脱出したとはいえ、クローザーとしての信頼度には欠けた。メッツがハンドを獲得した場合、安定感のあるハンドにクローザーを任せ、勝負所での信頼度に欠けるディアスはセットアッパーに回される可能性もありそうだ。

  • ジャイアンツ 正捕手・ポージーの控えとしてカサリを獲得

    2021.1.5 11:00 Tuesday

     ジャイアンツは日本時間1月5日、レッズからノンテンダーFAとなっていたカート・カサリと1年契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトでジャイアンツの番記者を務めるマリア・グアルダードはカサリの年俸が150万ドルであることを伝えている。ジャイアンツは2020年シーズンの出場を辞退したバスター・ポージーが今季は正捕手として戦列に戻ってくる予定であり、カサリはポージーの控えを務めることになりそうだ。

     現在32歳のカサリは、昨季レッズで31試合に出場し、打率.224、6本塁打、8打点を記録。打率はキャリア通算を下回ったが、15打席に1本というハイペースで本塁打を放ち、四球の数も多かったため、出塁率.366、長打率.500、OPS.866という好成績となった。メジャー通算ではレイズで4年、レッズで3年の合計7年間プレーし、328試合に出場して打率.230、37本塁打、105打点、OPS.728をマークしている。

     昨季のジャイアンツは、正捕手のポージーが出場辞退を表明したため、ジョーイ・バート、チャドウィック・トロンプ、タイラー・ハイネマンという経験不足の捕手陣で戦わざるを得なかった。球界トップクラスの有望株として期待されていたバートだが、AAA級を経験しないままメジャーへ昇格したため、ハイレベルな投手への適応に大苦戦。33試合に出場して打率.233、0本塁打、7打点、OPS.609という期待外れの成績に終わった。ジャイアンツはカサリを獲得したことにより、バートにマイナーでの実戦経験を積ませる時間を与えることが可能になった。

     現在、ジャイアンツの40人枠内にはポージー、カサリ、トロンプ、バートと4人の捕手がいる。ノンテンダーFAとなったあとに再契約したトロンプはマイナー・オプションが残っているため、ジャイアンツは正捕手・ポージー、控え・カサリの体制で2021年シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。

  • ヤンキース、Rソックスなど数球団がプイーグに興味を示す

    2021.1.5 10:30 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、昨オフからフリーエージェントの状態が続いているヤシエル・プイーグに対してヤンキース、レッドソックス、アストロズ、マーリンズ、オリオールズなどが興味を示しているようだ。プイーグは現在、トロス・デル・エステの一員としてドミニカ共和国のウィンター・リーグに参加しているが、右足の故障によりレギュラーシーズンでは5試合しか出場できなかった。

     現在30歳のプイーグは、2012年に7年4200万ドルの契約でドジャースに加入し、2013年にメジャーデビュー。2018年まで6年間ドジャースでプレーしたあと、2018年12月にレッズへトレードされ、2019年7月に再びトレードされてインディアンスへ移籍した。2019年はレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785という成績だった。

     2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなったプイーグだが、なかなか契約先が見つからず、レギュラーシーズン開幕を目前に控えた昨年7月にようやくブレーブスと契約合意。ところが、プイーグが新型コロナウイルスに陽性反応を示したことが判明し、契約合意は白紙撤回となった。その後、ブレーブスはシーズン出場辞退を表明していたニック・マーケイキスが前言を撤回してチームに復帰したため、プイーグを獲得する必要がなくなり、結局プイーグはどのチームとも契約できないまま2020年シーズンを終えた。

     フェインサンドは「プイーグに興味を示しているチームの興味の度合いは様々」であることを伝えており、まだ具体的に交渉が進展している様子はみられない。マーリンズとオリオールズは昨オフにもプイーグの獲得を狙っていたことが報じられており、昨オフに続いてプイーグの獲得を検討しているようだ。昨オフは出来高重視(=基本給が低い)のオファーを嫌い、結果的に「浪人」することになってしまったプイーグだが、今オフは無事に契約先を見つけることができるだろうか。

  • メッツが菅野争奪戦から撤退 交渉期限は8日午前7時

    2021.1.5 10:00 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンと「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは日本時間1月5日、読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之の争奪戦からメッツが撤退したとみられることを伝えた。メッツはジャイアンツ、ブルージェイズなどとともに菅野の獲得に乗り出していることが報じられていた。菅野とメジャーリーグ球団の交渉期限は日本時間1月8日午前7時に迫っている。

     ヘイマンはメッツが菅野と交渉を行っていたことを伝える一方で「彼らの主な焦点は他の場所にあるようだ」と述べている。シャーマンはシンプルに「メッツは現在、菅野の争奪戦に加わっていない」と報じるにとどまっているが、菅野の争奪戦に加わっていることが報じられていたメッツが撤退したことは間違いなさそうだ。

     交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っていることもあり、ヘイマンは「菅野はまもなく決断を下すだろう」と伝えている。巨人が菅野に対して4年契約をオファーしたことも報じられているが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が実施している読者アンケートでは1万6000以上の票が集まった段階で巨人残留を予想する声は10%程度。ほとんどのファンが菅野のメジャーリーグ移籍を予想している。

     ただし、このアンケートで約24%の票を集めるなど、菅野の移籍先の最有力候補とみられていたメッツが撤退したことにより、争奪戦の行方は混沌としている。このアンケートではブルージェイズ、ジャイアンツ、「その他のメジャーリーグ球団」という3つの選択肢が14%台の得票率で「2位グループ」を形成し、得票率12%台のレッドソックスが5位。ダルビッシュ有を獲得したパドレスと有原航平を獲得したレンジャーズも選択肢に含まれているが、巨人残留を下回る得票率にとどまっている。

     ファンの予想通り、ブルージェイズ、ジャイアンツ、レッドソックスのいずれかが争奪戦を制するのか。あるいは移籍市場に付き物の「ミステリー・チーム」が現れるのか。菅野の争奪戦はまもなく決着のときを迎える。

  • ロッキーズはストーリーを放出すべき? 米記者が言及

    2021.1.4 17:00 Monday

     今オフのトレード市場で最も注目を集めている遊撃手といえばフランシスコ・リンドーア(インディアンス)だ。インディアンスの財政事情により、リンドーアは「今季開幕時に間違いなく別のチームのユニフォームを着ているだろう」と言われている。「ESPN」のバスター・オルニーは「ロッキーズのトレバー・ストーリーにも同様のことが言える」と指摘。ストーリーとの契約延長が実現しない場合、トレードで放出すべきと考えているようだ。

     ストーリーはリンドーアと同様に今季終了後にフリーエージェントとなる。ところが、ロッキーズはノーラン・アレナードと巨額の契約を結んでいるというチーム事情もあり、ストーリーとの契約延長を実現させることができていない。契約延長のための資金を捻出するにはアレナードを放出することが必要だが、「ストーリーはアレナードを放出して優勝を諦めたチームに残りたがらないのでは」と予想する声もある。

     ストーリーは昨季59試合に出場して打率.289、11本塁打、28打点、15盗塁、OPS.874をマークし、自身初となる盗塁王のタイトルを獲得。2018年から2年連続で打率.290・35本塁打・20盗塁・OPS.900のラインをクリアし、オールスター・ゲームとシルバースラッガー賞にも2年連続で選出された。「打者天国」と呼ばれる本拠地クアーズ・フィールドの恩恵を受けていることは否定できないが、球界を代表するスター遊撃手の1人である。

     オルニーは「ロッキーズはストーリーに残留の意思があるかどうかを早急に確認する必要がある。もし契約延長の意思がないのであれば、フリーエージェントとなって退団してしまう前にトレードのパートナーを見つけるべきだ」と主張する。もし本当にロッキーズがストーリーを売りに出すのであれば、リンドーアの獲得を検討しているチームがストーリーにターゲットを変更する可能性もあるだろう。

     ロッキーズはアレナードを放出する可能性も取り沙汰されているが、チームが誇る2大スターについて、どんな決断を下すのだろうか。

  • 2020年にブレイクした選手 5位に前田健太が選出

    2021.1.4 16:00 Monday

     メジャーデビューを果たしたばかりの選手からメジャーで長いキャリアを持つベテラン選手まで、様々な選手が2020年シーズンにブレイクを遂げ、見事な活躍を見せた。メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは「2020年にブレイクした選手」をランキング形式で1位から25位まで紹介。上位に新人王資格を持つ若手選手がズラリと並ぶなか、トップ5の最後の1枠となる5位には、新天地・ツインズで素晴らしい活躍を見せた前田健太が選出された。

     ハリガンは前田について「ドジャースで先発とブルペンを行き来する4年間を過ごしたあと、昨年2月にツインズへトレードされ、2020年はミネソタのエースとなった。両リーグ1位のWHIP0.75を記録したほか、66.2イニングを投げて6勝1敗、防御率2.70、80奪三振、10与四球をマークし、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位にランクインした」と紹介。新人王資格を持たない選手のなかでは最上位となった。

     1位にはデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)、3位にはカイル・ルイス(マリナーズ)と両リーグの新人王がランクイン。4位は昨年8月下旬にメジャーデビューし、レギュラーシーズンでもポストシーズンでも先発ローテーションの一角を担って安定感抜群のピッチングを見せたイアン・アンダーソン(ブレーブス)が選出された。

     そして、2位にはランディ・アロザレーナ(レイズ)が選出。8月末までメジャーに昇格できなかったものの、レギュラーシーズン76打席で7本塁打を放ち、ポストシーズンでは新記録となる29安打と10本塁打を記録。打率.377、出塁率.442、長打率.831、OPS1.273という驚異的な活躍を見せ、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献したことが高く評価された。

     ハリガンが選出した1位から25位までの顔ぶれは以下の通り。

    1位 デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)
    2位 ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    3位 カイル・ルイス(マリナーズ)
    4位 イアン・アンダーソン(ブレーブス)
    5位 前田健太(ツインズ)
    6位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    7位 フリオ・ウリアス(ドジャース)
    8位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    9位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
    10位 マックス・フリード(ブレーブス)
    11位 ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)
    12位 ドミニク・スミス(メッツ)
    13位 ルーク・ボイト(ヤンキース)
    14位 ディネルソン・ラメット(パドレス)
    15位 ジャイマー・キャンデラリオ(タイガース)
    16位 フランベル・バルデス(アストロズ)
    17位 ディラン・バンディ(エンゼルス)
    18位 アレック・ボーム(フィリーズ)
    19位 ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    20位 トラビス・ダーノウ(ブレーブス)
    21位 トレント・グリシャム(パドレス)
    22位 イアン・ハップ(カブス)
    23位 カイル・タッカー(アストロズ)
    24位 ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
    25位 ジェームス・カリンチャック(インディアンス)

« Previous PageNext Page »