English Español 韓国語
  • パドレスが救援右腕・スタメンとの再契約に合意 2年900万ドル

    2020.1.5 14:10 Sunday

     今オフのパドレスは、左腕のドリュー・ポメランツと右腕のピアース・ジョンソンをチームに加えるなど、有望な若手が多い先発投手陣をサポートすべく、ブルペンの補強に力を入れている。日本時間1月5日には、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話として、パドレスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕、クレイグ・スタメンと契約合意に達したことを報じた。モロシによると、契約条件は2年900万ドルで、3年目の球団オプションが付属しているほか、成績に応じた出来高も設定されているようだ。

     現在35歳のスタメンは、昨季パドレスで76試合に登板して82イニングを投げ、8勝7敗、4セーブ、31ホールド、防御率3.29、73奪三振をマーク。2年連続で70試合以上に登板しているリリーバーは、スタメンを含めてメジャー全体で7人だけであり、過去3年間は平均70試合に登板して防御率3.06と安定したパフォーマンスを続けている。

     昨季はナショナル・リーグのセーブ王に輝いたカービー・イエーツにつなぐセットアッパーを務め、自己最多の31ホールドを記録。今季は左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成し、相手打者との相性を考慮しながら勝ち試合の7回または8回を担当することが予想される。

     スタメンは「過去3年間のような活躍を続けたいと思っている。パドレスが勝てるチームに変わっていくのを手助けしたい。このチームはポストシーズン進出に向けて正しい道を進んでいると思っているよ」とコメント。ポメランツの加入によって主戦場が8回から7回に変わる可能性もあるが、「おそらく自分の役割は変わるだろう。でも、マウンドに上がってアウトを取るというのは変わらないよ。素晴らしいブルペンの一員でいられることが楽しみだね」と前向きに捉えているようだ。

     パドレスとの再契約は「簡単な決断だった」と語るスタメン。勝負モードに突入しているパドレスにとって、35歳の鉄腕リリーバーは今季も不可欠な戦力となりそうだ。

  • ナショナルズがカブレラと再契約へ 1年250万ドルとの報道

    2020.1.5 13:40 Sunday

     日本時間1月5日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなった内野手、アズドゥルバル・カブレラと1年250万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ナショナルズは前日にもフリーエージェントの内野手であるスターリン・カストロと契約合意に達しており、内野手の選手層に厚みを加えることに成功した。

     現在34歳のカブレラは、昨季レンジャーズとナショナルズで合計131試合に出場して打率.260、18本塁打、91打点、OPS.783をマーク。三塁手として98試合に出場したほか、二塁手として31試合、一塁手としても3試合に出場した。契約条件は1年250万ドルであることが報じられており、モロシによると、カブレラは打席数に応じて最大50万ドルの出来高を手にすることができるようだ。

     ナショナルズは現在、正三塁手としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているものの、カストロとカブレラの獲得は、ドナルドソン争奪戦からの撤退を見据えたものである可能性が高い。もしナショナルズがドナルドソンの獲得に成功すれば、カブレラはカストロ、ハウィー・ケンドリック、有望株のカーター・キーブームらとの併用で、二塁を中心とした内野のユーティリティとして起用されることになる。ドナルドソン争奪戦から撤退するのであれば、一塁・ケンドリック、二塁・カストロ、三塁・カブレラが基本の形となりそうだ。ただし、ナショナルズはライアン・ジマーマンとの再契約に向けて動いていることも報じられている。

     また、MLB公式サイトは、ナショナルズがドナルドソンを獲得できなかった場合にトレードでの三塁手補強に動く可能性に言及しており、クリス・ブライアント(カブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、カイル・シーガー(マリナーズ)の名前が候補として挙げられている。内野手の頭数は足りているため、現状の戦力で開幕を迎え、状況に応じてシーズン途中での補強が検討される可能性もありそうだ。

  • 「投手・大谷」が打席に立つ可能性 マドン新監督が言及

    2020.1.4 12:05 Saturday

     メジャーリーグでプレイした過去2年間で投打にわたる才能を証明した大谷翔平(エンゼルス)について、新監督に就任したジョー・マドンはその才能を最大限に活用する方針だ。投手としてはトミー・ジョン手術からの復帰イヤー、打者としても左膝の手術から復帰するシーズンとなるため、慎重に議論が進められているものの、大谷の登板時に指名打者制を放棄し、大谷を打席に立たせる計画も浮上しているという。

     ウィンター・ミーティングの期間中、マドンは大谷の登板時に打席にも立たせたいとの意向を示していた。2018年の大谷は、登板する日は打席に立たず、その前後の日も試合に出場しなかったが、登板時に打席に立つようになれば年間で50回前後は打席に立つ機会を増やすことができる。大谷はすでにエンゼルスの中心打者の1人となっており、大谷の打席数を可能な範囲で増やしたいという考えは当然の流れと言えるだろう。

     もちろん、今季の起用法については、手術箇所の回復具合を見ながら判断が下されることになる。ビリー・エプラーGMは、医療チームからの詳細な情報を得てから大谷の起用法を再検討する方針を示しているが、マドンはできる限り大谷の打席数を増やしたいとの意向を明確にしている。大谷のコンディション次第では、登板する日の前後に出場しないというルールにも変更が加えられる可能性もある。

     なお、エンゼルスは大谷が打者としては今季開幕から出場可能であるとの見通しを明らかにしているものの、投手として開幕に間に合うかどうかについての判断には慎重な姿勢を取っている。医療チームからの報告を踏まえ、スプリング・トレーニングのスタートが近付いてきた段階で、チーム内でさらなる議論が行われる見込みだ。大谷のコンディションが良好な場合も、週に1度登板するというルールは変わらないと見られる。

     現在25歳の大谷は、2018年に投手として10試合に先発し、51回2/3を投げて防御率3.31、63奪三振を記録。打者としては2年間で210試合に出場し、792打席で打率.286、40本塁打、123打点、22盗塁、OPS.883をマークしている。

  • 「キューバの大谷」ことコラスがメジャー挑戦目指して亡命か

    2020.1.4 11:30 Saturday

     近いうちに次なる二刀流のスター選手が誕生するかもしれない。メジャーリーグのスペイン語版公式サイト「LasMayores.com」のリポーターであるフランシス・ロメロが伝えたところによると、「キューバの大谷」として知られるオスカー・ルイス・コラスがメジャーリーグ移籍を目指してキューバから亡命したようだ。コラスは外野3ポジションと一塁を守るほか、左投げの投手としてマウンドにも上がる二刀流選手である。

     コラスは現在21歳で、プロ経験も6年に満たないため、メジャーリーグの球団と契約する際には国際アマチュア選手との契約に関するルールに従う必要がある。よって、大谷翔平がそうであったように、高額の年俸を保証するような契約を得ることはできない。コラスが2020年7月2日~2021年6月15日(現地時間)の契約期間にどこかのチームと契約するか、2021年7月2日(現地時間)にスタートする次の契約期間まで待つかは、現時点では不明である。

     1998年生まれの21歳、186センチ・95キロの立派な体格を誇るコラスは、メジャーリーグへ移籍する前にキューバとアメリカ以外の国の居住権を得る必要がある。そうして初めてメジャーリーグのチームと契約可能なフリーエージェント選手として認められ、各チームとの契約交渉が可能となる。今のところ、コラスがどの国へ亡命したのかは明らかになっていない。また、現在はキューバからの派遣選手として日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスに在籍しており、ソフトバンクとの契約の扱いが問題化する可能性もある。

     コラスは昨季、ソフトバンクの二軍で好成績を残し、6月24日に支配下選手登録された。8月18日の埼玉西武ライオンズ戦で一軍デビューを果たし、史上9人目となる「初打席初球本塁打」を達成。一軍では7試合に出場して打率.278、1本塁打、2打点、二軍では66試合で打率.302、11本塁打、46打点を記録した(投手としての登板はなし)。

  • ナショナルズがカストロと2年1200万ドルで契約合意

    2020.1.4 10:45 Saturday

     アンソニー・レンドンやブライアン・ドージャーの退団により内野陣の整備が急務となっているナショナルズは、実績十分の内野手の獲得に成功したようだ。日本時間1月4日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの内野手、スターリン・カストロと2年1200万ドルで契約合意。メジャー10年間で1617安打を放っている29歳の内野手がワールドシリーズ王者に加わることになった。

     フリーエージェントのスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているナショナルズだが、フェインサンドによると、今回のカストロ獲得はドナルドソン獲得の動きに影響を与えない見込みだという。ドナルドソン争奪戦では、ナショナルズのほか、ツインズとブレーブスも4年契約のオファーを提示していることが報じられており、ドナルドソンが契約先を決断する日は近いと見られる。

     昨季マーリンズで本職の二塁で117試合に出場したほか、三塁を45試合、遊撃を3試合守ったカストロは、ナショナルズでは内野のユーティリティとしての起用が有力視されている。ナショナルズがドナルドソン獲得に失敗した場合は三塁での起用が増えることが予想されるが、ドナルドソンが加入した場合はハウィー・ケンドリックや有望株のカーター・キーブームと二塁のレギュラー争いを繰り広げることになるだろう。

     昨季のカストロは全162試合に出場して打率.270、22本塁打、86打点、OPS.736をマーク。リーグ10位の172安打を放ち、メジャーデビュー以来10年連続130安打以上を記録している。そのため、まだ20代ながら通算安打数は1600本を超えており、現在のペースを維持できれば30代後半での3000安打達成が見えてくる。

     なお、ナショナルズはドナルドソン獲得を目指しているほか、チーム生え抜きのベテラン一塁手であるライアン・ジマーマンとの再契約に向けて交渉を進めていることも報じられている。

  • ナショナルズが前アストロズの救援右腕・ハリスと契約合意

    2020.1.3 23:40 Friday

     アストロズで5年間にわたって優秀なリリーバーとして活躍し、昨年のワールドシリーズ第7戦でハウィー・ケンドリックに決勝弾を献上してナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献した男が、ナショナルズに加入することになった。日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの救援右腕、ウィル・ハリスと3年契約で合意。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは3年契約の総額が2400万ドルであることを伝えている。

     昨季のナショナルズのブルペンは、チームの最大の弱点となっていた。メジャー最少の投球イニング数(500回2/3)だったにも関わらず、メジャーワースト2位タイとなる29度のセーブ失敗を記録し、防御率5.68もメジャーワースト2位。アストロズのセットアッパーとして活躍してきたハリスの加入は、ナショナルズにとって大きな戦力アップとなる。

     現在35歳のハリスは、2015年にアストロズへ加入し、そこからの5年間で防御率2.36、WHIP0.99という安定したパフォーマンスを披露。昨季の防御率1.50はアメリカン・リーグのリリーバーのなかでベストの数字だった。故障が少ないのも長所の1つであり、アストロズで過ごした5シーズンのうち、60試合以上に登板したシーズンが4度。また、同期間中にはポストシーズンでも合計23試合に登板している。

     ナショナルズは、左腕のショーン・ドゥーリトルがクローザーを務める見込みであり、ハリスは8回を担当するセットアッパーとして起用されることになりそうだ。ただし、ドゥーリトルが左腕であることを考えると、相手打線とのマッチアップも考慮しながら、ハリスが9回のセーブ機会で登板する場面も増えるかもしれない。

     敵としてナショナルズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に不本意ながらも貢献したハリス。今度はナショナルズの一員として球団史上2度目のワールドシリーズ制覇を目指す。

  • エンゼルスが正捕手を確保 カストロと1年685万ドルで合意

    2020.1.3 23:20 Friday

     日本時間1月3日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、エンゼルスはフリーエージェントの捕手、ジェイソン・カストロと1年685万ドルで契約合意に達したようだ。エンゼルスは先月初めにケバン・スミスをノンテンダーFAとしたあと、守備力の高い捕手の獲得を目指していた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     昨季のカストロは、ツインズでミッチ・ガーバーの控えを務め、79試合に出場して打率.232、13本塁打、30打点、出塁率.332、長打率.435をマーク。メジャー通算ではアストロズとツインズで9年間プレイし、825試合に出場して打率.231、86本塁打、292打点、出塁率.313、長打率.390を記録している。アストロズ時代の2013年にはオールスター・ゲーム選出を果たしたが、ツインズ時代の2018年は右膝の故障により19試合のみの出場に終わっていた。

     エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドンは、ウィンター・ミーティングの時点で「投手陣と上手く協力し合える捕手」の獲得を望んでいることを明らかにしていたが、その点において32歳で経験豊富なカストロは理想的な存在と言える。フレーミングの指標もメジャー平均を上回っており、メジャー有数のフレーミング技術を誇るマックス・スタッシとの捕手コンビは、チームに安定感をもたらすことだろう。

     今オフのエンゼルスは、補強の目玉としてスター三塁手のアンソニー・レンドンを7年2億4500万ドルの超大型契約で獲得したほか、先発投手陣にはフリーエージェント市場からフリオ・テーラン、トレードではディラン・バンディを獲得。エンゼルスは先発投手のさらなる補強を目指しているものの、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナー、ダラス・カイケルといった有力な先発投手がすでに市場から姿を消したため、トレードでの補強に乗り出すことが有力視されている。

  • Wソックスの有望株・ロベルト 6年5000万ドルで契約合意

    2020.1.3 23:00 Friday

     大型補強を進めるなか、確固たる正中堅手が不在のホワイトソックスだが、メジャーデビュー前の有望株がレギュラーに抜擢されることが確実となった。日本時間1月3日、ホワイトソックスはプロスペクト外野手のルイス・ロベルトと6年5000万ドルで契約を結ぶことに合意。2025年に6年契約は終了するが、2026年と2027年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていることが報じられている。

     現在22歳のロベルトは、今季の年俸が150万ドルとなり、来季以降は2021年に350万ドル、2022年に600万ドル、2023年に950万ドル、2024年に1250万ドル、2025年に1500万ドルを得る。2026年と2027年の球団オプションは、それぞれ年俸2000万ドルとなっているようだ。

     ホワイトソックスがメジャーデビュー前の選手と長期契約を結ぶのは今回が初めてではなく、昨年のスプリング・トレーニング期間中にイロイ・ヒメネスと6年4300万ドル+球団オプション2年の契約を結んでいる。ヒメネスはメジャーデビューを果たした昨季、31本塁打を放って大きな期待に応えたが、ロベルトはそのヒメネスとともに長きにわたって外野のレギュラーを務めることになる。

     ロベルトは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキングで全体3位、球団1位にランクインしている球界屈指の有望株であり、昨季はA+級、AA級、AAA級の3階級で合計122試合に出場して打率.328、32本塁打、92打点、36盗塁、OPS1.001の好成績をマーク。28四球に対して129三振を喫するなど、打撃はまだ粗削りだが、ホワイトソックスは今季からレギュラーとして起用することを決断したと見られる。

     「僕は開幕ロースターに名を連ねることができると100%確信している」と語ったロベルト。なお、背番号は昨年のスプリング・トレーニングで着用した「88」を引き続き背負うことが決定している。

  • レンジャーズ ベテラン内野手・フレイジャー獲得を検討か

    2020.1.1 18:15 Wednesday

     新球場元年のシーズンに向けて三塁手の補強を目指すレンジャーズは、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に乗り出していることが報じられている。また、ダラス・モーニング・ニュースの報道によると、レンジャーズはフリーエージェントの内野手、トッド・フレイジャーの獲得にも興味を示しているようだ。アレナードのトレードが成立する可能性は低いと見られており、フレイジャーはレンジャーズにとって、より現実的な選択肢となるだろう。

     2018年限りで引退したエイドリアン・ベルトレイのように、チームの顔となる三塁手としてアレナードの獲得を望んでいるレンジャーズだが、高額年俸、トレード拒否権、オプトアウト条項などトレード成立に向けての障壁が非常に多く、関係者の大半がアレナードのロッキーズ残留を予想している。そんななかでレンジャーズのチーム状況にフィットする存在となり得るのが現在33歳の内野手、フレイジャーだ。

     フレイジャーはメッツとの契約最終年となった昨季、133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772を記録。不本意な成績(打率.213、18本塁打、59打点、OPS.693)に終わった2018年から盛り返し、まだメジャーのレギュラーとして十分にやれることをアピールした。また、左腕に対して強さを発揮し、打率.294、8本塁打、OPS.913の好成績を残している(対右腕は打率.234、13本塁打、OPS.716)。

     レンジャーズは主力打者に左打ちの選手が多く、ニコラス・カステヤーノスやマーセル・オズーナといった右打ちの外野手の獲得を狙っていることが報じられている。よって、右打ちの三塁手であるフレイジャーは三塁手の補強という点だけでなく右打者の補強という点においても、レンジャーズのニーズに合致する存在である。また、もしアレナードの獲得に成功したとしても、左打ちのロナルド・グスマンとのプラトーンで一塁手として起用することもできる。

     現時点ではアレナードの獲得は現実的な話ではなく、レンジャーズは今後、フレイジャー獲得に向けての動きを本格化させることになるかもしれない。

  • 先発補強終えたツインズ 次はドナルドソン獲得に動く

    2020.1.1 17:20 Wednesday

     日本時間11月5日にマーティン・ペレスの来季オプションを破棄した時点で、先発ローテーションに空きが4枠もあったツインズだが、ジェイク・オドリッジとマイケル・ピネイダの引き留めに成功し、ホーマー・ベイリーとリッチ・ヒルを獲得したことでひとまず先発投手の補強を完了した。ESPNのジェフ・パッサンによると、ツインズは次なる大型補強としてジョシュ・ドナルドソンの獲得を目指しているという。

     今オフのツインズは、オドリッジがクオリファイング・オファーを受諾して残留し、ピネイダとも再契約。日本時間1月1日にはベイリーと1年700万ドル、ヒルと1年300万ドルで契約を結び、カイル・ギブソン(レンジャーズと契約)、ペレス(レッドソックスと契約)の穴を埋めることに成功した。出来高が設定されているとはいえ、ベイリーとヒルに保証されている金額は合計1000万ドルに過ぎず、パッサンは安価で先発投手の補強を完了したことにより、ツインズにはドナルドソン獲得を実現するだけの資金があると考えているようだ。

     ツインズは、ナショナルズとともにドナルドソンに対して4年契約をオファーしている球団の1つであることが報じられている。34歳のスター三塁手であるドナルドソンはブレーブスとの再契約を望んでいると見られるが、ブレーブスには4年契約をオファーする意思はなく、他球団への流出が濃厚。ドナルドソンが希望する4年契約をオファーしているナショナルズとツインズの一騎打ちとなる可能性が高い。

     選手の契約情報を詳細に扱う「Cot’s Baseball Contracts」によると、ベイリーとヒルを獲得する前の時点で、ツインズの今季予想年俸総額は1億700万ドルほど。ベイリーとヒルを加えても1億2000万ドルにも満たず、ドナルドソンを獲得するだけの余力は十分にある。なお、ドナルドソンは年平均2500万ドル前後の契約を得ることが予想されており、4年1億ドル前後のラインでの攻防が繰り広げられることになりそうだ。

  • ツインズが先発補強 ベイリー&ヒルを1年契約で獲得

    2020.1.1 02:55 Wednesday

     日本時間1月1日、ツインズはホーマー・ベイリー、リッチ・ヒルの両投手と1年契約を結んだことを発表した。フリーエージェント市場から次々に有力な先発投手が姿を消すなか、先発投手の補強が急務となっていたツインズは、市場に残る先発投手のなかから右腕・ベイリーと左腕・ヒルを獲得し、先発投手の頭数を揃えた形となった。

     昨季のツインズは、ホゼ・ベリオス、ジェイク・オドリッジ、カイル・ギブソン、マイケル・ピネイダ、マーティン・ペレスの5人が2ケタ勝利をマークしたが、この5人のうち4人がフリーエージェントとなり、ギブソンはレンジャーズ、ペレスはレッドソックスと契約。オドリッジはクオリファイング・オファーを受諾して残留が決まり、ピネイダとも再契約を結んだが、先発投手が2人足りない状況となっていた。

     レッズ時代に2度のノーヒッターを達成しているベイリーは現在33歳。昨季はロイヤルズとアスレチックスで合計31試合に先発して163回1/3を投げ、13勝9敗、防御率4.57、149奪三振をマークした。2ケタ勝利を記録するのはレッズ時代の2012~2013年に続いて自身3度目であり、メジャーで通算13年間プレイして80勝86敗、防御率4.57という成績を残している。

     一方、遅咲きの先発左腕として知られるヒルは現在39歳。昨季は故障で13試合にしか先発できなかったが、58回2/3を投げて4勝1敗、防御率2.45、72奪三振をマーク。今オフの左肘手術の影響で今季は少なくとも6月ごろまで欠場する見込みだが、健康であれば一流のパフォーマンスを期待できる投手である。メジャー15年間で通算65勝42敗、防御率3.82を記録している。

     現地の報道によると、ベイリーの保証金額は700万ドル、ヒルは同300万ドルで、ベイリーは投球イニング数、ヒルは先発登板数と投球イニング数に応じた出来高が設定されているという。なお、ツインズは故障中のヒルと出場停止中のピネイダが復帰するまでの間、ランディ・ドブナックやデビン・スメルツァーといった若手投手を起用して先発ローテーションを回していくと予想されている。

  • 大型補強のWソックス 次なるターゲットはブルペン強化か

    2019.12.31 11:15 Tuesday

     日本時間12月31日、ホワイトソックスはフリーエージェントの先発左腕、ダラス・カイケルとの契約が正式に成立したことを発表した。来季の優勝争い参戦に向けて、今オフは積極的な補強を展開しているホワイトソックスだが、リック・ハーンGMによると、まだ補強は完了していないという。今後はブルペンの強化を目指し、フリーエージェント市場とトレード市場の両方で補強の可能性を探ることになると見られる。

     今オフのホワイトソックスは、メジャーリーグ全体で最も戦力アップに成功したチームと言っても過言ではない。フリーエージェント市場から正捕手としてヤスマニ・グランダル、先発ローテーションの軸となる存在としてカイケルとジオ・ゴンザレスを獲得し、トレードではレンジャーズからノマー・マザーラが加入。このほか、チームの中心的存在であるホゼ・アブレイユと3年5000万ドルで契約を延長し、グランダルの加入で余剰戦力となった感のあるオールスター捕手のジェームス・マッキャンも1年540万ドルでチームに残留させた。

     左腕を苦手とするマザーラとプラトーンを形成する右打ちの外野手の獲得に乗り出す可能性が取り沙汰され、ヤシエル・プイーグらの名前が候補に挙がっていたが、ハーンはマザーラへの信頼を口にしており、レギュラークラスの外野手の獲得に動く可能性は低い。プラトーンが必要となった場合は、スイッチヒッターのレウリー・ガルシアを対左腕要員として起用することになりそうだ。

     ハーンは今後の補強について「ブルペンを改良することが目標になる。まだほとんど手を付けていないエリアだからね」と語り、ブルペンの強化に動くことを明言。補強資金にもまだ余裕があるといい、ウィル・ハリスやスティーブ・シーシェックといったフリーエージェント市場の好リリーバーのほか、トレードでの補強も視野に入れているようだ。

     今オフの大型補強により、一気にアメリカン・リーグ中部地区の優勝候補に浮上した感のあるホワイトソックス。今後のさらなる補強の行方にも注目したい。

  • 秋山の加入によりレッズの遊撃手補強が加速する可能性

    2019.12.31 10:40 Tuesday

     日本時間12月31日、埼玉西武ライオンズから海外フリーエージェント権を行使していた秋山翔吾がレッズと3年契約で合意したことが明らかになった。秋山は、現時点ではセンターを中心に外野3ポジションを守りながらレッズ打線のリードオフマンを務めることが予想されている。また、大手移籍情報サイトの「MLB Trade Rumors」は「秋山の加入はレッズに複数の選択肢をもたらした」とし、レッズが遊撃手補強への動きを加速させる可能性について言及している。

     レッズの外野陣では、左打者の秋山とジェシー・ウィンカー(打率.269、16本塁打、OPS.830)、右打者のニック・センゼル(打率.256、12本塁打、OPS.742)とアリスティデス・アキーノ(打率.259、19本塁打、OPS.891)の合計4人がレギュラークラスの出場機会を得ることが予想されている。埼玉西武では不動の正中堅手として活躍してきた秋山だが、レッズではセンターに固定されるのではなく、チーム事情に応じて外野3ポジションを守ることになると見られる。

     秋山の加入によって注目されるのが、チーム内で最高の有望株と目されるセンゼルの処遇である。本来は三塁手のセンゼルだが、三塁には主砲のエウヘニオ・スアレスがいるため、メジャー1年目となった今季はセンターで起用された。正二塁手としてマイク・ムスターカスが加入したことにより内野復帰の可能性が消滅し、来季も外野手として起用される見込みだが、有望株としての評価が高いうちにトレードで放出される可能性を指摘する関係者もいる。

     レッズは現在、フレディ・ギャルビスがレギュラーを務める予定の遊撃のグレードアップを目指し、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得に乗り出していることが報じられている。インディアンスはリンドーアをレッズへ放出する際の交換要員のメインピースとしてセンゼルを欲しがると見られており、秋山の加入によってこのトレード交渉が加速する可能性がある。

     センゼルが放出されれば、チーム内にはセンターを本職とする選手がいなくなるため、秋山は「1番・センター」に固定されることになるかもしれない。今後の補強は秋山の出場機会に大きな影響を与える可能性があり、年明けのレッズの動きには注目が集まりそうだ。

  • 秋山がレッズと契約合意 3年2000万ドル以上との報道

    2019.12.31 10:00 Tuesday

     日本時間12月31日、日刊スポーツは秋山翔吾がレッズとの3年契約に合意したことを伝え、アメリカの各メディアもそれに続いて秋山の契約合意を報じた。日刊スポーツは3年1500万ドル以上の契約であることを伝えていたが、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、3年契約の総額は1500万ドルを大幅に上回っており、2000万ドル以上であるという。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

     MLB公式サイトのアンドリュー・サイモンは、秋山が埼玉西武ライオンズでプレイした過去5年間でいずれも.385を超える高出塁率をマークしていることを紹介。「この数字がメジャーリーグの舞台でどのように変化するかは興味深い」とツイートしており、レイズに入団した筒香嘉智と同様に、出塁能力の高さを高く評価されている様子がうかがえる。

     レッズは球団最高の若手有望株であるニック・センゼルが正中堅手を務めており、秋山は右翼ないし左翼に回る可能性もある。ただし、センゼルはフランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得する際の交換要員としてチームを去る可能性もあり、秋山の獲得によってトレード交渉が加速するのではないかと見る関係者もいる。

     レッズは今オフ、正二塁手としてマイク・ムスターカスを4年6400万ドルの大型契約で獲得したほか、今季アストロズで14勝をマークした先発左腕、ウェイド・マイリーも2年1500万ドルで加入。混戦が予想されるナショナル・リーグ中部地区で上位進出を目指すレッズにとって、秋山は彼らに続く補強となる。

     MLB公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、秋山が日本球界で高出塁率を維持してきたことを踏まえ、1番ないし2番での起用を予想。また、公式戦に初出場した時点で球団史上初の日本人メジャーリーガーとなることも伝えている。埼玉西武で不動のリードオフマンを務めてきた男の活躍に期待したい。

  • 打線強化目指すレンジャーズ オズーナ獲得に動く可能性も

    2019.12.30 13:20 Monday

     今オフ、正右翼手のノマー・マザーラをトレードでホワイトソックスへ放出したレンジャーズは、ウィリー・カルフーン、ダニー・サンタナ、ジョーイ・ギャロの3人が外野のレギュラーを務めることが予想されている。しかし、この外野陣に右打ちのスラッガーを加える可能性があるようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、レンジャーズがフリーエージェントの外野手、マーセル・オズーナの獲得に乗り出す可能性があることを伝えている。

     ヘイマンは「レンジャーズはニコラス・カステヤーノスとマーセル・オズーナといったスター選手を含む、右打ちの外野手の獲得に動く可能性がある。スーパースターの三塁手であるノーラン・アレナードやジョシュ・ドナルドソンへの関心も報じられているが、獲得のチャンスは大きくない」とツイート。レンジャーズは、左打者が多い打線に右打ちの強打者を加えることを検討しているようだ。

     現在29歳のオズーナは、マーリンズ時代の2017年に打率.312、37本塁打、124打点、出塁率.376、長打率.548という素晴らしい活躍を見せ、同年オフにトレードでカージナルスに加入。ところが、カージナルス加入後は2017年ほどの成績を残すことができず、2年間で打率.263、52本塁打、出塁率.327、長打率.452に終わった。

     しかし、レンジャーズでの4年間で打率.261、出塁率.320、長打率.435を記録したマザーラの穴埋め役としては十分であり、再び2017年のような大活躍を見せる可能性にも期待して、レンジャーズがオズーナの獲得に動く可能性があると見られている。打線の核となる選手は、秋信守(チュ・シンス)、ギャロ、ルーグネッド・オドーアなど左打者ばかりのため、オズーナの加入は左右のバランス改善にも役立つだろう。

     なお、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、オズーナと同じ右打ちの外野手であるカステヤーノスの争奪戦において、レンジャーズを最有力候補に挙げている。すでに先発ローテーションの補強を完了しているレンジャーズがカステヤーノスまたはオズーナを獲得して打線の補強にも成功すれば、アストロズが3連覇中のアメリカン・リーグ西部地区の優勝争いは面白くなりそうだ。

  • オリオールズが今オフ初のFA補強 スチュワートを獲得

    2019.12.30 12:30 Monday

     ディラン・バンディをトレードでエンゼルスへ放出し、その穴を埋める先発投手の補強を必要としていたオリオールズが、今オフ初となるフリーエージェント市場での補強を実現させた。日本時間12月30日、オリオールズはフリーエージェントの右腕、コール・スチュワートと1年契約を結んだことを発表。MASNの報道によると、スチュワートがメジャーのロースターに登録されれば、年俸は80万ドルとなるようだ。

     現在25歳のスチュワートは、2013年のドラフトでツインズから全体4位指名を受けたように、大きな期待を背負ってプロ入りした。メジャーデビューを果たした2018年は8試合(うち4先発)に登板して2勝1敗、防御率3.68とまずまずの成績を残したものの、今季は9試合(うち2先発)で2勝2敗、1ホールド、防御率6.39と成績が大幅に悪化。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、新天地を探していた。

     メジャーではリリーフでの登板が過半数を占めているスチュワートだが、マイナーでは先発投手として育成され、A+級とAA級でプレイした2016年には25先発で12勝8敗、防御率2.88の好成績をマーク。通算131試合(うち125先発)に登板して39勝40敗、防御率3.60という成績を残している。

     ウィンター・ミーティングの時点で、ブランドン・ハイド監督とマイク・エリアスGMは、来季に向けて8人の先発ローテーション候補を揃えたい意向を示していた。先発ローテーション入りが確実と見られるジョン・ミーンズとアレックス・カッブのほか、アッシャー・ウォジャハウスキー、デービッド・ヘス、有望株のキーガン・エイキン、ルール5ドラフトで獲得したブランドン・ベイリーとマイケル・ラッカーで7人。ここにスチュワートが加入することで、目標だった8人の先発ローテーション候補を揃えることに成功した。

     チーム最多の161回2/3を投げたバンディだけでなく、2人合計で170回1/3を投げたアーロン・ブルックスとガブリエル・イノアの穴も埋める必要があるオリオールズ。先発ローテーションに空いた大きな穴を無事に埋めることはできるだろうか。

  • 秋山争奪戦 レッズ最有力もカブスなど5球団の争いか

    2019.12.30 11:55 Monday

     MLB公式サイトの関係者によると、レッズは日本プロ野球の埼玉西武ライオンズからフリーエージェントとなった秋山翔吾の獲得を目指し、代理人との交渉を行っているという。日刊スポーツは、秋山争奪戦の先頭を走っているのがレッズであることを報じているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、レッズを含む5球団が争奪戦に加わっているようだ。もしレッズが秋山の獲得に成功すれば、球団史上初の日本人メジャーリーガーとなる。

     レッズは、ウィンター・ミーティングの時点でディック・ウィリアムス野球部門社長が秋山の獲得に興味を持っていることを明言していた。秋山は代理人とともに、ウィンター・ミーティングの期間中に各球団との交渉を行ったが、レッズも秋山との交渉を行っていたことが確実視されている。

     しかし、ヘイマンはレッズ以外にも、ダイヤモンドバックス、パドレス、カブス、ブルージェイズが秋山の争奪戦に加わっていることを報じた。埼玉西武では不動の正中堅手として活躍してきた秋山だが、中堅手としてではなく、両翼を守る外野手として獲得を検討している球団が多いと見られる。

     現在31歳の秋山は、今季も埼玉西武の強力打線のリードオフマンを務め、打率.303、20本塁打、出塁率.392、長打率.471を記録。日本球界での通算打率は3割を超え(.301)、直近3シーズンは平均23本塁打を放つなど、長打力も発揮している。また、2015年に記録したシーズン216安打は日本プロ野球の歴代最多記録となっている。

     当初は2年1000万ドル前後の契約を得ることが見込まれていた秋山だが、予想以上の人気物件となったことにより、3年契約のオファーを準備している球団もあるという。ポスティング制度ではなく、純粋なフリーエージェントとしてのメジャーリーグ挑戦であることも、人気を後押ししているようだ。走攻守三拍子揃った日本人外野手の獲得に成功するのは、いったいどの球団になるのだろうか。

  • ブレーブスのアレナード獲りはドナルドソンの動向次第か

    2019.12.29 12:55 Sunday

     ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に興味を示しているブレーブスだが、トレードの交渉が本格的に行われている様子はない。ブレーブスは、自軍からフリーエージェントとなったジョシュ・ドナルドソンとの再契約を諦めておらず、ドナルドソンの去就が決定するまで、アレナード獲得に向けての動きを本格化させることはないと見られている。

     現在34歳のドナルドソンは、故障に泣いた昨季からの復活を目指し、今季は年俸2300万ドルの1年契約でブレーブスに加入。37本塁打、OPS.900をマークする見事な活躍を見せ、チームの地区2連覇に貢献するとともに、自身の市場価値を立て直すことに成功した。そんなドナルドソンのもとには複数の球団から4年契約のオファーが届いていることが報じられている。ドナルドソン自身はブレーブスとの再契約を望んでいるようだが、ブレーブスには34歳の選手に対して4年契約をオファーする意思はなく、流出が濃厚な状況となっている。

     現在、ナショナルズとツインズがドナルドソンに対して4年契約をオファーしていることが報じられており、スター三塁手のアンソニー・レンドンがエンゼルスへ流出したナショナルズがドナルドソンの獲得に成功すれば、地区3連覇を目指すブレーブスの補強戦略に大きな影響を与える可能性がある。地区王者の座を死守すべく、アレナードやクリス・ブライアント(カブス)といった大物三塁手の補強に踏み切る可能性が出てくるというわけだ。

     アレナードの残り7年2億3400万ドルという巨額の契約を引き受けることには慎重な姿勢を示しているブレーブスだが、各ポジションに将来有望な若手選手を抱えており、その気になれば大型トレードを成立させることは十分に可能である。ドナルドソンが他地区の球団へ流出すれば、オースティン・ライリーやヨハン・カマルゴといった現有戦力で穴を埋めようとするかもしれないが、同地区ライバルのナショナルズがドナルドソンの獲得に成功するようであれば、大物三塁手獲得に向けての動きが本格化することになるかもしれない。

  • ドジャースが救援右腕・シャーゴワを解雇 NPB球団と契約へ

    2019.12.29 12:15 Sunday

     日本時間12月29日、ドジャースは救援右腕のJT・シャーゴワをリリース(解雇)したことを発表した。今回の措置はシャーゴワが日本プロ野球の球団と契約することを可能にするためのものであると報じられている。どの球団がシャーゴワの獲得に動いているかは明らかになっていないものの、メジャー通算85試合の登板経験を持つ右腕は来季、日本球界でプレイすることになりそうだ。

     現在29歳のシャーゴワは、2016年にツインズでメジャーデビューを果たし、25試合に登板して1勝1敗、2ホールド、防御率4.70を記録。翌2017年は右肘の故障によりAAA級で2試合に登板しただけだったが、ウエーバー経由でドジャースに加入した2018年は自己最多の39試合に登板して2勝4敗、7ホールド、防御率3.34とまずまずのピッチングを見せ、チームの地区優勝に貢献した。

     さらなる飛躍を期待された今季は、21試合で1勝0敗、防御率6.33に終わり、メジャーとAAA級の往復を強いられることに。AAA級では「打高投低」で知られるパシフィックコースト・リーグでプレイしたものの、27試合で1勝2敗、4セーブ、2ホールド、防御率2.76という安定したパフォーマンスを披露した。

     ピッチングは基本的に速球とスライダーの2球種のみで、今季は全投球の6割近くをスライダーが占めた。速球の平均球速は96マイル前後を記録しており、日本球界でも155キロを超える速球は大きな武器となるだろう。速球とスライダーのコンビネーションで、ここ2年間は奪三振率が11を超えており、与四球率も昨季の4.18から今季は2.11へと大きく改善されている。

     今オフ、ジョエリー・ロドリゲス(中日ドラゴンズからレンジャーズへ)やピアース・ジョンソン(阪神タイガースからパドレスへ)が日本球界経由での複数年契約を手にしており、シャーゴワも同様の成功を目指していると見られる。まずは日本球界での活躍に期待したい。

  • マーリンズが外野手補強 ディッカーソンと契約合意

    2019.12.29 11:40 Sunday

     日本時間12月29日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはフリーエージェントの外野手、コリー・ディッカーソンと2年1750万ドルで契約合意に達したようだ。今オフのマーリンズは、外野手の補強が重要課題の1つとなっており、オフシーズン当初から補強ターゲットの1人としてディッカーソンの名前が挙がっていた。

     現在30歳のディッカーソンは左打ちの外野手で、今季はパイレーツとフィリーズで合計78試合に出場して打率.304、12本塁打、59打点、OPS.906をマーク。右肩痛や左足骨折によりシーズンの半分以上を欠場したものの、健康を維持することさえできれば一流の活躍を期待できる好打者である。

     ロッキーズ時代の2014年には規定打席未満ながら打率.312、24本塁打、OPS.931の好成績をマークし、レイズ2年目には自己最多の27本塁打を放ってオールスター・ゲームに選出。パイレーツに移籍した2018年は、規定打席以上のシーズンでは自身初となる打率3割を記録したほか、ゴールドグラブ賞も受賞した。

     マーリンズは外野手の補強を目指し、ディッカーソンのほか、コール・カルフーン(ダイヤモンドバックスと契約)やヤシエル・プイーグとも交渉を行っていたが、そのなかでディッカーソンとの契約を選択。新天地マーリンズでは正左翼手を務めることが有力視されている。

     再建途上のマーリンズだが、今オフはウエーバー経由でレイズからヘスス・アギラー、トレードでオリオールズからジョナサン・ビヤーを獲得して内野のグレードアップに成功。控え捕手としてフランシスコ・セルベリとも契約合意に達しており、マイナー契約で元スター外野手のマット・ケンプも獲得するなど、着々と来季に向けての補強を進めている。ディッカーソンも故障さえなければ、打線の中軸を担う存在として大きな戦力となるに違いない。

« Previous PageNext Page »