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  • マルドナードが1試合3打点の活躍 ソーシア元監督は驚かず

    2021.11.2 14:30 Tuesday

    「負ければ敗退」というワールドシリーズ第5戦で3打点を叩き出す活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献したマーティン・マルドナード(アストロズ)。ポストシーズンの最初の14試合で41打数4安打(打率.098)、2打点、1四球だった男が3打数1安打3打点1四球の活躍を見せたことは大きなサプライズとなった。しかし、マルドナードがエンゼルスでプレーした2017~18年にエンゼルスを率いていたマイク・ソーシア元監督は、マルドナードの実力を高く評価。第5戦の活躍にも驚きはなかったようだ。

     マルドナードはエンゼルス時代の2017年に自己最多の138試合に出場し、キャリアハイの95安打、14本塁打、38打点をマーク。この年はゴールドグラブ賞も受賞した。ソーシアはマルドナードの打撃について「打率が示すほど簡単にアウトを取れる打者ではない」という印象を持っており、「ワールドシリーズ第5戦で見せたように、彼はゾーン外のボール球をめったに振らない。ストライクゾーンをしっかりコントロールできる打者なんだ。(投手にとって)常にタフな打者だよ」と語る。

    「もし失投をすれば、彼はホームランを打つのに十分なパワーも持っている。必要なときにはボールを転がすことができるし、エンドランも上手い。打撃成績にはなかなか現れないが、彼は打撃面でもチームにしっかり貢献できるんだ」とソーシア。マルドナードの実力を高く評価しているからこそ、犠飛、押し出し四球、タイムリーで3打点を叩き出した第5戦のマルドナードの活躍は、ソーシアにとってサプライズではなかった。

     守備面については「彼は様々な部分で非常に優秀な捕手だ。肩は強いし、よく動ける。ブロッキングやレシービングも上手い。そして、最大の長所は試合前のゲームプランを試合の展開や打者の様子に合わせて変えられるところだ」と絶賛。ドジャースの正捕手として活躍したソーシアだからこそ、「彼は頭のいい捕手だ。彼の野球IQは途轍もないよ」とマルドナードの真の価値を理解しているのかもしれない。また、捕手(マルドナード)、遊撃手(カルロス・コレア)、中堅手(チャス・マコーミック)とセンターラインに名手を揃えていることがアストロズの強みであると指摘した。

  • アストロズの「コア4」が目指す2度目のワールドシリーズ制覇

    2021.11.2 14:00 Tuesday

     2017年から今季まで5年連続でリーグ優勝決定シリーズへ進出し、2017年、2019年、そして今季と2年おきにリーグ優勝しているアストロズ。この間、一塁ユリ・グリエル、二塁ホゼ・アルトゥーベ、三塁アレックス・ブレグマン、遊撃カルロス・コレアという不動の内野陣がチームを支えてきた。ポストシーズンでこの4人が出場した72試合は、チームメイト4人の出場試合数としては歴代最多。アストロズが誇る「コア4」は2017年以来4年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇を目指している。

     グリエル、アルトゥーベ、ブレグマン、コレアの4人が揃って出場するポストシーズンの試合は、日本時間11月3日に行われるワールドシリーズ第6戦が通算73試合目となる。これは黄金期のヤンキースを支えたデレク・ジーター、バーニー・ウィリアムス、ティノ・マルティネス、ポール・オニールの4人が1996~2001年に記録した68試合を上回る歴代最多の数字。コレアは「特別なグループだよ。僕たちは一緒に成長してきたし、僕は彼らが大好きだ」と語る。

     ただし、コレアは今季終了後にFAとなるため、この4人がチームメイトとしてプレーするのは今回のワールドシリーズが最後になるかもしれない。これについてグリエルは「考えすぎないようにしている。一緒にプレーする最後の機会になるかもしれないというのは知っているけどね」とコメント。「そうならなければいいと思っている。彼が戻ってきてくれることを期待しているよ」とコレア残留の望みを捨てていないようだ。

    「僕たちはいろんなことを一緒に成し遂げてきた。5年間で3度もワールドシリーズに出場したんだからね。たくさんの試合を一緒にプレーしてきた。それはたくさんのことを意味するんだ」とアルトゥーベ。また、ブレグマンは「本当に誇りに思うよ。彼らと日々競争し合えることは光栄だし、一緒にプレーできるのは素晴らしいことだよ」と語る。

     そして、彼ら4人の目は今、ワールドシリーズ第6戦に向けられている。「僕たちは戦い続ける。今は第6戦に集中しているよ」とコレア。4年ぶりの歓喜の瞬間を迎えるためには、第6戦と第7戦に連勝することが絶対条件。アストロズが誇る「コア4」はヒューストンの街に再びワールドシリーズ制覇をもたらすことができるだろうか。

  • メッツがスコットGMの解任を決定 飲酒運転で8月末から休職中

    2021.11.2 11:00 Tuesday

     メッツは8月末に飲酒運転で逮捕されて休職処分を受けているザック・スコットGMを、裁判の結果に関わらず、チームに復帰させないことを決定したようだ。この件についてメッツからの正式発表は行われていないものの、関係者によると、メッツは日本時間11月2日にスコットへ通達したという。スコットは昨年12月にGM補佐としてメッツに加入。ジャレッド・ポーター前GMがセクハラ問題で解任されたあと、フロントオフィスのトップを引き継いだが、自身も不祥事を起こし、1年足らずでメッツを去ることになった。

     サンディ・アルダーソン球団社長は当初、スコットの飲酒運転に関する裁判が終了するまで、スコットの将来に関する決断を待つことを示唆していた。メッツやアルダーソンからこの件に関するコメントは出されておらず、正式発表は裁判終了後になる可能性もある。しかし、メッツはすでにスコット自身には伝えており、少なくとも球団内では決断が下されたようだ。スコットのGM在任中の主な仕事としては、ドラフト1巡目で指名したクマー・ロッカーと契約しなかったこと、トレード・デッドラインでカブスからハビアー・バイエズを獲得したことなどが挙げられる。

     メッツは現在、フロントオフィスの新たなリーダー(GMもしくは編成本部長)の人選を進めている。新たなリーダー探しは暫定的にフロントオフィスのトップを務めているアルダーソンが主導権を握っているが、新たなリーダーが決定後、アルダーソンは編成部門から離れ、ビジネス部門に完全移行する予定だという。また、ブリン・アルダーソンとイアン・レバインの両GM補佐はチームに残っており、今後決定する新たなリーダーをサポートしていくとみられる。

     セオ・エプスタイン、デービッド・スターンズ、ビリー・ビーンといったビッグネームの招聘が不調に終わり、他球団からのヘッドハンティングも次々に失敗しているメッツ。無事にフロントオフィスの新たなリーダーを見つけることはできるだろうか。

  • 両リーグDH制の議論が再燃 スニッカーは賛成、ベイカーは反対

    2021.11.2 10:30 Tuesday

     ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで行われたワールドシリーズ第5戦は、二刀流選手を除く投手が打席に入る最後の試合だったかもしれない。今オフに締結される予定の新たな労使協定によりユニバーサルDH(両リーグでのDH制)が導入される可能性があるからだ。ユニバーサルDHの導入については様々な意見があり、ワールドシリーズを戦う2チームの監督のあいだでも意見が分かれている。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は賛成、アストロズのダスティ・ベイカー監督は反対の立場だ。

     ワールドシリーズ第5戦では両チーム合計5人の投手が打席に入ったが、これはワールドシリーズ史上最多タイ記録(7度目)だった。両チームの先発投手だけでなく、イニング跨ぎのリリーフをするためにA・J・ミンター(ブレーブス)とケンドール・グレイブマン(アストロズ)も打席に入り、ザック・グレインキー(アストロズ)は代打で登場。グレインキーはワールドシリーズでは98年ぶりとなる投手による代打安打を記録したが、ユニバーサルDHが導入されると、このようなシーンも観られなくなるだろう。

     ブレーブスのスニッカー監督は「私はオールドスクールの人間なので、昨季ユニバーサルDHを経験するまでは賛成の立場ではなかった」とコメント。しかし、「今は賛成している。マックス・フリード(ブレーブス)、アダム・ウェインライト(カージナルス)、マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)のように打てる投手はいるけど、彼ら1人に対して15人くらいの打てない投手がいる。彼らは打てないまま育ってきたんだ」と現在は意見を変え、ユニバーサルDHに賛成の立場を取っている。

     アストロズのベイカー監督は、スニッカーとは異なる立場だ。「私は今のままでいいと思っている」とベイカー。「ア・リーグはDH制、ナ・リーグはDHなしでプレーする。どちらも面白いからね。私がユニバーサルDHに賛成しない理由は子供たちへの影響だ。子供たちが12歳、13歳、14歳くらいで守備に就きたくない、DHをやりたいと考え始めてしまう。野球選手になるためには、ただ打つだけでなく、もっと多くのことをしなければならないんだ」と主張する。

     投手の打席の生産性が極めて低いのは事実だが、投手がヒットやホームランを打つことで球場が大きく盛り上がるシーンを目にすることも多い。様々な意見があるなか、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、ユニバーサルDHの導入についてどのような答えを出すのだろうか。

  • パドレスがメルビン新監督を正式発表 最優秀監督賞3度の名将

    2021.11.2 10:00 Tuesday

     日本時間11月2日、パドレスはジェイス・ティングラー前監督を解任してから約4週間が経過し、アスレチックスの監督を務めていたボブ・メルビンが新監督に就任することを正式発表した。A・J・プレラーGMは「ボブの名前は候補者リストの最上位にあった」とコメント。今季、積極補強で「打倒・ドジャース」の1番手に挙げられながらもリーダーシップの欠如によりチームが機能せず、期待はずれのシーズンを過ごしたパドレスは、最優秀監督賞を3度受賞している球界屈指の名将を手に入れた。

     メルビンは就任記者会見で約30分にわたって記者からの質問に答えた。現在のパドレスはチーム再建を終了して球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すフェイズに突入しており、実績十分のメルビンもまだワールドシリーズ制覇の経験はない。「このチーム、この街、この球団組織にとって、次の大きな目標はポストシーズンを勝ち進み、ワールドシリーズを制覇することだ。彼らは勝ちたがっている。それは私も同じだよ」とメルビン。自身初のワールドシリーズ制覇を目指すうえで、パドレスにはそのチャンスがあると考え、監督を引き受けたようだ。

     とはいえ、新監督探しをスタートした当初、プレラーがアスレチックスとの契約を1年残していたメルビンを引き抜くのは簡単ではないと思われた。プレラーはアスレチックスのビリー・ビーン副社長に電話をかけ、メルビンとの面接を行う許可を求めたときのことを「チャンスはない、地獄に落ちろ、と言われたよ」と冗談半分に振り返る。しかし、ビーンは「メルビンのために最善を尽くしたい」と考え、メルビンにパドレスからのオファーがあることを伝達。メルビンがパドレス移籍に興味を示し、今回の異例の引き抜きが実現した。プレラーは「アスレチックスのおかげだ」と語っている。

     マニー・マチャド、フェルナンド・タティスJr.などパドレスの個性豊かな面々を、通算1346勝の名将メルビンはどのようにまとめ上げていくのだろうか。なお、メルビンはアスレチックスからコーチを連れてくるつもりがないことを明言している。

  • インディアンス 強肩好守のペレスのオプション破棄が濃厚に

    2021.11.1 16:30 Monday

     地元紙「クリーブランド・プレーン・ディーラー」のポール・ホインズ記者によると、インディアンスは2019年から2年連続でゴールドグラブ賞を受賞した強肩好守の捕手、ロベルト・ペレスの来季の契約オプションを行使しない可能性が高いようだ。ペレスは今季2度の故障者リスト入りがあり、出場は44試合どまり。打率.149、OPS.564、盗塁阻止率15.8%、守備防御点-1など攻守両面で精彩を欠き、年俸700万ドルに見合わないとの判断に至ったとみられる。

     来季からチーム名をガーディアンズに変更することが決まっているインディアンス。2018年オフにヤン・ゴームスをトレードで放出後、強肩好守のペレスが正捕手として活躍してきたが、今年12月に33歳の誕生日を迎えるペレスがガーディアンズのユニフォームを着てプレーする可能性は限りなくゼロに近い。

     24本塁打、OPS.774、盗塁阻止率40.8%、守備防御点+30を記録した2019年のような活躍を見せていれば、スモールマーケット球団のインディアンスが年俸700万ドルのオプションを行使していた可能性もあったが、右手薬指の骨折と右肩の炎症に悩まされた今季は年俸550万ドルに見合う働きではなかった。来月で33歳という年齢を考えても、インディアンスが伸びしろのないベテラン捕手に700万ドルもの年俸を支払う可能性は極めて低いと言えるだろう。

     また、チーム内にオースティン・ヘッジスという同タイプの捕手がいることもペレスのオプション破棄を後押しする要因となっている。ヘッジスは今季87試合に捕手として出場し、盗塁阻止率31.1%、守備防御点+12をマーク。全盛期のペレスほどではないものの、正捕手を任せられるだけの守備力を有している。来季の年俸は380万ドル前後と予想されており、ヘッジスよりも高齢のペレスを無理に引き留める必要はないのが実情だ。

     強肩好守のペレスはFA市場で捕手の補強を狙うチームにとって魅力的な補強ターゲットと言える。今オフの捕手市場は層が薄く、ペレスは複数のチームが争奪戦を繰り広げる人気物件となるかもしれない。

  • ブレーブスは本拠地で世界一決定ならず 2013年Rソックスが最後

    2021.11.1 15:30 Monday

     1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけていたブレーブスは、日本時間11月1日に行われた第5戦に5対9で敗れ、本拠地アトランタのトゥルイスト・パークに集まったファンの前で歓喜の瞬間を迎えることはできなかった。本拠地のファンの前でワールドシリーズ制覇を決めたのは2013年のレッドソックスが最後(胴上げ投手は上原浩治)。第6戦と第7戦はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われるが、ヒューストンでワールドシリーズ制覇を決めるのはどちらのチームだろうか。

     昨年のワールドシリーズはドジャースがホームゲームの第6戦でワールドシリーズ制覇を決めたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる中立地開催だったため、試合会場はドジャー・スタジアムではなく、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドだった。

     2019年のナショナルズ、2018年のレッドソックス、2017年のアストロズ、2016年のカブス、2015年のロイヤルズ、2014年のジャイアンツはいずれも敵地でワールドシリーズ制覇が決定。過去には1954~59年に6年連続でビジターチームがワールドシリーズ制覇を決めた例があるが、もしブレーブスが敵地ヒューストンで歓喜の瞬間を迎えると、7年連続は新記録となる(中立地開催の2020年を除く)。

     2014年以降のジンクス通り、ブレーブスがあと1勝して26年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めるのか。あるいは、アストロズが残り2試合に連勝し、2013年のレッドソックス以来8年ぶりに本拠地のファンの前で歓喜の瞬間を迎えるのか。もしアストロズがワールドシリーズ制覇を成し遂げれば、4勝先取制のワールドシリーズでは史上7度目となる1勝3敗からの逆転劇となる。

  • マリナーズ シーガーに契約オプション破棄をメールで通達

    2021.11.1 15:00 Monday

     地元紙「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者によると、マリナーズは正三塁手カイル・シーガーに対して来季の契約オプションを破棄する旨を伝えたようだ。現在33歳のシーガーは2009年のドラフト3巡目指名で入団し、生え抜きの正三塁手としてメジャーで11年間プレー。今季が7年1億ドルの長期契約の最終年で、来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていた。シーガーはプロ入り後初めてFAとなり、来季プレーするチームを探すことになる。

     今季最終戦で地元シアトルのファンから大歓声を浴び、涙を流したシーガー。今季限りでマリナーズを去ることが既定路線となっていたが、複数の関係者によると、シーガーはジャスティン・ホランダーGM補佐からのメールを受け取り、来季の契約オプションを行使しないことを伝えられたようだ。チーム関係者によると、ジェリー・ディポートGMはシーガーに直接伝えるために電話やテキストメッセージを試みたものの、シーガーと連絡が取れなかったという。代わりにディポートはシーガーの代理人であるアンドリュー・ローウェンタールに連絡し、メールを送った旨を報告した。

     シーガーの来季の契約オプションは当初、年俸1500万ドルと報じられていたが、シーガーが打席数などの条件をクリアしたため、2000万ドルまで増額。マリナーズはオプション破棄に伴い、バイアウトの200万ドルをシーガーに支払うことになる。生え抜きの正三塁手にオプション破棄をメールで知らせるというのは異例のケースだが、シーガーは以前「ディポートと4年間で1度も会話をしたことがない」と話していたことがあり、シーガーとフロントオフィスの関係は決して良好なものではなかったとみられる。

     今季のシーガーは159試合に出場して自己最多の35本塁打と101打点をマークしたものの、打率は.212、OPSは.723どまり。メジャー通算では1395安打、309二塁打、242本塁打、807打点を記録している。2014年にはオールスター・ゲームに選出され、ゴールドグラブ賞を受賞した。

  • 追い込まれたアストロズが打線を組み替え 不振のブレグマンを7番に

    2021.11.1 07:30 Monday

     ブレーブスとのワールドシリーズで1勝3敗と後がない状況に追い込まれたアストロズ。ダスティ・ベイカー監督は2対3で敗れた第4戦の試合後、打線の組み換えを行うことを示唆していたが、その言葉通り、第5戦は打順の入れ替えが行われた。なかなか調子が上がらないアレックス・ブレグマンが3番から7番に降格。これに伴い、カルロス・コレアが5番から3番、ユリ・グリエルが7番から5番に移動している。今季メジャー最多得点をマークした強力打線は目を覚ますだろうか。

     2019年に41本塁打を放ってOPS1.015を記録し、MVP投票2位にランクインしたこともあるブレグマンだが、ここ2シーズンは故障もあって低調。昨季は42試合でOPS.801、今季は91試合でOPS.777に終わった。ポストシーズンに入ってからも調子は上向いておらず、ここまで14試合に出場して放った長打は地区シリーズの二塁打1本とリーグ優勝決定シリーズの本塁打1本だけ。ワールドシリーズでは4試合で14打数1安打(打率.071)と全く打てず、日本時間11月1日に行われる第5戦では7番に降格することになった。

     ブレグマンは今季6番で5試合にスタメン出場しているが、打順が7番以下になるのは8番でスタメン出場した2017年のリーグ優勝決定シリーズ第1~2戦以来4年ぶりのこと。7番に入ったのは2017年8月16日のダイヤモンドバックス戦が最後である。アストロズが第5戦を制し、再びヒューストンのファンの前でプレーするためには、打線の奮起が必要不可欠。7番に降格したブレグマンが本来の打棒を取り戻せるか注目だ。なお、アストロズの第5戦のスタメンは以下の通り。

    (二)ホゼ・アルトゥーベ
    (右)マイケル・ブラントリー
    (遊)カルロス・コレア
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (一)ユリ・グリエル
    (中)カイル・タッカー
    (三)アレックス・ブレグマン
    (捕)マーティン・マルドナード
    (投)フランバー・バルデス

  • ブレーブスは3試合連続で新人が先発 26年ぶり世界一なるか

    2021.11.1 07:00 Monday

     1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけているブレーブスは、日本時間11月1日に行われる第5戦に新人左腕タッカー・デービッドソンが先発することを発表した。デービッドソンは第1戦で右足腓骨を骨折したチャーリー・モートンの代役としてロースター入り。第3戦のイアン・アンダーソン、第4戦のディラン・リーに続き、3試合連続で新人投手が先発することになった。デービッドソンはロースター外だった第1戦をトゥルイスト・パークから45分ほどのホテルのロビーで観戦していたという。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、ポストシーズンの同一シリーズで3人の異なる新人投手が先発するのは史上3度目のことだが、ワールドシリーズでは初めて。デービッドソンは昨年9月にメジャーデビューした25歳の左腕であり、今季は4試合に先発して防御率3.60をマークしたが、左前腕の炎症により故障者リスト入りし、メジャーの試合で登板したのは日本時間6月16日のレッドソックス戦が最後である。

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は、デービッドソンが伝統的な先発投手ではなく、オープナーを務めると予想。デービッドソンが最初の1~2イニングを投げたあと、A・J・ミンター、ドリュー・スマイリー、ジェシー・チャベスといった投手たちがリリーフする見込みとなっている。なお、26年ぶりの世界一をかけた第5戦のブレーブスのスタメンは以下の通り。

    (右)ホルヘ・ソレアー
    (一)フレディ・フリーマン
    (二)オジー・オルビーズ
    (三)オースティン・ライリー
    (左)エディ・ロサリオ
    (中)アダム・デュバル
    (捕)トラビス・ダーノウ
    (遊)ダンズビー・スワンソン
    (投)タッカー・デービッドソン

  • WS第5戦 ブレーブス1995年以来26年ぶりの世界一なるか

    2021.10.31 18:00 Sunday

     本拠地トゥルイスト・パークで行われた第3戦と第4戦に連勝したブレーブスは、アストロズとのワールドシリーズの対戦成績を3勝1敗とし、1995年以来26年ぶりの世界一に王手をかけた。過去にポストシーズンの4勝先取制のシリーズで3勝1敗とリードした90チームのうち、3連敗してシリーズ敗退となったのは14チームだけ。ブレーブスがワールドシリーズ制覇を成し遂げる可能性は非常に高いと言えるが、地元アトランタのファンの前で歓喜の瞬間を迎えることはできるだろうか。

     今年のポストシーズンのブレーブスは、本拠地トゥルイスト・パークで7戦全勝。エディ・ロサリオが「ここは僕たちの家なんだ」と話すように、ブレーブスの選手たちは本拠地球場で躍動しているが、もし明日の第5戦に勝利して8戦全勝となれば、ポストシーズン史上初めての快挙となる。

     一方、アストロズはワールドシリーズ4試合で合計11得点、チーム打率.206と自慢の強力打線が低調。特に3番アレックス・ブレグマンは14打数1安打と精彩を欠いており、ダスティ・ベイカー監督はブレグマンの打順を下げることも含め、打線の組み換えを示唆している。

     先発投手はアストロズのみ発表されており、ワールドシリーズ第1戦でゴロを打たせる本来のピッチングができず、3回途中6安打3失点でノックアウトされたフランバー・バルデスがリベンジを期す。レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズでも第1戦でノックアウトされたあと、第5戦で8回3安打1失点の快投を見せており、「レッドソックス戦以上のピッチングをしたい」と意気込みを口にした。

     ブレーブスは第4戦に続いてブルペンゲームが予想され、オープナーの起用が確実視されている。オープナーの候補は第4戦で登板しなかった左腕A・J・ミンターと右腕ジェシー・チャベス。その後を継いでレギュラーシーズン11勝のドリュー・スマイリーが長いイニングを投げる形が有力である。

     第4戦でソロ本塁打を放ったホゼ・アルトゥーベは「明日勝てば、(本拠地ヒューストンで行われる)第6戦に進むことができる。まずは明日の1試合に集中したい」と語る。ブレーブスが26年ぶりの世界一を決めるのか。あるいは、アストロズがブレーブスの世界一を阻止し、再びヒューストンのファンの前でプレーする権利を得るのか。注目の第5戦は日本時間11月1日午前9時15分にプレーボール予定だ。

  • アルトゥーベ ポストシーズン通算23本塁打で歴代単独2位に浮上

    2021.10.31 11:00 Sunday

     日本時間10月31日、ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)はブレーブスとのワールドシリーズ第4戦の4回表にソロ本塁打を放ち、アストロズはリードを2点に広げた。アルトゥーベにとってこれがポストシーズン通算23本目のアーチとなり、バーニー・ウィリアムスを抜いて歴代単独2位に浮上。1位のマニー・ラミレス(29本)は外野手であり、アルトゥーベは4位のデレク・ジーター(20本)を抜いた時点で内野手史上最多となっている。アルトゥーベはまだ31歳。歴代最多記録を更新するチャンスもありそうだ。

     メジャーリーグの歴史上、ポストシーズンで通算17本以上の本塁打を放っているのは12人だけ。そのうち5人は現役選手である。ポストシーズンはもともとワールドシリーズしか存在せず、東西2地区制が導入された1969年にリーグ優勝決定シリーズ、東中西の3地区制が導入された1994年に地区シリーズ、ワイルドカードが各リーグ2枠となった2012年にワイルドカード・ゲームがスタートした(ただし、1994年はストライキのためポストシーズンは開催されず)。

     歴代7位タイのポストシーズン通算18本塁打を記録しているミッキー・マントルは、東西2地区制の導入前にキャリアを終えたため、この18本塁打をすべてワールドシリーズで放っている(ワールドシリーズ通算18本塁打は歴代最多、2位はベーブ・ルースの15本)。

     ポストシーズン通算本塁打のトップ12は以下の通り。

    1 マニー・ラミレス 29本
    2 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ) 23本
    3 バーニー・ウィリアムス 22本
    4 デレク・ジーター 20本
    5 アルバート・プーホルス(ドジャース) 19本
    5 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ) 19本
    7 レジー・ジャクソン 18本
    7 ミッキー・マントル 18本
    7 ネルソン・クルーズ(レイズ) 18本
    7 カルロス・コレア(アストロズ) 18本
    11 デービッド・オルティス 17本
    11 ジム・トーメイ 17本

  • 41歳・プーホルスが現役続行へ 「引退する時間はまだ来ていない」

    2021.10.31 10:30 Sunday

     41歳の大ベテラン、アルバート・プーホルス(ドジャース)は今季限りでエンゼルスと結んだ10年契約が終了するため、進退が注目されているが、シーズン終了まで将来のプランについて決断しない方針を明言していた。今後数ヶ月のうちに何らかの決断を下すことになるとみられるが、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加することが決まった際の会見で「引退する時間はまだ来ていないと思う」と話しており、現時点では引退せずに現役を続行する意思を持っているようだ。

     プーホルスは21年間のメジャー生活で通算3301安打、672二塁打、679本塁打、2150打点を記録。MVP3度、新人王、オールスター・ゲーム選出10度、シルバースラッガー賞6度、ゴールドグラブ賞2度、首位打者1度、本塁打王2度、打点王1度、ワールドシリーズ制覇2度といった輝かしい実績を誇り、現役引退後、有資格初年度でのアメリカ野球殿堂入りが確実視されている。

     ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加することが決まったプーホルスは「引退すべきときが来たと感じたら引退する、と常に言ってきた。でも、まだそのときは来ていないと思う。来年、家で座っていたくないんだ。まだ自分がプレーできるということを知っているからね」とコメント。史上4人目の700本塁打まであと21、ベーブ・ルースの通算2214打点(ハンク・アーロンに次ぐ歴代2位)まであと64に迫っており、マイルストーン達成へのモチベーションも高いとみられる。

     今季はエンゼルスとドジャースで合計109試合に出場して打率.236、17本塁打、50打点、OPS.717を記録したプーホルスだが、特に左腕に対しては打率.294、13本塁打、34打点、OPS.939の好成績をマーク。もし新たな労使協定でユニバーサルDH(両リーグでの指名打者制)が導入された場合、対左腕用のDH兼代打の切り札として11年ぶりのカージナルス復帰が実現する可能性もありそうだ。

  • アストロズ・カストロがコロナ陽性 スタッブスがロースター入り

    2021.10.31 10:00 Sunday

     日本時間10月31日、アストロズはワールドシリーズ第4戦に先立ってジェイソン・カストロに代えてギャレット・スタッブスをロースターに登録した。ジェームス・クリックGMは明言を避けたものの、カストロが新型コロナウイルス陽性であることが報じられており、メジャーリーグ機構の新型コロナウイルス規定に従った措置となる。新型コロナウイルス陽性の場合、戦列復帰の前に10日間の隔離期間と2度の陰性が必要なため、ワールドシリーズ終了までスタッブスが控え捕手を務めることになりそうだ。

     アストロズの捕手陣は、マーティン・マルドナードが正捕手、カストロが2番手、スタッブスが3番手という序列。カストロはレギュラーシーズン66試合に出場して打率.235、8本塁打、21打点、OPS.799をマークし、ポストシーズンでは6試合に出場して打率.286、1本塁打、2打点、OPS1.159の活躍でチームのワールドシリーズ進出に貢献した。今年のポストシーズンで放った2安打のうち1本はリーグ優勝決定シリーズ第2戦で放ったソロ本塁打、もう1本はリーグ優勝決定シリーズ第4戦で9回表に放った決勝タイムリーである。

     スタッブスはレギュラーシーズン18試合に出場して打率.176、0本塁打、3打点、OPS.458を記録。カストロと同じく左打ちであり、必要であれば代走を務めたり、レフトの守備に就いたりすることもできる「便利屋」でもある。試合開始の数時間前、スタッブスはクリックの指示で監督室へ行き、ダスティ・ベイカー監督から「今日お前は4番を打つぞ」と冗談を言われたという。それに対して笑っていたところ、「何を笑っているんだ? 今日の試合からロースターに登録するぞ」と告げられたそうだ。

    「こういう形でチャンスが巡ってくることもある。カストロは僕のことを応援してくれていると思う。まずは今日の試合に勝てるように頑張りたい」とスタッブス。無念の離脱となった2番手捕手の代役として活躍を誓った。

  • ブレーブス WS第4戦のオープナーはメジャー初先発の新人・リー

    2021.10.31 09:30 Sunday

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、ワールドシリーズ第4戦にオープナーを起用する方針を明言していたが、メジャーで1度も先発経験がない新人左腕ディラン・リーがオープナーに指名された。ワールドシリーズでメジャー初先発のマウンドに立つのは史上初めての出来事である。また、今季メジャーデビューしたリーは、レギュラーシーズンで通算2試合しか登板しておらず、これはワールドシリーズで先発する投手としては歴代最少記録だという(従来の記録は6試合)。

     現在27歳のリーは、2016年ドラフト10巡目(全体293位)でマーリンズに指名されてプロ入り。メジャー昇格を果たせず、今年3月に解雇された。その後、ブレーブスとマイナー契約を結び、今季はAAA級で35試合に登板して46回2/3を投げ、5勝1敗1セーブ、6ホールド、防御率1.54、54奪三振の好成績をマーク。9月下旬にメジャー初昇格を果たし、リリーフで2試合に登板した。

     エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、レギュラーシーズンで通算2試合にしか登板していない投手がワールドシリーズで先発するのは初めて。これまでは1980年のワールドシリーズで先発したマーティ・バイストロム(フィリーズ)と2015年のワールドシリーズで先発したスティーブン・マッツ(メッツ)の6試合が最少だった。

     ブレーブスは昨年のリーグ優勝決定シリーズでA・J・ミンターをオープナーに起用。ミンターはそれまでメジャーでの先発経験が1度もなく、ポストシーズンでメジャー初先発を記録するのは史上初めてだった。リーはワールドシリーズでメジャー初先発のため、スニッカーは「今日の午後まで彼には伝えなかった。事前に発表すると、彼の携帯電話にたくさんのメッセージが届いて眠れなくなってしまうからね」と配慮。ちなみに、リーが公式戦で先発するのは、マーリンズ傘下A級でプレーしていた2017年以来となる。

    【追記】オープナーを務めたリーは、一死しか取れず、1安打2四球で満塁のピンチを招いてマウンドを降りた。

  • 第4戦の先発はアストロズ・グレインキー、ブレーブスはオープナー

    2021.10.30 19:00 Saturday

     ア・リーグ王者のアストロズとナ・リーグ王者のブレーブスによるワールドシリーズは、アトランタのトゥルイスト・パークに舞台を移して行われた第3戦にブレーブスが勝利し、対戦成績を2勝1敗として一歩リードした。過去のワールドシリーズでは、3勝1敗とリードしたチームが84.4%(45チーム中38チーム)の割合で世界一に輝いており、日本時間10月31日に行われる第4戦は、ブレーブスにとって「勝ちたいゲーム」、アストロズにとっては「絶対に負けられないゲーム」となりそうだ。

     2勝2敗のタイに持ち込みたいアストロズは、第4戦の先発に通算219勝の名投手ザック・グレインキーを送り込む。ただし、グレインキーは過去5週間で合計4回2/3しか投げておらず、日本時間10月25日に実戦形式の練習で50球以上を投じたとはいえ、どれくらいのイニングを消化できるかは不透明。しかし、ダスティ・ベイカー監督は「もし(絶対に負けられない)大舞台でのピッチングの仕方を知っている投手がいるとすれば、それはグレインキーだ」と自信を持って送り込む。

     一方、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、大方の予想通りにオープナーを起用することを明言。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦と同様に、ジェシー・チャベスが先発を務め、ドリュー・スマイリーがロングリリーフで長いイニングを投げる形が有力視されている。他にはカイル・ライトやタッカー・デービッドソンといった先発経験のある若手投手もおり、スニッカーはあらゆる選択肢のなかからベストのものを選択することになる。

     アストロズは第6戦で本拠地ヒューストンのミニッツメイド・パークに帰るためには、敵地アトランタで少なくとも1勝以上しなければならない。そのためには最初の3試合で打率.198に封じ込まれている打線の奮起が必要不可欠だ。逆に、ブレーブスは強打のアストロズ打線を眠らせたまま、一気に王手をかけたいところだろう。

  • FAに向けて万全の準備 セミエンが代理人をボラスに変更

    2021.10.30 12:00 Saturday

     今季、年俸1800万ドルの1年契約でブルージェイズに加入し、二塁手のシーズン新記録となる45本塁打を放ったマーカス・セミエンが2年連続となるFA市場に向けて準備を進めている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、セミエンは代理人をスコット・ボラス・コーポレーションに変更。MVP候補の1人に挙げられるなど、好成績を残した直後のオフシーズンだけに、敏腕代理人として知られるボラスを代理人に起用し、大型契約の獲得を狙っているようだ。

     ボラスは言わずと知れた「球界最強の代理人」である。今オフのFA市場では、セミエンのほか、コリー・シーガー(ドジャース)、マックス・シャーザー(ドジャース)、クリス・ブライアント(ジャイアンツ)、ニック・カステヤーノス(レッズ:オプトアウトの権利を行使した場合FAになる)、カルロス・ロドン(ホワイトソックス)といった有力選手がボラスの顧客である。

     昨オフはワッサーマン・エージェンシーを代理人として自身初のFA市場に臨んだセミエンだったが、新型コロナウイルスのパンデミックによる各球団の財政難も重なり、自身の希望に見合うオファーを得ることはできなかった。結局、1年1800万ドルでブルージェイズと契約。従来の遊撃から二塁にポジションを移し、打率.265、45本塁打、102打点、15盗塁、OPS.873の好成績をマークした。二塁手もしくは遊撃手のアップグレードを目指すチームの有力な補強ターゲットとなるのは間違いないだろう。

    「ESPN」のバスター・オルニー記者は、セミエン獲得に動く可能性のあるチームとして、再契約を目指すであろうブルージェイズのほか、ジャイアンツ、マリナーズ、レンジャーズ、タイガースを挙げている。今オフはセミエン以外にも多くの有力遊撃手がFAとなるが、セミエンを「最も安全な投資。彼と契約するために使ったお金は必ず価値のあるものとなるはずだ」と評価する声もある。そうした状況のなか、セミエンはボラスを代理人に起用して大型契約を目指す。

  • 「スモルツのチームメイト」が1982年から毎年ワールドシリーズ出場

    2021.10.30 11:00 Saturday

     メジャーリーグでは1982年以降の40シーズンで39度のワールドシリーズが開催されている(1994年はストライキにより8月でシーズン終了)が、メジャーリーグ公式サイトのマット・モナガン記者によると、この39度のワールドシリーズすべてに「殿堂入り投手ジョン・スモルツのチームメイト」が出場しているという。たとえば、今年のワールドシリーズには2008年にブレーブスでスモルツとチームメイトだったチャーリー・モートン(ブレーブス)が出場。なお、この記録は現在継続中のものとしてはスポーツ界で最長と考えられているようだ。

     モナガン記者が紹介しているこの記録は、ワールドシリーズ出場時点でスモルツとチームメイトになった経験がある選手だけでなく、ワールドシリーズ出場後にスモルツとチームメイトになった選手も含んでいる。モートン以外にも、ジョン・レスター、ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライト、アルバート・プーホルス、ジョシュ・レディックがまだ現役でプレーしており、この記録はさらに更新される可能性がある。

     ちなみに、レンジャーズなどで活躍したダレン・オリバーのチームメイトも1984年から毎年ワールドシリーズに出場。今年はジェシー・チャベス(ブレーブス)が出場したことで無事に記録が更新された。

     1982年以降のワールドシリーズに出場した「スモルツのチームメイト」は以下の通り。

    1982年 テッド・シモンズ(ブリュワーズ)
    1983年 オジー・バージル(フィリーズ)
    1984年 ダレル・エバンス(タイガース)
    1985年 テリー・ペンドルトン(カージナルス)
    1986年 ダニー・ヒープ(メッツ)
    1987年 テリー・ペンドルトン(カージナルス)
    1988年 ウォルト・ワイス(アスレチックス)
    1989年 ウォルト・ワイス(アスレチックス)
    1990年 ノーム・チャールトン(レッズ)
    1991年 スモルツ自身が出場
    1992年 スモルツ自身が出場
    1993年 テリー・マルホランド(フィリーズ)
    1994年 ストライキにより中止
    1995年 スモルツ自身が出場
    1996年 スモルツ自身が出場
    1997年 マーキス・グリッソム(インディアンス)
    1998年 マイク・スタントン(ヤンキース)
    1999年 スモルツ自身が出場
    2000年 デービッド・ジャスティス(ヤンキース)
    2001年 デービッド・ジャスティス(ヤンキース)
    2002年 ケニー・ロフトン(ジャイアンツ)
    2003年 クリス・ハモンド(ヤンキース)
    2004年 デービッド・オルティス(レッドソックス)
    2005年 ウィリー・ハリス(ホワイトソックス)
    2006年 アルバート・プーホルス(カージナルス)
    2007年 デービッド・オルティス(レッドソックス)
    2008年 ロッコ・バルデリ(レイズ)
    2009年 マーク・テシェイラ(ヤンキース)
    2010年 ジェフ・フランクーア(レンジャーズ)
    2011年 アルバート・プーホルス(カージナルス)
    2012年 オクタビオ・ドーテル(タイガース)
    2013年 デービッド・オルティス(レッドソックス)
    2014年 ティム・ハドソン(ジャイアンツ)
    2015年 ケリー・ジョンソン(メッツ)
    2016年 ジョン・レスター(カブス)
    2017年 チャーリー・モートン(アストロズ)
    2018年 デービッド・フリース(ドジャース)
    2019年 ジョシュ・レディック(アストロズ)
    2020年 チャーリー・モートン(レイズ)
    2021年 チャーリー・モートン(ブレーブス)

  • ブレーブスのワシントン・コーチがアスレチックスの新監督候補に

    2021.10.30 10:00 Saturday

     アスレチックスのボブ・メルビン監督がパドレスとの3年契約に合意したことが報じられており、これが正式発表されると、アスレチックスの監督の座は空席となる。アスレチックスは新監督探しをスタートすることになるが、ブレーブスのロン・ワシントン三塁ベースコーチが有力候補として浮上しているようだ。ワシントンはアスレチックスのビリー・ビーン副社長と親交が深く、1996~2006年と2015~16年にはアスレチックスでコーチを務めた経験もある。アスレチックスにとってベストの選択肢と言えるだろう。

     現在69歳のワシントンは2007~14年にレンジャーズの監督を務めた経験があり、2010~12年には3年連続でポストシーズン進出、このうち2010~11年には2年連続リーグ優勝してワールドシリーズに進出した。1996~2006年の第1次アスレチックス時代には内野守備コーチと三塁ベースコーチを務め、ゴールドグラブ賞6度のエリック・シャベスや2002年MVPのミゲル・テハダを育成。シャベスから「あなたがいなければ獲れなかった」とゴールドグラブ賞のトロフィーを1つ贈呈されたというエピソードもある。

     2014年9月にレンジャーズの監督を辞任し、2015年からアスレチックスに復帰。再び内野守備コーチと三塁ベースコーチを務め、2017年から現在に至るまでブレーブスの三塁ベースコーチとして手腕を発揮し続けている。教え子の1人であるフレディ・フリーマン(ブレーブス)は「彼にはチームを離れてほしくないが、もし監督の仕事があるならば、彼は相応しい男だよ」とワシントンの監督就任を後押しする。

     なお、ワシントン以外には、マーク・コッツェイ三塁ベースコーチの内部昇格も検討されているようだ。また、メルビンのもとで2018年から今季まで4シーズンにわたってベンチコーチを務めているライアン・クリステンソンも新監督候補となるかもしれない。

  • メッツの新GM探し 他球団のGM補佐の引き抜きを検討か

    2021.10.30 09:00 Saturday

     フロントオフィスの新たなリーダー(GMもしくは編成本部長)を探しているメッツは、ビッグネームの招聘や他球団からのヘッドハンティングに次々と失敗していることが報じられている。そんななか、サンディ・アルダーソン球団社長は新たな候補者グループとして、他球団のフロントオフィスの2~3番手クラスのメンバーに狙いを定めたようだ。「SNY」のアンディ・マルティノは、GM候補との面接を行うためにアルダーソンが複数のチームへ許可を求めたことを伝えている。

     マルティノによると、マイケル・ヒル(元マーリンズ編成本部長)、ジェフ・ルーノウ(元アストロズGM)、ブライアン・セイビアン(元ジャイアンツ編成本部長)といったビッグネームは現在の候補者リストのなかにはないという。メッツが候補者リストを公開しているわけではないが、ジェフ・キングストン(ドジャースGM補佐)、ダニエル・アドラー(ツインズGM補佐)、ラケル・フェレイラ(レッドソックスGM補佐)といった名前がリストアップされているとみられる。このうち、キングストンはドジャースに留まることが確実視されている。

     これまでにメッツのGM候補として名前が挙がったのは、セオ・エプスタイン(元カブス編成本部長)、ビリー・ビーン(アスレチックス副社長)、デービッド・スターンズ(ブリュワーズ編成本部長)、マット・アーノルド(ブリュワーズGM)、スコット・ハリス(ジャイアンツGM)、ブランドン・ゴームズ(ドジャースGM補佐)、マイケル・ガーシュ(カージナルスGM)、マーク・シャパイロ(ブルージェイズ球団社長)といった面々。ドジャースはゴームズの流出を阻止すべく、GM補佐からGMに昇格させる予定のようだ。

     アルダーソンは新GMに新監督の決定権を与える意向を示しており、GMが決まらない限り、監督も決まらない可能性が高い。新GMが決まるまでのあいだは、引き続きアルダーソンがフロントオフィスの指揮を執ることになる。

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