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  • 47打席連続三振なしのグリエル あと5打席でポストシーズン新記録

    2022.11.4 07:41 Friday

     アストロズの正一塁手ユリ・グリエルがポストシーズンのメジャー記録に迫っている。現在38歳のグリエルは、今年のポストシーズンでここまで47打席に立ち、打率.348(46打数16安打)、2本塁打、4打点、1四球、OPS.840の好成績をマーク。まだ1つも三振を喫していないのだ。2019年のポストシーズンでも48打席連続三振なしを記録しているグリエルだが、現在継続中の47打席連続三振なしはポストシーズン史上6位タイの数字。あと5打席で新記録を樹立する。

     ポストシーズンの三振なしのメジャー記録は、1995年にジョーイ・コーラが作った51打席連続。この年のコーラは1つも三振しないままポストシーズンの戦いを終えた。2006年のデービッド・エクスタインが50打席、2003年のフアン・ピエールが49打席、1979年のティム・フォーリと2019年のグリエルが48打席でこれに続き、今年のグリエルはポストシーズン歴代6位タイ。ちなみに、アストロズのダスティ・ベイカー監督も1981年のポストシーズンで46打席連続三振なしを記録したことがある。

     上記のうち「その年のポストシーズンの最初の打席から」の記録に限定すると、今年のグリエルは、1995年のコーラ(51打席)、2006年のエクスタイン(50打席)、1979年のフォーリと2019年のグリエル(48打席)に次ぐ5番目。いずれにしてもポストシーズン新記録まであと5打席ということになる。

     なお、グリエルは今年の5安打を加えてワールドシリーズでの通算安打数を26に伸ばし、殿堂入りの名選手トニー・ペレス(23安打)が持つキューバ出身選手の最多記録をすでに更新している。ペレスはレッズで4度、フィリーズで1度ワールドシリーズに出場し、合計27試合で23安打を記録。グリエルは今回が4度目のワールドシリーズだが、22試合目でペレスの記録を抜き、ここまで24試合で26安打を放っている。

     あと5打席で52打席連続三振なしのポストシーズン新記録を樹立するグリエル。ワールドシリーズ第5戦以降の注目ポイントの1つとなりそうだ。

  • WS第5戦スタメン発表 先発投手はバーランダーとシンダーガード

    2022.11.4 07:15 Friday

     日本時間11月4日、フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークでアストロズ対フィリーズのワールドシリーズ第5戦が行われる。先発投手はジャスティン・バーランダー(アストロズ)とノア・シンダーガード(フィリーズ)。ワールドシリーズ通算8先発で0勝6敗、防御率6.07のバーランダーが初勝利を挙げることができるか注目される。現在の対戦成績はお互い2勝ずつ。第5戦に勝利したチームがワールドシリーズ制覇に王手をかけることになる。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、4勝先取制のシリーズが第4戦を終えて2勝2敗になったケースは過去64度あり、そのうち45度(70%)は第5戦を制したチームがシリーズの勝者になっているという。当然ながら2勝2敗から第5戦を制したチームは大きなアドバンテージを得ることになる。

     また、第4戦を終えて2勝ずつとなったため、ワールドシリーズの決着がヒューストンのミニッツメイド・パークで行われる第6戦以降になることが確定。中立地開催となった2020年を除くと、ワールドシリーズ制覇を本拠地の地元ファンの前で決めたのは2013年のレッドソックス(上原浩治が胴上げ投手)が最後であり、アストロズが「地元で世界一になれない」というジンクスを破ることができるか注目される。

     ワールドシリーズ第5戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (指)デービッド・ヘンズリー
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ジャスティン・バーランダー

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:ノア・シンダーガード

  • 複数の主力選手がFAのメッツ ニモとディアスの引き留めが最優先

    2022.11.3 09:38 Thursday

     今オフのメッツはブランドン・ニモ、エドウィン・ディアス、アダム・オッタビーノ、セス・ルーゴらに加えてジェイコブ・デグロム(オプトアウト)、クリス・バシット(相互オプション)、タイワン・ウォーカー(選手オプション)もFAになる可能性がある。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、正中堅手ニモと守護神ディアスの引き留めを最優先に考えているようだ。今季101勝を挙げながらも地区優勝を逃し、ポストシーズンでも勝ち進めなかったメッツ。大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーはどんな補強を敢行するのだろうか。

     現在29歳のニモは、今季151試合に出場して打率.274、16本塁打、64打点、3盗塁、OPS.800を記録。今オフのFA市場における有力な中堅手は、ニモのほかに、シーズンを通して中堅手を務めた経験がないアーロン・ジャッジくらいしかおらず、メッツがニモの引き留めを最優先に考えるのは当然の判断と言える。コディ・ベリンジャーがドジャースからノンテンダーFAとなり、FA市場に加わる可能性もあるが、2019年のMVP受賞以降、低迷が続いているベリンジャーにニモの穴埋めを任せるのは相当なギャンブルだろう。なお、ビリー・エプラーGMはニモの引き留めに失敗した場合、スターリング・マルテに正中堅手を任せるプランも持っているようだ。

     現在28歳のディアスは、61試合に登板して62イニングを投げ、3勝1敗32セーブ、4ホールド、防御率1.31、118奪三振を記録。リリーバーによる史上最高額の契約は、2016年オフにアロルディス・チャップマンがヤンキースと契約した際の5年8600万ドルだが、ディアスはこれを上回る契約を得る可能性があるとみられている。今オフはディアス、チャップマンのほか、ケンリー・ジャンセン、クレイグ・キンブレルといった大物クローザーもFA市場に出てくるが、年齢と実力のバランスを考えると、ディアスが一番人気となるのは間違いない。支配的なピッチングでメッツの試合の最後を締めくくったディアスをめぐり、熾烈な争奪戦が繰り広げられることになるだろう。

  • ワールドシリーズ第4戦のスタメン発表 先発投手はハビアーとノラ

    2022.11.3 07:19 Thursday

     日本時間11月3日、アストロズ対フィリーズのワールドシリーズ第4戦がフィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで行われる。勝てば2008年以来14年ぶりの世界一に王手がかかるフィリーズは、第1戦に先発したエース右腕のアーロン・ノラが先発。対するアストロズは剛腕クリスチャン・ハビアーが先発する。両チームのスタメンはすでに発表されており、フィリーズは対右腕用の「いつも通り」のメンバー。アストロズは「7番・捕手」にクリスチャン・バスケスを起用している。

     ワールドシリーズ第4戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (指)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (捕)クリスチャン・バスケス
    (左)アレドミス・ディアス
    (中)チャス・マコーミック
    先発投手:クリスチャン・ハビアー

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:アーロン・ノラ

  • Wシリーズ第3戦スタメン発表 先発投手はマカラーズJr.とスアレス

    2022.11.2 07:54 Wednesday

     日本時間11月2日、悪天候によって1日延期されたワールドシリーズ第3戦がフィラデルフィアにあるフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで行われる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、4勝先取のシリーズでは、過去に1勝1敗で迎えた第3戦を制したチームの69%がそのシリーズに勝利しているという。勝利したほうがワールドシリーズ制覇に大きく前進する重要な一戦には、ランス・マカラーズJr.(アストロズ)とレンジャー・スアレス(フィリーズ)が先発する。

     ワールドシリーズ第3戦の両チームのスタメンは以下の通り。

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (指)デービッド・ヘンズリー
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ランス・マカラーズJr.

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:レンジャー・スアレス

  • ロイヤルズのグリフォル・ベンチコーチがWソックスの監督に就任へ

    2022.11.2 07:35 Wednesday

     ESPNのバスター・オルニー記者が報じたところによると、ホワイトソックスはロイヤルズのペドロ・グリフォル・ベンチコーチを新監督に招聘する方針を固めたようだ。ホワイトソックスは大ベテランのトニー・ラルーサ監督と3年契約を結んでいたが、ラルーサは契約最終年となる2023年シーズンを前に引退を表明。アストロズのジョー・エスパーダ・ベンチコーチ、ヤンキースのカルロス・メンドーサ・ベンチコーチ、ラルーサの代行を務めたミゲル・カイロ・ベンチコーチらも候補に挙がっていたが、最終的にグリフォルが選ばれた。

     現在52歳のグリフォルはホワイトソックス在籍経験が全くない。ホワイトソックスにとって、1992~95年に監督を務めたジーン・ラモント以来の「自軍の在籍経験がない監督」となる。リック・ハーンGMはシーズン終了後の記者会見で「これまで監督の人選の幅が狭すぎた」ことに言及。今回の選考ではホワイトソックス在籍経験の有無にかかわらず、コミュニケーション能力の高さを重視し、グリフォルにチームの指揮を任せることを決めた。

     ハーンGMはコミュニケーション能力の高さに加え、優勝経験がある人物であることも望んでいたが、2013年5月からロイヤルズに加わったグリフォルは2014年にリーグ優勝、2015年にワールドシリーズ制覇の経験がある。2013年は打撃コーチ補佐を務め、2014年から捕手コーチ、2020年からベンチコーチを歴任。捕手コーチとしてサルバドール・ペレスの成長にも貢献した。

     なお、関係者によると、今季途中にブルージェイズの監督を解任されたチャーリー・モントーヨがホワイトソックスのベンチコーチに就任する見込みだという。監督経験があるモントーヨがベンチコーチとして監督初挑戦のグリフォルをサポートすることになりそうだ。今季のコーチ陣のなかではイーサン・カッツ投手コーチとカート・ハスラー・ブルペンコーチが留任するとみられており、今後は残りのコーチの人選を進めていくことになる。

  • ゴールドグラブ賞発表 アレナドがイチローに続く史上2人目の快挙

    2022.11.2 07:13 Wednesday

     日本時間11月2日、2022年のゴールドグラブ賞の受賞者が発表され、史上最多となる14人の初受賞者が誕生した。ナショナル・リーグの三塁手部門はノーラン・アレナド(カージナルス)が10年連続の受賞。メジャーデビュー1年目から10年連続受賞は2001~10年のイチロー(当時マリナーズ)に続いて史上2人目の快挙であり、内野手では史上初となった。新設されたユーティリティ部門はDJ・ラメイヒュー(ヤンキース)とブレンダン・ドノバン(カージナルス)が受賞。なお、新人選手が3人受賞するのも史上初である。

     各リーグのゴールドグラブ賞の受賞者は以下の通り。

    アメリカン・リーグ
    投手:シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)初
    捕手:ホセ・トレビーノ(ヤンキース)初
    一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)初
    二塁手:アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)初
    三塁手:ラモン・ウリアス(オリオールズ)初
    遊撃手:ジェレミー・ペーニャ(アストロズ)初:新人
    左翼手:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)初:新人
    中堅手:マイルズ・ストロー(ガーディアンズ)初
    右翼手:カイル・タッカー(アストロズ)初
    ユーティリティ:DJ・ラメイヒュー(ヤンキース)4年ぶり4度目

    ナショナル・リーグ
    投手:マックス・フリード(ブレーブス)3年連続3度目
    捕手:J・T・リアルミュート(フィリーズ)3年ぶり2度目
    一塁手:クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)初
    二塁手:ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)初
    三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)10年連続10度目
    遊撃手:ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)初
    左翼手:イアン・ハップ(カブス)初
    中堅手:トレント・グリシャム(パドレス)初
    右翼手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)2年ぶり6度目
    ユーティリティ:ブレンダン・ドノバン(カージナルス)初:新人

  • 千賀滉大のメジャー移籍 MLB公式サイト「日本のエース」と伝える

    2022.11.1 12:17 Tuesday

     日本時間10月31日、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手が海外FA権の行使を申請する書類を球団に提出したことが報じられ、メジャーリーグ公式サイトでもトップニュースの1つとして伝えられている。同サイトのブライアン・マーフィー記者は、千賀について「日本のエース」や「日本プロ野球でベストの投手の1人」と記しており、期待や注目度の大きさがうかがえる。千賀は日本時間11月10日にFA選手として公示され、翌11日から日米全球団との交渉が可能になる。

     マーフィー記者は、千賀を以下のように紹介している。

    「来年1月に30歳になる千賀は、日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスでの11シーズンで通算1000イニング以上を投げて防御率2.59を記録している。最速101マイルのファストボールとエグいスプリッターを武器に通算1252奪三振を記録し、9イニングあたり10.3個の三振を奪っている。与四球は多めだが、9イニングあたり6.6安打しか打たれてない」

    「今季はホークスで11勝6敗、防御率1.94の好成績をマーク。144イニングを投げて156個の三振を奪い、与えた四球は49個だった。被安打は103本で、7本しかホームランを打たれなかった」

     また、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、千賀について「ある程度のクオリティを持った先発投手として活躍できる可能性もあるが、日本時代と同様の活躍ができないというリスクもあるため、ジャスティン・バーランダー、カルロス・ロドン、ジェイコブ・デグロムといったトップクラスの先発投手よりも安価で獲得できるだろう」と指摘。「メジャーではカッターやスライダーが強みとならないため、リリーフで使われる可能性もある」と分析した。

     ファストボールとスプリッターには高い評価が与えられているものの、その他の球種のクオリティ、全般的な制球力、そしてスタミナや耐久性などがメジャーで活躍するためのカギということになりそうだ。

  • WS第3戦は雨天延期 フィリーズ・トムソン監督「正しい判断だ」

    2022.11.1 10:15 Tuesday

     日本時間11月1日にフィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで行われる予定だったワールドシリーズ第3戦(アストロズ対フィリーズ)は悪天候のため延期された。移動日をなくすのではなく、第3戦以降のスケジュールを1日ずつスライドすることに。よって、第5戦までに決着しなかった場合、日本時間11月5日が移動日となる。フィリーズのロブ・トムソン監督は今回の決定について「レーダーを見る限り、夜通しで雨が降るみたいだった。(延期は)正しい判断だ」と話している。

     ヒューストンのミニッツメイド・パークでお互い1勝ずつを挙げ、第3戦からフィラデルフィアに舞台が移されたワールドシリーズ。スケジュールが1日ずつスライドしたことにより、両チームの投手起用に影響が出そうだ。

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は、スケジュール変更後も第3戦と第4戦の先発投手を変更しないことを発表。よって、第3戦にはランス・マカラーズJr.、第4戦にはクリスチャン・ハビアーがスライド登板し、ジャスティン・バーランダーは中5日で第5戦に先発するとみられる。今季のバーランダーは中5日での登板が最も多かったため、このスケジュール変更はバーランダーにとってプラスに作用するかもしれない。

     一方、フィリーズのトムソン監督は、第3戦で先発予定だったノア・シンダーガードをスライド登板させるのではなく、第4戦に先発予定だったレンジャー・スアレスを第3戦に起用し、第4戦にはアーロン・ノラが中4日で先発することを発表。シンダーガードは第3~4戦でリリーフ登板しなかった場合、第5戦で先発するようだ(シンダーガードが先発できない場合はカイル・ギブソンが先発するとみられる)。

     なお、ワールドシリーズが最も遅く決着したのは、2001年と2009年で現地時間11月4日(日本時間5日)。もし今回のワールドシリーズが第6戦まで進んだ場合、日付上では最も遅いワールドシリーズの試合ということになる。

  • クアトラーロがロイヤルズの監督に就任 監督不在はWソックスだけ

    2022.11.1 07:46 Tuesday

     日本時間10月31日、ロイヤルズはレイズのマット・クアトラーロ・ベンチコーチが球団史上18人目の監督(フルタイムの監督のみをカウント)に就任することを発表した。今季65勝97敗でアメリカン・リーグ中部地区の最下位に沈んだロイヤルズは、マイク・マシーニー監督を解任。J・J・ピコッロGMのもとで新監督探しを進めていたが、関係者の話によると、クアトラーロは新監督の選考プロセスのなかで、常に最有力候補に位置づけられていたという。

     クアトラーロはメジャーやマイナーでのコーチ経験、スモールマーケット球団での成功体験、選手からの尊敬や信頼といったロイヤルズが新監督に求めていたすべての要素を持ち合わせている人物。契約期間は3年(+2026年のオプション)であることが報じられており、今季13人がメジャーデビューし、球団史上3位となる21人のルーキーが試合に出場した若いロイヤルズを率いていくことになった。

     ピコッロGMは「マットが我々の球団を率いてくれることについて、とても興奮している。彼はキャリアを通して素晴らしい経験をしており、監督を務める準備も整っている。新監督の選考プロセスを進めるなかで、我々に強い印象を与え、業界全体でも高く評価されている人物だ」とクアトラーロを絶賛。「マットとともに勝利をファンに届けるために働くのが楽しみ」と語った。

     現在48歳のクアトラーロは、直近5シーズンをレイズで過ごし、ケビン・キャッシュ監督のもとで三塁ベースコーチを1年、ベンチコーチを4年務めた。また、その前の4年間はインディアンス(現ガーディアンズ)で打撃コーチ補佐を務めていた。この2球団はいずれもスモールマーケット球団の成功例とみなされており、ロイヤルズはそこでの成功体験に魅力を感じたようだ。

     メジャーの球団に監督の空席が出るたびに新監督候補に挙げられていたクアトラーロがついに監督に就任。その本人は「この機会を与えてくれたロイヤルズに感謝している。スタートが待ち切れないし、家族と一緒にカンザスシティへ行き、コミュニティの一員になるのが待ち遠しい」と話している。

     今季中に監督が交代した4球団のうち、エンゼルス(フィル・ネビン)、ブルージェイズ(ジョン・シュナイダー)、フィリーズ(ロブ・トムソン)は監督代行が正式に監督に就任。レンジャーズはブルース・ボウチーを新監督に招聘した。このほか、マーリンズはスキップ・シューマッカー新監督の就任が決定。監督不在はホワイトソックスのみとなっている。

  • ドジャースのベテランJ・ターナーがロベルト・クレメンテ賞を受賞

    2022.11.1 07:21 Tuesday

     日本時間11月1日、ロベルト・クレメンテ賞の今年の受賞者が発表され、ドジャースの37歳のベテラン三塁手、ジャスティン・ターナーが選出された。この賞は「フィールドの内外で並外れた人格、コミュニティへの参加、慈善活動、積極的な貢献によって野球界を最もよく代表した選手」を表彰するものであり、メジャーリーガーのあいだでは「MVPより価値のある賞」と呼ばれることもある。ファン投票で1位となったターナーが選考委員会でも多くの支持を集め、球団史上3人目の受賞者となった。

     ターナーは2016年に妻のコートニーさんとともに「ジャスティン・ターナー財団」を設立。この財団はホームレスの退役軍人、命を脅かすような病気・疾患と闘う子供たちとその家族、そして少年野球団体を支援することを目的としている。2021年には「ドリーム・センター」が「ジャスティン&コートニー・ターナー・フードバンク」と改名され、ロサンゼルス地域の60以上のフードバンクに食料を供給。さらに、毎年ゴルフ・トーナメントを開催して退役軍人の支援をサポートしており、昨年は65万ドル以上の寄付金が集まったという。難病を抱える子供たちを勇気づけるため、病院訪問などの活動も欠かさない。

     ターナーは「シーズンが終わったあと、この賞を受賞することなんて想像もしていなかった。驚いたけれど、とてもエキサイティングなニュースだ。ワールドシリーズの期間中に表彰されるという究極の偉業を成し遂げられたことは、とても特別なことであり、妻も私も誇らしく思っている」とコメント。「ドジャースのユニフォームを着た日からすべてが始まったような気がする。南カリフォルニアで育った僕にとって、この球団の一員になることは特別なことなんだ。僕は自分にできる小さなことをやろうとしているに過ぎないよ」と謙虚に語った。

     ドジャースの選手がロベルト・クレメンテ賞を受賞するのは、1981年のスティーブ・ガービー、2012年のクレイトン・カーショウに次いでターナーが3人目。ターナーは「第1の目標は、できるだけ多くの人々を助けること。第2の目標は、若い選手たちが自分の影響力に気づき、同じように多くの人々に影響を与えられるようにすることだ」と話しているが、ターナーの背中を見て育ったドジャースの後輩たちから4人目の受賞者が生まれるかもしれない。

  • ワールドシリーズ第2戦スタメン発表 先発はウィーラーとバルデス

    2022.10.30 07:35 Sunday

     フィリーズが第1戦で5点差逆転勝ちを収めたワールドシリーズは、日本時間10月30日にミニッツメイド・パークで第2戦が行われる。先発投手はフィリーズが右腕ザック・ウィーラー、アストロズが左腕フランバー・バルデス。フィリーズは左腕対策として左打者のブランドン・マーシュとブライソン・ストットをスタメンから外し、右打者のマット・ビアーリングとエドムンド・ソーサを起用した。一方、アストロズはポストシーズンに入って16打数0安打のトレイ・マンシーニがスタメン落ち。アレドミス・ディアスがスタメンに起用されている。

     両チームのワールドシリーズ第2戦のスタメンは以下の通り。

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (二)ジーン・セグラ
    (中)マット・ビアーリング
    (遊)エドムンド・ソーサ
    先発投手:ザック・ウィーラー

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (指)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (左)アレドミス・ディアス
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:フランバー・バルデス

  • カージナルス・アレナド オプトアウトの権利を行使せず残留の意向

    2022.10.30 07:24 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者など米メディアが得た情報によると、ゴールドグラブ賞9度などの輝かしい実績を誇るスター三塁手、ノーラン・アレナドはカージナルスに対してオプトアウト権を行使せずに残留する意向を伝えたようだ。来年4月に32歳になるアレナドは、2027年まで5年1億4400万ドルの契約を残している。なお、このうち3150万ドルはアレナドの前所属チームであるロッキーズが負担することになっている。

     アレナドはカージナルスへトレードされた際に2つ目のオプトアウト権を獲得。しかし、昨季に続いて今季もオプトアウト権を行使せず、契約満了までカージナルスでプレーを続けることを選択した。カージナルス移籍2年目の今季は148試合に出場して打率.293、30本塁打、103打点、5盗塁、OPS.891をマーク。短縮シーズンの2020年を除くと7年連続となる30本塁打&100打点を達成し、10年連続となるゴールドグラブ賞のファイナリストにも選ばれている。

     カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は今週、アレナドが住む南カリフォルニアへ行き、アレナドとの話し合いの場を設けた。アレナドはペイロールの増額やアルバート・プホルスとヤディアー・モリーナが引退した穴埋めといったカージナルスの今後のプランについて知りたがっていたという。モゼリアック編成本部長によると「非常に前向きな話し合い」をすることができたようだ。

     また、来季も現役を続行することを表明した大ベテランのアダム・ウェインライトは、同僚のポール・ゴールドシュミットとともに、アレナドがオプトアウト権を行使しないよう働きかけを行っていたという。ウェインライトはこの件について「ノーランは勝ちたがっているんだ。毎年のようにワールドシリーズ制覇を狙えるチームはそれほど多くないから、チームに残ってくれることを願っているよ」と話していた。

     これまで通算4度(ロッキーズ時代に2度、カージナルスでも2度)ポストシーズンに出場し、8試合で33打数5安打(打率.152)と結果を残せずにいるアレナド。カージナルス残留を決断し、今後はレギュラーシーズンだけでなく、ポストシーズンでチームを頂点へ導くような活躍が期待される。

  • ワールドシリーズ第1戦のスタメン発表 先発はノラとバーランダー

    2022.10.29 07:21 Saturday

     日本時間10月29日、ワールドシリーズがいよいよ開幕し、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで第1戦が行われる。アストロズを率いるダスティ・ベイカーが監督として自身初のチャンピオン・リングを目指す一方、フィリーズのスーパースター、ブライス・ハーパーも自身初の頂点を狙っている。ワールドシリーズ出場はアストロズが昨季に続いて2年連続、フィリーズは2009年以来13年ぶり。両チームのスタメンが発表され、大事な初戦には両チームのエースが先発する。

     両チームの第1戦のスタメンは以下の通り。

    ◆フィリーズ
    (左)カイル・シュワーバー
    (一)リース・ホスキンス
    (捕)J・T・リアルミュート
    (指)ブライス・ハーパー
    (右)ニック・カステヤノス
    (三)アレック・ボーム
    (遊)ブライソン・ストット
    (二)ジーン・セグラ
    (中)ブランドン・マーシュ
    先発投手:アーロン・ノラ

    ◆アストロズ
    (二)ホセ・アルトゥーベ
    (遊)ジェレミー・ペーニャ
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (三)アレックス・ブレグマン
    (右)カイル・タッカー
    (一)ユリ・グリエル
    (指)トレイ・マンシーニ
    (中)チャス・マコーミック
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ジャスティン・バーランダー

  • いよいよ2022年ワールドシリーズ開幕! 両チームのロースター発表

    2022.10.29 07:08 Saturday

     日本時間10月29日、いよいよ2022年シーズンのクライマックスとなるワールドシリーズが開幕する。アメリカン・リーグの第1シードから順当に勝ち上がってきたアストロズとナショナル・リーグの第6シードから「下剋上」で勝ち上がってきたフィリーズという対照的な2チームの対戦。アストロズが2012年までナ・リーグ所属だったため、ワールドシリーズでの顔合わせは初めてとなる。第1戦のスタートに先立って両チームのロースターが発表された。

     アストロズはブライス・ハーパー、カイル・シュワーバーといったフィリーズの左打者対策として救援左腕ウィル・スミスを新たにロースターに登録。新人右腕セス・マルティネスがロースターから外れた。アストロズのロースター26名は以下の通り。

    投手(13人)
    ブライアン・アブレイユ、ハンター・ブラウン、ルイス・ガルシア、クリスチャン・ハビアー、ランス・マカラーズJr.、ラファエル・モンテロ、ヘクター・ネリス、ライアン・プレスリー、ウィル・スミス、ライン・スタネック、ホセ・ウルキディ、フランバー・バルデス、ジャスティン・バーランダー

    捕手(2人)
    マーティン・マルドナード、クリスチャン・バスケス

    内野手(8人)
    ホセ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、アレドミス・ディアス、マウリシオ・デュボン、ユリ・グリエル、デービッド・ヘンズリー、トレイ・マンシーニ、ジェレミー・ペーニャ

    外野手(3人)
    ヨーダン・アルバレス、チャス・マコーミック、カイル・タッカー

     フィリーズはベイリー・フォルターとドルトン・ガスリーの2人に代えてニック・メイトンとニック・ネルソンを登録。左腕の少ないアストロズ投手陣に対して左打者のメイトンをベンチに加え、左腕に強いアストロズ打線に対して左腕フォルターを外して右腕ネルソンをブルペンに加えた。フィリーズのロースター26名は以下の通り。

    投手(13人)
    ホセ・アルバラード、アンドリュー・ベラッティ、コナー・ブログドン、セランソニー・ドミンゲス、ザック・エフリン、カイル・ギブソン、ブラッド・ハンド、ニック・ネルソン、アーロン・ノラ、デービッド・ロバートソン、レンジャー・スアレス、ノア・シンダーガード、ザック・ウィーラー

    捕手(2人)
    J・T・リアルミュート、ギャレット・スタッブス

    内野手(6人)
    アレック・ボーム、リース・ホスキンス、ニック・メイトン、ジーン・セグラ、エドムンド・ソーサ、ブライソン・ストット

    外野手(5人)
    ニック・カステヤノス、ブライス・ハーパー、ブランドン・マーシュ、カイル・シュワーバー、マット・ビアーリング

  • 「スポーティング・ニュース」による両リーグのベストナインが決定

    2022.10.28 11:07 Friday

     日本時間10月28日、スポーツ専門紙「スポーティング・ニュース」は今季の各リーグのオールスター・チーム(ベストナイン)を発表した。ベストナインの顔ぶれは各球団の幹部の投票によって決定され、ア・リーグは12人、ナ・リーグは17人の球団幹部が投票に参加。大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門と先発投手部門で得票したものの、それぞれヨーダン・アルバレス(アストロズ)とジャスティン・バーランダー(アストロズ)に敗れ、ベストナイン選出を逃した。

    「スポーティング・ニュース」は各リーグのオールスター・チームと同時に、年間最優秀選手など各賞の受賞者も発表している。こちらは選手・監督・球団幹部を対象として調査が行われ、年間最優秀選手にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が選ばれた。新人王はフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)とスペンサー・ストライダー(ブレーブス)、カムバック賞はバーランダーとブランドン・ドルーリー(パドレス)、最優秀監督賞はブランドン・ハイド(オリオールズ)とバック・ショウォルター(メッツ)、そして年間最優秀エグゼクティブにはガーディアンズのクリス・アントネッティ編成本部長が選ばれている。

     各リーグのオールスター・チームの顔ぶれは以下の通り。

    アメリカン・リーグ
    先発投手:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)
    救援投手:エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)
    捕手:アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)
    一塁手:ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    二塁手:アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)
    三塁手:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
    遊撃手:ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    外野手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    外野手:マイク・トラウト(エンゼルス)
    外野手:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    指名打者:ヨーダン・アルバレス(アストロズ)

    ナショナル・リーグ
    先発投手:サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    救援投手:エドウィン・ディアス(メッツ)
    捕手:J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    一塁手:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    二塁手:ジェフ・マクニール(メッツ)
    三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)
    遊撃手:トレイ・ターナー(ドジャース)
    外野手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    外野手:フアン・ソト(パドレス)
    外野手:マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
    指名打者:ブライス・ハーパー(フィリーズ)

  • 選手間投票による各賞のファイナリストが決定 大谷は2部門で選出

    2022.10.28 10:40 Friday

     日本時間10月28日、メジャーリーグ選手会は選手間投票による各賞のファイナリストを発表した。大谷翔平(エンゼルス)は年間最優秀選手(メジャー全体のMVP)とア・リーグ最優秀選手(ア・リーグのMVP)の2部門でファイナリスト入り。各部門ともファイナリスト3人が選ばれているが、ア・リーグ最優秀選手はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷以外の選手の得票率が5%以下だったため、ファイナリストは2人だけとなった。受賞者は日本時間11月4日にESPNの番組内で発表される。

     選手間投票による各賞のファイナリストは以下の通り。

    ◆年間最優秀選手
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    大谷翔平(エンゼルス)

    ◆ア・リーグ最優秀選手
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    大谷翔平(エンゼルス)

    ◆ナ・リーグ最優秀選手
    フレディ・フリーマン(ドジャース)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    オースティン・ライリー(ブレーブス)

    ◆ア・リーグ最優秀投手
    ディラン・シース(ホワイトソックス)
    アレック・マノア(ブルージェイズ)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀投手
    サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
    ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
    フリオ・ウリアス(ドジャース)

    ◆ア・リーグ最優秀新人
    フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
    ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)

    ◆ナ・リーグ最優秀新人
    ブレンダン・ドノバン(カージナルス)
    マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
    スペンサー・ストライダー(ブレーブス)

    ◆ア・リーグカムバック賞
    マット・カーペンター(ヤンキース)
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)

    ◆ナ・リーグカムバック賞
    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    ブランドン・ドルーリー(パドレス)
    アルバート・プホルス(カージナルス)

    ◆マービン・ミラー賞
    フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    マーカス・セミエン(レンジャーズ)
    ブレント・スーター(ブリュワーズ)

    ◆カート・フラッド賞
    バック・マルティネス
    ブルックス・ロビンソン
    スティーブ・ロジャース

  • フィールディング・バイブル賞の受賞者が決定 守備の名手がズラリ

    2022.10.28 09:47 Friday

     日本時間10月28日、各ポジションで最も守備の上手い選手を表彰するフィールディング・バイブル賞の受賞者が発表された。受賞者は15人の専門家の投票によって決定され、投票者はデータに基づいて各ポジションの1位から10位までを選出。これを1位10ポイント、2位9ポイント、3位8ポイントといった具合に集計し、受賞者が決まる(満票は150ポイント)。リーグ別ではなくメジャー全体から選出されるため、受賞者は「メジャー全体でそのポジションの守備が最も上手い選手」と言えるだろう。

     フィールディング・バイブル賞では伝統的な9ポジションに加え、複数の守備位置をこなした選手をマルチポジション部門で表彰している。今季は10人の受賞者のうち8人が初受賞。過去に受賞経験があるのは三塁手部門のノーラン・アレナド(カージナルス)と右翼手部門のムーキー・ベッツ(ドジャース)だけだった。アレナドとベッツはそれぞれ自身5度目の受賞となり、ヤディアー・モリーナとアンドレルトン・シモンズが持つ最多記録(6度)まであと1に迫っている。

     今季のフィールディング・バイブル賞の受賞者は以下の通り。

    投手:レンジャー・スアレス(フィリーズ)
    捕手:ホセ・トレビーノ(ヤンキース)
    一塁手:クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)
    二塁手:ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)
    三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)
    遊撃手:ホルヘ・マテオ(オリオールズ)
    左翼手:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
    中堅手:マイルズ・ストロー(ガーディアンズ)
    右翼手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    マルチ:トミー・エドマン(カージナルス)

  • シルバースラッガー賞の最終候補者が発表 大谷翔平は2部門で選出

    2022.10.28 09:18 Friday

     日本時間10月28日、各ポジションの「最も攻撃的な選手」を表彰するシルバースラッガー賞のファイナリストが発表された。各球団の監督・コーチの投票に打撃成績やトータルでの印象度を加味して受賞者が決定され、ゴールドグラブ賞と同様に今季からユーティリティ部門が新設されている。大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門とユーティリティ部門の2部門でファイナリスト入り。なお、受賞者は日本時間11月11日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される予定となっている。

     両リーグの各ポジションのファイナリストは以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆捕手
    アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)
    ショーン・マーフィー(アスレチックス)
    カル・ローリー(マリナーズ)
    アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    マーティン・マルドナード(アストロズ)

    ◆一塁手
    ナサニエル・ロウ(レンジャーズ)
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    アンソニー・リゾ(ヤンキース)

    ◆二塁手
    ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
    アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)
    マーカス・セミエン(レンジャーズ)
    DJ・ラメイヒュー(ヤンキース)

    ◆三塁手
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
    アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    マット・チャップマン(ブルージェイズ)

    ◆遊撃手
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
    ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    カルロス・コレア(ツインズ)
    コリー・シーガー(レンジャーズ)

    ◆外野手
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
    カイル・タッカー(アストロズ)
    マイク・トラウト(エンゼルス)
    ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)
    テイラー・ウォード(エンゼルス)
    アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)
    アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)

    ◆指名打者
    大谷翔平(エンゼルス)
    ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
    ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
    ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)
    アドリス・ガルシア(レンジャーズ)

    ◆ユーティリティ
    ルイス・アライズ(ツインズ)
    大谷翔平(エンゼルス)
    DJ・ラメイヒュー(ヤンキース)
    ルイス・レンヒーフォ(エンゼルス)

    ナショナル・リーグ

    ◆捕手
    ウィル・スミス(ドジャース)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    ウィルソン・コントレラス(カブス)
    トラビス・ダーノー(ブレーブス)

    ◆一塁手
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    フレディ・フリーマン(ドジャース)
    ピート・アロンソ(メッツ)
    マット・オルソン(ブレーブス)
    クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)

    ◆二塁手
    ジェフ・マクニール(メッツ)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
    コルテン・ウォン(ブリュワーズ)
    ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)

    ◆三塁手
    マニー・マチャド(パドレス)
    ノーラン・アレナド(カージナルス)
    オースティン・ライリー(ブレーブス)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    ◆遊撃手
    トレイ・ターナー(ドジャース)
    ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)
    フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)

    ◆外野手
    ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    カイル・シュワーバー(フィリーズ)
    フアン・ソト(パドレス)
    スターリング・マルテ(メッツ)
    ジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)
    マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    ハンター・レンフロー(ブリュワーズ)
    ブランドン・ニモ(メッツ)

    ◆指名打者
    ジョシュ・ベル(パドレス)
    アルバート・プホルス(カージナルス)
    ルーク・ボイト(ナショナルズ)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    ブライス・ハーパー(フィリーズ)※

    ※ハーパーはファイナリスト入りしたものの、出場試合数が不足しているため、受賞することはできない

    ◆ユーティリティ
    ブランドン・ドルーリー(パドレス)
    トミー・エドマン(カージナルス)
    タイロ・エストラーダ(ジャイアンツ)
    ジェフ・マクニール(メッツ)
    クリス・テイラー(ドジャース)

  • 41歳・ウェインライトがあと1年現役続行へ! 目標は「通算210勝」

    2022.10.27 06:19 Thursday

     日本時間10月27日、カージナルスの41歳の大ベテラン右腕、アダム・ウェインライトが来季も現役を続行することが明らかになった。ウェインライトは2023年シーズン限りでの現役引退を表明。今季アルバート・プホルスとヤディアー・モリーナがユニフォームを脱いだカージナルスは2年連続で「レジェンド」のラストイヤーを迎えることになる。ウェインライトは現役ラストシーズンの目標として球団史上2位となる「通算210勝」を掲げた(現在195勝のためあと15勝)。

     長年バッテリーを組んできた女房役のモリーナがユニフォームを脱ぎ、去就が注目されていたウェインライトだが、「自分のなかで答えは決まっている」としつつも明言を避けてきた。しかし、ついに現役続行を表明。ジョン・モゼリアック編成本部長によると、9月上旬から話し合いを行ってきたという。「我々は彼が戻ってくることにとても興奮している。現役続行に興味を持っていることも知っていた。まだタンクのなかに何かが残っているみたいだ。彼は非常に競争心の強い選手だし、この球団組織にとって特別な存在なんだ。現役続行を決断してくれて嬉しいよ」とウェインライトがあと1年現役を続けることを歓迎した。

     今季のウェインライトは32試合に先発して191回2/3を投げ、11勝12敗、防御率3.71を記録。9月以降に大きく調子を落としたが、これは「8月最後の登板で左膝に打球が当たり、無意識のうちにストライド(歩幅)が小さくなっていたことが原因」だったという。原因がハッキリしているだけに、来季までにはしっかり修正できるはず。通算200勝まであと5勝に迫っているが、具体的な目標としてはボブ・ギブソン(通算251勝)に次ぐ球団史上2位タイとなる「210勝」を挙げ、憧れの選手であるジョン・スモルツの「213勝」にも言及した。

     カージナルスは先発バッテリー通算328試合のメジャー新記録を樹立したウェインライトとモリーナのバッテリーが長年にわたってフィールドの内外でチームを牽引してきただけに、両者が同時に引退すれば、リーダーシップを失う可能性があった。それだけにウェインライトがあと1年現役を続けることを決断したことは、戦力面だけでなく、それ以外の部分でも大きな意味を持つだろう。女房役のモリーナはすでにユニフォームを脱いでおり、現役ラストイヤーの女房役がどの捕手になるか、という点も注目される。

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