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  • WS第3戦は史上8度目の新人対決に ガルシア対アンダーソン

    2021.10.29 15:00 Friday

     最初の2試合を1勝ずつで終えたアストロズ対ブレーブスのワールドシリーズは、日本時間10月30日から舞台をアトランタのトゥルイスト・パークに移して行われる。第3戦の先発投手はアストロズがルイス・ガルシア、ブレーブスはイアン・アンダーソンの予定。両チームの先発投手を新人が務めるのは、2006年の第1戦(タイガースのジャスティン・バーランダーとカージナルスのアンソニー・レイエス)以来15年ぶりのことであり、ワールドシリーズ史上8度目となる。

     新人投手対決となる第3戦は、勝利したチームが一歩リードするだけに重要な一戦。ホームでの登板となるアンダーソンは「ファンはワクワクしていると思う。このチームと街はこれまでに何度も成功を収めてきたから、僕たちはファンのためにもう1度それを成し遂げたい」と意気込みを口にした。

     ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは2度先発していずれも5回未満で降板したが、地区シリーズも合わせて3先発で防御率2.25と上々のピッチング。ポストシーズンは通算7先発で3勝0敗、防御率1.47と素晴らしい成績を残している。チャーリー・モートンの離脱により第4戦と第5戦はブルペンゲームとなる可能性が高く、できる限り長いイニングを消化することが求められる。

     一方、ビジターでの登板となるガルシアは、地区シリーズ第3戦とリーグ優勝決定シリーズ第2戦でいずれも5点を失い、早期降板したものの、ワールドシリーズ進出を決めたリーグ優勝決定シリーズ第6戦では6回途中1安打無失点の快投。ダスティ・ベイカー監督は「彼のピッチングを見たことがない人は、いくらでも映像で確認できる。でも、彼のようなピッチングは簡単なように見えて難しんだ」と自信を持って大舞台のマウンドに送り出す。

     1勝1敗で迎えた第3戦を制したチームは、過去60度のうち39度、ワールドシリーズを制している(65%)。ただし、直近17度に限れば13度(76%)とその割合は大きく上昇する。新人投手対決を制して世界一に一歩前進するのは、どちらのチームだろうか。

  • 「スポーティング・ニュース」の各賞発表 最優秀選手は大谷翔平

    2021.10.29 11:00 Friday

     日本時間10月29日、スポーツ専門メディアの「スポーティング・ニュース」が選出する各賞の受賞者が発表された。同メディアは1936年から表彰を行っており、2021年シーズンの年間最優秀選手(メジャー全体から1名を選出)には大谷翔平(エンゼルス)が選出。受賞者は各球団の選手、監督、エグゼクティブを対象とした投票によって決定され、今年は現地9月3日~10月3日のあいだに投票が行われた。なお、この投票では自分が所属する球団のメンバーには投票できないことになっている。

    「スポーティング・ニュース」が選出した各賞の受賞者は以下の通り。今季メジャー最多の107勝をマークしたジャイアンツからはカムバック賞のバスター・ポージーだけでなく、最優秀監督にゲーブ・キャプラー監督、最優秀エグゼクティブにファーハン・ザイディ編成本部長が選ばれており、戦前の予想を覆して見事な快進撃を見せたことが高く評価される結果となった。

    年間最優秀選手
    大谷翔平(エンゼルス)

    ア・リーグ新人王
    アドリス・ガルシア(レンジャーズ)

    ナ・リーグ新人王
    ジョナサン・インディア(レッズ)

    ア・リーグカムバック賞
    トレイ・マンシーニ(オリオールズ)

    ナ・リーグカムバック賞
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)

    ア・リーグ最優秀監督
    ケビン・キャッシュ(レイズ)

    ナ・リーグ最優秀監督
    ゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ)

    年間最優秀エグゼクティブ
    ファーハン・ザイディ(ジャイアンツ)

  • 驚きの人事 アスレチックス・メルビン監督がパドレス監督就任へ

    2021.10.29 10:30 Friday

     ワールドシリーズの試合がない日本時間10月29日、驚きのニュースが球界を駆け巡った。アスレチックスのボブ・メルビン監督がパドレスとの3年契約に合意したことが報じられたのだ。まだ両球団からの正式発表は行われていないものの、アスレチックスは来季まで契約を残していたメルビンがパドレスの面接を受けるのを認め、メルビンの譲渡に関してパドレスから何らかの対価が支払われることはないという。今後1~2日のうちにメルビンのパドレス監督就任が正式発表される見込みとなっている。

     解任されたジェイス・ティングラーの後任となる新監督に「経験」を求めていたパドレスにとって、メルビン獲得はこのうえない最高の人事となったに違いない。現在60歳のメルビンはマリナーズで2年(2003~04年)、ダイヤモンドバックスで5年(2005~09年)、アスレチックスで11年(2011~21年)、合計18年の監督経験があり、現役監督ではトニー・ラルーサ、ダスティ・ベイカー、テリー・フランコーナ、ジョー・マドンに次いで5番目となる通算1346勝(1272敗、勝率.514)をマーク。2007年、2012年、2018年と3度の最優秀監督賞を受賞している。

     ティングラーを解任したパドレスは、ブラッド・オースマス、オジー・ギーエン、マイク・シルト、ルイス・ロハスといった監督経験者との面接を実施。ブレーブスのロン・ワシントン三塁ベースコーチも候補に挙がっており、ワシントンとの面接を行うためにワールドシリーズ終了まで監督決定を待つとの見方もあったが、A・J・プレラーGMはメルビンがベストの選択であると判断したようだ。

    「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、メルビンのアスレチックスでの年俸は400万ドル前後だったという。アスレチックスは来季に向けて年俸総額の削減が予想されており、実績を重ねて年俸が上昇していたメルビンを手放したいという思惑があったのかもしれない。パドレスの監督探しが終了すると同時に、アスレチックスの監督探しがスタートすることになった。

  • 「フィールディング・バイブル・アウォード」の受賞者が決定

    2021.10.29 10:00 Friday

     日本時間10月29日、各種の守備指標をもとに17人の専門家の投票によって決定される「フィールディング・バイブル・アウォード」の受賞者が発表された。この賞は各種の守備指標に通じた専門家が投票し、メジャー全体から各ポジション1名ずつが選ばれるため、「ゴールドグラブ賞よりも価値が高い」という声も多い。2006年から表彰がスタートしたこの賞は、従来の9ポジションに加え、2014年から「マルチ・ポジション」部門を設立してユーティリティ・プレーヤーも表彰できるようにしている。

     昨年は投票者が12人だったが、今年は17人に増員。各ポジションの1位から10位を選出し、1位10ポイント、2位9ポイント、3位8ポイントという形でポイントが与えられるため、満票の場合は170ポイントとなる。今年は左翼手部門で165ポイントを獲得したタイラー・オニール(カージナルス)が最多ポイント(1位14票・2位2票・4位1票)だった。各ポジションの受賞者は以下の通り。

    投手
    ダラス・カイケル(ホワイトソックス:4年ぶり5度目)

    捕手
    ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ:初受賞)

    一塁手
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:4年ぶり4度目)

    二塁手
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:初受賞)

    三塁手
    キブライアン・ヘイズ(パイレーツ:初受賞)

    遊撃手
    カルロス・コレア(アストロズ:初受賞)

    左翼手
    タイラー・オニール(カージナルス:2年連続2度目)

    中堅手
    マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ:初受賞)

    右翼手
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース:初受賞)

    マルチ・ポジション
    エンリケ・ヘルナンデス(レッドソックス:2年連続2度目)

  • Gグラブ賞のファイナリスト発表 カージナルスから最多の6人

    2021.10.29 09:30 Friday

     日本時間10月29日、各ポジションで最高の守備を見せた選手を表彰するゴールドグラブ賞のファイナリスト(各ポジション3名)が発表された。チーム別に見ると、カージナルスからヤディアー・モリーナ、ポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナードなど最多の6人が選出。投手、遊撃手、右翼手を除く6つのポジションでカージナルスからファイナリストが誕生した。なお、最終的な受賞者は日本時間11月8日午前10時30分から「ESPN」で発表される予定となっている。

     ゴールドグラブ賞のファイナリストは以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    ◆投手
    ホゼ・ベリオス(ツインズ/ブルージェイズ)
    ザック・グレインキー(アストロズ)
    ダラス・カイケル(ホワイトソックス)

    ◆捕手
    マーティン・マルドナード(アストロズ)
    ショーン・マーフィー(アスレチックス)
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)

    ◆一塁手
    ユリ・グリエル(アストロズ)
    マット・オルソン(アスレチックス)
    ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)

    ◆二塁手
    デービッド・フレッチャー(エンゼルス)
    ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ)
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)

    ◆三塁手
    マット・チャップマン(アスレチックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    ジョーイ・ウェンドル(レイズ)

    ◆遊撃手
    カルロス・コレア(アストロズ)
    J・P・クロフォード(マリナーズ)
    アンドレルトン・シモンズ(ツインズ)

    ◆左翼手
    ランディ・アロザレーナ(レイズ)
    アンドリュー・ベニンテンディ(ロイヤルズ)
    ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)

    ◆中堅手
    ケビン・キアマイアー(レイズ)
    マイルズ・ストロー(アストロズ/インディアンス)
    マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ)

    ◆右翼手
    ハンター・レンフロー(レッドソックス)
    カイル・タッカー(アストロズ)
    ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ/ヤンキース)

    ナショナル・リーグ

    ◆投手
    ザック・デービース(カブス)
    マックス・フリード(ブレーブス)
    ザック・ウィーラー(フィリーズ)

    ◆捕手
    ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ)

    ◆一塁手
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    マックス・マンシー(ドジャース)

    ◆二塁手
    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    トミー・エドマン(カージナルス)
    コルテン・ウォン(ブリュワーズ)

    ◆三塁手
    ノーラン・アレナード(カージナルス)
    マニー・マチャド(パドレス)
    ライアン・マクマーン(ロッキーズ)

    ◆遊撃手
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    ケビン・ニューマン(パイレーツ)

    ◆左翼手
    タイラー・オニール(カージナルス)
    デービッド・ペラルタ(ダイヤモンドバックス)
    AJ・ポロック(ドジャース)

    ◆中堅手
    ハリソン・ベイダー(カージナルス)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    ジャッキー・ブラッドリーJr.(ブリュワーズ)

    ◆右翼手
    ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    アダム・デュバル(マーリンズ/ブレーブス)
    マイク・ヤストレムスキー(ジャイアンツ)

  • 選手間投票の各賞発表 エンゼルス・大谷翔平は2部門で受賞

    2021.10.29 09:00 Friday

     日本時間10月29日、選手間投票で決定する「プレーヤーズ・チョイス・アウォード」の各賞の受賞者が発表され、大谷翔平(エンゼルス)はメジャー全体から1名のみ選出される「年間最優秀選手」と各リーグから1名ずつ選出される「リーグ最優秀野手」の2部門を受賞した。記者投票で決定するMVPのファイナリストは日本時間11月9日、受賞者は同19日に発表されるが、まずはともにメジャーの舞台で戦った選手たちによって「2021年シーズンのMVP」に選出された。

    「プレーヤーズ・チョイス・アウォード」の各部門の受賞者は以下の通り。なお、「マービン・ミラー賞」は「フィールド上でのパフォーマンスとコミュニティへの経験により、他者をより高いレベルに鼓舞した選手」、「カート・フラッド賞」は「カート・フラッドのように、無私無欲で長年にわたって選手会と選手の権利の進歩に貢献した元選手(存命中・故人を問わない)」に贈られる賞である。

    年間最優秀選手
    大谷翔平(エンゼルス)

    マービン・ミラー賞
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)

    カート・フラッド賞
    マーク・ベランジャー(元オリオールズなど)

    ア・リーグ最優秀野手
    大谷翔平(エンゼルス)

    ナ・リーグ最優秀野手
    ブライス・ハーパー(フィリーズ)

    ア・リーグ最優秀投手
    ロビー・レイ(ブルージェイズ)

    ナ・リーグ最優秀投手
    マックス・シャーザー(ナショナルズ/ドジャース)

    ア・リーグ新人王
    ライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)

    ナ・リーグ新人王
    ジョナサン・インディア(レッズ)

    ア・リーグカムバック賞
    トレイ・マンシーニ(オリオールズ)

    ナ・リーグカムバック賞
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)

  • カブス 正捕手コントレラスの契約延長不成立なら放出を検討か

    2021.10.28 11:00 Thursday

     カブスは昨オフにカイル・シュワーバーをノンテンダーFAとし、ダルビッシュ有をトレードで放出。さらに、今年7月にはクリス・ブライアント、アンソニー・リゾー、ハビアー・バイエズ、クレイグ・キンブレル、ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・チェイフィン、ライアン・テペラをトレードするなど、次々に主力選手を放出してきた。チームに残るスター選手はカイル・ヘンドリックスとウィルソン・コントレラスくらいだが、来季終了にFAとなるコントレラスの動向に注目が集まっている。

     コントレラスは来季終了後にFAとなるため、ジェッド・ホイヤー編成本部長は今オフ中にコントレラスとの契約延長交渉を行うとみられる。現在29歳のコントレラスは、今季128試合に出場して打率.237、21本塁打、57打点、5盗塁、OPS.778を記録。2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、リーグを代表する捕手の1人である。また、5歳下の弟ウィリアム・コントレラスはブレーブスに在籍し、ワールドシリーズのロースターにも名を連ねている。

     ホイヤーはコントレラスを軸としたチーム再建を考えているとみられるが、契約延長交渉が不調に終わった場合は、この限りではないだろう。「ジ・アスレチック」でカブスを担当するサハデブ・シャルマ記者は「新たな契約が成立しなければ、ホイヤーはほぼ間違いなくコントレラスを売りに出すだろう」と記している。

     今オフのFA市場では、バスター・ポージー(ジャイアンツ)とマイク・ズニーノ(レイズ)の来季の契約オプション行使が確実のため、マニー・ピーニャ(ブリュワーズ)やヤン・ゴームズ(アスレチックス)がトップクラスの捕手となるくらいの人材難。来季の契約オプションを持つクリスチャン・バスケス(レッドソックス)やタッカー・バーンハート(レッズ)がFA市場に出てくる可能性はあるが、捕手の補強を目指すチームにとってコントレラスは魅力的なターゲットとなる。コントレラスの契約延長交渉の行方には注目が集まりそうだ。

  • 難航するメッツの新GM探し 他球団からの引き抜きはまたも失敗

    2021.10.28 10:00 Thursday

     メッツはフロントオフィスの新たなリーダー(GMもしくは編成本部長)が見つからない状況が続いている。当初はセオ・エプスタイン、ビリー・ビーン、デービッド・スターンズといったビッグネームが候補に挙がっていたが、いずれも交渉は不調に終わり、ジャイアンツのスコット・ハリスGMの引き抜きにも失敗。さらに、ブリュワーズのマット・アーノルドGM、カージナルスのマイケル・ガーシュGM、ブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長の引き抜きを画策したものの、いずれも失敗したことが明らかになった。

     ブリュワーズの編成本部長を務めるスターンズの引き抜きを画策したメッツは、ブリュワーズのマーク・アタナシオ・オーナーにスターンズとの面接を行う許可を求めたが、アタナシオはこれを拒否。メッツはさらにスターンズのもとでGMを務めるアーノルドとの面接を希望したものの、これもブリュワーズが認めなかったという。スターンズを筆頭として優秀なフロントオフィスのもとで3年ぶりの地区優勝を果たしたブリュワーズは、自軍のスタッフを簡単に流出させるつもりはないようだ。

     また、カージナルスのGMを務めるガーシュは、メッツへの移籍を希望せず、カージナルスに留まることを選択したという。ガーシュはジョン・モゼリアック編成本部長に次ぐフロントオフィスのナンバー2という位置付けだが、メッツのフロントオフィスのトップになるよりもカージナルスのナンバー2でいることを選んだということになる。2006年からカージナルスのフロントオフィスに在籍しているガーシュは、チームへの愛着を優先したとみられている。

     ブロディ・バンワグネンを解任したあと、ジャレッド・ポーター、ザック・スコットとGMが2人続けて不祥事により解任されたメッツ。ブルージェイズの球団社長を務めるシャパイロの引き抜きにも失敗したことが報じられており、リストアップした候補者とまともに面接すらできない状況が続いている。スティーブ・コーエン・オーナーとサンディ・アルダーソン球団社長はフロントオフィスのトップに就任してくれる人物を見つけることができるのだろうか。

  • マーリンズが正遊撃手ロハスと契約延長 2年1000万ドルで合意

    2021.10.28 09:00 Thursday

    「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、マーリンズは正遊撃手ミゲル・ロハスと2年1000万ドルで契約延長に合意したようだ(現時点では球団からの正式発表なし)。来年2月に33歳の誕生日を迎えるロハスは、マーリンズの最古参選手で、非公式のキャプテンでもある。今年のレギュラーシーズン最終戦ではドン・マティングリー監督に代わって1試合限定で監督を務めた(マティングリーはレギュラーシーズン最終戦で選手に監督を任せるのを恒例行事としており、ロハスは2019年にも監督を務めた)。

     選手の契約状況に詳しい「Cot’s Baseball Contracts」によると、ロハスの来季の契約は年俸550万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)。ただし、このオプションはロハスが2021年シーズンに500打席以上出場し、2022年のスプリング・トレーニングに向けて健康な状態をキープしていた場合に保証されることになっており、ロハスは今季539打席に出場して健康な状態でシーズンを終えたため、条件をクリアしていた。今回の2年1000万ドルの契約延長は、残り1年550万ドルの契約に置き換わる形で結ばれることになるだろう。

     今季のロハスは正遊撃手として132試合に出場し、打率.265、9本塁打、48打点、13盗塁、OPS.714を記録。2020年にゴールドグラブ賞のファイナリストに選出されたように遊撃の守備も安定しており、今季は守備防御点+4をマークした。来季以降も正遊撃手かつチームリーダーとしてマーリンズを牽引していくことになりそうだ。

     なお、マーリンズではエース右腕のサンディ・アルカンタラも今オフ中に契約延長する可能性があるとみられている。現在26歳のアルカンタラは今季、自身初となる200イニングと200奪三振をクリア。この2つを同一シーズンに達成したのは、マーリンズでは2002年のA・J・バーネット以来だった。サービスタイムが3年を超えたため、今オフに初めて年俸調停権を得る。

  • 41歳のネルソン・クルーズがロベルト・クレメンテ賞を受賞

    2021.10.28 08:00 Thursday

     日本時間10月28日、2021年のロベルト・クレメンテ賞の受賞者に41歳の大ベテラン、ネルソン・クルーズが選出された。この賞はコミッショナー、ロベルト・クレメンテ氏の子供、元選手、ジャーナリスト、ファンの投票によって受賞者が決定され、「フィールドの内外を問わず、並外れた人格、地域社会への貢献、慈善活動などを通じてベースボールを最も代表する選手」に贈られるため、「MVP以上の栄誉」と言われることも多い。クルーズは3度目のノミネートで嬉しい受賞となった。

     クルーズがドミニカ共和国の北西部に位置するラス・マタス・デ・サンタ・クルスに歯科医と検眼士を連れてきたのは、もう何年も前のことである。クルーズは今でも、歯を失った人々が笑顔もなく、他人の目を見ることのできない状態だったことを覚えているという。「彼らは笑顔を見せるようになった。人々の生活をより良くし、自信を持って生活してもらう。これが僕の誇りなんだ」とクルーズは嬉しそうに語る。

    「誰かに認めてもらったり、賞をもらったりするために活動しているわけではない。でも、こうやって認めてもらえるのは嬉しいね」とクルーズ。今年7月にツインズからレイズへトレードされたが、ロベルト・クレメンテ賞にはツインズの代表として選出。「ノミネートされた他の29人の選手も受賞に値すると思う。自分が受賞できたことを神に感謝したい」と他のノミネート選手に敬意を示すことも忘れなかった。

     クルーズの故郷では、多くの人々がクルーズの慈善活動による恩恵を受けている。歯科医や検眼士を派遣しただけでなく、警察署や診療所への資金提供、救急車や消防車の寄贈など、クルーズは様々な活動を行ってきた。また、新型コロナウイルスのパンデミックの際には、医薬品や食料の提供、経済的支援などで故郷の人々を手助けした。なお、クルーズはクレメンテについて「追いかけたくなる人、手本にしたくなる人」と話している。

     ツインズからのロベルト・クレメンテ賞の受賞者は、1977年のロッド・カルー、1994年のデーブ・ウィンフィールド、1996年のカービー・パケットに次いでクルーズが4人目。ワールドシリーズ第2戦の試合前に、ミニッツメイド・パークで表彰式が行われる。

  • ブレーブス 骨折のモートンに代わってデービッドソンを登録

    2021.10.28 07:00 Thursday

     日本時間10月28日、ブレーブスは前日のワールドシリーズ第1戦で右足の腓骨を骨折したチャーリー・モートンに代わって左腕タッカー・デービッドソンをロースターに登録した。デービッドソンは今年5月から6月にかけて4試合に先発し、防御率3.60とまずまずのピッチングを見せたが、左前腕の炎症により長期離脱。4ヶ月ぶりの戦列復帰となる。ブルペンゲームが予想される第4戦、もしくはモートンの代役として第5戦で先発する可能性があるとみられている。

     ブレーブスは第2戦にエース左腕のマックス・フリードが先発し、移動日を挟んで本拠地トゥルイスト・パークで行われる第3戦には新人右腕のイアン・アンダーソンが先発することを発表。リーグ優勝決定シリーズの第4戦ではジェシー・チャベスを先発に立て、ドリュー・スマイリーがロングリリーフする形でブルペンゲームを展開したが、ワールドシリーズでも同様の戦い方になることが予想されている。

     現在25歳のデービッドソンは昨年メジャーデビューし、1試合に登板。今季は4試合に登板し、メジャー初勝利こそ逃したものの、最初の3登板は6回5安打3失点、6回途中1安打無失点、6回4安打無失点と先発の役割をしっかり果たした。4度目の登板で左前腕の違和感を訴え、3回途中5安打5失点で降板し、長期離脱となったが、AAA級のシーズン最終戦で戦列復帰。その後はフロリダ州ノースポートにある球団施設で調整を続けていた。

  • ブレーブス先勝のWS 第2戦の先発はフリードとウルキディ

    2021.10.27 15:30 Wednesday

     日本時間10月27日に開幕したワールドシリーズは、ブレーブスがアストロズを6対2で破り、1勝0敗とリードを奪った。初戦を制したブレーブスは明日の第2戦にエース左腕のマックス・フリードが先発予定。初戦に先発したチャーリー・モートンが右足腓骨の骨折で今季絶望となったため、エース左腕が投げる第2戦は必ず勝利したいところだ。一方、ホームで黒星発進となったアストロズはホゼ・ウルキディが先発。新人右腕ルイス・ガルシアは第3戦に先発することが発表されている。

     第2戦の先発を任されたフリードは「1打席1打席というよりも1球1球を大切にしていきたい。深呼吸をして、落ち着いて狙い通りの球を投げることができれば結果はついてくると思う」とコメント。5回途中8安打5失点で降板したドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦を「失投を見逃してくれなかった」と振り返り、「これまでの努力を信じ、全力を尽くしたい」と意気込みを口にした。

     アストロズは第2戦でガルシアの先発が予想されたものの、ダスティ・ベイカー監督は第2戦にウルキディ、第3戦にガルシアを先発させることを決断。リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発したウルキディの登板間隔が必要以上に空くことを避け、ガルシアを中4日ではなく中6日という万全の状態で第3戦に送り込むことが狙いのようだ。

     ウルキディは過去2年もポストシーズンの舞台を経験しており、メジャーデビューを果たした2019年にはワールドシリーズでも2試合(うち1先発)に登板。「初めてのときとはずいぶん違う。自信を持てるようになったし、準備のやり方もわかるようになった」と当時の経験は現在に生かされている。「大事な役割であることは理解しているが、神経質になるよりもワクワクしている。チームのために全力を尽くすのが楽しみだよ」とウルキディ。「積極的にストライクゾーンを攻める姿勢を忘れないようにしたい」と第2戦に向けた心構えを語った。

  • 新監督を探すパドレス 2005年世界一・ギーエンの面接を実施

    2021.10.27 10:00 Wednesday

     解任したジェイス・ティングラーの後任となる新監督を探しているパドレスは、すでにルイス・ロハス(メッツ前監督)やマイク・シルト(カージナルス前監督)との面接を行ったことが報じられているが、「ジ・アスレチック」でパドレスを担当するデニス・リン記者によると、オジー・ギーエンとの面接も実施したようだ。ギーエンは2005年にホワイトソックスが88年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたときの監督だが、2012年にマーリンズを率いて地区最下位に沈んだのを最後にメジャーの現場からは離れている。

     現時点でパドレスの新監督候補に挙がっているのは、ブラッド・オースマス(エンゼルス前監督)、シルト、ロハス、そしてギーエンの4人だ。ギーエンはマーリンズの監督を解任されたあと、メジャーの監督を務めることに興味を示し続けていたが、面接を行う段階まで進んだのは今回が初めて。近年は「ESPN」や「NBCスポーツ・シカゴ」で解説者を務めていた。

     現役時代はホワイトソックスなどで16年間のメジャー生活を過ごし、1985年新人王、1990年ゴールドグラブ賞、オールスター・ゲーム選出3度など、俊足好守の遊撃手として活躍。オリオールズ、ブレーブスを経て2000年にデビルレイズ(現レイズ)でプレーしたのを最後に引退し、2003年オフに39歳の若さで古巣ホワイトソックスの監督に就任した。2005年にワールドシリーズ制覇を成し遂げて最優秀監督賞を受賞し、2008年にも地区優勝してポストシーズン進出を果たしたが、2011年シーズン終盤に解任。その後1年だけマーリンズの監督を務めた。

     パドレスはアンディ・グリーン、ティングラーとメジャー監督経験のない監督が2人続いたが、今回の新監督探しでは経験を重視する方針を示し、当初はロン・ワシントンやバック・ショウォルターといった名前が候補に挙げられていた。その後、直近の監督経験がある人物(オースマス、シルト、ロハス)にシフトしたかと思いきや、10年近く現場を離れているギーエンの名前も浮上。どんな方針で新監督探しを進めているか見えてこないが、A・J・プレラーGMは誰を新監督に選ぶのだろうか。

  • 大谷翔平がコミッショナー特別表彰を受賞 ジーター以来7年ぶり

    2021.10.27 09:00 Wednesday

     ア・リーグMVP受賞が確実視される大谷翔平(エンゼルス)だが、その前にMVP以上の栄誉とも言える大きな勲章を手に入れた。日本時間10月27日、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは大谷に「コミッショナー特別表彰」を授与することを発表。この賞は1998年にバド・シーリグ前コミッショナーによって設立されたものであり、合計15の人物やチームに授与されてきたが、コミッショナーが交代した2015年以降では大谷が初の受賞者となる。

     この賞は特定のシーズンに特定の偉業を成し遂げた人物やチーム、または長年のキャリアのなかで野球というスポーツに大きな影響を与えた人物を称えることを目的としている。今季の大谷は投打にわたる二刀流の大活躍でメジャーの歴史に新たな1ページを刻み、オールスター・ゲームでも二刀流での出場を実現。あまりにも非凡で、センセーショナルで、前例のない活躍を見せたことから、史上16度目となる「コミッショナー特別表彰」が授与されることになった。

     過去には1998年に球史に残る本塁打レースを繰り広げたマーク・マグワイアとサミー・ソーサ、2632試合連続出場の大記録を作ったカル・リプケンJr.、シーズン73本塁打のメジャー記録を作ったバリー・ボンズ、シーズン116勝を記録したマリナーズ、7度のサイ・ヤング賞を受賞したロジャー・クレメンス、シーズン262安打のメジャー記録を作ったイチローらが受賞。トニー・グウィン、マリアーノ・リベラ、デレク・ジーターといった名選手たちも引退時に表彰され、選手以外ではレイチェル・ロビンソン(人種の壁を打ち破ったジャッキー・ロビンソンの妻)とビン・スカリー(ドジャースで65年間活躍した名アナウンサー)も受賞している。

     今季の大谷は打者として46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.965、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振を記録。この二刀流での大活躍は、少なくとも「コミッショナー特別表彰」という形でメジャーの歴史に刻まれることになった。

  • 【WSロースター】ブレーブスは右腕ライトと韋駄天ゴアを登録

    2021.10.27 07:45 Wednesday

     日本時間10月27日、ブレーブスはアストロズとのワールドシリーズ第1戦に先立ってワールドシリーズのロースター26名を発表し、リーグ優勝決定シリーズのロースターからジェイコブ・ウェブとヨハン・カマルゴの2人が外れ、右腕カイル・ライトと快足外野手のテランス・ゴアが登録された。ライトはロングリリーフでの起用が有力だが、4人目の先発投手として第4戦の先発を任される可能性もある。球界屈指のスピードスターとして知られるゴアは勝負所での代走の切り札として起用されることになりそうだ。

     ブレーブスが発表したロースター26名と第1戦のスタメンは以下の通り。

    投手(12名)
    イアン・アンダーソン
    ジェシー・チャベス
    マックス・フリード
    ルーク・ジャクソン
    ディラン・リー
    クリス・マーティン
    タイラー・マツェック
    A・J・ミンター
    チャーリー・モートン
    ウィル・スミス
    ドリュー・スマイリー
    カイル・ライト

    捕手(2名)
    ウィリアム・コントレラス
    トラビス・ダーノウ

    内野手(5名)
    オジー・オルビーズ
    オーランド・アルシア
    フレディ・フリーマン
    オースティン・ライリー
    ダンズビー・スワンソン

    外野手(7名)
    エイレ・アドリアンザ
    アダム・デュバル
    テランス・ゴア
    ギイェルモ・ヘレディア
    ジョク・ピーダーソン
    エディ・ロサリオ
    ホルヘ・ソレアー

    ◆スタメン
    (指)ソレアー
    (一)フリーマン
    (二)オルビーズ
    (三)ライリー
    (左)ロサリオ
    (中)デュバル
    (捕)ダーノウ
    (右)ピーダーソン
    (遊)スワンソン
    先発投手:モートン

  • 【WSロースター】アストロズは便利屋・ゴンザレスを登録

    2021.10.27 07:30 Wednesday

     日本時間10月27日、アストロズはブレーブスとのワールドシリーズ第1戦に先立ってワールドシリーズのロースター26名を発表した。故障中のジェイク・マイヤーズに代わってユーティリティ・プレーヤーのマーウィン・ゴンザレスがロースター入り。ゴンザレスは今年8月にレッドソックスを解雇され、古巣アストロズとマイナー契約。2017年にはワールドシリーズ制覇に貢献している。今季は右腕に対してOPS.521、左腕に対してOPS.713を記録しており、対左腕用の代打要員として起用されることになりそうだ。

     アストロズが発表したロースター26名と第1戦のスタメンは以下の通り。

    投手(13名)
    イミー・ガルシア
    ルイス・ガルシア
    ケンドール・グレイブマン
    ザック・グレインキー
    クリスチャン・ハビアー
    フィル・メイトン
    ジェイク・オドリッジ
    ライアン・プレスリー
    ブルックス・レイリー
    ライン・スタネック
    ブレイク・テイラー
    ホゼ・ウルキディ
    フランバー・バルデス

    捕手(2名)
    ジェイソン・カストロ
    マーティン・マルドナード

    内野手(6名)
    ホゼ・アルトゥーベ
    アレックス・ブレグマン
    カルロス・コレア
    アレドミス・ディアス
    マーウィン・ゴンザレス
    ユリ・グリエル

    外野手(5名)
    ヨーダン・アルバレス
    マイケル・ブラントリー
    チャス・マコーミック
    ホゼ・シリ
    カイル・タッカー

    ◆スタメン
    (二)アルトゥーベ
    (左)ブラントリー
    (三)ブレグマン
    (指)アルバレス
    (遊)コレア
    (右)タッカー
    (一)グリエル
    (中)マコーミック
    (捕)マルドナード
    先発投手:バルデス

  • 【WS展望】PSで16年ぶりの対戦 親子対決や同期対決にも注目

    2021.10.26 11:30 Tuesday

     ア・リーグ王者のアストロズとナ・リーグ王者のブレーブスが激突するワールドシリーズが日本時間10月27日にスタートする。この2チームがワールドシリーズで対戦するのは初めてだが、アストロズがナ・リーグ中部地区に所属していた時代にポストシーズンで5度(すべて地区シリーズ)対戦しており、最初の3度はブレーブス、残りの2度はアストロズが勝利。ポストシーズンでの対戦は2005年以来16年ぶりとなるが、親子対決や同期対決など、注目ポイントが非常に多いシリーズとなっている。

     アストロズは72歳のダスティ・ベイカー監督が24年間の監督生活で初めての世界一を目指す。監督通算1987勝はメジャー歴代12位の大記録であり、ワールドシリーズ制覇の経験がない監督としては最多。19歳のときにブレーブスの選手としてアストロズ戦でメジャーデビューを果たしたベイカーは、アストロズの監督としてブレーブスを破り、監督として初のチャンピオンリングを手にすることができるだろうか。

     一方のブレーブスは今年1月に亡くなったハンク・アーロンに捧げる世界一を目指す(ベイカーはブレーブスでアーロンとチームメイトだった)。ブライアン・スニッカー監督はプロ入りした1977年から45シーズンにわたってブレーブスの球団組織に在籍している66歳。息子のトロイ・スニッカーが打撃コーチとしてアストロズに在籍しており、親子対決が注目されている。

     また、ブレーブスの正遊撃手ダンズビー・スワンソンは2015年ドラフト全体1位指名、アストロズの正三塁手アレックス・ブレグマンは同2位指名でプロ入りしているが、同じ年のドラフト指名トップ2の2人がワールドシリーズで対戦するのは今回が初めてだという。ブレグマンが全体1位指名を逃した悔しさを忘れないために背番号「2」を背負っているのは有名な話。この同期対決にも注目したい。

     攻撃力ではアストロズ、投手力ではブレーブスに分がある印象(アストロズはエース右腕のランス・マカラーズJr.の欠場が決定)。なお、メジャーリーグ公式サイトでは4人の記者がワールドシリーズの勝敗予想を行い、アリソン・フーター記者とブライアン・マクタガート記者(アストロズ担当)は4勝2敗でアストロズ、アンソニー・カストロビンス記者は4勝3敗でアストロズ、マーク・ボーマン記者(ブレーブス担当)は4勝3敗でブレーブスの勝利を予想している。

  • 昨季ドジャースで世界一のピーダーソン 史上9人目の快挙なるか

    2021.10.26 10:30 Tuesday

     10月になると毎年のように強打を発揮し、「ジョクトーバー」の異名を誇るジョク・ピーダーソン(ブレーブス)。今年もここまでポストシーズン10試合に出場して3本塁打、9打点、OPS.909の好成績をマークしている。ピーダーソンは昨季ドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇を経験しており、日本時間10月27日から始まるアストロズとのワールドシリーズに勝利すれば、「異なるチームで2年連続世界一」という史上9人目の快挙を達成することになる。

     ワールドシリーズは1903年にスタート。120年近い歴史のなかで2連覇以上が14度達成されているため、「2年連続世界一」を経験した選手は多い。しかし、「異なるチームで2年連続世界一」となると、その数は意外なほどに少なく、これまでに以下の8人しか達成していない。

    アリー・クラーク(1947年ヤンキース・48年インディアンス)
    クレム・ラビン(1959年ドジャース・60年パイレーツ)
    ビル・スコウロン(1962年ヤンキース・63年ドジャース)
    ドン・ガレット(1976年レッズ・77年ヤンキース)
    ジャック・モリス(1991年ツインズ・92年ブルージェイズ)
    ライアン・テリオー(2011年カージナルス・12年ジャイアンツ)
    ジェイク・ピービー(2013年レッドソックス・14年ジャイアンツ)
    ベン・ゾブリスト(2015年ロイヤルズ・16年カブス)

     ゾブリストの活躍は記憶に新しい。2015年はシーズン途中にアスレチックスからロイヤルズへ移籍してワールドシリーズ制覇を経験。FAとなってカブスと契約し、ワールドシリーズでは第7戦の延長10回表に放った勝ち越しタイムリーを含む28打数10安打(打率.357)の活躍でMVPに選ばれた。

     優勝請負人として有名なのは殿堂入り投手のモリスだ。14年間プレーしたタイガースを離れて1年契約でツインズに加入すると、18勝をマーク。ワールドシリーズでは3先発で2勝0敗、防御率1.17と素晴らしい活躍を見せ、MVPを受賞した。翌年はブルージェイズと契約し、自己最多タイの21勝を記録。ポストシーズンでは4先発で1勝もできなかったが、タイガース時代の1984年も含めると自身3つ目となるチャンピオンリングを獲得した。

    「ジョクトーバー」ことピーダーソンは、明日から始まるワールドシリーズでも自慢の強打を発揮し、史上9人目の快挙を達成することができるだろうか。

  • FAのリゾーがヤンキース残留を熱望 再契約ならボイトは放出か

    2021.10.26 10:00 Tuesday

    「ニューアーク・スター・レッジャー」のボブ・クラピシュ記者は、アンソニー・リゾーの家族の1人から聞いた話として、リゾーがヤンキース残留を熱望していることを伝えた。もしヤンキースがリゾーとの再契約を望んでいるのであれば、これは再契約に向けた大きな一歩となる。リゾーの家族がニューヨーク州に隣接するニュージャージー州の近くで暮らしていることも、ヤンキースにとってアドバンテージとなるかもしれない。もしリゾーとの再契約が実現すれば、ルーク・ボイトのトレード話が再燃することになりそうだ。

     現在32歳のリゾーは、今年7月末のトレードでカブスからヤンキースへ移籍。ヤンキースでの初出場から6試合連続打点を記録するなど、移籍直後は強打を発揮したが、新型コロナウイルス陽性で離脱したあとは失速し、トータルで見れば平凡な成績に終わった。今季はカブスとヤンキースで合計141試合に出場して打率.248、22本塁打、61打点、6盗塁、OPS.783という成績。しかし、ヤンキースはリゾーとジョーイ・ギャロの加入により右打者偏重の打線のバランスが改善され、リゾーの加入後は貯金17という快進撃を見せて第2ワイルドカードでポストシーズン進出を果たした。

    「ジ・アスレチック」の報道によると、リゾーは今年3月にカブスから提示された5年7000万ドルの契約延長オファーを拒否したという。今オフのFA市場はフレディ・フリーマン、リゾー、ブランドン・ベルトくらいしか有力な一塁手がおらず、フリーマンがブレーブス、ベルトがジャイアンツと再契約を結んだ場合、複数のチームによるリゾー争奪戦が繰り広げられることが予想される。ただし、リゾーは2年連続でOPS.800未満に終わっており、契約条件はそれほど高騰しないかもしれない。

     ヤンキースの指名打者の枠はジャンカルロ・スタントンで埋まっているため、もしヤンキースがリゾーと再契約した場合、2020年本塁打王のボイトはトレード放出が濃厚だ。今年7月にも放出が有力視されながらもトレードは実現しなかったが、リゾーと複数年契約を結ぶのであれば、ボイトを放出して戦力の整理を行うのは間違いないだろう。

  • メッツ前監督のロハスがパドレスの新監督候補に 投手コーチは決定

    2021.10.26 09:00 Tuesday

     地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、ジェイス・ティングラー監督を解任したパドレスは、後任となる新監督について、カージナルス前監督のマイク・シルトに加え、メッツ前監督のルイス・ロハスとも面接を行っているようだ。チームにおけるリーダーシップの欠如が課題となっていたパドレスは、ロン・ワシントンやバック・ショウォルターといった経験豊富な人物が新監督候補に挙げられていたが、新監督探しの方針は変わりつつあるようだ。

     今季まで他球団で指揮を執っていたシルトやロハスとの面接が行われていることを考えると、パドレスの新監督探しは「経験」よりも「現代の野球に適応する能力」を重視する方向にシフトしつつあることが予想される。シルトはカージナルスの監督して2019年から今季まで3年連続でポストシーズン進出を達成。2019年には最優秀監督賞を受賞しているが、「考え方の違い」により今季終了後に解任された。

     53歳のシルトに比べると、ロハスは40歳と非常に若い。2019年オフにメッツの監督に就任したカルロス・ベルトランがアストロズのサイン盗み問題の影響で1試合も指揮を執ることなく解任され、内部昇格という形で監督に就任。しかし、ポストシーズン進出を期待された今季は8月中旬まで地区首位をキープしながらも急失速し、77勝85敗の借金8という期待はずれの成績に終わって解任された。以前から将来の監督候補として高く評価されていたロハスだが、「監督就任が早すぎた」との声もある。

     監督の座が空席となっているパドレスだが、投手コーチの人選は最終段階を迎えているようだ。「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、インディアンスで投手コーチ補佐を務めるルーベン・ニエブラの投手コーチ就任が決定的となっている模様。インディアンスは投手育成能力の高さに定評のあるチームであり、ニエブラはその手腕をパドレスでも発揮することが期待される。

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