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  • Rソックスが澤村獲得を正式発表 2年契約+オプション1年

    2021.2.17 10:00 Wednesday

     日本時間2月17日、レッドソックスは千葉ロッテマリーンズから海外フリーエージェント権を行使してメジャーリーグ移籍を目指していた澤村拓一と2年契約を結んだことを正式に発表した。2023年の契約は「二重の球団/選手オプション」と発表されており、澤村の成績次第で条件が変動するものとみられる。なお、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは澤村の契約について「2年間の保証額は300万ドル、3年間の総額は最大で765万ドル」と伝えている。

     メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンは澤村の起用法について「マット・バーンズ、アダム・オッタビーノ、ダーウィンソン・ヘルナンデスとともに試合終盤のリリーフという大きな役割を担う可能性がある」と伝えている。ブラウンによると、アレックス・コーラ監督はまだクローザーを決めておらず、複数の投手を使い分ける可能性があり、その候補に澤村が含まれる可能性もあるという。

     レッドソックスは澤村について「レッドソックスでプレーする9人目の日本出身選手」と紹介。過去にはデーブ・ロバーツ(現ドジャース監督・沖縄出身)、大家友和、野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、上原浩治がプレーしており、レッドソックスで日本出身選手がプレーするのは2016年の田澤と上原以来5年ぶりとなる。

     なお、レッドソックスはロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、澤村の加入に伴いジェフリー・スプリングスのDFAを発表している。スプリングスは28歳の左腕で、昨年1月にサム・トラビスとのトレードでレンジャーズから加入。昨季は16試合に登板して0勝2敗、1ホールド、防御率7.08という成績だった。

     レッドソックスは現地時間2月18日にバッテリー組(投手と捕手)がキャンプイン。同22日に野手が合流してチーム全体でのキャンプがスタートし、同28日にオープン戦の初戦(対ツインズ)を迎える予定となっている。

  • 投手補強を狙うメッツ 救援右腕・ローゼンタールに興味

    2021.2.16 14:00 Tuesday

     タイワン・ウォーカーやジェイク・オドリッジといった先発投手への関心が報じられているメッツだが、それと並行してブルペンの補強も狙っているようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマによると、メッツはパドレスからフリーエージェントとなったトレバー・ローゼンタールに興味を示しているという。大不振の2019年から一転、昨季見事な復活を遂げた右腕は、積極的な補強を展開するメッツに加わることになるのだろうか。

     現在30歳のローゼンタールはカージナルス時代に絶対的守護神として活躍。メジャー3年目の2014年に45セーブを記録すると、翌2015年には2勝4敗48セーブ、防御率2.10の好成績をマークし、球団の年間最多セーブ記録を更新してオールスター・ゲームにも初選出された。しかし、その後は成績が悪化し、2017年にはトミー・ジョン手術。同年オフにフリーエージェントとなり、2018年は無所属のまま1年を過ごした。

     2019年はナショナルズの一員として開幕を迎えたが、開幕からの4登板でアウトを1つも取れない大波乱の幕開けとなり、防御率22点台で6月下旬に解雇。タイガースでも防御率7点台に終わり、マイナー契約で加入したヤンキースではメジャーでの登板機会すら与えられなかった。

     ところが、昨季はカージナルス時代の指揮官であるマイク・マシーニー監督が率いるロイヤルズでクローザーとして復活を遂げ、14試合に登板して7セーブを記録。8月末にパドレスへ移籍すると、移籍後は9試合に登板して10イニングを自責点0(失点は1)に抑えるほぼ完璧なピッチングを披露した。結局、昨季は2球団合計で23試合に登板して1勝0敗11セーブ、防御率1.90という見事な成績を残し、現在フリーエージェント市場に残っているベストの救援投手と言われている。

     メッツにはエドウィン・ディアスというクローザーがいるものの、過去2年間のセーブ成功率は74.4%と信頼感に欠けるため、ローゼンタールの獲得に成功した場合はディアスがセットアッパーに回ることになるかもしれない。先発投手補強の行方とともに、ローゼンタールの動向にも注目したい。

  • ドジャース・カーショウ 来季以降の現役続行は「わからない」

    2021.2.16 13:00 Tuesday

     クレイトン・カーショウ(ドジャース)は今季がメジャー14年目のシーズンとなる。ドジャースと結んでいる3年9300万ドルの契約は今季限りで終了。ドジャースとの契約延長交渉はまだ開始されておらず、現時点では今季終了後にフリーエージェントとなる立場である。よって、カーショウにとって今季がドジャースでプレーする最後のシーズンとなる可能性もある。カーショウは地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」に対し、自身の将来について「わからない」と語っている。

     カーショウは来月19日に33歳の誕生日を迎える。現役引退を考えるにはまだ早い。しかし、最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度、投手三冠王1度、MVP1度、サイ・ヤング賞3度という輝かしい実績に加え、昨季は念願のワールドシリーズ制覇を達成。1人のプロ野球選手としてやり残したことはほとんどないに等しい。

     この点についてはカーショウ自身も認めており、チャンピオン・リングを手にしたことでモチベーションに変化があったという。ただし、野球に対するモチベーションが失われたわけではなく、ワールドシリーズ制覇だけを目指していたこれまでに対し、現在は「勝って当たり前と思われている素晴らしいチームで勝たなければならない」というプレッシャーと戦うことにモチベーションを感じているようだ。

     ドジャースでの現役続行に問題があるとすれば、それは家族の存在だ。カーショウの自宅はテキサス州ダラスにあるが、これまでは子供たちが就学前だったため、気軽にロサンゼルスへ遊びに行くことができた。しかし、カーショウが実績を積み重ねるあいだに子供たちも年齢を重ねており、妻・エレンは「シーズン中に子供たちを学校から連れ出してロサンゼルスへ行くのは簡単なことではない」と話している。

     また、トレバー・バウアーに3年1億200万ドルという破格の契約をオファーしたドジャースがカーショウを引き留めるためにどんな契約をオファーするかも注目される。ドジャースは今季終了後にフリーエージェントとなる選手の総額で8000万ドル近い資金が浮くため、カーショウとの再契約は不可能ではないものの、コリー・シーガーの流出も阻止しなければならない。また、カーショウに対する次のオファーは間違いなくバウアーへの破格のオファーと比較されることになる。一歩間違えればカーショウのプライドを大きく傷つけることにもなりかねない。

     もしカーショウが家族との時間を優先するのであれば、レンジャーズでの現役続行という方法も考えられる。もちろん、ドジャースへの強い愛着を口にするカーショウが家族との時間を犠牲にしてドジャースでの現役続行を選択する可能性もある。現時点でカーショウが「わからない」と発言している以上、カーショウの将来は誰にもわからない。「できるだけ長く投げ続けたい」とも語っているカーショウだが、自身の将来についてどんな決断を下すのだろうか。

  • メッツがピラーと1年契約で合意 ブラッドリーJr.からは撤退か

    2021.2.16 12:30 Tuesday

     日本時間2月16日、メッツがロッキーズからフリーエージェントとなっていたケビン・ピラーと1年契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。ジョージ・スプリンガーの獲得に失敗したメッツは今季もブランドン・ニモを正中堅手として起用する見込みだが、アルバート・アルモラJr.に加えてピラーまで獲得。外野手の層はかなり厚くなっており、ジャッキー・ブラッドリーJr.の獲得に動く可能性は限りなく低くなったと言えそうだ。

     現在32歳のピラーは昨季レッドソックスとロッキーズで合計54試合に出場して打率.288、6本塁打、26打点、5盗塁、OPS.798を記録。かつてメジャー屈指のレベルを誇った守備力には衰えがみられるものの、近年は打撃力がアップしており、昨季の打率.288、出塁率.336、長打率.462はいずれも自己ベストを更新した。

     レギュラー級の実力を持つピラーだが、外野手の層が厚いメッツではレギュラーの座は保証されていない。外野の両翼にはドミニク・スミス、マイケル・コンフォートという好打者がおり、右打ちのピラーは左打ちのニモと中堅でのプラトーン起用が有力。アルモラJr.やギジェルモ・エレディア、ホゼ・マルティネスも控えており、さらにはジョナサン・ビヤーも外野を守ることができるため、2チーム分の外野トリオを形成できそうなくらいの選手層となっている。

     スプリンガーやトレバー・バウアーといった大物フリーエージェント選手の獲得を逃したことばかりが目立っている今オフのメッツだが、インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したほか、捕手にジェームス・マッキャン、ブルペンにはトレバー・メイやアーロン・ループを加えるなど、的確な補強を展開。一連の補強のなかで選手層も非常に厚くなっている。今後は投手補強に動くとみられており、さらに戦力アップして開幕を迎えることになりそうだ。

     なお、ピラーの契約条件について「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「1年500万ドル、最大で2年1000万ドル」と伝えている。

  • ツインズが先発右腕・シューメイカーと1年200万ドルで契約合意

    2021.2.16 12:00 Tuesday

     日本時間2月16日、ツインズがブルージェイズからフリーエージェントとなっていた先発右腕マット・シューメイカーと1年200万ドルで合意したことが明らかになった。最大25万ドルの出来高が設けられているという。ツインズは前田健太とホゼ・ベリオスを筆頭に先発ローテーション5枠のうち4番手までの顔ぶれは固まっており、シューメイカーはランディ・ドブナックやその他の若手投手とともに先発5番手の座を争うことが予想されている。

     現在34歳のシューメイカーは2013年にエンゼルスでメジャーデビューし、メジャー2年目の2014年には規定投球回不足ながら16勝4敗、防御率3.04の好成績をマークして新人王投票で2位にランクイン。しかし、故障が非常に多く、2ケタ勝利はこの1度のみで、規定投球回をクリアしたシーズンは1度もない(2016年の160イニングが自己最多)。

     過去2年間はブルージェイズでプレーしたが、2019年は左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って5試合しか投げられず、昨季も右肩の炎症で戦列を離れたため、レギュラーシーズンの登板は6試合だけ。ただし、レイズとのワイルドカード・シリーズでは第1戦の先発を任され、3イニングを2安打無失点に抑える好投で、与えられた役割をしっかり果たした。

     今季のツインズの先発ローテーションは、前田、ベリオス、マイケル・ピネイダ、J・A・ハップで4番手までは確定しており、シューメイカーは昨季10先発で6勝を挙げたドブナックと5番手の座を争う見込み。ドブナックのほかにも、デビン・スメルツァーやルイス・ソープといった若手投手が虎視眈々と先発の座を狙っており、ジョーダン・バラゾビックやヨアン・デュランといったプロスペクトも控えている。

     現時点ではシューメイカーが先発5番手の最有力候補とみられており、故障なくスプリング・トレーニングを過ごし、1年間健康にプレーできるかどうかがポイントとなりそうだ。

  • Rソックス・澤村は2年300万ドル、最大で3年765万ドルとの報道

    2021.2.16 11:30 Tuesday

     レッドソックスとの契約成立が目前となっている澤村拓一について、具体的な契約条件が明らかになりつつある。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、基本の契約は2年300万ドル。ここに複雑な条件が盛り込まれた2023年の球団オプションが付属しており、澤村がすべての条件をクリアした場合、契約は最大で3年765万ドルになるという。当初は「2年240万ドル+出来高」と報じられていたが、より好条件の契約となっているようだ。

     レッドソックスは現在、ロースターの40人枠がフルに埋まっており、選手を新しく40人枠に追加するには誰かを外さなければならない。ダスティン・ペドロイアが引退して空いた枠にエンリケ・ヘルナンデスが入り、ギャレット・リチャーズと正式に契約した際はジョエル・パヤンプス、マーティン・ペレスと正式に契約した際はクリス・マッザがDFAとなったが、澤村とマーウィン・ゴンザレスをロースターに追加するときにも同様の措置が必要。トミー・ジョン手術のリハビリ中のクリス・セールを60日間の故障者リストに入れることで1枠を空けることができるため、レッドソックスは故障者リストの使用が解禁されるのを待っているとみられる。

     各球団のロースター状況を整理している「Roster Resource」というサイトでは、澤村はすでにレッドソックスのブルペンに一角に組み込まれており、マット・アンドリース、ダーウィンソン・ヘルナンデスらとともに試合中盤のリリーフを担うとの予想。7回担当のセットアッパーにライアン・ブレイシア、8回担当のセットアッパーにアダム・オッタビーノ、クローザーにマット・バーンズの名前が入っているが、いずれの投手も絶対的な存在ではなく、今後のパフォーマンス次第で澤村がセットアッパーやクローザーに格上げされる可能性は十分にある。

     契約のなかにどのような条件が盛り込まれているかは現時点では不明だが、セットアッパーやクローザーを任されるような成績を残した場合、澤村が手にするサラリーは「3年765万ドル」に近付いていくことになるはずだ。

  • ヤンキースが左腕・ウィルソンと合意 メッツとの争奪戦制す

    2021.2.16 11:00 Tuesday

     日本時間2月16日、ヤンキースがメッツからフリーエージェントとなっていた救援左腕ジャスティン・ウィルソンと契約合意に達したことが明らかになった。メッツも貴重な救援左腕であるウィルソンとの再契約を目指しており、ニューヨークを本拠地とする2球団による争奪戦が繰り広げられていたが、最終的にはヤンキースが獲得に成功。なお、ウィルソンは2015年にヤンキースでプレーしており、6年ぶりの古巣復帰となった。

     現在33歳のウィルソンは2012年にパイレーツでメジャーデビューし、2014年オフにフランシスコ・セルベリとのトレードでヤンキースへ移籍。2015年はヤンキースで74試合に登板して5勝0敗、29ホールド、防御率3.10の好成績を残したが、同年オフにルイス・セッサ、チャド・グリーンとのトレードでタイガースへ放出された。

     その後、カブスを経てメッツへ移籍。2019年は左肘痛で2度にわたって戦列を離れたため、45試合の登板にとどまったが、4勝2敗4セーブ、9ホールド、防御率2.54と安定したパフォーマンスを見せ、昨季は23試合に登板して2勝1敗、10ホールド、防御率3.66を記録した。メジャー9年間で防御率4点台のシーズンは2度しかなく(最悪でも4.20)、通算防御率3.27をマークしている。

     ウィルソンの加入により、ヤンキースのブルペンにはアロルディス・チャップマン、ザック・ブリットンと合わせて左腕が3人となった。しかし、ブリットンはセットアッパーとして8回、クローザーのチャップマンは9回に投げることが多いため、必要な場面でフレキシブルに使える左腕としてウィルソンを獲得できた意味は非常に大きい。

     なお、ヤンキースの傘下には2018年ドラフト23巡目指名で入団したジャスティン・ウィルソンという救援右腕がいる。こちらのウィルソンは「ちょっとした発表ですが、僕は契約したばかりの左腕ジャスティン・ウィルソンではありません」とツイートし、メジャーリーグ公式サイトの記事のなかでも取り上げられている。

  • ロッキーズが大砲・クロンとマイナー契約 正一塁手争いに参戦

    2021.2.16 10:30 Tuesday

     日本時間2月16日、ロッキーズがタイガースからフリーエージェントとなっていたC・J・クロンとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。クロンは招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する。今季のロッキーズはジョシュ・フエンテスが正一塁手候補となっているが、イアン・デズモンド(昨季全休)が復帰するほか、グレッグ・バードもマイナー契約で加入しており、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられることが予想される。

     現在31歳のクロンはエンゼルスで4年間プレーしたあと、2018年はレイズで自己最多の30本塁打を記録。ツインズへ移籍した2019年は25本塁打を放ち、自己最多の78打点を叩き出した。昨季は1年契約でタイガースに加入したが、左膝の故障により13試合に出場しただけでシーズン終了。それでも42打数で4本塁打を放ち、長打率.548と自慢のパワーを見せつけた。

     ロッキーズはトッド・ヘルトンの引退以降、一塁のレギュラーを固定できない状況が続いており、ダニエル・マーフィーは昨季限りで引退。昨季30試合に出場して打率.306をマークしたフエンテスが正一塁手候補となっているものの、内外野の複数ポジションを守れるフエンテスをユーティリティ的に起用したいという構想もあるようだ。

     昨季の出場辞退から戦列復帰するデズモンドは、外野のレギュラー3人(ライメル・タピア、サム・ヒリアード、チャーリー・ブラックモン)がいずれも左打ちのため、右打ちの外野手として起用される機会が多くなりそうだが、一塁を守ることもできる。クロンのほか、バードとコナー・ジョーもマイナー契約で加入しており、プロスペクト三塁手のコルトン・ウェルカーも一塁を守れる。また、マイケル・トグリア、グラント・ラビーンといったプロスペクト一塁手も控えている。

     若手からベテランまで多くの候補者による正一塁手争いが繰り広げられることになるが、故障さえなければシーズン30本塁打を期待できるクロンは有力候補の1人と言えそうだ。なお、父・クリスも元メジャーリーガーであり、3歳下の弟・ケビンは今季から広島東洋カープでプレーする。

  • パドレスがさらなるブルペン強化 右腕・ケラと契約合意

    2021.2.16 10:00 Tuesday

     日本時間2月16日、パドレスがパイレーツからフリーエージェントとなっていた救援右腕キーオニー・ケラとメジャー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった(契約条件の詳細は現時点では不明)。パドレスは先日、マーク・マランソンとの契約合意が報じられており、それに続くブルペン補強となる。ケラはレンジャーズ時代にクローザー経験があり、パドレスのブルペンは2人のクローザー経験者を加えてさらに層が厚くなった。

     現在27歳のケラは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、メジャー1年目から68試合に登板して7勝5敗1セーブ、22ホールド、防御率2.39の好成績をマーク。2018年は開幕からクローザーを務め、7月末にパイレーツへトレードされるまでの4ヶ月間で24セーブを記録した。

     昨季は新型コロナウイルスに感染して8月中旬まで戦列復帰できず、右前腕の張りを訴えて3試合に登板しただけでシーズン終了。2016年、2017年、2019年にも利き腕の故障で戦列を離れており、メジャー6年間のうちフルシーズンを健康に過ごせたシーズンは2015年と2018年の2度しかない。ただし、通算防御率3.24という数字が示すように、健康時には安定したパフォーマンスを期待できる。

     パドレスのA・J・プレラーGMは、ケラが2012年のドラフトでレンジャーズから指名を受けたとき、レンジャーズのフロントに在籍していたため、ケラを獲得するのは2度目ということになる。また、ケラはダルビッシュ有、ジュリクソン・プロファーとはレンジャーズ時代の同僚、ジョー・マスグローブとはパイレーツ時代の同僚である。

     今季のパドレスはマランソン、ドリュー・ポメランツ、エミリオ・パガーンの3人が試合終盤の最も重要なイニングを担うことが予想されており、ケラはマット・ストラームやピアース・ジョンソンとともにこの3人に繋ぐ役割を担う見込み。他にもクレイグ・スタメン、若手のエイドリアン・モレホンなど実力者が多数おり、15人前後の救援投手が開幕ロースターの8~9枠をめぐって熾烈な争いを繰り広げることになりそうだ。

  • 現役監督のオールスター・チーム 主砲は元ヤンキースの強打者

    2021.2.15 14:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワは日本時間2月12日、30球団の現役監督でオールスター・チームを組む特集記事を公開した。監督としての実績ではなく、選手としての活躍の度合いが選考基準となっており、各ポジションから1名ずつを選出して1番から9番までのスタメン9名を選出。「3番・一塁」として1980年代~90年代前半のヤンキースを支えたドン・マティングリー(マーリンズ)が4番打者の大役を任されている。

     ランダワが組んだスタメンは以下の通り。

    1(中)デーブ・ロバーツ(ドジャース)
    2(遊)クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)
    3(左)ダスティ・ベイカー(アストロズ)
    4(一)ドン・マティングリー(マーリンズ)
    5(三)アーロン・ブーン(ヤンキース)
    6(二)デービッド・ベル(レッズ)
    7(右)デーブ・マルティネス(ナショナルズ)
    8(捕)マイク・マシーニー(ロイヤルズ)
    9(投)バド・ブラック(ロッキーズ)

     リードオフマンを務めるロバーツはメジャー10年間で通算243盗塁を記録。レッドソックス時代の2004年、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で見せた「ザ・スチール」はあまりにも有名だ。2番はいぶし銀の脇役として16年間プレーしたカウンセル。マーリンズ時代の1997年、ダイヤモンドバックス時代の2001年と2度のワールドシリーズ制覇を経験し、2001年のリーグ優勝決定シリーズではMVPにも選ばれている。

     3番には監督通算1892勝の実績を誇るベイカーが入る。メジャー19年間で1981安打、242本塁打を記録し、ドジャース時代の1977年に史上初の「30本塁打カルテット」の一員になったほか、リーグ優勝決定シリーズのMVPを受賞。1981年には同じくドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇も経験した。

     4番はヤンキースのフランチャイズ・プレーヤーとして活躍したマティングリー。シルバースラッガー賞3度、ゴールドグラブ賞9度、オールスター・ゲーム選出6度などの輝かしい実績を誇り、1985年には打率.324、35本塁打、145打点、OPS.939の好成績でMVPに輝いたが、プレー期間がチームの低迷期と重なったため、ポストシーズンに出場したのは現役ラストイヤーの1995年だけだった。

     5番のブーンは2003年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦で放ったサヨナラ本塁打が印象的。6番のベルは2001年にイチローの「レーザービーム」を三塁手として捕球した選手だ。7番のマルティネスは俊足好打の外野手として活躍し、2000年にはなんと4チームでプレー。8番のマシーニーは強肩好守の名捕手として知られ、通算4度のゴールドグラブ賞を受賞している。

     そして、エースを務めるのはメジャー通算121勝を記録したブラック。ロイヤルズ時代の1984年の17勝を筆頭に7度の2ケタ勝利を記録し、200イニング以上のシーズンも5度。ちなみに、現役監督30名のなかで投手出身の監督はブラックただ1人である。

     なお、惜しくもスタメン入りを逃した監督として、中堅手部門でロッコ・バルデリ(ツインズ)、右翼手部門でゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ)、捕手部門でジョー・ジラルディ(フィリーズ)の名前が挙げられている。

  • 今オフの「勝者」となった10チーム MLB公式サイトが選出

    2021.2.15 13:00 Monday

     メジャーリーグはまもなくオフシーズンを終え、スプリング・トレーニングに突入しようとしている。メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、今オフの各チームの戦力補強を振り返り、「勝者」となった10チームを選出。1位はブレイク・スネルやダルビッシュ有を獲得したパドレス、2位はフランシスコ・リンドーアらを獲得したメッツ、3位はジョージ・スプリンガーらを獲得したブルージェイズが選出された。

     パドレスはスネル、ダルビッシュ、ジョー・マスグローブと他球団のエースをかき集め、先発ローテーションを大幅にグレードアップ。また、野手の層を厚くするためにキム・ハソンを獲得し、ジュリクソン・プロファーと再契約していることも忘れてはいけない。これらの補強をマッケンジー・ゴアらトップ・プロスペクトを放出することなく実現しており、「球界で最も楽しいチームになった」との評価を受けている。

     オフシーズン当初から大型補強が予想されていたメッツとブルージェイズ。前者はトレードでリンドーアとカルロス・カラスコ、フリーエージェントでトレバー・メイ、ジェームス・マッキャン、ジョナサン・ビヤーなどを獲得して戦力を強化。後者はスプリンガー、マーカス・セミエン、カービー・イエーツといった有力フリーエージェント選手を次々に獲得し、レイズとヤンキースの「2強」に対抗する態勢を整えた。

     4位にはホワイトソックスがランクイン。監督に名将トニー・ラルーサを迎えたように、ワールドシリーズ制覇を目指す姿勢を明確にしており、先発ローテーションにランス・リン、ブルペンにリアム・ヘンドリックス、空席となっていた正右翼手にはアダム・イートンを迎えて戦力アップに成功した。

     5位はカージナルス。1月下旬まで目立った動きがなかったものの、今オフの最優先課題だったアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの両ベテランとの再契約に成功しただけでなく、ロッキーズとの大型トレードでノーラン・アレナードを獲得し、文句なしのオフシーズンを過ごした。

     6位はトレバー・バウアーを獲得したドジャース、7位はDJ・レメイヒューとの再契約に成功したヤンキース、8位はジョシュ・ベル、カイル・シュワーバー、ブラッド・ハンドらを加えたナショナルズ、9位はマーセル・オズーナとの再契約に成功したブレーブス、10位はJ・T・リアルミュートとディディ・グレゴリアスを引き留めたフィリーズがランクイン。なお、ネルソン・クルーズと再契約し、アンドレルトン・シモンズ、アレックス・コロメイ、J・A・ハップらを獲得したツインズは惜しくも次点にとどまった。

  • 過去40年間で5例しかない大型補強を実現させたカージナルス

    2021.2.15 12:30 Monday

     カージナルスは2018年オフのポール・ゴールドシュミット獲得に続いて、今オフはノーラン・アレナードを獲得する大型トレードを成立させた。「Baseball-Reference」が算出しているWARでは、2015年以降の合計でアレナードがメジャー全野手中3位、ゴールドシュミットが同4位にランクイン(1位はマイク・トラウト、2位はムーキー・ベッツ)。この両選手が守る内野のコーナーは球界最高と言っても過言ではないだろう。

     また、これだけの短期間で2人のスーパースターを獲得するのは非常に珍しいことである。メジャーリーグの公式記録を扱う「エリアス・スポーツ・ビューロー社」によると、過去40年間で1つのチームが3シーズン以内のスパンで「31歳以下かつオールスター・ゲーム選出5度以上の選手」を2人獲得したケースは5例しかないという。

     そのうちの1例は2004年7月にノマー・ガルシアパーラ、2006年12月にアルフォンゾ・ソリアーノを獲得したカブスだが、ガルシアパーラはソリアーノ加入時にはすでにカブスを去っており、残念ながらこの2選手は同時にプレーしていない。よって、3シーズン以内のスパンで獲得した2人のスーパースターが同時にプレーしたのは、過去40年間で4例だけということになる。

     最初のケースは1992年8月にホゼ・カンセコ、1993年11月にウィル・クラークを獲得したレンジャーズだ。両者は1994年にチームメイトとしてプレーし、この年のレンジャーズは52勝62敗ながらアメリカン・リーグ西部地区の首位に立っていた。ただし、ストライキによりレギュラーシーズンが打ち切られてポストシーズンは開催されず、カンセコのトレード移籍によってコンビ解消となった。

     それから20年以上が経過した2015年7月、ブルージェイズはロッキーズとのトレードでトロイ・トゥロウィツキー、タイガースとのトレードでデービッド・プライスを獲得。ア・リーグ東部地区で首位ヤンキースに7ゲーム差の2位タイにつけていたブルージェイズは、このトレードで戦力アップに成功し、逆転で地区優勝。地区シリーズでレンジャーズを破り、リーグ優勝決定シリーズまで進出した。ところが、シーズン終了後にプライスがレッドソックスへ去ったため、わずか半年でコンビ解消となっている。

     2015年12月にプライスと契約したレッドソックスは、1年後の2016年12月にホワイトソックスとのトレードでクリス・セールを獲得。このコンビは他のケースとは異なり、2017年から2019年まで3シーズンにわたって一緒にプレーした。2017年は地区シリーズで敗退したが、翌2018年は地区3連覇&ワールドシリーズ制覇を達成。しかし、2019年は地区3位に後退し、昨年2月にプライスがドジャースへトレードされたため、コンビ解消となった。なお、プライスは昨季の出場を辞退。セールはトミー・ジョン手術で昨季を全休した。

     そして、それ以来のスーパースター・コンビとなるのがカージナルスのゴールドシュミットとアレナードだ。もしアレナードがオプトアウトの権利を行使しなければ、両者は少なくとも2024年シーズンまで一緒にプレーすることになる。カージナルスはこのスーパースター・コンビが内野の両コーナーを守る4年間のあいだに、2011年以来となるワールドシリーズ制覇を成し遂げることはできるだろうか。

  • 右腕・ヒューズが現役引退を表明 全力疾走で駆け抜けた10年間

    2021.2.15 12:00 Monday

     日本時間2月15日、パイレーツなどで活躍し、メジャー10年間で通算542試合に登板した救援右腕ジャレッド・ヒューズが自身のインスタグラムで現役引退を表明した。ヒューズは自分の名前がコールされると全力疾走でマウンドに向かう姿が印象的だった。「スパイクを置こうと思う。もう潮時だ。全力疾走によって(スパイクの底が)擦り切れてしまったからね」とヒューズ。文字通り「スパイクとともに駆け抜けた10年間」だった。

     現在35歳のヒューズは2006年のドラフトでパイレーツから4巡目(全体110位)指名を受けてプロ入りし、2011年にメジャーデビュー。2014年に63試合で14ホールド、防御率1.96、2015年には76試合で自己最多の22ホールド、防御率2.28をマークするなどブルペンの中心的存在として活躍した。

     2017年はブリュワーズ、2018年から2019年途中まではレッズでプレーし、この時点で在籍した3球団はすべてナショナル・リーグ中部地区のチーム。その後、2019年途中からはフィリーズ、昨季はメッツでプレーし、ナ・リーグ一筋のキャリアで通算94ホールド、防御率2.96を記録した。

     投手としてマウンドで残した成績はもちろん、毎年恒例のフォト・デーではふざけた顔やポーズで写真を撮るのが定番となり、チームの盛り上げ役としても存在感のある選手だった。昨年の新型コロナウイルスによる開幕延期期間には自作のマウンドで投球練習する様子をツイッターで公開し、ファンからの注目を集めた。

     ブルペンからマウンドに全力疾走する「儀式」はAAA級インディアナポリスでプレーしていた2011年にスタートしたという。全力疾走でマウンドに向かった試合で良い結果を得られたことがきっかけだったそうだ。それ以来、ヒューズの全力疾走が止まることはなく、メジャー昇格を経て、10シーズンにわたるメジャー生活を見事に駆け抜けた。

  • パクストン逃したメッツ 次なる補強ターゲットは先発右腕2名

    2021.2.15 11:30 Monday

     メッツはトレバー・バウアー(ドジャース)の獲得に失敗したあと、ジェームス・パクストンを狙っていたが、パクストンは古巣・マリナーズと契約合意。メッツはまたしても補強ターゲットとしていた先発投手の獲得を逃してしまった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツは次なる補強ターゲットとしてタイワン・ウォーカーとジェイク・オドリッジの両右腕に注目しているようだ。この2名はまだフリーエージェント市場に残っている。

     現在28歳のウォーカーはトミー・ジョン手術を受けたため2018~19年の大部分を欠場したが、昨季はマリナーズとブルージェイズで合計11試合に先発して53.1イニングを投げ、4勝3敗、防御率2.70、50奪三振をマーク。特にブルージェイズ移籍後は6先発で防御率1.37という素晴らしいピッチングを見せた。

     8年間のメジャー生活で2ケタ勝利と規定投球回到達は1度ずつ(ともにマリナーズ時代の2015年)しかないものの、まだ28歳という若さは魅力的。これから全盛期を迎える可能性もあり、複数年契約での獲得を検討する価値のある投手と言える。

     一方、現在30歳のオドリッジはメジャー9年間で2ケタ勝利と規定投球回到達は4度ずつ。2019年には規定投球回不足ながら自己最多の15勝を挙げ、オールスター・ゲームに初選出された。2019年オフにフリーエージェントとなり、複数年契約を得られる可能性もあったが、ツインズからのクオリファイング・オファーを受諾して残留。ところが、昨季は3度も故障者リスト入りし、わずか4試合しか投げられなかった。

     しかし、2ケタ勝利と防御率3点台を期待できるオドリッジに対する評価は依然として高く、複数のチームが獲得に動いているとみられる。ヘイマンは「(メッツがオドリッジの獲得に動くかどうかは)価格次第」と伝えており、争奪戦が激化して価格が高騰した場合、メッツは撤退を余儀なくされるかもしれない。

  • アスレチックスがペティート、ロモの両救援右腕と1年契約

    2021.2.15 11:00 Monday

     日本時間2月15日、アスレチックスが自軍からフリーエージェントとなった救援右腕ユスメイロ・ペティートと1年255万ドル、ツインズからフリーエージェントとなった救援右腕セルジオ・ロモと1年225万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)やホアキム・ソリア(ダイヤモンドバックス)が退団し、ブルペンの弱体化が懸念されていたアスレチックスだが、2人のベテラン右腕を確保することに成功した。

     現在36歳のペティートはネームバリューこそ低いものの、メジャーで最も貢献度の高いリリーバーの1人であり、直近4シーズンで240試合に登板して289イニングを投げ、19勝9敗4セーブ、67ホールド、防御率2.74の好成績を残している。2019年はリーグ最多の80試合に登板して防御率2.71、昨季は26試合に登板して自己ベストの防御率1.66をマーク。2017年と2018年はいずれも90イニング以上を投げている。

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間2月14日に「過小評価ベストナイン」を選出する特集記事が公開されたが、救援投手部門で選出されたのがペティートだった。球界有数の実力派リリーバーと再契約できたのは、アスレチックスにとって非常に大きな補強と言える。

     一方、現在37歳のロモはメジャー13年間で通算732試合に登板して防御率2.95、134セーブ、188ホールドの実績を誇る。昨季はツインズで24試合に登板して防御率4.05、5セーブ、10ホールドをマークした。ジャイアンツ時代には3度(2010年、2012年、2014年)のワールドシリーズ制覇を経験しており、2012~15年にはペティートともチームメイトだった。

     メジャーデビューから9年間プレーしたあとはチームを転々としており、ドジャース、レイズ、マーリンズ、ツインズに続いてアスレチックスが直近5シーズンで5球団目となる。2018~19年にはシーズン20セーブ以上を記録しており、クローザー候補の1人となりそうだ。

  • メッツが左腕・モンゴメリー、右腕・ハンターとマイナー契約

    2021.2.15 10:30 Monday

     日本時間2月15日、メッツはマイク・モンゴメリー、トミー・ハンターの両投手とマイナー契約を結んだことを発表した。左腕・モンゴメリーはロイヤルズ、右腕・ハンターはフィリーズからそれぞれフリーエージェントとなっていた。両投手とも招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決定しており、メッツのスプリング・トレーニングに参加する選手はこの2人を加えて合計70人となっている。

     現在31歳のモンゴメリーは2008年のドラフトでロイヤルズから全体36位指名を受けてプロ入りし、2015年にマリナーズでメジャーデビュー。翌年途中にカブスへ移籍し、この年は49試合(うち7先発)に登板して防御率2.52という安定したピッチングを見せ、ポストシーズンでも11試合に登板してワールドシリーズ制覇に貢献した。

     2017年、2018年も先発と救援を兼任しながら100イニング以上を投げ、防御率3点台をマーク。2019年途中に古巣・ロイヤルズへ復帰したが、昨季は広背筋を痛めて3試合のみの登板に終わった。メッツは計算できる救援左腕がアーロン・ループくらいしか見当たらず、開幕ロースター入りのチャンスは十分。場合によっては先発で起用される可能性もあるだろう。

     一方、現在34歳のハンターは2007年のドラフトでレンジャーズから全体54位指名を受けてプロ入りし、メジャー3年目の2010年に自己最多の13勝をマーク。しかし、先発投手としては伸び悩みが続き、オリオールズ移籍後の2013年から救援に完全転向して開花した。

     60試合以上に登板して防御率2点台をマークしたシーズンが3度(2013年、2014年、2017年)あり、20ホールド以上のシーズンも3度(2013年、2017年、2018年)。直近3年間はフィリーズでプレーしたが、2019年は右前腕痛で5試合しか投げられず、昨季は24試合に登板して8ホールドを記録したが、防御率4.01とやや安定感を欠いた。若手やその他の招待選手と開幕ロースター入りを争うことになりそうだ。

  • 左腕・パクストンがマリナーズ復帰 最大1000万ドルの1年契約

    2021.2.14 12:30 Sunday

     日本時間2月14日、マリナーズがヤンキースからフリーエージェントとなっていた先発左腕ジェームス・パクストンと1年契約で合意したことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、基本給850万ドルに加えて10試合登板で75万ドル、20試合登板で75万ドルの出来高が設けられており、パクストンは最大1000万ドルを手にすることができる。2018年以来3年ぶりの古巣復帰となった。

     現在32歳のパクストンは2010年のドラフト4巡目指名でマリナーズに入団し、2013年にメジャーデビュー。相次ぐ故障により大成できないシーズンが続いていたが、2017年に規定投球回不足ながら12勝5敗、防御率2.98、156奪三振の好成績をマーク。翌2018年も規定投球回にはわずかに届かなかったものの、11勝6敗、防御率3.76、208奪三振を記録し、5月のブルージェイズ戦ではノーヒッターも達成した(カナダ出身の投手がカナダの球場で達成したのは史上初)。

     2018年オフにジャスタス・シェフィールドら3選手とのトレードでヤンキースへ移籍し、2019年はまたしても規定投球回には届かなかったが、自己最多の15勝(6敗、防御率3.82、186奪三振)をマーク。しかし、昨季は左腕の屈筋痛で長期離脱し、5先発で1勝1敗、防御率6.64という自己ワーストの成績に終わった。

     パクストンの復帰により、マリナーズはマルコ・ゴンザレス、パクストン、菊池雄星、シェフィールド、クリス・フレクセン、ジャスティン・ダンという6人で先発ローテーションを形成することになるとみられる。1番手から4番手まで左腕が並び、パクストンはトレードの交換相手だったシェフィールドとともに先発ローテーションの一角を担う。

     健康面に不安を抱えるパクストンにとって、マリナーズが昨季から採用している先発6人制は好都合かもしれない。出来高を満額得られる20試合登板をクリアできれば、おのずと結果はついてくるはずだ。

  • 「過小評価ベストナイン」にエンゼルス・フレッチャーらが選出

    2021.2.14 12:00 Sunday

     日本時間2月14日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは「過小評価ベストナイン」を選出する特集記事を公開した。対象は【1】「MLBネットワーク」が発表した「ポジション別トップ10」にランクインしていない、【2】サービスタイム(メジャー登録日数)が2年以上、という2つの条件を満たす選手。「ポジション別トップ10」にランクインしていないのが不思議なほどの好選手がズラリと並ぶ強力なチームとなっている。

     カストロビンスが選出した「過小評価ベストナイン」の顔ぶれは以下の通り。

    捕手:クリスチャン・バスケス(レッドソックス)
    一塁:ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)
    二塁:デービッド・フレッチャー(エンゼルス)
    三塁:ラファエル・デバース(レッドソックス)
    遊撃:ポール・デヨング(カージナルス)
    左翼:アダム・デュバル(マーリンズ)
    中堅:アーロン・ヒックス(ヤンキース)
    右翼:ニック・カステヤーノス(レッズ)
    先発:ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    救援:ユスメイロ・ペティート(FA)

     捕手部門のバスケスは唯一の2年連続選出。過去2年間で700打席以上出場している捕手はバスケスのほかにヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス)とJ・T・リアルミュート(フィリーズ)の2人しかおらず、バスケスの過小評価ぶりが目立つ。

     一塁手部門は昨季OPS1.015をマークしたベルト。メジャー10年間で通算OPS.810という数字が示すように、これまでもコンスタントに安定した成績を残してきたが、シーズン20本塁打以上が1度もなく、一塁手としてインパクトに欠ける点が過小評価につながっているとみられる。

     二塁手部門はエンゼルス・ファンの人気者であるフレッチャー。2年連続で出塁率.350をクリアし、昨季はリーグ3位の打率.319をマークしたが、ポジションが固定されていなかったことが足を引っ張る形に。今季は二塁に固定される可能性が高く、二塁手トップ10入りも期待できる。

     三塁手部門はレッドソックスの中心打者であるデバース。大ブレイクした2019年から打撃成績を大きく落としてしまったことと、依然として守備難を克服できないこと(昨季の守備率は.891)が災いし、三塁手トップ10から漏れてしまった。

     遊撃手部門ではカージナルスの正遊撃手・デヨングが選出。現在のメジャーリーグには優秀な遊撃手が多いため、トップ10にはランクインできなかったが、2019年に30本塁打&守備防御点+26を記録するなどハイレベルな攻守を兼ね備えた好選手である。

     外野は左からデュバル、ヒックス、カステヤーノスの3人。デュバルは昨季ブレーブスでプレーし、リーグ3位タイの16本塁打を放った。ヒックスは過去4年でOPS.824を記録しており、900打席以上の中堅手ではマイク・トラウト(エンゼルス)らに次いで4位の好成績である。カステヤーノスの過去5年の打撃成績(打率.281/出塁率.333/長打率.502)は、ブルージェイズと大型契約を結んだジョージ・スプリンガー(.273/.363/.500)に見劣りしない。

     先発投手部門のマルケスは「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレーしているが故に過小評価されている投手と言える。ホームでの通算防御率5.10に対し、ロードでは3.51という優れた数字をマークしている。

     救援投手部門のペティートはその貢献度の大きさが見落とされがちな投手だ。過去4年間で防御率2.74をマークし、過去2年間のWHIP0.87は「救援投手トップ10」で1位に選ばれたリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)を上回っている。昨季の防御率1.66は自己ベストだった。

  • カージナルス・フラハティが年俸調停に勝利 現在の制度に不満

    2021.2.14 11:30 Sunday

     日本時間2月14日、カージナルスの若きエース、ジャック・フラハティが年俸調停に勝利したことが明らかになった。年俸390万ドルを希望するフラハティに対してチームは300万ドルを提示していたが、フラハティの主張が認められた。カージナルスが年俸調停を行うのは2017年のマイケル・ワカ以来、1999年以降でわずか2度目。また、カージナルスが年俸調停で敗れるのは1994年のグレッグ・ジェフリーズ以来のこととなった。

     メジャーリーグでは一部の例外を除いてサービスタイム(メジャー登録日数)が3年以上6年未満の選手に年俸調停権が与えられる。選手と球団は年俸額について意見を交わし、翌シーズンの年俸を決めることになるのだが、合意できなかった場合は年俸調停に突入する。年俸調停の場では双方の希望額のうちどちらか一方が採用される。

     現在25歳のフラハティは昨季でサービスタイムが3年に達し、初めて年俸調停権を取得。過去2年もチームからの提示額に納得せず、フラハティとカージナルスは合意することができなかったが、フラハティにはまだ年俸調停権がなかったため、チームが定めた年俸でプレーせざるを得なかった。昨季の年俸は60万4500万ドルだったため、6倍以上の大幅昇給となった。

     フラハティはカージナルスに対して不満を持っているわけではなく、年俸調停権を取得する前の選手が格安の年俸でプレーせざるを得ないシステムに納得していないという。また、年俸調停権を取得したあとも、基本的には過去に同じような成績を残した選手を参考として年俸額が定められる傾向にあり、選手たちは前例に倣わざるを得ないのだ。こうしたシステムに抗議する意味で、フラハティは3年連続でチームからの提示額を受け入れないという選択をしているとみられる。

     フラハティはメジャー3年目の2019年にブレイクし、11勝8敗、防御率2.75、231奪三振の好成績をマークしてカージナルスのエースとみなされるようになった。ただし、昨季は9試合に先発して4勝3敗、防御率4.91と低調だった。

  • ターナーがドジャースと再契約へ 自身のツイッターで発表

    2021.2.14 11:00 Sunday

     日本時間2月14日、ドジャースからフリーエージェントとなり、去就が注目されていたジャスティン・ターナーは、自身のツイッターでドジャースと再契約することを発表した。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、契約条件は2年3400万ドル+オプション1年。なお、このなかにはサインボーナスの800万ドルが含まれているようだ。

     現在36歳のターナーは2013年オフにメッツからノンテンダーFAとなり、マイナー契約でドジャースに加入すると、打撃改造に成功して急成長。移籍1年目の2014年に規定打席不足ながら打率.340の好成績をマークし、その後は正三塁手かつ主力打者としてドジャースの黄金期を支えてきた。

     昨季は42試合に出場して打率.307、4本塁打、23打点、OPS.860と例年通りの安定した成績をマーク。ドジャースでの7年間で打率.302、116本塁打、406打点、OPS.886を記録し、2017年にはオールスター・ゲームにも選出されている。

     今オフは再契約を目指すドジャースのほか、ブリュワーズ、メッツ、ブレーブス、ブルージェイズなどが獲得に乗り出し、最終的にはドジャースとブリュワーズの一騎打ちになっていることが報じられていた。ブリュワーズからも複数年契約のオファーが届いていたとみられるが、ターナーが選択したのは愛着のあるドジャースだった。

     ターナーの残留により、ドジャースは昨季の世界一メンバーがほとんどそのまま残ったことになる。そこにサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーが加わっており、1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇を狙う準備は完全に整ったと言えそうだ。

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