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  • コーラ前監督がRソックス新監督のファイナリストに 2年ぶり復帰か

    2020.11.2 11:30 Monday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは関係者から聞いた話として、レッドソックス前監督のアレックス・コーラがレッドソックス新監督のファイナリストに含まれていることを伝えた。2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたコーラだが、アストロズのベンチコーチ時代にサイン盗みに関与していたことが明らかになり、1年間の職務停止処分を受けて今年1月にレッドソックスの監督を解任されていた。監督就任が決定すれば2年ぶりの復帰となる。

     今季のレッドソックスは、コーラの解任を受けてロン・レネキーがベンチコーチから暫定監督を経て正式に監督に就任したものの、投手陣が崩壊してアメリカン・リーグ東部地区の最下位(24勝36敗)に沈んだ。シーズン終了後にレネキーの退任が発表され、レッドソックスは新監督探しを進めている。

     ヘイマンによると、新監督のファイナリストとなっているのは5名。カルロス・メンドーサ(ヤンキースのベンチコーチ)、ドン・ケリー(パイレーツのベンチコーチ)、ジェームス・ローソン(マーリンズのベンチコーチ)、サム・フルド(フィリーズの選手情報コーディネーター)、そしてコーラという顔ぶれだ。

     新監督候補として噂されていたウィル・ベナブル(カブスの三塁ベースコーチ)、ルイス・ウルエタ(ダイヤモンドバックスのベンチコーチ)、スキップ・シューマッカー(パドレスの助監督)、マイク・ベル(ツインズのベンチコーチ)らはファイナリストに名を連ねることができなかったようだ。

     今オフ、新監督探しを行っていたのはレッドソックス、ホワイトソックス、タイガースの3球団。このうち、ホワイトソックスはトニー・ラルーサ、タイガースはAJ・ヒンチの監督就任がすでに決定しており、監督の座が空席なのはレッドソックスのみとなっている。すでにファイナリスト5名まで絞り込みが進んでおり、近日中にも新監督が発表されそうだ。

  • J・D・マルティネスはオプトアウトせず Rソックスに残留

    2020.11.2 11:00 Monday

     レッドソックスの強打者、J・D・マルティネスはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、2022年シーズンまでレッドソックスの一員としてプレーすることが決定した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンが第一報を伝えた。2018年2月にレッドソックスと5年1億1000万ドルで契約したマルティネスは2年3875万ドル分の契約を残しており、2021年と2022年の年俸はいずれも1937万5000ドルとなっている。

     レッドソックスとマルティネスの5年契約には、2年目終了時点の2019年オフと3年目終了時点の今オフにオプトアウトの条項が盛り込まれていた。しかし、マルティネスは2年連続でオプトアウトの権利を行使せず、レッドソックスにとどまることを選択。オプトアウトの意思がないことをシーズン終盤に示唆していたが、その通りの結果となった。

     マルティネスは今季大不振に陥ったため、オプトアウトの権利を行使しないのは当然の判断と言える。昨季まで3年連続で打率3割、35本塁打、100打点、OPS.930をクリアしていたが、今季は54試合に出場して打率.213、7本塁打、27打点、OPS.680という大不振。試合中のビデオルームの使用が禁止され、映像を見て打撃を微調整することができなくなったことが不振の原因とも言われている。

     契約の残り2年も1900万ドルを超える高額年俸となっており、レッドソックスとしてはマルティネスが復調できなければ大きな痛手となる。もしマルティネスが復調して以前の強打を取り戻せば、ラファエル・デバース、ザンダー・ボガーツ、アレックス・ベルドゥーゴらとともに形成する上位打線は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

     なお、レッドソックスはマーティン・ペレスの年俸625万ドルの来季オプションを行使しなかったことを発表。また、ジャッキー・ブラッドリーJr.に対してクオリファイング・オファーを提示しなかった。

  • サプライズ? ジャイアンツが右腕・ゴーズマンにQOを提示

    2020.11.2 10:30 Monday

     日本時間11月2日、クオリファイング・オファーを提示された6選手の顔ぶれが明らかになったが、ジャイアンツがケビン・ゴーズマンに同オファーを提示したことは驚きとともに報じられた。ゴーズマンの今季の年俸は900万ドル。もしゴーズマンが同オファーを受諾すれば、年俸1890万ドルの1年契約でジャイアンツに残留することになり、年俸は倍増以上の大幅アップとなる。なお、ジャイアンツはゴーズマンとの複数年契約を目指しているようだ。

     現在29歳のゴーズマンは、今季12試合(うち10先発)に登板して59回2/3を投げ、3勝3敗、防御率3.62、79奪三振をマーク。勝ち星は伸びなかったが、被打率.221、WHIP1.11、奪三振率11.92、与四球率2.41という数字が示すように投球内容自体は非常に安定していた。

     ジャイアンツは現時点で先発ローテーション5枠のうち3枠(ジョニー・クエイト、ローガン・ウェブ、タイラー・アンダーソン)しか埋まっておらず、今オフは先発投手の補強が必要な状況。今季チームで最も安定したピッチングを見せたゴーズマンとの再契約を望んでおり、ゴーズマン自身もジャイアンツとの再契約に興味を示しているようだ。

     ゴーズマンは今年9月、「(ジャイアンツに)戻りたいと思っている。ここでは快適にプレーできるから残留には前向きな気持ちだよ。本当にこのチームが好きなんだ」とコメント。今季の出場を辞退したバスター・ポージーについて「彼が来季戻ってきてくれるといいな。僕がジャイアンツと契約するのを決めたのは彼の存在が大きな理由だからね」と語っていた。

     ゴーズマンは10日以内にクオリファイング・オファーを受諾するか拒否するかを決めなければならない。おそらく、その期間中にもジャイアンツとゴーズマンのあいだで複数年契約に向けた交渉が行われるだろう。交渉が不調に終わって1年1890万ドルで残留してもらっても構わない、他球団へ流出した場合にもドラフトの補償指名権が得られる、とジャイアンツが考えているからこその同オファー提示だったのではないだろうか。

  • バウアー、レメイヒューら6選手にクオリファイング・オファー提示

    2020.11.2 10:00 Monday

     日本時間11月2日午前7時にクオリファイング・オファーの提示期限を迎え、トレバー・バウアー、DJ・レメイヒュー、ジョージ・スプリンガー、J・T・リアルミュート、マーカス・ストローマン、ケビン・ゴーズマンの6人が元所属球団から同オファーを提示された。同オファーを受けた選手は10日以内に受諾するか拒否するかを選択。同オファーを受諾した場合は年俸1890万ドルの1年契約で元所属球団に残留することになる。

     クオリファイング・オファーを提示された選手が同オファーを拒否し、市場に出て他球団と契約を結んだ場合、翌年のドラフトにおける指名権の補償や喪失が発生する。

    指名権の補償

    【1】収益分配制度において収益分配金を受け取っているチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と総額5000万ドル以上の契約を結んだ場合、1巡目と戦力均衡ラウンドAのあいだに補償指名権を得る。総額5000万ドル以下の場合は戦力均衡ラウンドBのあとの補償指名権となる。今オフはバウアーに同オファーを提示したレッズのみがこのグループに該当する。

    【2】収益分配制度において収益分配金を受け取っていないチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と契約した場合、契約の規模に関係なく戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を得る。今オフはリアルミュートのフィリーズ、ストローマンのメッツ、ゴーズマンのジャイアンツがこのグループに該当する。

    【3】年俸総額が規定のラインを超過してぜいたく税を支払っているチームは、同オファーを拒否して市場に出た選手が他球団と契約した場合、契約の規模に関係なく4巡目のあとに補償指名権を得る。今オフはレメイヒューのヤンキース、スプリンガーのアストロズがこのグループに該当する。

    指名権の喪失

     同オファーを拒否して市場に出た選手と契約した場合、その球団は1つ以上のドラフト指名権を喪失する。ただし、現行の労使協定ではその球団が持つ最上位の指名権は保護されることになっている。

    【1】年俸総額が規定のラインを超過してぜいたく税を支払っているチームは、2番目と4番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール100万ドルを喪失する。2人目と契約した場合、3番目と6番目に高い順位の指名権が失われる。該当するのはアストロズ、カブス、ヤンキースの3球団。

    【2】収益分配制度において収益分配金を受け取っているチームは、3番目に高い順位の指名権を喪失する。2人目と契約した場合、4番目に高い順位の指名権が失われる。該当するのはブリュワーズ、ダイヤモンドバックス、インディアンス、マリナーズ、マーリンズ、オリオールズ、パドレス、パイレーツ、レイズ、レッズ、ロッキーズ、ロイヤルズ、タイガース、ツインズの14球団。

    【3】ぜいたく税を支払わず、収益分配金も受け取っていないチームは、2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルを喪失する。2人目と契約した場合、3番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルが追加で失われる。該当するのはエンゼルス、アスレチックス、ブルージェイズ、ブレーブス、カージナルス、ドジャース、ジャイアンツ、メッツ、ナショナルズ、フィリーズ、レンジャーズ、レッドソックス、ホワイトソックスの13球団。

  • MLB選手会がフリーエージェント公示した全179選手 チーム別一覧

    2020.11.1 11:30 Sunday

     メジャーリーグ選手会はオフシーズン初日に147人の選手をフリーエージェントとして公示した。その後、来季の契約オプションの破棄によって日本時間10月30日に13人、同10月31日に15人、同11月1日に4人が追加され、フリーエージェント選手は179人となっている。ここでは179人のフリーエージェント選手を今季の所属チーム別に整理して一覧形式で紹介する。

    アメリカン・リーグ東部地区

    ◆オリオールズ(2人)
    ブライアン・ホラデイ捕手
    ウェイド・ルブラン投手

    ◆レッドソックス(3人)
    ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手
    ルスネイ・カスティーヨ外野手
    コリン・マクヒュー投手

    ◆ヤンキース(6人)
    ブレット・ガードナー外野手
    J・A・ハップ投手
    エリック・クラッツ捕手
    DJ・レメイヒュー二塁手
    ジェームス・パクストン投手
    田中将大投手

    ◆レイズ(3人)
    アーロン・ループ投手
    チャーリー・モートン投手
    マイク・ズニーノ捕手

    ◆ブルージェイズ(8人)
    チェイス・アンダーソン投手
    アンソニー・バース投手
    ケン・ジャイルズ投手
    ジョー・パニック二塁手
    ロビー・レイ投手
    マット・シューメイカー投手
    ジョナサン・ビヤー遊撃手
    タイワン・ウォーカー投手

    アメリカン・リーグ中部地区

    ◆ホワイトソックス(5人)
    アレックス・コロメイ投手
    ジャロッド・ダイソン外野手
    エドウィン・エンカーナシオン一塁手
    ジオ・ゴンザレス投手
    ジェームス・マッキャン捕手

    ◆インディアンス(5人)
    ブラッド・ハンド投手
    セザー・ヘルナンデス二塁手
    サンディ・レオン捕手
    オリバー・ペレス投手
    カルロス・サンタナ一塁手

    ◆タイガース(5人)
    C・J・クロン一塁手
    イバン・ノバ投手
    オースティン・ロマイン捕手
    ジョナサン・スコープ二塁手
    ジョーダン・ジマーマン投手

    ◆ロイヤルズ(4人)
    アレックス・ゴードン外野手=引退
    マット・ハービー投手
    グレッグ・ホランド投手
    イアン・ケネディ投手

    ◆ツインズ(9人)
    エイレ・アドリアンザ遊撃手
    アレックス・アビラ捕手
    タイラー・クリッパード投手
    ネルソン・クルーズ指名打者
    マーウィン・ゴンザレス三塁手
    リッチ・ヒル投手
    トレバー・メイ投手
    ジェイク・オドリッジ投手
    セルジオ・ロモ投手

    アメリカン・リーグ西部地区

    ◆アストロズ(4人)
    マイケル・ブラントリー外野手
    ブラッド・ピーコック投手
    ジョシュ・レディック外野手
    ジョージ・スプリンガー外野手

    ◆エンゼルス(2人)
    アンドレルトン・シモンズ遊撃手
    フリオ・テーラン投手

    ◆アスレチックス(10人)
    マイク・ファイアーズ投手
    ロビー・グロスマン外野手
    リアム・ヘンドリックス投手
    トミー・ラステラ二塁手
    ジェイク・ラム三塁手
    T・J・マクファーランド投手
    マイク・マイナー投手
    ユスメイロ・ペティート投手
    マーカス・セミエン遊撃手
    ホアキム・ソリア投手

    ◆マリナーズ(3人)
    ディー・ゴードン二塁手
    ケンドール・グレイブマン投手
    平野佳寿投手

    ◆レンジャーズ(8人)
    ジェシー・チャベス投手
    秋信守外野手
    デレク・ディートリック二塁手
    コリー・クルーバー投手
    ジェフ・マシス捕手
    フアン・ニカシオ投手
    アンドリュー・ロマイン遊撃手
    エディンソン・ボルケス投手

    ナショナル・リーグ東部地区

    ◆ブレーブス(10人)
    タイラー・フラワーズ捕手
    シェーン・グリーン投手
    コール・ハメルズ投手
    アデイニー・エチャバリア遊撃手
    ニック・マーケイキス外野手
    マーク・マランソン投手
    ダレン・オデイ投手
    マーセル・オズーナ外野手
    パブロ・サンドバル三塁手
    ジョシュ・トムリン投手

    ◆マーリンズ(7人)
    ブラッド・ボックスバーガー投手
    フランシスコ・セルベリ捕手=引退
    ローガン・フォーサイス二塁手
    マット・ジョイス外野手
    ブランドン・キンツラー投手
    ショーン・ロドリゲス二塁手
    ニック・ビンセント投手

    ◆メッツ(14人)
    ヨエニス・セスペデス外野手
    ロビンソン・チリーノス捕手
    トッド・フレイジャー三塁手
    ジャレッド・ヒューズ投手
    ジェッド・ラウリー二塁手
    ジェイク・マリズニック外野手
    エドゥアルド・ヌニェス三塁手
    リック・ポーセロ投手
    エラスモ・ラミレス投手
    ウィルソン・ラモス捕手
    レネイ・リベラ捕手
    マーカス・ストローマン投手
    マイケル・ワカ投手
    ジャスティン・ウィルソン投手

    ◆フィリーズ(9人)
    ホゼ・アルバレス投手
    ジェイク・アリエタ投手
    ジェイ・ブルース外野手
    ディディ・グレゴリアス遊撃手
    トミー・ハンター投手
    デービッド・フェルプス投手
    J・T・リアルミュート捕手
    デービッド・ロバートソン投手
    ブランドン・ワークマン投手

    ◆ナショナルズ(9人)
    アズドゥルバル・カブレラ三塁手
    アダム・イートン外野手
    ショーン・ドゥーリトル投手
    ブロック・ホルト二塁手
    ハウィー・ケンドリック一塁手
    アニバル・サンチェス投手
    カート・スズキ捕手
    エリック・テームズ一塁手
    ライアン・ジマーマン一塁手

    ナショナル・リーグ中部地区

    ◆カブス(10人)
    アンドリュー・チェイフィン投手
    タイラー・チャットウッド投手
    ダニエル・デスカルソ二塁手
    ビリー・ハミルトン外野手
    ジェレミー・ジェフレス投手
    ジェイソン・キプニス二塁手
    ジョン・レスター投手
    キャメロン・メイビン外野手
    ジョシュ・フェグリー捕手
    ホゼ・キンターナ投手

    ◆レッズ(4人)
    トレバー・バウアー投手
    アンソニー・ディスクラファーニ投手
    フレディ・ギャルビス遊撃手
    タイラー・ソーンバーグ投手

    ◆ブリュワーズ(4人)
    ブレット・アンダーソン投手
    ライアン・ブラウン外野手
    ジェッド・ジョーコ三塁手
    エリック・ソガード三塁手

    ◆パイレーツ(3人)
    クリス・アーチャー投手
    デレク・ホランド投手
    キーオニー・ケラ投手

    ◆カージナルス(5人)
    ブラッド・ミラー三塁手
    ヤディアー・モリーナ捕手
    アダム・ウェインライト投手
    マット・ウィータース捕手
    コルテン・ウォン二塁手

    ナショナル・リーグ西部地区

    ◆ダイヤモンドバックス(4人)
    ジョン・ジェイ外野手
    マイク・リーク投手
    ヘクター・ロンドン投手
    ヤズマニー・トマス外野手

    ◆ロッキーズ(6人)
    ドリュー・ビュテラ捕手
    マット・ケンプ外野手
    ダニエル・マーフィー一塁手
    クリス・オーウィングス二塁手
    ケビン・ピラー外野手
    AJ・ラモス投手

    ◆ドジャース(8人)
    ペドロ・バイエズ投手
    エンリケ・ヘルナンデス二塁手
    ジェイク・マギー投手
    ジミー・ネルソン投手
    ジョク・ピーダーソン外野手
    ブレイク・トライネン投手
    ジャスティン・ターナー三塁手
    アレックス・ウッド投手

    ◆パドレス(5人)
    ジェイソン・カストロ捕手
    ジュリクソン・プロファー二塁手
    ギャレット・リチャーズ投手
    トレバー・ローゼンタール投手
    カービー・イエーツ投手

    ◆ジャイアンツ(4人)
    トレバー・ケーヒル投手
    ケビン・ゴーズマン投手
    ドリュー・スマイリー投手
    トニー・ワトソン投手

  • パイレーツ・アーチャーら4選手がオプション破棄によりFAに

    2020.11.1 11:00 Sunday

     メジャーリーグ選手会は日本時間11月1日、クリス・アーチャー(パイレーツ)ら4人の選手が来季オプションを破棄されたことによってフリーエージェントとなったことを発表した。これにより、前日までの175人と今回の4人を合わせてフリーエージェント選手は179人となった。2018年7月に若手有望株3人を放出してレイズからアーチャーを獲得したパイレーツだったが、アーチャーはパイレーツでプレーした1年半(今季は全休)で6勝12敗、防御率4.92に終わり、大失敗のトレードとなってしまった。

     日本時間11月1日にフリーエージェント公示された4人の選手は以下の通り。

    クリス・アーチャー投手(パイレーツ)
    ダニエル・デスカルソ二塁手(カブス)
    デービッド・フェルプス投手(フィリーズ)
    デービッド・ロバートソン投手(フィリーズ)

     レイズのエースとして活躍してきたアーチャーは、2018年7月にオースティン・メドウズ、タイラー・グラスナウ、シェーン・バズの3人とのトレードでパイレーツに加入。パイレーツとしては、やや成績を落とし気味だったアーチャーが復調することを期待してのトレードだったが、アーチャーはその後復調できず、今季は胸郭出口症候群の症状を改善するための手術を受けて全休した。

     メドウズとグラスナウはレイズの主力選手へ成長し、バズも球界全体でトップ100に入るプロスペクトとして高い評価を受けているため、結果的にパイレーツにとって大失敗のトレードとなった。来季オプションは年俸1100万ドルとなっていたが、これが破棄され、アーチャーにはバイアウトの25万ドルが支払われる。

     2年契約でフィリーズに加入したロバートソンも期待に応えられなかった選手の1人だ。ヤンキースとホワイトソックスでクローザーやセットアッパーとして活躍し、故障の少なさも魅力だったが、フィリーズ加入1年目の2019年に7試合に登板しただけで右肘を故障。結局、トミー・ジョン手術を受けることになり、今季は1試合も登板できなかった。来季オプションは年俸1200万ドルとなっていたが、フィリーズはこれを破棄。ロバートソンにはバイアウトの200万ドルが支払われる。

  • メッツがストローマンにクオリファイング・オファー提示か

    2020.11.1 10:30 Sunday

     スティーブ・コーエン氏を新オーナーに迎えたメッツは先発投手の補強が急務となっている。現在、チームにはジェイコブ・デグロムとデービッド・ピーターソンの2人しか計算できる先発投手がいないからだ。そんな状況のなかで、メッツが自軍からフリーエージェントとなったマーカス・ストローマンに対して年俸1890万ドルのクオリファイング・オファーを提示するという見方が強まっている。ただし、ストローマンは同オファーを拒否して市場に出る可能性が高いと見られている。

     メッツの関係者はストローマンへのクオリファイング・オファーについて言及を避けたが、チーム事情から判断すると、ストローマンへの同オファーの提示は理にかなっていると言える。デグロムとピーターソン以外の先発候補としてはセス・ルーゴやスティーブン・マッツがいるものの、前者はシーズンを通して先発を務めた経験がなく、後者は今季大不振に陥った。メッツが優勝争いに加わるうえで先発投手の補強は必要不可欠だ。

     クオリファイング・オファーを受諾された場合、その選手の年俸は1890万ドルとなり、決して安いとは言えない金額である。しかし、多少値が張ったとしてもメッツにとってストローマンは必要な存在であり、同オファーを拒否されて他球団へ流出した場合はドラフトでの補償指名権を得ることもできる。メッツにとって、ストローマンへ同オファーを提示するのは非常に理にかなっている。

     もちろん、リスクがないわけではない。ストローマンは2019年にブルージェイズで21試合に先発して防御率2.96をマークし、7月下旬のトレードでメッツに加入。ところが、メッツ移籍後は11先発で防御率3.77と平凡なパフォーマンスに終始した。また、今季は開幕から故障者リスト入りし、フリーエージェントに必要なサービスタイムを得るやいなや、新型コロナウイルスへの懸念を理由として出場辞退を表明。このやり方には多くの批判が集まった。

     つまり、ストローマンが最後に一線級の先発投手として活躍した時期からすでに1年半が経過しているのだ。もしストローマンが以前のようなパフォーマンスを取り戻せなければ、年俸1890万ドルは高すぎる買い物となってしまうが、メッツは最終的にどのような判断を下すのだろうか。

  • カブスがリゾーの来季オプションを行使 年俸1650万ドル

    2020.11.1 10:30 Sunday

     カブスは日本時間11月1日、アンソニー・リゾーの来季オプション(年俸1650万ドル)を行使したことを発表した。再建期からカブスを支えてきたチームリーダーは、来季がカブスで過ごす10年目のシーズンとなる。なお、今オフは高額オプションの破棄が相次いでおり、年俸1000万ドル以上のオプションが行使されたのは、ザック・ブリットン(ヤンキース)、スターリング・マーテイ(マーリンズ)に次いでリゾーが3人目である。

     カブスは前日にジョン・レスターの年俸2500万ドルのオプションを破棄し、バイアウトとして1000万ドルを支払うことになった。また、ダニエル・デスカルソの年俸350万ドルのオプションも破棄(バイアウト100万ドル)。しかし、チームリーダーとして長年活躍してきた31歳のリゾーは、来季も必要な戦力であると判断された。

     今季のリゾーは58試合に出場して打率.222、11本塁打、24打点、OPS.755と打撃不振に苦しんだ。打率はカブスに加入した2012年以降ワーストの数字であり、OPSも2013年(.742)以降では最も低い数字。それでも、過去に3度ゴールドグラブ賞を受賞している一塁守備では安定した働きを見せ、今季も同賞のファイナリストに名を連ねている。

     カブスは2021年シーズン終了後にリゾー、ハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、カイル・シュワーバーが同時にフリーエージェントとなり、2022年オフにはウィルソン・コントレラスのフリーエージェントも控えている。これらの主力選手全員を残留させるのは予算的に困難であり、今オフはトレードでの放出も含めたチーム再構築も噂されている。

     とはいえ、新型コロナウイルスの影響による不確実性が伴うなかで、カブスが1650万ドルという高額なオプションを行使したのは、カブスのリゾーに対する評価の高さの証にほかならない。カブスは来季もリゾーをチームの中心に据えて、2年連続のポストシーズン進出を目指すことになりそうだ。

  • カステヤーノスはオプトアウト行使せず 来季もレッズでプレー

    2020.11.1 10:00 Sunday

     秋山翔吾が所属するレッズのニック・カステヤーノスは、大方の予想通り、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使しなかった。これにより来季もレッズの一員としてプレーすることが決定した。オプトアウトの権利の行使は日本時間10月31日13時59分が期限となっていた。なお、4年6400万ドルの契約を結んでいるカステヤーノスは、来季終了時にもオプトアウトの権利を有しており、来季の成績次第では権利を行使する可能性が残されている。

     現在28歳のカステヤーノスは、レッズ加入1年目の今季、全60試合に出場して打率.225、14本塁打、34打点、OPS.784をマーク。開幕14試合で打率.340、7本塁打という好スタートを切ったものの、好調は長続きせず、打率と出塁率(.298)はメジャー定着後の自己ワーストとなった。

     また、守備を苦手としているにもかかわらず、指名打者としての出場よりも守備に就くことを希望し、57試合で右翼を守ったが、守備防御点は-4。短縮シーズンだったにもかかわらず、昨季を上回る3つのエラーを記録するなど、守備面でも精彩を欠いた。

     攻守に低調なシーズンを過ごしたうえに、今オフは新型コロナウイルスの影響により「厳冬」のオフシーズンとなることが予想されているため、オプトアウトの権利を行使しないという判断は当然と言える。カステヤーノスは3年4800万ドル分の契約を残しているが、もし市場に出たとしても、これを上回る契約を得るのは困難だっただろう。

     今季のレッズは左翼に秋山、中堅にニック・センゼル、右翼にカステヤーノス、指名打者にジェシー・ウィンカーが入る形が基本の布陣となっていたが、もしナショナル・リーグの指名打者制が廃止されればウィンカーが左翼に入るため、秋山の出場機会に影響を与える可能性がある。アリスティデス・アキーノやブライアン・グッドウィンも控えており、秋山は来季も熾烈なレギュラー争いを強いられることになりそうだ。

  • 専門誌の2020年オールスター・チームにダルビッシュと前田が選出

    2020.11.1 09:30 Sunday

     野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は2020年シーズンの「オールMLBチーム」としてファースト・チームとセカンド・チームを発表しており、ファースト・チームの先発3番手にダルビッシュ有(カブス)、セカンド・チームの先発4番手に前田健太(ツインズ)が選出された。先発投手はファースト・チームとセカンド・チームを合わせて10人だけ。今季のダルビッシュと前田は先発投手として球界トップ10に入る見事な活躍だったというわけだ。

     ファースト・チームとセカンド・チームの顔ぶれは以下の通り。

    ファースト・チーム
    捕手 トラビス・ダーノウ(ブレーブス)
    一塁 フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    二塁 DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    三塁 ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    遊撃 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    外野 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
    外野 フアン・ソト(ナショナルズ)
    外野 マイク・トラウト(エンゼルス)
    指名 ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)
    先発 トレバー・バウアー(レッズ)
    先発 シェーン・ビーバー(インディアンス)
    先発 ダルビッシュ有(カブス)
    先発 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    先発 ディネルソン・ラメット(パドレス)
    救援 デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)

    セカンド・チーム
    捕手 J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    一塁 ルーク・ボイト(ヤンキース)
    二塁 ブランドン・ラウ(レイズ)
    三塁 マニー・マチャド(パドレス)
    遊撃 トレイ・ターナー(ナショナルズ)
    外野 マーセル・オズーナ(ブレーブス)
    外野 ドミニク・スミス(メッツ)
    外野 マイク・ヤストレムスキー(ジャイアンツ)
    指名 ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    先発 コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    先発 ゲリット・コール(ヤンキース)
    先発 ダラス・カイケル(ホワイトソックス)
    先発 前田健太(ツインズ)
    先発 柳賢振(ブルージェイズ)
    救援 リアム・ヘンドリックス(アスレチックス)

  • ツインズが40歳の主砲・クルーズとの再契約に向けて交渉中

    2020.10.31 12:30 Saturday

     ツインズは自軍からフリーエージェントとなった40歳のスラッガー、ネルソン・クルーズとの再契約に向けて動き始めたようだ。「ミネアポリス・スター・トリビューン」のラベル・E・ニール三世によると、すでに新たな契約に向けた交渉が開始されているという。加入1年目の昨季は41本塁打、今季もリーグ5位タイの16本塁打を放ったスラッガーは、どんな契約を手にすることになるのだろうか。

     マリナーズでプレーした4年間で平均41本塁打、104打点、OPS.908の好成績をマークしたクルーズは、2018年オフに1年契約+オプション1年でツインズに加入。2019年は打率.311、41本塁打、108打点、OPS1.031(=自己ベスト)、今季も打率.303、16本塁打、33打点、OPS.992の好成績をマークし、2019年が1400万ドル、今季が1200万ドルという年俸に見合う見事な働きを見せた。

     クルーズは2014年以降の7シーズンで260本塁打を放っているが、これはマイク・トラウト(エンゼルス)の240本塁打、エドウィン・エンカーナシオン(ホワイトソックス)の229本塁打、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)の225本塁打、J・D・マルティネス(レッドソックス)の214本塁打などを上回るメジャー最多の数字である。

     40歳になっても全く衰えを見せないクルーズの獲得に興味を示すチームはツインズ以外にも少なくないと見られるが、直近2シーズンで1度も守備に就いていないことを考えると、クルーズの市場はナショナル・リーグの指名打者制が来季も継続されるかという点に大きく左右されることになる。来季もナ・リーグで指名打者制が継続されるのであれば、争奪戦に加わるチームは増え、クルーズはより好条件の契約を得られるだろう。

     ただし、ナ・リーグの指名打者制について最終的な決定がなされるのはオフシーズンの後半以降になると見られており、結局のところ、アメリカン・リーグのチームのみで争奪戦が行われることになりそうだ。

  • ブレーブスがベテラン右腕・ウェインライト獲得に興味

    2020.10.31 12:00 Saturday

     「ジ・アスレチック」によると、ブレーブスはカージナルスからフリーエージェントとなった39歳のベテラン右腕、アダム・ウェインライトの獲得に興味を示しているようだ。ウェインライトは2000年のドラフトでブレーブスから全体29位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビュー前の2003年12月にトレードでカージナルスへ放出。もしブレーブスと契約すれば17年ぶりの古巣復帰となる。

     ブレーブスはマックス・フリード、マイク・ソローカ、イアン・アンダーソンといった優秀な若手先発投手を擁しており、それをサポートするベテラン投手の獲得を目指していると見られている。今季は新加入のコール・ハメルズにその役割を期待していたものの、ハメルズは故障で長期離脱。今度は地元出身のウェインライトにその役割を任せようというわけだ。

     今季のウェインライトは10試合に先発して65回2/3を投げ、2完投を含む5勝3敗、防御率3.15、54奪三振をマーク。チームで唯一規定投球回に到達し、ポストシーズン進出に大きく貢献した。通算167勝の実績のみならず、ポストシーズンの経験も非常に豊富であり、ブレーブスが求める戦力としてうってつけの存在と言える。

     ウェンライトは現在もジョージア州に住んでおり、2003年にはブライアン・スニッカー監督の下でプレーした経験もあるため、ブレーブス加入は本人にとっても魅力的な選択肢となり得るが、ブレーブス加入への障壁となる可能性があるのが正捕手トラビス・ダーノウの存在だ。

     ウェインライトは長年バッテリーを組んだヤディアー・モリーナと同じチームでプレーすることを希望していると見られる。しかし、ダーノウがいる以上、ブレーブスがモリーナを正捕手待遇で迎えることはなく、モリーナが新天地としてダーノウがいるブレーブスを選択する可能性は低い。モリーナと同じチームでプレーする機会が得られるのであれば、ウェインライトはそちらを選択するだろう。

     長年モリーナとバッテリーを組んできたウェインライトは、地元ブレーブスからのラブコールにどのような答えを用意しているのだろうか。

  • オプション破棄により15選手がFAに モートン、ハンド、レスターら

    2020.10.31 11:00 Saturday

     日本時間10月31日、来季の契約オプションが破棄されたことにより、15人の選手が追加でフリーエージェント公示された。これにより前日までの160人と合わせて175人の選手がフリーエージェントとなっている。ワールドシリーズ終了からの5日間は元所属球団との独占交渉期間となり、日本時間11月2日からフリーエージェント選手と他球団の交渉が解禁。いよいよ本格的に移籍市場の動きがスタートする。

     来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなったのは以下の15人。

    チェイス・アンダーソン投手(ブルージェイズ)
    エドウィン・エンカーナシオン一塁手(ホワイトソックス)
    ブレット・ガードナー外野手(ヤンキース)
    ジオ・ゴンザレス投手(ホワイトソックス)
    ジェッド・ジョーコ三塁手(ブリュワーズ)
    ブラッド・ハンド投手(インディアンス)
    J・A・ハップ投手(ヤンキース)
    ブランドン・キンツラー投手(マーリンズ)
    コリー・クルーバー投手(レンジャーズ)
    ジョン・レスター投手(カブス)
    チャーリー・モートン投手(レイズ)
    ジミー・ネルソン投手(ドジャース)
    カルロス・サンタナ一塁手(インディアンス)
    エリック・ソガード三塁手(ブリュワーズ)
    マイク・ズニーノ捕手(レイズ)

     ワールドシリーズに進出したレイズは、モートンの年俸1500万ドル、ズニーノの年俸450万ドルの来季オプションを破棄。エリック・ニアンダーGMは両者との再契約についてドアを閉ざしていないことを明言しており、より安価な金額で再契約を結ぶ可能性は残されている。

     マーリンズは今季12セーブをマークしたキンツラーの年俸400万ドルの来季オプションを破棄。インディアンスはハンドをウエーバー公示したことが報じられていたが、獲得を希望する球団は現れず、結局オプション破棄という形で袂を分かつことになった。

     ヤンキースはガードナーの年俸1000万ドル、ハップの年俸1700万ドルのオプションを破棄。生え抜きかつチーム最古参のガードナーについては、より安価な金額での再契約も検討されているようだ。

     エンカーナシオン、クルーバー、レスター、サンタナなどビッグネームが並んでいるものの、全盛期のような活躍を期待できなくなっていることも事実。球界全体で「厳冬」が予想される今オフ、こうしたベテラン選手にとって厳しいオフシーズンとなることは間違いないだろう。

  • ウィンター・ミーティングとオーナー会議はリモート開催へ

    2020.10.31 10:30 Saturday

     メジャーリーグ機構は日本時間10月31日、オフシーズンの恒例行事であるオーナー会議とウィンター・ミーティングを対面イベントとして開催することを中止することを発表した。その代わりに、両イベントで行われる予定だった話し合いなどは必要に応じてリモートで行われることになった。

     今オフのオーナー会議は日本時間11月18~20日にアーリントンで、ウィンター・ミーティングは日本時間12月8~11日にダラスで行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響により対面イベントとしての開催は中止に。必要な話し合いはリモートで行われることが決定した。

     なかでも、ウィンター・ミーティングの開催中止は球界に大きな影響を与えることが予想される。メジャーリーグとマイナーリーグの関係者が一堂に会し、トレード交渉やフリーエージェント交渉を含めた様々な話し合いが活発に行われる場であったからだ。11月上旬に開催予定だったGM会議もすでに中止が決定しており、主要イベントが次々に中止されていることは、移籍市場の動きにも大きな影響を与えそうだ。

     また、来春のスプリング・トレーニングのスケジュールも変更される可能性があるという。現時点では何も正式に発表されていないが、「ESPN」のジェシー・ロジャースによると、例年通りの時期にスタートしない可能性が高いという。キャンプ地での密を避けるためにAA級以下に属するマイナー選手のキャンプを、時期をずらして開催する可能性も取り沙汰されており、来季も異例の形でスタートすることになるかもしれない。

  • コーエン氏のメッツ買収が正式に承認 史上最高の2500億円超え

    2020.10.31 10:00 Saturday

     日本時間10月31日、メジャーリーグ各球団のオーナーとニューヨーク市のビル・デブラシオ市長がウィルポン家からスティーブ・コーエン氏へのメッツ売却を承認したことが明らかになった。報道によると、コーエン氏の買収額は史上最高となる24億ドル(約2500億円)以上。メジャーリーグ機構によると、コーエン氏は今後10日以内にメッツの所有権を引き継ぐことになるという。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「メジャーリーグ機構を代表して、コーエン氏がメジャーリーグ各球団からの承認を受けたことを祝福します」との声明を発表。「スティーブはメッツへの生涯にわたる情熱を球団運営に注ぎ、尊敬されるリーダーの1人になるでしょう。メッツのファンが誇りを持てるチームを作るために一生懸命働いてくれると信じています」とエールを送った。

     コーエン氏は「私がニューヨーク・メッツの次のオーナーになることをメジャーリーグ各球団のオーナーのみなさんが承認してくださったことを光栄に思います。チームを所有することは素晴らしい特権であり、大切な責任でもあります」との声明を発表。球団の全職員に新型コロナウイルスによるパンデミック以前の給与を支払うこと、シーズン中限定の職員のために救済基金を設立することなどを計画していることも明らかにした。

     コーエン氏はすでに自軍の元GMであるサンディ・アルダーソンを球団社長とする計画を発表しており、アルダーソンの意向によっては現在ブロディ・バンワグネンが務めているGMが変更される可能性もある。オーナーの交代により、今オフの移籍市場では積極的な補強を展開することが予想されており、メッツはオフシーズンを盛り上げるチームの1つとなりそうだ。

     コーエン氏は「私と私の家族は生涯にわたるメッツのファンであり、今回の球団買収に本当に興奮しています。フリーエージェント市場がまもなくスタートするので、迅速に取り組んでいきます」と今オフの戦力補強への意欲を見せた。

  • アストロズ前監督のヒンチ タイガース新監督就任が決定

    2020.10.31 09:30 Saturday

     日本時間10月31日、アストロズ前監督のAJ・ヒンチがタイガースの新監督に就任することが正式に発表された。ヒンチはアストロズのサイン盗み問題で1年間の職務停止処分を受けていた。タイガースが複数の候補者と面談を進めるなかでヒンチが最有力候補に浮上したことが報じられていたが、それから1日足らずのうちに監督就任が正式に決定。ヒンチは現役時代の2003年に控え捕手として1シーズンだけタイガースでプレーしており、18年ぶりの古巣復帰となる。

     ドジャースが32年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦、その最後のアウトから30分が経過したときにヒンチの電話が鳴った。タイガースのアル・アビラGMからの連絡だった。「まだアルの電話番号が残っていたんだ。『もしもし』と電話に出たら『アルだ。AJ、明日飛行機に乗ってほしい』と言われた」とヒンチ。その後、コメリカ・パークで面談が行われ、ワールドシリーズ終了からわずか3日で監督就任が決定した。

     ヒンチが在籍した2003年、タイガースは119敗を喫したが、3年後の2006年にはワールドシリーズへ進出。ヒンチには同じようなプロセスを築くことが期待されている。「ファーム組織が充実していることは知っている。近年のドラフトの状況や若手投手の成長具合も把握している。チームはすでにある程度の成長を遂げているし、私は優秀なコーチ陣とともにそれを加速させるのを手助けできると思う。わくわくするよ」とヒンチは意欲を見せる。

     アビラは「今回の監督探しのなかで、AJの洞察力や知識、野球への情熱が他の誰にも負けないことはすでにわかっていた」とヒンチの手腕を極めて高く評価している。気になるのはアストロズ時代のサイン盗み問題についてだが、アビラは「面談を行うなかで、彼は明らかに反省していたし、その時間(=職務停止の1年間)を使ってその問題についてしっかり考えていた。それによって彼はより良いリーダーになったと思う」と述べた。

     タイガースは今後数年間のうちに再建を終え、ワールドシリーズ制覇を狙える態勢を整えていくと見られている。「AJはデトロイトの街にワールドシリーズ制覇を持ち帰るのに最適な人物だと信じている」というアビラからの期待にヒンチが応えられるか注目だ。

  • オプション破棄により13選手がFAに ブラウン、ウォン、オデイら

    2020.10.30 12:00 Friday

     メジャーリーグ選手会は日本時間10月30日、来季の契約オプションが破棄されたことにより13人の選手がフリーエージェントとなったことを発表した。前日に公示された147人に13人を加えた160人の選手がフリーエージェントとなっている。新型コロナウイルスの影響による減収でほとんどの球団が来季のペイロールを縮小することが予想されており、例年ならばオプションを行使されたであろう選手がオプションを破棄されたケースも見受けられる。フリーエージェント選手にとっては厳しいオフシーズンとなるかもしれない。

     日本時間10月30日に追加のフリーエージェント選手として公示された13人は以下の通り。

    ライアン・ブラウン外野手(ブリュワーズ)
    ロビンソン・チリーノス捕手(メッツ)
    アダム・イートン外野手(ナショナルズ)
    トッド・フレイジャー三塁手(メッツ)
    ハウィー・ケンドリック一塁手(ナショナルズ)
    マイク・リーク投手(ダイヤモンドバックス)
    ダレン・オデイ投手(ブレーブス)
    ウィルソン・ラモス捕手(メッツ)
    セルジオ・ロモ投手(ツインズ)
    ヘクター・ロンドン投手(ダイヤモンドバックス)
    アニバル・サンチェス投手(ナショナルズ)
    コルテン・ウォン二塁手(カージナルス)
    エリック・テームズ一塁手(ナショナルズ)

     38歳のオデイは今季19試合に登板して4勝0敗2ホールド、防御率1.10の好成績をマークしたが、年俸350万ドルのオプションを破棄されてフリーエージェントとなった。

     カージナルスの正二塁手として活躍してきたウォンは昨季ゴールドグラブ賞を初受賞し、今季もフィールディング・バイブル賞に選出されるほどの好守を見せたが、年俸1250万ドルのオプションを破棄された。

     ダイヤモンドバックスのリークは開幕前にオプトアウトして今季を欠場し、オプション破棄によりそのままチームを去ることになった。ブリュワーズ一筋で活躍してきた2011年MVPのブラウンもオプション破棄でフリーエージェントとなり、現役引退の可能性もあると見られている。

     オデイやウォンなどは例年通りの状況であれば、オプションを行使された可能性もあったはず。コロナ禍による球団の減収の影響が、そのままダイレクトに選手の契約に影響を与える形となっている。移籍市場の動きは今後本格化していくが、フリーエージェント選手にとって厳しいオフシーズンとなることは間違いなさそうだ。

  • ヤンキース・ブリットン オプション行使で2022年まで契約保証

    2020.10.30 11:30 Friday

     メジャーリーグ公式サイトでヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホークによると、ヤンキースはザック・ブリットンの2022年の契約オプションを行使したようだ(現時点で球団からの公式発表なし)。ヤンキースは2019年1月にブリットンと3年契約を結んだ際、「2020年シーズン終了後に2022年の契約オプションを行使しなければフリーエージェントになれる」という珍しい条項を含めていた。貴重な救援左腕を手放すのではなくキープすることを選択した。

     現在32歳のブリットンは、今季20試合に登板して1勝2敗8セーブ、3ホールド、防御率1.89の好成績をマーク。特にシーズン前半は新型コロナウイルスに感染して出遅れたアロルディス・チャップマンに代わってクローザーを務め、8度のセーブ機会をすべて成功させる見事な働きを見せた。

     レイズとの地区シリーズに2勝3敗で敗退したあと、ブライアン・キャッシュマンGMは「彼は素晴らしいシーズンを過ごした」とブリットンの働きを絶賛。グラウンド上でのパフォーマンスだけでなく、グラウンド内外で発揮したリーダーシップにも高い評価を与えていた。

     ヤンキースとチャップマンの契約は2022年まで残っているため、ブリットンは今後2年間もセットアッパーを務めることになるが、チャップマンにアクシデントが発生した場合に穴を埋められる存在が控えているのはチームにとって非常に心強い。

     ブリットンはオリオールズ時代の2015~16年に2年連続でオールスター・ゲームに選出され、特に2016年はリーグ最多の47セーブを記録して防御率0.54という素晴らしい成績をマーク。2015年から2017年にかけて60セーブ機会連続成功のアメリカン・リーグ新記録も樹立した。

     2018年途中のヤンキース移籍後は、合計111試合に登板して5勝3敗14セーブ、40ホールド、防御率2.14と安定したピッチングを続けている。

  • アストロズ前監督のヒンチ タイガース新監督の最有力候補に

    2020.10.30 11:00 Friday

     2003年のレギュラーシーズン最終戦、タイガースがロン・ガーデンハイアー率いるツインズを破ってシーズン120敗を回避したこの試合でタイガースの控え捕手としてベンチに座っていたのがAJ・ヒンチだった。タイガースは現在、ガーデンハイアーの後任となる新監督を探しているが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ヒンチがその最有力候補となっているようだ。日本時間10月30日にタイガースとヒンチの面談が行われたことが報じられている。

     今季終盤にガーデンハイアーが勇退したタイガースは、過去4週間にわたって新監督候補との面談を行ってきた。アル・アビラGMはヒンチが候補の1人であることを明言していたが、ヒンチはアストロズのサイン盗み問題に関連して1年間の職務停止処分を受けていたため、タイガースはヒンチとの面談を行うことができなかった。しかし、ワールドシリーズが終了してヒンチとの交渉が解禁され、面談を行った結果、新監督の最有力候補に浮上したという。

     ヒンチはアストロズの監督を務めた5年間で481勝329敗の好成績をマーク。最後の3年間はいずれも101勝以上を記録した。2009年からの2年間はダイヤモンドバックスで監督を務めており、監督7シーズンでの通算成績は570勝452敗。タイガースは再建中だったアストロズを強豪へと変貌させたヒンチの手腕を高く評価し、再建中のチームを強豪へと育てていくプロセスをヒンチに任せたいと考えているようだ。

     アビラはサイン盗み問題について「もちろん、それは良いことではない」と語る一方、「彼ら(ヒンチとレッドソックス前監督のアレックス・コーラ)は処分を受けた。処分が終了すれば、彼らは自由にキャリアを続行できる」とも話していた。

     なお、ホワイトソックスの新監督がトニー・ラルーサに決まったことにより、監督の座が空席となっているのはタイガースとレッドソックスの2球団だけだが、レッドソックスはコーラの監督復帰が有力視されている。サイン盗み問題により監督の座を追われた両者は、2人揃って来季再びメジャーリーグの舞台で指揮を執ることになるかもしれない。

  • マリナーズがオプション破棄のグレイブマンと1年125万ドルで再契約へ

    2020.10.30 10:30 Friday

     マリナーズはケンドール・グレイブマンの年俸350万ドルの来季オプションを破棄したが、金額を下げる形での再契約で合意に至ったようだ。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、マリナーズとグレイブマンは年俸125万ドル(プラス出来高)の1年契約で合意。今季のグレイブマンは先発では期待に応えられなかったものの、リリーフではまずまずのピッチングを見せており、来季もリリーバーとしての起用が有力視されている。

     「USAトゥデイ」がグレイブマンの出来高について詳細を報じており、40試合を完了すれば150万ドル、60イニング以上投げれば50万ドル、アクティブ・ロースターに150日以上登録されれば50万ドルが支払われるという。なお、現時点では再契約について球団からの公式発表は行われていない。

     トミー・ジョン手術により2019年シーズンの大部分を欠場したグレイブマンは現在29歳。昨年11月に1年200万ドル+オプション1年でマリナーズに加入し、先発ローテーションの一角を担うことが期待されていたが、2度の先発登板で0勝2敗、防御率8.31と打ち込まれて首の故障により戦線離脱。9月に戦列復帰したあとはリリーフで起用され、9試合に登板して1勝1敗5ホールド、防御率3.60とまずまずのピッチングを見せた。

     健康面に不安を抱えるものの、90マイル台後半に達する速球を投げることができるため、マリナーズはリリーバーとしてのポテンシャルを評価。グレイブマンも再建段階のマリナーズでプレーすることに魅力を感じており、オプション破棄後、金額を下げる形での再契約に前向きな姿勢を示していた。

     アスレチックス時代の2016年に自己最多の10勝をマークするなど先発投手として活躍してきたグレイブマンだが、近年は故障による長期離脱が続いており、メジャーでの登板は2016年の31試合をピークに2017年が19試合、2018年が7試合、そして2019年は登板なしと年々減少していた。本格的なリリーフ転向の1年目となる来季は今後のキャリアを左右する重要な1年となりそうだ。

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