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  • Wソックス7年1億7500万ドルのオファー報道をマチャド代理人が否定

    2019.1.17 12:55 Thursday

     ホワイトソックスがマニー・マチャドに対してオファーを提示したことが報じられ、そのオファーは総額1億7500万ドルの7年契約であると言われているが、過熱する報道に対してマチャドの代理人を務めるダン・ロザーノがコメントを発表した。ロザーノはボブ・ナイチンゲールやバスター・オルニーといった敏腕記者に対する敬意を表しつつも、マチャドに対するホワイトソックスのオファーに関する報道は「完全に間違っている」と断言。7年1億7500万ドルという報道を否定した。

     ロザーノが反応したのは、複数のメディアが伝えている「ホワイトソックスがマチャドに対して7年1億7500万ドルのオファーを提示した」という報道だ。マチャドはアレックス・ロドリゲスの10年2億7500万ドルやジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルといった過去最大級の契約に匹敵する巨額契約を目指していることが報じられていたが、獲得レースに参戦するチームが予想以上に少なく、現時点で参戦中のチームはフィリーズとホワイトソックスの2球団だけであると見られている。この状況のなかで、当然ながらマチャドが目指しているような巨額契約が実現するはずもなく、マチャド側としては厳しい状況。ロザーノが発表したコメントには、マチャドのプライドを守る意図もあるのだろう。

     マチャドの獲得レースに関しては「ミステリー・チーム」の存在を指摘する声もあり、思わぬ球団が思わぬ好条件をマチャドに対してオファーする可能性も残っている。しかし、フィリーズはマチャドよりもブライス・ハーパーとの契約成立を重視する方針にシフトしつつあり、相思相愛と見られたヤンキースも撤退が濃厚となるなど、マチャドにとって理想的な展開となっていないことは否定できない。

     打率.297、37本塁打、107打点、OPS.905という自己最高のシーズンを過ごしたばかりの26歳の遊撃手兼三塁手は、最終的にどのような契約を手にするのか。1月も後半に突入し、スプリング・トレーニングの足音が聞こえ始めるなか、代理人であるロザーノの手腕が問われることになりそうだ。

  • ダイヤモンドバックスがヤンキースから外野手・ロカストロを獲得

    2019.1.17 12:05 Thursday

     日本時間1月17日、ヤンキースのティム・ロカストロがマイナー左腕のロナルド・ロマン+金銭との交換でダイヤモンドバックスへ移籍するトレードが成立したことが両球団から発表された。マイナー通算162盗塁を記録するなど俊足の外野手として知られるロカストロは、昨年11月にドジャースをDFAとなり、トレードでヤンキースに加入したばかりだったが、日本時間1月15日に再びDFAに。それをダイヤモンドバックスが拾う形でトレードが成立した。

     ロカストロは2015年にマイナーで41盗塁をマークするなどスピードが自慢の外野手であり、マイナーで打率.308、10本塁打、34盗塁、OPS.837の好成績をマークした2017年にメジャー初昇格。この年は3試合、昨季は18試合に出場し、メジャー通算で打率.167(12打数2安打)、5盗塁、OPS.583という成績をマークしている。

     昨年11月にドジャースからヤンキースへ移籍したばかりだったが、ヤンキースはDJレメイヒューとの正式契約に伴ってロカストロをDFAに。正中堅手のA.J.ポロックがフリーエージェントとなって退団したことにより外野手の層が薄くなっているダイヤモンドバックスが、マイナーリーガーとの交換でロカストロを獲得した。

     ヤンキースが獲得したロマンは、昨年7月にダイヤモンドバックスと契約したドミニカ共和国出身の左腕で、現在17歳。まだマイナーでの登板経験はなく、今季がプロデビューのシーズンとなる予定である。

     なお、ダイヤモンドバックスはロカストロの加入により40人枠がフルに埋まった状態となったが、フリーエージェントの内野手、ウィルマー・フローレスとの契約合意が目前となっていることが報じられている。よって、フローレスと正式に契約を結んだ際には、40人枠から選手を1人外す必要がある。その対象となる選手は、フローレスとの正式契約と同時に発表されることになりそうだ。

  • ダイヤモンドバックスが万能内野手・フローレスを獲得へ

    2019.1.17 11:20 Thursday

     日本時間1月17日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントの内野手、ウィルマー・フローレスとの契約合意が目前に迫っているようだ。このニュースはESPNのジェフ・パッサンが最初に報じ、身体検査の結果を待って正式に発表される見込みだという。フローレスは2020年のオプションが付属した1年契約を得る見込みとなっている。

     現在27歳のフローレスは、一塁で通算139試合(先発111試合)、二塁で101試合(同77試合)、三塁で143試合(同128試合)、遊撃で162試合(同148試合)の出場経験がある万能内野手であり、メッツではチーム事情に合わせたポジションを守ってチームに貢献してきた。打者としては2015年から3年連続で16本塁打以上を放ったようにパンチ力があり、昨季は打率.267、11本塁打、51打点、OPS.736をマーク。昨季だけで4度のサヨナラ打を放つなど、印象的な活躍が多いのも特徴である。

     ダイヤモンドバックスは正中堅手のA.J.ポロックがフリーエージェントとなって退団した穴をまだ埋めることができておらず、代役となる外野手を獲得できない場合、フローレスを二塁に置いて正二塁手のケテル・マーテイを中堅にコンバートする可能性がある。マーテイの外野守備の経験は、メジャーでは2015年に中堅を2試合、マイナーでは同じく中堅を2015年に4試合、2017年に5試合守っているだけだが、首脳陣はマーテイの身体能力の高さを評価し、中堅守備を十分にこなすことができると考えているようだ。

     もちろん、昨季に引き続いてマーテイが二塁を守り、フローレスはメッツ時代と同様に内野のバックアップに回る可能性もあるが、その場合にも万能ぶりを存分に発揮してチームに貢献してくれるに違いない。ダイヤモンドバックスは目に見える数字以上の貢献が期待できる、貴重な戦力を手に入れたと言えそうだ。

  • レンジャーズの元守護神・トールソンが現役引退を表明

    2019.1.17 10:50 Thursday

     メジャー4年目の2015年にクローザーとして35セーブを挙げ、レンジャーズの年間最優秀投手に選出されたリリーフ右腕、ショーン・トールソンが、トミー・ジョン手術のリハビリ中に故障が再発したことにより現役引退を決断した。トールソンはドジャースで2年、レンジャーズで3年プレイしたあと、2017年1月にレイズと契約したが、同年5月にトミー・ジョン手術。復活を目指して2017年12月に古巣・レンジャーズとマイナー契約を結んだものの、メジャーのマウンドに戻ってくることはできなかった。

     右肘のトミー・ジョン手術を受けた2017年に続いて、昨季はスプリング・トレーニングの終盤に右腕の屈筋の腱を痛め、2年連続でマイナーでの登板機会すらなかったトールソンだが、復活を目指して右肘のリハビリを続け、レンジャーズもマイナー契約で復活のチャンスを与えるつもりだったという。しかし、全てが順調に進んでいたと思われていた矢先、先週末に練習前のウォーミングアップの際に屈筋の腱の痛みが再発。「週末の間も状況は全く改善しなかった」と語ったように、故障の再発が現役引退を決断するきっかけとなった。

     「ブルペンでは良いピッチングができていたし、腕の調子も良かった。スプリング・トレーニングでポジションを勝ち取る自信があったし、周りと競争することを楽しみにしていたんだ」とトールソン。最終的には妻・リンリー、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMと話し合い、現役引退を決断したようだ。

     メジャーデビューを果たした2012年にドジャースで40試合に登板したトールソンは、背中の故障により2013年の大部分を欠場したものの、2014年にレンジャーズへ移籍すると一気にメジャー定着。移籍初年度は64試合で防御率2.76の好成績を残し、翌2015年はクローザーに昇格して73試合で35セーブ、防御率2.99をマークした。2016年は37試合で11セーブ、防御率7.68と大乱調に終わったものの、2015年の地区優勝の立役者の1人であったことは間違いない。31歳の誕生日目前の、早すぎる現役引退となった。

  • フィリーズがハーパーを含む超大型補強を計画中か

    2019.1.16 11:55 Wednesday

     オフシーズン当初から戦力補強に惜しみなく資金を投入する姿勢を鮮明にしていたフィリーズだが、「超大型補強」とも言える大補強を計画中であることが報じられている。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが報じたところによると、フィリーズの関係者が「ブライス・ハーパー、ダラス・カイケル、クレイグ・キンブレルと契約することを検討している」と話したという。ハーパーとマニー・マチャドを両獲りする可能性は低くなっているものの、2人のスーパースターのうちの1人と、フリーエージェント市場に残る大物選手の数名を獲得する「超大型補強」を実現させる可能性は十分にありそうだ。

     ハーパーとマチャドを両獲りするだけの資金的余裕があると見られていたフィリーズだが、ここにきてハーパー獲得に注力する一方、マチャドに対してはトーンダウンの気配を見せており、両獲りの可能性を残しつつもマチャド争奪戦から手を引く可能性が高まっている。そして、その代わりにフリーエージェント市場に残る大物選手に目を向け始めているようだ。

     ナイチンゲールによると、フィリーズが獲得を狙うのはハーパーのほか、元サイ・ヤング賞左腕のカイケルと、今オフの移籍市場における最高のクローザーであるキンブレル。MLBネットワークのジョン・ヘイマンも同じような話を関係者から聞いており、フィリーズはハーパーないしマチャドのほか、カイケル、キンブレル、A.J.ポロックといった大物選手の獲得に動く可能性があるという。

     さらに、ヘイマンによると、フィリーズは球界最高のスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)の獲得を目論んでいるというのだ。トラウトは2年後、つまり2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だが、もちろんエンゼルスはトラウトとの契約延長を目指している。しかし、トラウトがフリーエージェント市場に出る前に契約延長に応じる可能性は低いと見られており、トラウトをめぐる「大争奪戦」が展開される可能性が高い。フィリーズは今オフのみならず、2年後のオフにも移籍市場を盛り上げてくれるかもしれない。

  • ホワイトソックスのマチャドへのオファーは7年契約

    2019.1.16 11:15 Wednesday

     ホワイトソックスがマニー・マチャドへのオファーを8年契約に引き上げたとの報道が出たばかりだが、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ホワイトソックスのマチャドへのオファーは7年契約のまま変わっていないようだ。争奪戦のライバルと見られるフィリーズは、ラスベガスでブライス・ハーパー夫妻との契約交渉を行ったあと、ハーパー争奪戦の最有力候補に浮上しており、ハーパーとマチャドを両獲りする可能性は低いと見られている。マチャド争奪戦については「ミステリー・チーム」の存在も噂されているが、現時点ではホワイトソックスが先頭を走っていると判断して良さそうだ。

     ホワイトソックスのマチャドへのオファーについての報道を時系列順に整理すると、まず日本時間1月14日にUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが「フィリーズがハーパー獲得の最有力候補に浮上」したことを報じ、ESPNのジェフ・パッサンは「ホワイトソックスがマチャドへのオファーを8年契約に引き上げた」ことを伝えた。さらに、Z101デジタル(ドミニカ共和国のメディア)のエクトル・ゴメスは「8年契約のオファーが総額2億5000万ドルである」と報じたが、その日のうちにナイチンゲールが「ホワイトソックスは7年契約のオファーを変えていない」ことを伝え、日本時間1月15日には関係者への確認も取れた状況。よって、現時点では「8年2億5000万ドル」という報道は誤報ということになる。

     マチャド争奪戦に加わっているチームはそれほど多くなく、撤退濃厚のヤンキースに続いてフィリーズまで手を引くことになると、「ミステリー・チーム」が実在しないのであれば、マチャドの選択肢はホワイトソックスに限られる。マチャドの義兄弟であるヨンダー・アロンゾや、マチャド&アロンゾと親しい関係にあるジョン・ジェイを獲得してマチャド獲得に本気の姿勢を示してきたホワイトソックスが、マチャド獲得に成功する可能性は高まりつつあると言える。

     主力選手を次々に放出した再建期間のなかでマイナー組織を充実させ、多数の若手有望株を抱えるホワイトソックスは、早ければ2020年にもポストシーズン争いに加わることが予想されている。マチャドはその「ホワイトソックス新時代」の象徴的存在となるかもしれない。

  • 好投手・クルーバーを含む三角トレードは成立するのか

    2019.1.16 10:50 Wednesday

     今オフに入ってからトレード放出の可能性が取り沙汰されているコリー・クルーバー(インディアンス)。ジ・アスレチックのレポートによると、パドレスはインディアンスがクルーバーをレッズへ放出してパドレスがレッズから有望株内野手のニック・センゼルを獲得する三角トレードを模索していたようだ。レッズは先発投手、パドレスは三塁手、インディアンスは外野手を欲しており、この三角トレードはそれぞれのチーム事情にフィットすると言える。この三角トレードが実現する可能性はあるのか。各チームの番記者が分析している。

     MLB公式サイトでインディアンスの番記者を務めるマンディ・ベル、レッズの番記者を務めるマーク・シェルドン、パドレスの番記者を務めるAJカッサベルが共同で三角トレードについての分析記事を公開。レッズは今オフ、トレードでタナー・ロアークとアレックス・ウッドを獲得したものの、ジョニー・クエイト(現ジャイアンツ)以来となるエース級の投手の獲得を目指しており、クルーバーはそのニーズを満たす存在だ。また、パドレスは三塁手を欲しており、メジャー有数の有望株であるセンゼルは非常に魅力的な存在。レッズは内野のレギュラーの顔ぶれが固まっており、外野に回すという選択肢があるとはいえセンゼルの出場機会がブロックされていることも放出を後押しするかもしれない。

     また、インディアンスはマイケル・ブラントリーやロニー・チゼンホールの退団で外野手が不足しており、パドレスのマニュエル・マーゴやハンター・レンフローといった若き主力外野手を獲得できれば理想的な補強となる。レッズもドジャースからヤシエル・プイーグとマット・ケンプを獲得したことで外野の両翼に選手が溢れており、インディアンスに外野手を提供することは可能である。要するに、レッズがクルーバー、パドレスがセンゼル、インディアンスが外野手を獲得する三角トレードが実現する可能性は十分にあるのだ。

     ただし、レッズがセンゼルの放出を躊躇する可能性があり、また、インディアンスは主力野手の放出により年俸総額削減の目標をすでに達成しているため、無理にクルーバーを放出する必要がない。そのあたりの事情が三角トレード成立に向けてのハードルとなりそうだ。また、番記者たちはソニー・グレイ(先発投手)、ミゲル・アンドゥハー(三塁手)、クリント・フレイジャー(外野手)と既出の3球団の補強ポイントに合致するトレード要員を抱えているヤンキースの存在を指摘しており、今後の交渉のなかでトレードの形は大きく変化することになるかもしれない。

  • マチャド&ハーパーの争奪戦 「ミステリー・チーム」候補の5球団

    2019.1.15 12:00 Tuesday

     フリーエージェント選手の獲得レースにおいて、「本命」と見られていたチームではなく突如現れた「ミステリー・チーム」が獲得レースを制すことは決して珍しくない。ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)やエリック・ホズマー(パドレス)などは「ミステリー・チーム」が獲得レースを制した代表的な例だ。今オフはマニー・マチャドとブライス・ハーパーがまだ市場に残っており、「ミステリー・チーム」の存在も噂されている。MLB公式サイトのリチャード・ジャスティスは、「ミステリー・チーム」になり得る5球団を紹介している。

     1球団目はジャイアンツ。今オフは目立った動きがないものの、エース左腕のマディソン・バムガーナーの放出を回避したように、完全なる再建に舵を切る様子は見られない。ポストシーズン返り咲きのためには攻撃力アップ、特に外野手の補強が必要不可欠であり、そうしたチーム事情にハーパーは見事にフィットする。バムガーナーやバスター・ポージーが徐々に輝きを失っていくなか、次代の「球団の顔」としてもハーパーは魅力的な存在だ。

     2球団目はレンジャーズ。2020年に開場予定の新球場のシンボルとして、マチャドないしハーパーは非常に魅力的な存在である。また、レンジャーズは昨季限りでエイドリアン・ベルトレイが現役を引退しており、新たな「球団の顔」を必要としている。再建を進めるレンジャーズだが、新時代の幕開けを象徴する出来事としてスーパースターの獲得が実現しても決して不思議ではない。

     3球団目はパドレス。メジャーでも屈指の若手有望株の層を誇るパドレスは、数年後にポストシーズン争いに加わってくることが予想されている。特に有望株投手の充実度は凄まじく、打線を強化できれば数年後には強豪チームに変貌を遂げている可能性もある。内野にはフェルナンド・タティスJr.という「超有望株」が控えているため、パドレスが狙うとすればマチャドではなくハーパーだろう。

     4球団目はアストロズ。現時点でのチーム構成を見ると、どちらかというと投手の補強を必要としているアストロズだが、ジム・クレイン・オーナーは大型補強への備えができていることを明言しており、マチャドやハーパーの獲得に乗り出す可能性は否定できない。内野に右打ちの好打者が多いことを考えると、左打ちの外野手、つまりハーパーはチーム事情にフィットする存在と言える。球界を揺るがす「大サプライズ」が実現する可能性は決してゼロではないだろう。

     そして5球団目はカージナルス。すでにダイヤモンドバックスからトレードでポール・ゴールドシュミットを獲得しているカージナルスだが、ポストシーズン返り咲きのためにさらなる打線強化を目指す可能性はある。すでに今季のレギュラー陣の顔ぶれは固まりつつあるが、若きスーパースターをフリーエージェントで獲得できるチャンスは頻繁にあるわけではなく、ひそかにマチャドないしハーパーの獲得を狙っていても不思議ではない。獲得を実現させるだけの資金的余裕があることも、「ミステリー・チーム」の1つに挙げられる理由となっている。

     フィリーズやホワイトソックスが「本命」に挙げられているマチャド&ハーパーの争奪戦。順当に「本命」がスーパースターの獲得に成功するのか。それとも、ジャスティスが紹介した上記の5球団が「サプライズ」を起こすのか。2人のスーパースターはもうしばらくの間、オフシーズンの野球ファンを楽しませてくれそうだ。

  • 昨季復活の左腕・ホランドがジャイアンツと再契約

    2019.1.15 11:00 Tuesday

     ジャイアンツに加入した昨季、5年ぶりの規定投球回到達を達成するなど復活を遂げ、シーズン終了後にはジャイアンツに残留したい意向を明らかにしていたデレク・ホランドが、日本時間1月15日にジャイアンツと1年+球団オプション1年で再契約を結んだことが明らかになった。ジャイアンツはすでにホランドとの再契約を公式発表。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ホランドには700万ドルが保証されており、球団オプションが行使された場合、2年間の総額は1500万ドルになるという。

     現在32歳のホランドは、レンジャーズで8年間プレイしたあと、2017年はホワイトソックスへ移籍。しかし、ホワイトソックスでは先発ローテーションの一角を担いながらも7勝14敗、防御率6.20という惨憺たる成績に終わり、シーズン終了を待たずに解雇された。その後、昨年2月にジャイアンツとマイナー契約を結び、見事にロースター入りを果たして7勝9敗ながら171回1/3を投げて防御率3.57と復活。169個の三振を奪っており、奪三振率8.88はメジャー10年目にして自己ベストの数字だった。

     記者会見で「(ジャイアンツに)戻ってくるのは簡単な選択だった」と再契約が実現したことを喜んだホランド。ジャイアンツは先発ローテーションの中心的存在となるはずのジョニー・クエイトがトミー・ジョン手術を受け、ジェフ・サマージャも肩のコンディションに不安を抱えているため、ホランドはマディソン・バムガーナーやデレック・ロドリゲスらとともに先発ローテーションの中核を担うことになる。カート・ヤング投手コーチやマット・ハージェス・ブルペンコーチの指導の下で復活を遂げた昨季のパフォーマンスを維持できれば、チームの期待に応えることができるはずだ。

     ファーハン・ザイディ野球部門社長は、ホランドが昨季30先発のほかにリリーフで6試合登板したように、ホランドの「チーム第一」の姿勢を高く評価している。チームのことを最優先に考える32歳の左腕は、今季もジャイアンツにとって不可欠な戦力となりそうだ。

  • レイズが元オールスター外野手・ガルシアを獲得へ

    2019.1.15 10:30 Tuesday

     日本時間1月15日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レイズがフリーエージェントの外野手、アビサイル・ガルシアと契約合意目前に迫っているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが両サイドの契約交渉について最初に報じ、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは関係者から聞いた話として今回の契約が年俸350万ドル+出来高の1年契約であることを伝えている。まだ球団からの公式発表はないものの、2017年にオールスター・ゲームに選出された強打の外野手がレイズに加わることが確実となった。

     現在27歳のガルシアは、2012年にタイガースでメジャーデビュー。体格が似ていることなどから当時のチームメイトであるミゲル・カブレラにちなんで「ミニ・ミギー」と呼ばれていたが、タイガースではレギュラー定着を果たせず、2013年途中にトレードでホワイトソックスへ移籍した。

     ホワイトソックスでは、2015年に自己最多の148試合に出場してレギュラー定着を果たし、レギュラー3年目となった2017年に打率.330、18本塁打、80打点、OPS.885の好成績をマークしてオールスター・ゲームに初選出。しかし、昨季は右ハムストリングの故障により2度にわたって戦列を離れ、自己最多の19本塁打を放ったものの、93試合にしか出場できず、打率.236、49打点、OPS.719と大幅に成績を落としてしまった。

     レイズはネルソン・クルーズ(ツインズと契約)やエドウィン・エンカーナシオン(マリナーズへ移籍)といった指名打者候補のスラッガーの獲得を狙っていたことが報じられており、ガルシアは新天地でその役割を担う可能性が高い。早打ちで出塁率が低い点は依然として改善されていないものの、2017年の打棒を取り戻すことができれば、球界を代表する指名打者であるクルーズやエンカーナシオンにも負けない働きが期待できるはずだ。

  • フィリーズがハーパーと入団交渉 獲得最有力候補に浮上か

    2019.1.14 08:30 Monday

     日本時間1月13日、フィリーズはブライス・ハーパーのホームタウンであるラスベガスで、5時間にわたる入団交渉を行った。複数のメディアがこの入団交渉について報じており、日本時間1月14日にUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが伝えたように、フィリーズがハーパー獲得の最有力候補に浮上したと見る向きも多い。ハーパーがナショナルズと再契約を結ぶことを予想する声もあるものの、ナショナルズはハーパー獲得から一歩後退したと考えられているようだ。

     マニー・マチャドの争奪戦からヤンキースが撤退濃厚となったことにより、マチャド獲得の有力候補の1つにも挙げられていたフィリーズだが、ハーパーとの入団交渉を終え、マチャドではなくハーパー獲得に注力していく方針を固めつつあるようだ。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーによると、フィリーズはすでにマチャドに対して正式な獲得オファーを提示しているものの、今週中にはハーパーにも正式にオファーを提示する見込み。現時点ではマチャドよりもハーパーの獲得を重視している模様だ。

     ハーパーと代理人のスコット・ボラスとの入団交渉には、ジョン・ミドルトン・オーナー、アンディ・マクフェイル球団社長、マット・クレンタックGMのほか、ゲーブ・キャプラー監督とネッド・ライスGM補佐も出席し、「球団首脳フル稼働」とも言える豪華な布陣で臨んだフィリーズ。球団関係者によると、フィリーズはハーパーとマチャドのいずれかを獲得できることに自信を深めているという。

     「ハーパーと数時間を過ごすことができたのは、本当に印象的だった。我々は彼のことをもっと知ろうと思い、彼にいくつかの質問をしたし、彼からの質問にも答えたし、彼について学ぶことができた。交渉において、相手が何を求めているかを知ることは本当に大切だと思うんだ」とクレンタック。ハーパーないしマチャドに対して最高額のオファーを提示できるのはフィリーズであると見られており、フリーエージェント市場の目玉を少なくとも1人獲得する可能性は高い。ゾレッキーは「フィリーズはこの数週間、2人のスーパースターのうち1人と契約できると楽観的になっている。多くの資金を投入できるだけでなく、競争相手があまり多くないからだ」と現状を伝えている。

  • マチャド争奪戦に「ミステリー・チーム」が参戦か

    2019.1.13 06:40 Sunday

     ヤンキースがDJレメイヒューと契約し、獲得候補がフィリーズとホワイトソックスの2球団に絞られたと見られているマニー・マチャド争奪戦。しかし、話はそれほどスムーズには進みそうにない。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、これまで報道されてこなかった「ミステリー・チーム」がマチャド争奪戦に加わっている可能性があるようだ。

     ヘイマンは今週の早い段階で、マーリンズが2014年にジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)に与えた総額3億2500万ドルを超える規模の契約を、マチャドが目指していることを報じていた。ところが、現時点でマチャドの希望を満たすようなオファーは届いていないという。ただし、フィリーズのオーナーであるジョン・ミドルトンは今オフの早い段階で、チームの戦力補強に惜しむことなく資金を投じる意思を明らかにしており、マチャドまたはブライス・ハーパーに巨額のオファーを提示する可能性が高いと見られている。また、フィリーズはオリオールズ時代にマチャドのメンターを務めていたボビー・ディッカーソンをベンチコーチとして招聘することが報じられている。

     フィリーズ同様、ホワイトソックスもマチャド獲得に向けて積極的に動いており、今オフの戦力補強の一環として、マチャドの義兄弟であるヨンダー・アロンゾと、マチャド&アロンゾと親しい間柄であるジョン・ジェイをチームに加えている。こうした事情もあり、フィリーズとホワイトソックスの2球団がマチャド獲得の最有力候補に挙げられているというわけだ。

     マチャドが要求する総額3億ドルを超えるような契約を提示できる球団は限られるが、どの選手の獲得レースにおいても「ミステリー・チーム」の存在は否定できない。ヤンキースが撤退、フィリーズとホワイトソックスが本命と見られているなかで、思わぬチームがマチャドを掻っ攫う可能性も十分にあるのだ。「ミステリー・チーム」が本当に存在するとすれば、決着が近いと見られていたマチャド争奪戦は面白くなりそうだ。

  • ドジャースがブルージェイズからマーティン獲得 9年ぶり古巣復帰

    2019.1.12 10:00 Saturday

     日本時間1月12日、ドジャースはヤスマニ・グランダルの流出により層が薄くなっていた捕手の補強に成功したが、獲得した選手はドジャース・ファンに馴染みのある名前だった。ドジャースは、ブルージェイズにマイナー選手2名(右腕のアンドリュー・ソプコと内野手のロニー・ブリトー)を放出し、ラッセル・マーティンと金銭を獲得。2006年のメジャーデビューから2010年までドジャースの正捕手を務めていたマーティンは、ヤンキース、パイレーツ、ブルージェイズを経て、9年ぶりに古巣に戻ってくることになった。

     オールスター・ゲーム選出4度、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を各1度受賞するなど、輝かしい実績を誇るマーティンだが、35歳のシーズンとなった昨季は極度の不振に悩まされ、打率.194、10本塁打、25打点、OPS.663という自己ワーストの成績に。ハイレベルな選球眼こそ健在だったが、捕手としての能力にも衰えが見られ、捕手として71試合に出場したほか、三塁で21試合、遊撃で3試合、左翼で1試合に出場した。

     メジャーを代表する好捕手として一時代を築いたマーティンだが、すでに一人で正捕手を務め上げることのできる存在ではなくなっており、ドジャースではオースティン・バーンズとの併用が濃厚。なお、マーティンは今季が5年8200万ドルの大型契約の最終年となり、年俸は2000万ドルとなっているが、このうち1640万ドルはブルージェイズが負担する模様だ。ドジャースにはウィル・スミスとケイベルト・ルイーズという有望株捕手が控えており、残り契約1年のマーティンは彼らへのつなぎ役としても、うってつけの存在である。

     ブルージェイズへ移籍するソプコは24歳の右腕で、昨季はA+級とAA級で計26試合(うち22先発)に登板して6勝5敗、防御率3.52、121奪三振をマーク。また、ブリトーは19歳の内野手で、昨季はドミニカ共和国のサマーリーグとルーキー級で計61試合に出場して打率.295、11本塁打、55打点、OPS.855をマークしている。

  • ヤンキースがレメイヒュー獲得へ マチャド争奪戦から撤退か

    2019.1.12 09:30 Saturday

     関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースはフリーエージェントの二塁手、DJレメイヒューと2年2400万ドルで契約合意に至ったようだ。オールスター・ゲーム選出2度、ゴールドグラブ賞受賞2度の実績を誇るレメイヒューだが、ヤンキースはレメイヒューに二塁だけでなく三塁や一塁も守らせ、内野のユーティリティとして起用することを検討している模様。すでにトロイ・トゥロウィツキーもチームに加わっており、内野の層の厚さを考えると、マニー・マチャド獲得の可能性は低くなったと言えそうだ。

     ヤンキースが獲得した内野手はマチャドではなかった。昨季のレメイヒューはロッキーズで128試合に出場し、打率.276、15本塁打、62打点、OPS.749をマーク。2015年から3年連続で打率3割を記録し、2016年には.348の高打率でナ・リーグ首位打者に輝くなど、今オフの二塁手市場におけるトップ選手の1人だった。打者有利のクアーズ・フィールドで通算OPS.835をマークしている一方、その他の球場で.673に終わっている点は気になるものの、攻守に優れた二塁手の加入は、ヤンキースにとって大きな戦力アップとなるはずだ。

     レメイヒューの加入により、ヤンキースの内野は一塁にルーク・ボイトとグレッグ・バード、二塁にグレイバー・トーレス、三塁にミゲル・アンドゥハー、遊撃にディディ・グレゴリアス(トミー・ジョン手術により前半戦欠場が濃厚)とトゥロウィツキー、そしてユーティリティとしてレメイヒューが控える充実の陣容となった。もちろん、グレゴリアスとトゥロウィツキーの健康状態やアンドゥハーの守備力に不安はあるものの、マチャドが入る枠はなくなったと見るのが妥当だろう。

     昨日のジェッド・ラウリー(メッツ)とブライアン・ドージャー(ナショナルズ)に続いてレメイヒューも新天地を決め、一気に動き出した二塁手市場。この動きは、フィリーズとホワイトソックスが本命とみられるマチャド争奪戦にも「ヤンキース撤退」という形で大きな影響を与えることになりそうだ。

  • ブルージェイズがリリーフ右腕・フェルプスと1年契約へ

    2019.1.11 14:30 Friday

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、ブルージェイズはフリーエージェントのリリーフ右腕、デービッド・フェルプスと1年250万ドルで契約合意に至ったようだ。この契約には2020年の球団オプションが含まれており、今季の登板試合数と完了数に応じて年俸が100万ドルから800万ドルの間で変動するという。トミー・ジョン手術からの復活を目指すリリーフ右腕の事情に合わせた形の契約になったと言えそうだ。

     現在32歳のフェルプスは、ヤンキース時代に先発とリリーフを兼任する「スイングマン」として活躍し、2012年からの3年間で15勝をマーク。2015年にマーリンズへ移籍すると、2016年からはほとんどリリーフに専念するようになり、この年は自己最多の64試合に登板して7勝6敗、4セーブ、25ホールド、防御率2.28の好成績をマークした。翌2017年はシーズン途中でマーリンズからマリナーズへ移籍したが、2球団合計で54試合に登板して4勝5敗、21ホールド、防御率3.40とまずまずの活躍。しかし、マリナーズとの契約最終年となった昨季はトミー・ジョン手術により全休し、今季が復活を目指すシーズンとなる。

     2020年の年俸は、フェルプスが今季30登板未満に終わった場合に100万ドルとなり、30~39登板で300万ドル、40~49登板で500万ドル、50試合以上に登板すると700万ドルとなる。また、50試合以上に登板したうえで40試合以上の完了を記録した場合、年俸はさらに上昇して800万ドルとなるようだ。2020年の年俸に関する条件設定を見る限り、ブルージェイズはフェルプスをクローザーとして起用することも検討していると見られる。現時点でのクローザー最有力候補はケン・ジャイルズだが、フェルプスが防御率2.28、奪三振率11.84をマークした2016年のような輝きを取り戻せば、クローザーの座を奪取する可能性もありそうだ。

  • マーリンズ・リアルミュート争奪戦 獲得候補は6球団

    2019.1.11 12:25 Friday

     マーリンズ側の要求が高すぎることもあり、トレードは成立しないかに思われたJ.T.リアルミュートの争奪戦だが、ここにきて再び争奪戦が活気づいているようだ。関係者によると、争奪戦の先頭グループとなっているのはブレーブス、ドジャース、アストロズ、パドレス、レイズ、レッズの6球団。しかし、マーリンズ側の要求は依然として高く、トレードが成立するかどうかは予断を許さない状況だ。

     マーリンズはリアルミュートとの交換で「トップ・プロスペクト+α」を獲得することを望んでいると見られる。トレード相手となる球団のトップ・プロスペクトに加えて、自軍の若手投手陣をサポートできるメジャー経験のある捕手を欲しているとの見方が強い。

     フリーエージェントのヤスマニ・グランダルが1年1825万ドルでブリュワーズと契約合意に至ったことにより、リアルミュートは市場に残った捕手のなかで屈指の実力を誇る存在となった。グランダル流出により正捕手不在となったドジャースもリアルミュートの争奪戦に本格参戦し、争奪戦はさらなる活性化の様相を呈しているが、リアルミュートは今オフが2度目の年俸調停であり、マーリンズはあと2年リアルミュートを保有できるため、自軍の要求が満たされない限り、無理にリアルミュートを放出する必要がないのが実情だ。

     昨季のリアルミュートは125試合に出場し、打率.277、21本塁打、74打点、OPS.825をマークしてオールスター・ゲームに初選出されただけでなく、シルバースラッガー賞も初受賞。本塁打、打点、OPSなどの各部門で自己ベストを更新するなど、キャリアハイと言えるシーズンを過ごした。盗塁阻止率38.2%の強肩を誇り、捕手としては例外的な俊足を有するなど、走攻守のバランスが取れたアスリート型の好捕手であり、他球団からの評価も高い。マーリンズの「高すぎる要求」に応えてリアルミュート獲得を実現させる球団は現れるのか。今後の動向に注目だ。

  • メッツがラウリーと2年契約へ カノーらと強力内野陣を形成

    2019.1.11 11:40 Friday

     関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、メッツはフリーエージェントの二塁手、ジェッド・ラウリーと2年2000万ドルで契約合意に至ったようだ。昨季のラウリーは34歳にして自己ベストのシーズンを過ごし、オールスター・ゲームに初選出されただけでなく、アスレチックスのポストシーズン進出にも大きく貢献。なお、ラウリーは今オフ、メッツのGMに就任したブロディ・バンワグネン(元代理人)の元顧客だった。

     昨季のラウリーは、アスレチックスで157試合に出場して打率.267、23本塁打、99打点、OPS.801の好成績をマーク。総合指標WAR(FanGraphs版)では4.9をマークしたが、これは二塁手に限ればカブスのハビアー・バイエズ(5.3)、ロイヤルズのウィット・メリーフィールド(5.2)に次いでメジャー全体で3番目の数字だった。

     ここ数年は主に二塁手としてプレイしてきたラウリーだが、メッツはすでにメジャーを代表する二塁手であるロビンソン・カノーを獲得しており、ラウリーがカノーを押しのけて二塁を守る可能性は低いと見られる。現地の報道によると、ラウリーにはカノーの休養時に二塁、トッド・フレイジャーの休養時に三塁、そしてフルシーズンの経験が1年しかないアメッド・ロサリオのサポート役として遊撃を守るような「スーパー・ユーティリティ」としての活躍が期待されているようだ。

     ただし、メッツには確固たる正一塁手がおらず、有望株のピーター・アロンゾがメジャー定着を果たすまでの間は、フレイジャーを三塁から一塁へ回し、ラウリーが正三塁手として起用されるパターンも考えられる。いずれにしても、ラウリーがここ数年のように二塁に固定される可能性はゼロに等しく、三塁を中心に二塁、遊撃など複数のポジションを守りながら、自慢の好打を生かしてチームに貢献していくことになりそうだ。

  • ナショナルズがドージャー獲得へ 1年900万ドルとの報道

    2019.1.11 11:20 Friday

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントの二塁手、ブライアン・ドージャーと1年900万ドルで契約合意に至ったようだ。ドージャーの獲得により、ナショナルズはダニエル・マーフィーが退団して穴となっていた二塁のアップグレードに成功。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。なお、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ドージャーの年俸の一部は今季以降に繰り越して支払われるようだ。

     今オフがスタートした時点では、ナショナルズは二塁手の補強にはあまり積極的でなく、現有戦力でマーフィーの穴を埋める意向を示していた。しかし、今オフはフリーエージェント市場でもトレード市場でも二塁手の選択肢が豊富で、「買い手市場」となっていたため、ナショナルズは方針を転換。リーズナブルな価格で実力派の二塁手を手に入れることに成功した。

     現在31歳のドージャーは、昨季ツインズとドジャースで合計151試合に出場して打率.215、21本塁打、72打点、OPS.696に終わったものの、2016年に42本塁打、2017年に34本塁打を放っているメジャーを代表する二塁手である。また、2013年から6年連続で12盗塁以上をマークしているように平均以上のスピードもあり、2017年にゴールドグラブ賞を受賞しているように二塁の守備も堅実。マーフィーが二塁の守備に難を抱えていたことを考えると、ドージャーが打撃面で復調すれば、大きなグレードアップとなるはずだ。

     なお、ナショナルズは将来の二塁手候補としてカーター・キーブームという有望株を抱えており、ドージャーはキーブームがメジャー定着を果たすまでのつなぎ役となる可能性が高い。ドージャーとしても、今季ナショナルズで実力健在をアピールできれば1年後に再びフリーエージェント市場に打って出ることができるため、ナショナルズとドージャーの双方にとって悪くない契約になったと言えそうだ。

  • マリナーズがFA補強 ベッカムとギアリンを獲得

    2019.1.11 11:00 Friday

     チームの将来を見据えてロースターの再編を進めているマリナーズのジェリー・ディポートGMだが、今季のための戦力補強も忘れていない。日本時間1月11日、マリナーズはフリーエージェントの内野手、ティム・ベッカムと同じくフリーエージェントのリリーフ右腕、コリー・ギアリンとそれぞれ1年契約を結んだことを発表。今季に向けて選手層に厚みをもたらす補強となった。

     現在28歳のベッカムは、昨季オリオールズで96試合に出場して打率.230、12本塁打、OPS.661をマーク。2017年にはレイズとオリオールズの2球団でプレイし、合計22本塁打を放った実績がある。本職は遊撃だが、二塁、三塁、そして一塁を守ることもできるため、内野のユーティリティとして重宝しそうな存在である。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは、ベッカムの契約が1年175万ドル+出来高25万ドルであることを報じている。

     一方、現在32歳のギアリンは、昨季ジャイアンツで35試合、レンジャーズで21試合、アスレチックスで6試合の合計62試合に登板し、2勝1敗、1セーブ、9ホールド、防御率3.77をマーク。ジャイアンツ時代の2017年には68試合に登板して防御率1.99をマークした実績があり、2016年から3年連続で56試合以上に登板しているタフネス右腕である。なお、ギアリンの契約に関する詳細は、今のところ明らかになっていない。

     ディポートは「コリー・ギアリンはベテランの経験と安定感を我々のブルペンにもたらしてくれるだろう。ティム・ベッカムは非常に才能のある選手であり、彼の打撃力と複数のポジションを守れるユーティリティ性は、我々のチームにとてもフィットするはずだ」と語り、両選手の加入を歓迎。マリナーズの正遊撃手には今オフ、フィリーズから獲得したJ.P.クロフォードが予定されているが、クロフォードがAAA級で開幕を迎える場合、ベッカムが正遊撃手として起用される可能性もありそうだ。

  • 大物捕手・グランダルがブリュワーズへ 1年1825万ドルとの報道

    2019.1.10 13:45 Thursday

     日本時間1月10日、フリーエージェント市場に大きな動きがあった。過去4シーズンにわたってドジャースの正捕手を務め、2016年から3年連続で22本塁打以上を放っているヤスマニ・グランダルがブリュワーズと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが最初に報じ、年俸は1825万ドルであると伝えられている。

     現在30歳のグランダルは通算113本塁打、OPS.782を誇る両打ちの好打者で、捕手としては主にフレーミング技術を高く評価されている選手である。2012年にパドレスでメジャーデビューを果たし、2014年に正捕手定着。2015年からはドジャースへ移籍し、メジャー屈指の強豪チームの正捕手としての地位を確立した。

     今オフ、フリーエージェントとなったグランダルに対してドジャースはクオリファイング・オファーを提示したが、グランダルはこれを拒否。メッツから4年6000万ドル程度のオファーが届いていたようだが、これも受け入れなかった。最終的にはクオリファイング・オファーの金額をやや上回る1年1825万ドルでブリュワーズと契約合意。グランダル側としてはクオリファイング・オファーの対象とならず、多くの球団が手を出しやすくなる1年後に、再びフリーエージェント市場に打って出ようという狙いがあるのだろう。

     ただし、昨季のグランダルの打率.241、24本塁打、OPS.815という成績は、自己ベストに近い数字であり、これ以上グランダルの価値が上昇することを疑問視する声もある。年齢を1つ重ねてしまうことや、昨年のポストシーズンで守備面の不安を露呈してしまったことを考えると、むしろこの1年で価値が下落してしまうリスクもある。

     いずれにしても、ブリュワーズがメジャー有数の実力を誇る好捕手を手に入れたことは間違いない。今季は絶対的な正捕手が不在だったため、2年連続の地区優勝に向けて、貴重な戦力を手に入れることができたと言えるだろう。

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