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  • ブルージェイズ・ギャルビス 強打者に敬意を表して背番号変更

    2019.2.21 15:00 Thursday

     今季からブルージェイズに加わったフレディ・ギャルビスは、昨季までブルージェイズの先発ローテーションの一角を担っていたマルコ・エストラーダがお気に入りの選手だったため、エストラーダが過去2シーズン背負っていた「19」を自身の背番号として選択した。しかし、新天地でのスプリング・トレーニングが始まって1週間、ギャルビスは背番号を「19」から「16」に変更することを決断。ブルージェイズの球団史に残る強打者であるホゼ・バティースタに敬意を表し、「19」を背負わないことを決めたのだ。

     お気に入りの選手だったエストラーダと同じ背番号ということで「19」を選択したギャルビスだが、ブルージェイズの一員としてスプリング・トレーニングに参加するなかで、バティースタが2010年から2017年まで「19」を背負っていたことを思い出したという。

     「僕は彼と、彼がブルージェイズのために成し遂げた仕事をリスペクトしているんだ。だから19番を使用しないことを決めたんだよ」とギャルビス。「僕個人の意見としては、彼は本当に優秀な選手だったから、彼に対するリスペクトを示す必要があると思う。だから19番は背負わないよ」とバティースタへの敬意を口にした。

     ギャルビスはフィリーズでの6年間とパドレスで過ごした昨季、背番号「13」のユニフォームを着てプレイしてきた。今回は背番号「16」を選択したが、あまり深い意味はないようだ。ブルージェイズでは正遊撃手争いのライバルとなるルルデス・グリエルJr.が「13」を背負っているが、ギャルビスは他の選手がすでに着用している背番号を譲り受けることを好まない。これもギャルビスの他者に対するリスペクトの表れであると言えるだろう。

     ギャルビスは胸部のブルージェイズのロゴを指さしながら「ここに書かれている球団名が僕にとっては大切なんだ。どの背番号を与えられたとしても、僕は一生懸命にプレイするだけさ」と新天地での活躍を誓った。

  • ヤンキース・アンドゥハー フットワーク改善で失策減を目指す

    2019.2.21 13:00 Thursday

     昨季、ア・リーグの新人王投票において大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ2位にランクインしたミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)だが、打撃面の活躍で高評価を受けた一方、守備防御点マイナス25を記録した三塁守備を不安視する声が多数上がっていた。今オフは内野コーチのカルロス・メンドーサ、元三塁手のアーロン・ブーン監督とともに守備力向上に取り組み、三塁手メジャーワースト4位だった15失策を減らすべく努力を続けている。

     アンドゥハーは現在の目標について「ポジショニング、第一歩、送球時のステップの方向などを改善することを目指している」と語り、「それらのコンビネーションによって、僕の守備力は向上すると思う」と課題の守備力向上に自信を見せた。

     いずれも新人メジャー最多となる170安打、47二塁打、76長打、複数安打53試合、27本塁打(最多タイ)を記録し、新人王争いにおいて大谷の最大のライバルとなったアンドゥハーだが、投打両面でインパクトを残した大谷に対し、守備防御点マイナス25という拙守が記者投票において足を引っ張る形となった。今季は一塁や指名打者への転向が取り沙汰されていたほどだ。

     ブーンはフットワークや送球のメカニズムを改善するよりも、1球ごとに正しいポジション取りをして、しっかり準備をすることが大切だと指摘する。アンドゥハーにはスリークォーターの角度で送球をしたり、送球の前にボールでグラブを叩いたりする癖があるものの、それらの修正を強制されているわけではないようだ。

     「大切なのは、良いリズムでそれぞれの動作を組み合わせることだと思うんだ」とアンドゥハー。1つ1つの動作のクオリティを上げることはもちろん、各動作を良いリズムで正しく組み合わせることを目指している。

     新加入のDJレメイヒューは三塁を守ることもできるが、ブーンはレメイヒューをアンドゥハーの守備固め要員として起用することを否定。あくまでもアンドゥハーを信頼し、起用し続ける方針だ。メジャー3年目を迎える23歳の若き三塁手が指揮官の期待に応えられるか注目したい。

  • ナショナルズ・レンドン 球団との契約延長交渉に前向き

    2019.2.21 12:30 Thursday

     今オフ、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスら主力選手がフリーエージェントとなり、戦力の再構築を強いられたナショナルズだが、今季終了後にはリーグ屈指の三塁手であるアンソニー・レンドンがフリーエージェントとなる。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはレンドンに対して正式な契約延長のオファーを提示していないようだが、両者は契約延長に向けて前向きな姿勢を示している。レンドンはシーズン開幕後の交渉も受け入れる意向であり、契約延長の実現に向けて展望は明るい。

     ナショナルズはスプリング・トレーニングの期間中にレンドンとの契約延長交渉を行うことが予想されている。レンドンは「双方が満足すれば契約延長が実現するだろうし、そうでなければ(来オフのフリーエージェント市場において)何が起こるかを見守ることになるだろう。すでにたくさんの話し合いをしているけど、まだまだこれからだよ」と語っているが、レギュラーシーズンの開幕を契約延長交渉のデッドラインとするつもりはなく、その後の交渉にも応じる意向だ。

     2016年5月には同僚のスティーブン・ストラスバーグが7年1億7500万ドルの契約延長を実現させており、レンドンも同様のプロセスを踏む可能性がある。「(球団側が)話し合いをしたいのであれば、僕はすべて聞き入れるよ。僕は話を聞くのが大好きだからね。話し合いが僕を困らせるということはない。もし(契約延長の)話し合いが(レギュラーシーズンに)悪影響を及ぼすのであれば、僕はそれにしっかり対処する。今のところ、そのような兆候は全くないけどね」とレンドンは、レギュラーシーズンを戦いながらの契約延長交渉に自信を見せる。

     マイク・リゾーGMは「我々はアンソニーを愛している。私は彼を発掘して、我々は彼をドラフトで指名し、契約し、育ててきた。彼はこれからも長期にわたってナショナルズのユニフォームを着るべき選手なんだ」とレンドンへの想いを口にしており、レンドンとの契約延長を戦力構築における必須事項に挙げる。「相思相愛」とも言える両者が数ヶ月以内に契約延長を実現させる可能性は、極めて高いと言えそうだ。

  • ハーパー争奪戦 ホワイトソックス&ナショナルズは撤退か

    2019.2.21 12:00 Thursday

     マニー・マチャドの獲得に失敗したホワイトソックスだが、ブライス・ハーパーの争奪戦からは撤退する意向のようだ。日本時間2月21日、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは「ホワイトソックスはマチャドがパドレスとの契約を選択したあと、ハーパー争奪戦からは撤退した。ユーティリティ内野手のマーウィン・ゴンザレス、先発投手のジオ・ゴンザレスといった(マチャドやハーパーより)安価なフリーエージェント選手の獲得を目指す計画だ」と報じた。また、MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、ナショナルズがハーパーと再契約を結ぶ可能性が低いことを伝えている。

     ナイチンゲールいわく、ホワイトソックスはハーパーのような大物スター選手をチームに加えるのではなく、マーウィン・ゴンザレスのようなユーティリティ選手を獲得してロースターの調整を行うことを検討しているという。マチャド獲得には本気の姿勢を見せていたホワイトソックスだが、ハーパーに対してはマチャド争奪戦ほど積極的な姿勢を見せていない。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンは「少なくとも5球団がハーパーと連絡を取り続けている」と報じたが、この5球団に含まれると見られるフィリーズ、ジャイアンツ、ナショナルズ、パドレス、ホワイトソックスのうち、マチャドを獲得したパドレスとホワイトソックスは撤退が濃厚。ヘイマンはフィリーズ、ジャイアンツ、ナショナルズの3球団をハーパー獲得の有力候補に挙げる。

     しかし、ゾレッキーは「ナショナルズはパドレスがマチャドに与えた10年3億ドルのような大型契約をハーパーに与えるつもりはない」とナショナルズがハーパーと再契約を結ぶ可能性を否定。ナショナルズは昨季終盤に10年3億ドルのオファーをハーパーに提示したことが報じられているが、ヘイマンは「ハーパーは複数のチームからの3億ドル以上のオファーを断った」と報じており、ハーパーがマチャド以上の大型契約を欲していることは確実だ。

     よって、ハーパー争奪戦はフィリーズとジャイアンツの一騎打ちとなる可能性が高い。ハーパーはジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)がマーリンズ時代に結んだ13年3億2500万ドルを超える大型契約を目指しているようだが、この2球団はハーパーの希望条件に見合うオファーを提示するのだろうか。超大型契約誕生に向けての駆け引きは、もうしばらく続きそうな気配だ。

  • いまだFAの好投手・カイケル ハーパーの契約決定待ちか

    2019.2.21 11:30 Thursday

     2015年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞するなど、直近5シーズンで計67勝をマークし、今オフのフリーエージェント先発投手市場において注目株の1人となっているダラス・カイケルだが、2月後半に突入した現在も契約先が決まっていない。カイケル獲得に興味を示す球団はあるものの、その筆頭であるフィリーズがブライス・ハーパーの獲得に向けて注力しているため、カイケルの市場が動かないのだ。カイケルの契約が決まるのは、ハーパーの移籍先が決定してからということになりそうだ。

     フィリーズの先発ローテーションには左腕が1人もおらず、実績豊富な31歳左腕のカイケルはフィリーズのチーム状況にフィットする存在であると言える。しかし、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドと、同サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、フィリーズがハーパーの移籍先が決定する以前にカイケルとの契約を成立させる可能性は低いと指摘する。

     また、フェインサンドは「フィリーズがこの左腕(カイケル)の獲得に動かないのであれば、アストロズが短期契約でカイケルを呼び戻す可能性もある」と、アストロズとカイケルが再契約を結ぶ可能性に言及。「アストロズのほか、ブレーブス、ブリュワーズ、レンジャーズなどがカイケル獲得への動きを見せているが、いずれのチームも長期の大型契約を望んでいない」とカイケルの市場の状況について語った。

     いまだ市場に残っている一流クローザーのクレイグ・キンブレルも、カイケルと同様の状況にあると考えられている。マニー・マチャドがパドレスと10年3億ドルで契約合意に至ったように、もしフィリーズがハーパー獲得にも失敗するようなことがあれば、「フィリーズがカイケルまたはキンブレル、もしくは両方を獲得する可能性がある」とフェインサンド。要するに、カイケルもキンブレルも、最も資金力のある球団の1つであるフィリーズからのオファーを待っている状況なのだ。

     ゾレッキーとフェインサンドの見解が正しければ、ハーパーの契約が決まり次第、フリーエージェント市場は大きく動き出すことになりそうだ。

  • タイガースがハリソンと1年契約へ マーサーと二遊間コンビ再結成

    2019.2.21 11:00 Thursday

     日本時間2月21日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、タイガースはフリーエージェントの二塁手、ジョシュ・ハリソンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約合意を最初に報じた。身体検査の結果を待って、正式に契約成立が発表される見込みだが、タイガースは昨年12月にジョーディ・マーサーと1年契約を結んだのに続き、またしてもパイレーツ出身のミドル・インフィールダーをチームに加えることになった。

     ローゼンタールが「レギュラーの二塁手としての起用が予想される」と報じたように、ハリソンは新天地タイガースで正二塁手を務める見込み。昨季までパイレーツで二遊間コンビを形成していたハリソンとマーサーが、そっくりそのままタイガースで二遊間コンビを務めることになる。

     ハリソンの加入により、タイガースは正二塁手としての起用が予想されていたニコ・グッドラムを内外野兼任のユーティリティ・プレイヤーとして、チーム事情に合わせて起用することが可能になる。たとえば正一塁手のミゲル・カブレラが休養で欠場したり、指名打者に入ったりする際には一塁手として出場することになるだろう。また、ハリソンが加入することにより、有望株二塁手のダウェル・ルーゴがAAA級で1年間の実戦経験を積むことも可能になり、課題である選球眼を向上させるための時間を作ることができる。タイガースにとって、理想的な補強であると言えるだろう。

     昨季のハリソンは左手骨折の影響もあってレギュラー定着後最少となる97試合の出場に終わり、打率.250、8本塁打、37打点、3盗塁、OPS.656と不本意なシーズンを過ごした。打率.315の活躍を見せた2014年と自己最多の16本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲームに選出され、通算では773安打、打率.277、OPS.725をマーク。まだ31歳と老け込む年齢ではなく、3度目のオールスター・ゲーム選出に手が届くような活躍が期待される。

  • サイ・ヤング賞の初代受賞者・ニューカムが92歳で死去

    2019.2.20 13:00 Wednesday

     ドジャースの球団史におけるベストの投手の1人であり、ジャッキー・ロビンソンやロイ・キャンパネラとともにブルックリン時代のドジャースを象徴するスター選手の1人でもあったドン・ニューカムが、長い闘病生活の末、日本時間2月20日に亡くなった。92歳だった。

     1949年にドジャースでメジャーデビューを果たしたニューカムは、いきなり5完封を含む17勝をマークしてナ・リーグの新人王に選出。翌1950年は19勝、1951年は自身初の20勝とリーグ最多の164奪三振をマークし、2年間の兵役を終えてドジャースに戻ったあと、1955年には自身2度目の20勝をマークした。

     キャリアハイのシーズンは1956年で、自己最多の27勝をマーク。この年に設立されたサイ・ヤング賞(当時はメジャー全体で1名を選出)の初代受賞者となっただけでなく、ナ・リーグのMVPにも選出された。その後は成績を落とし、1958年途中にレッズへ放出されたものの、レッズ加入2年目の1959年には13勝、17完投をマークして復活。この年は代打で31度も起用されるなど、打率.305、3本塁打、21打点、OPS.811と打撃でも存在感を発揮した。

     メジャーでのラストイヤーとなった1960年はインディアンスで2勝に終わり、メジャー通算成績は149勝90敗、防御率3.56、1129奪三振。1949年の新人王、1956年のMVP&サイ・ヤング賞のほか、オールスター・ゲームには4度(1949~1951年、1955年)選出され、1955年にはワールドシリーズ制覇も経験している。

     1955年に打率.359、7本塁打、23打点、OPS1.028、1958年にも打率.361をマークするなど、打者としても優秀で、1962年に中日ドラゴンズに入団した際は登録名「ニューク」で外野手としての契約だった(1試合だけ投手としての出場がある)。中日では1年のみのプレイに終わり、81試合に出場して打率.262、12本塁打、43打点、OPS.789という成績だった。

     メジャー初の黒人投手であり、ロビンソン、キャンパネラ、ラリー・ドビーとともに黒人選手として初めてオールスター・ゲームに出場したニューカムは、通算成績以上のインパクトを球界に与えた名選手だった。

  • カージナルス・マルティネス 右肩の不調で2週間のノースロー調整へ

    2019.2.20 11:30 Wednesday

     カージナルスは、開幕投手候補の1人であるカルロス・マルティネスが右肩の不調により、2週間のノースロー調整を強いられることになったことを明らかにした。MRI検査の結果、大きな問題は見つからなかったものの、症状の悪化を防ぐために大事を取る形。マルティネス自身も「(3度戦列を離れた)去年みたいにはなりたくないから、1年を通してプレイするためにしっかり対処していきたい」と今回の措置を前向きに捉えており、開幕ローテーション入りに向けて調整を進めていくことになりそうだ。

     2015年から3年連続で2ケタ勝利をマークするなど、カージナルスのエース格として活躍してきたマルティネスだが、昨季は3度の故障者リスト入りにより8勝どまり。シーズン後半はリリーフに回り、3ホールド、5セーブをマークした。3度の戦線離脱は、いずれも違う箇所の故障によるものだったが、故障の原因はすべて右肩にあると考えられており、マルティネスは右肩周辺の筋肉を強化するなど、弱点克服に取り組んできた。

     マイク・シルト監督は「(MRI検査の結果、)2016年からの変化が見られなかったのは素晴らしいことだ。力の入れ方とかバランスの問題だと思うから、それを調整できれば大丈夫だろう」と安堵のコメント。順調にいけばマルティネスが3月上旬に投球練習を再開できることに言及し、開幕を故障者リストで迎える可能性があることを示唆しつつも、エース格の右腕の活躍に期待を寄せていた。

     万が一、マルティネスが故障者リストで開幕を迎えることになったとしても、カージナルスは先発投手の層が厚く、それほど大きな問題とはならないだろう。マイルズ・マイコラス、ジャック・フラハティ、マイケル・ワカ、アダム・ウェインライトの4人がマルティネスとともに先発ローテーションを形成すると見られており、マルティネス不在の穴はジョン・ガント、オースティン・ゴンバー、ダニエル・ポンセデレオン、ダコタ・ハドソン、アレックス・レイエスらが埋めることになりそうだ。

  • マチャドの超大型契約がハーパー争奪戦に与える影響とは

    2019.2.20 10:45 Wednesday

     マニー・マチャドがパドレスとの契約合意に至り、世間の注目はおのずとフリーエージェント市場に残るもう1人のスーパースター、ブライス・ハーパーの動向に集まっている。マチャドの契約合意を最初に報じたESPNのジェフ・パッサンも「球界のすべての関心はブライス・ハーパーに向いている」とツイート。マチャドの契約合意により、ハーパー争奪戦も決着に向けて本格的に動き始めそうだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、マチャド獲得に成功したパドレスはハーパー争奪戦から撤退するわけではないという。パドレスの年俸総額はマチャドを加えたとしても、まだ1億1000万ドル程度。パドレスが特別裕福な球団ではないとはいえ、まだ資金には十分な余裕があるのだ。

     もちろん、現時点でハーパー獲得の最有力候補と目されているのはフィリーズである。フィリーズはマチャドとハーパーの争奪戦に加わるなかで、ハーパー獲得を優先し、「フィリーズとハーパーの契約交渉が本格化している」との報道も出ていた。しかし、SNYのアンディ・マルティーノは「ハーパーがフィリーズとの契約に前向きではない」という関係者の話を紹介しており、ハーパーの行方は予断を許さない状況。フィリーズ、パドレスのほか、ホワイトソックス、ナショナルズ、ジャイアンツもハーパーとの契約成立を目指している。

     ここでポイントとなるのが、パドレスがマチャドに用意したと見られる「10年3億ドル」という超大型契約だろう。ハーパーとしては、これを下回る条件で契約したくないという気持ちがあるのは当然であり、マルティーノは「(ヤンキースのジャンカルロ・)スタントンの(13年)3億2600万ドルを超えるオファーがあれば、すぐに契約は決まるだろう」と指摘。フリーエージェント史上最高額のマチャド、エクステンションを含めた史上最高額のスタントンを超えられるかどうかが、契約成立に向けてのポイントとなりそうだ。

     マチャドによる「10年3億ドル」というフリーエージェント史上最高額の超大型契約は、ハーパーによってすぐさま更新されてしまうのか。今オフの移籍市場は、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

  • マチャドがパドレスへ! FA史上最高額となる10年3億ドル

    2019.2.20 10:15 Wednesday

     パドレスを待つ「明るい未来」は、もはや未来のものではなくなっているようだ。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、日本時間2月20日、パドレスはフリーエージェント市場に残るスーパースターの1人、マニー・マチャドと10年3億ドルの超大型契約で合意に至ったという(5年目終了時にオプトアウト可能)。これは2007年12月にアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ10年2億7500万ドルを上回り、アメリカのプロスポーツ史上において最大のフリーエージェント契約となる。チーム再建を進めるパドレスは、「明るい未来」に向けて大きな一歩を踏み出した。

     複数のメディアがパドレスとマチャドの契約合意を報じるなか、パドレスのロン・ファウラー会長は「まだ契約はしていない。交渉を続けているところだよ」とコメント。しかし、パドレスの関係者が最終的な契約成立まで契約合意についてコメントしないのは恒例のことであり、パドレスがマチャド獲得に成功したのは間違いないだろう。

     マチャドの加入により、今季パドレスでレギュラーを務めることが予想される選手は、いずれも少なくともあと4年、パドレスの保有下にある。若き主力選手たちの成長次第では、メジャー有数の強力打線を4年にわたって擁することが可能なのだ。さらに、早ければ今季中にも球界トップクラスの有望株であるフェルナンド・タティスJr.がメジャー昇格を果たし、マチャドと三遊間コンビを形成する可能性もある。そのタティスJr.は、マチャド獲得のニュースを聞いて「凄いことになりそうだね」と満面の笑みでスーパースターの加入を喜んだ。

     ホワイトソックスからは8年2億5000万ドルのオファーが届いていたことが報じられており、1年あたりの金額ではパドレスを上回る。しかし、マチャドはトータルの保証金額が多いパドレスとの契約を好んだようだ。ほぼ希望通りとも言える超大型契約を手にすることになったマチャド。このスター三塁手がパドレスをワールドシリーズ制覇に導くことができるか注目だ。

  • パドレスがスター獲りに本気 マチャド&ハーパーに巨額オファーか

    2019.2.19 18:35 Tuesday

     まだ決着の気配が感じられないマニー・マチャドとブライス・ハーパーの争奪戦だが、チーム再建を進めるパドレスは本気でスター選手の獲得を目指しているようだ。関係者の話によると、パドレスはマチャドに対して「かなりの額の」オファーを提示しており、現時点で最高額かつ今後それを上回る球団が現れる可能性は低いと見られているという。また、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、パドレスがハーパーに対しても巨額のオファーを提示したことを伝えている。

     パドレスが両選手に対して提示したオファーの額は明らかになっていないものの、ヘイマンは自身のTwitterでパドレスのマチャドに対するオファーが「8年2億5000万ドル前後」と考えられていることを報じた。また、ハーパーに対するオファーはマチャドへのオファーを上回っている可能性が高いようだ。

     傘下のマイナー球団に多数の若手有望株を抱え、数年後に優勝争いに加わることを目指しているパドレスだが、打線の核となる強打者がチームには欠けている。30本塁打&OPS.900をクリアしたパドレスの打者は2010年のエイドリアン・ゴンザレスが最後であり、「真の強打者」と言えるスラッガーが10年近く不在なのだ。昨季37本塁打のマチャド、同34本塁打のハーパーは、パドレスにとって非常に魅力的な存在なのである。

     パドレスのチーム状況を考えると、チームによりフィットするのはマチャドだ。一塁にエリック・ホズマー、二塁に有望株のルイス・ウリアス、遊撃に超有望株のフェルナンド・タティスJr.が入り、チーム最大の穴である三塁にマチャドが加われば、球界有数の内野陣が完成する。一方、外野の両翼にはハンター・レンフロー、ウィル・マイヤーズ、フランミル・レイエス、フランチー・コルデロと4人のレギュラー候補がおり、人員余剰気味。しかし、26歳というハーパーの年齢を考えると、長きにわたって打線の中軸&外野の一角を任せることができるため、パドレスが獲得に積極的なのも頷ける。

     パドレスのスーパースター獲りは実現するのか。両選手の争奪戦からますます目が離せなくなりそうだ。

  • レッドソックスの最優先課題はセールとの契約延長

    2019.2.19 17:50 Tuesday

     かつてのエース左腕、ジョン・レスター(カブス)との契約延長交渉に失敗して先発ローテーションの柱を失ってしまった過ちを繰り返さないために、レッドソックスの球団フロント陣はエース左腕、クリス・セールとの契約延長交渉がチームの最優先課題であることを明言した。以前、ジョン・ヘンリー筆頭オーナーは30代に突入した投手との長期契約に否定的な姿勢を示していたが、来月30歳の誕生日を迎えるセールは例外と考えているようだ。レッドソックスは今季が契約最終年となるセールとの契約延長交渉を無事に成功させることができるのだろうか。

     2014年のスプリング・トレーニングにおいて、契約最終年を迎えていたレスターはレッドソックスへの愛着を示し、市場価格よりも低い金額での契約、いわゆる「ホームタウン・ディスカウント」にも応じる姿勢を見せていた。しかし、レッドソックスは市場価格とかけ離れた4年7000万ドルのオファーを提示。これがレスター側の怒りを買い、レスターはシーズン途中でアスレチックスへ移籍したあと、同年オフにカブスと6年1億5500万ドルの大型契約を結んだ。

     レッドソックスはヘンリーが「彼は特別な選手だ」と語るセールとの契約延長交渉において、同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。ヘンリーとトム・ワーナー会長は、レッドソックスがすでにセールと正遊撃手のザンダー・ボガーツとの契約延長交渉を開始していることを認めているが、これは「流出阻止」の強い意志の表れと言っても過言ではないだろう。セール自身もレッドソックスとの契約延長に前向きであることが報じられており、レッドソックスが適切なオファーを提示すれば、セールがフリーエージェント市場に出ていく前に契約延長が実現する可能性は高い。

     レッドソックスは今季終了後にセールとボガーツのほか、先発三本柱の1人であるリック・ポーセロもフリーエージェントとなる。また、ムーキー・ベッツとジャッキー・ブラッドリーJr.を保有できるのは来季までであり、主砲のJ.D.マルティネスは今季と来季の終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使することが可能である。これらの主力選手をチームに留めておくために、レッドソックスの球団フロント陣は今後しばらくの間、忙しい日々を過ごすことになりそうだ。

  • Rソックス・ワーナー会長 キンブレル再契約の可能性は「極めて低い」

    2019.2.19 12:45 Tuesday

     レッドソックスには確固たるクローザーがおらず、昨季まで3シーズンにわたってレッドソックスのクローザーを務めたクレイグ・キンブレルはまだフリーエージェント市場に残ったままとなっている。しかし、レッドソックスのトム・ワーナー会長は、この独立した2つの事項を結びつけたうえで、キンブレルとの再契約によりクローザー不在を解決することは考えていないようだ。キンブレルと再契約する可能性を問われたワーナーは「その可能性は限りなく低いと思っている」と発言した。

     レッドソックスでの3年間を含め、メジャー2年目から8年連続で30セーブ以上をマークしてオールスター・ゲーム選出7度、2011年新人王、最多セーブ4度と輝かしい実績を誇るキンブレル。通算成績は542登板で333セーブ、防御率1.91、被打率.154、WHIP0.92、奪三振率14.67と驚異的な水準にあり、今オフのフリーエージェント市場における目玉の1人と目されていた。

     ところが、アンドリュー・ミラー(カージナルス)、アダム・オッタビーノ(ヤンキース)、デービッド・ロバートソン(フィリーズ)、コディ・アレン(エンゼルス)、ザック・ブリットン(ヤンキース)といった有力リリーバーが続々と契約を決めるなかで、まだ市場に残っており、具体的な契約交渉の話も聞こえてこない。総額1億ドルを超える5~6年契約というキンブレルの希望条件がほとんどの球団から敬遠されている状況なのだ。

     「短期契約であればレッドソックスとの再契約の可能性もある」との見方もあったが、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長はクローザーに大金を投じる可能性を完全に否定。たとえ1~2年の短期契約であったとしても、レッドソックスがキンブレルとの再契約に動く可能性は低いと見られている。

     よって、レッドソックスがマット・バーンズ、ライアン・ブレイシア、タイラー・ソーンバーグといった現有戦力でクローザーの座を賄うのはほぼ確実。キンブレルはレッドソックスを除く29球団のなかから新天地を探すことになりそうだ。

  • ブリュワーズと再契約のムスターカス 二塁挑戦の可能性も

    2019.2.19 12:20 Tuesday

     マイク・ムスターカスがブリュワーズと再契約を結ぶことで合意に至ったことが報じられたとき、ブリュワーズは昨季同様に正三塁手のトラビス・ショウを二塁へ移すことが確実視されていた。しかし、クレイグ・カウンセル監督によると、三塁手としてゴールドグラブ賞の最終候補者となったショウを三塁に残し、ムスターカスを二塁手として起用するプランも検討されているようだ。ブリュワーズはスプリング・トレーニングを経て、最終的な決断を下す見込みとなっている。

     ブリュワーズがムスターカスに二塁を守らせるのは、決して全く新しいアイデアというわけではない。昨季途中にブリュワーズがムスターカスをロイヤルズから獲得した際も、同じことが検討されていた。しかし、先にショウが二塁を守り、期待以上の適応能力を見せたため、そのまま二塁・ショウ、三塁・ムスターカスの布陣が採用されたのだ。今回はスプリング・トレーニングという準備期間があるため、二塁・ムスターカス、三塁・ショウの布陣も試されることになる。

     昨季同様の布陣をそのまま採用するのがベストのようにも思われるが、各種の守備指標はムスターカスよりもショウのほうが優秀な三塁手であることを示している。また、ムスターカスが早ければ1年でチームを去る可能性があるのに対し、ショウは2021年までブリュワーズの保有下にある。よって、ショウを三塁に固定し、ムスターカスを有望株のケストン・ヒウラないしマウリシオ・デュボンが昇格してくるまでの「つなぎ役」として二塁で起用するのが、より良い選択肢であると言える。

     今季がメジャー9年目となるムスターカスだが、メジャーで三塁以外のポジションを守ったのは一塁の4試合だけ。マイナー時代を含めても二塁守備の経験はない。ただし、それは昨季のショウも同様だった。ムスターカスが二塁守備にうまく適応することができれば、ブリュワーズにとって短期的にも長期的にも大きなメリットを生み出すことになりそうだ。

  • ホワイトソックス・モンカダに三塁転向の可能性

    2019.2.19 11:50 Tuesday

     ホワイトソックスの正二塁手ヨアン・モンカダは、スプリング・トレーニングの直近3日間、主に三塁で守備練習を行っている。この動きは、今オフに検討されたポジション変更の第一段階となる可能性がある。リック・レンテリア監督は「出来る限り三塁守備の練習もやらせるつもりだ。彼が開幕戦に三塁手として出場したとしても驚かないでおくれよ」と発言。「彼のフレキシビリティを高めることで、彼の能力をさらに引き出すことが本当の狙いだけどね」と指揮官は語ったが、本格的な三塁コンバートが行われる可能性もありそうだ。

     モンカダは「新たなことにチャレンジするために、スプリング・トレーニング以上に適した期間はない」と語ったが、実際に三塁コンバートが行われるかどうかについては把握していない様子。しかし、「僕はチームの手助けをするためにここにいるのだから、三塁を守ってほしいと言われたら、もちろん三塁を守るよ。過去にも守ったことがあるし、三塁守備の感覚も悪くないからね」と将来的なポジション変更に前向きな姿勢を示した。

     昨季二塁手としてメジャー最多の21失策を喫したモンカダ。もしモンカダが三塁に移ることになれば、正三塁手のヨルマー・サンチェスは本職の二塁に戻ることができる。また、モンカダが三塁に回ることにより、昨年のドラフト1巡目指名選手であるニック・マドリガルが将来的に二塁に入るための枠を空けることも可能になる。「三塁・モンカダ」は長期的なチーム構想にフィットするのだ。

     ただし、ホワイトソックスがマニー・マチャドの獲得に成功すれば、話は変わってくる。マチャドが加入して三塁を守るのであれば、モンカダは二塁に留まることになるだろう。もちろん、マチャドが遊撃に入り、ティム・アンダーソンが遊撃から二塁、モンカダが二塁から三塁に移る可能性も残されているが、レンテリアは「チームにいない選手のことは気にしない。今チームにいる選手のことをしっかり考えるべきだ」とマチャド獲得を視野に入れたチーム作りをすることを否定している。

  • 「時が来た」 ジャイアンツ・ボウチー監督が今季限りで退任へ

    2019.2.19 11:20 Tuesday

     ジャイアンツを3度のワールドシリーズ制覇(2010年・2012年・2014年)に導いた名将ブルース・ボウチーが、自身の監督25年目のシーズンとなる今季を最後に退任する意向を明らかにした。パドレスの監督を12年間務め、今季がジャイアンツの監督として13年目のシーズンとなるボウチーは「私の考えでは、(退任する)時が来たんだ。信じられないくらいの監督人生だった。選手たち、街、ファンのみなさんには本当に感謝している」と感謝を口にし、選手たちに対しては日本時間2月19日に行われた今春初の全体練習前のミーティングにて、自身の決断を伝えたようだ。

     ボウチーは今年4月に64歳の誕生日を迎える。近年は健康状態に不安を抱えながらのシーズンが続いていたが、「それは退任を決めた理由ではない」と明言。今季限りでの退任については、昨季終了時から熟考を続けていたといい、「これは自分で決めたことだ。先週考え始めたようなことではない。昨季の終わりからずっと話し合いを続けてきた」とファーハン・ザイディが新たに野球部門社長に就任したことによる影響であることも否定した。

     指揮官の決断を聞いたブランドン・ベルトは「少しショックを受けたよ。僕がメジャーに昇格してから、彼がずっと監督だったからね。いつかこの日が来るとは思っていたけど、実際に彼の口からそれを聞くと、やっぱり少しショックだった」と悲しげな表情を浮かべたものの、「彼のラストイヤーを素晴らしいものにするために頑張るだけさ」とすぐに気持ちを切り替えていた。

     ボウチーの監督通算1926勝は歴代11位に位置する。今季82勝をマークすれば、殿堂入りの名将レオ・ドローチャーと並んで歴代10位に浮上。また、ジャイアンツの監督としての通算975勝は、殿堂入りの名将ジョン・マグロー(2583勝)に次ぐ数字だ。パドレス監督時代の1996年にナ・リーグ最優秀監督賞を受賞し、2年後の1998年にはパドレスを球団史上2度目のリーグ優勝に導いている。

     監督通算2000勝まであと74勝。ワールドシリーズ制覇3度の実績を考えると、将来的なアメリカ野球殿堂入りは確実と言えそうだ。

  • レッズ・ベル新監督 充実の外野陣の起用法は?

    2019.2.19 11:00 Tuesday

     レッズの外野陣は、ドジャースからヤシエル・プイーグとマット・ケンプが加入したことにより、プイーグ、ケンプ、ジェシー・ウィンカー、スコット・シェブラー、有望株ニック・センゼルの5人で3つのポジションを争う状況となっている。外野の両翼を本職とする選手が多い一方、純粋な中堅手がおらず、デービッド・ベル新監督は外野陣の起用法に頭を悩ませている。ベルはこれらの有力外野手たちを、いかに使い分け、いかに使いこなしていくのだろうか。

     ベルは、日本時間2月19日に行われた今春初めての全体練習に先駆けて、「どこかのタイミングで、我々は難しい決断を強いられることになるだろうね」とコメント。「毎日、どの選手が最もチームに貢献してくれるかということを考えながら(オーダーを組むという)決断をすることが楽しみだよ。優れた選手が多いのは良いことだ。選手たちはみんな(試合で)プレイしたがっている。良い競争が行われるだろうね」と外野陣のレギュラー争いに期待を寄せた。

     レギュラー争いのカギを握るのは、チーム最高の有望株にして、MLB Pipelineが発表したプロスペクト・ランキングで全体6位にランクインしたセンゼルだ。好打を誇るセンゼルだが、内野のレギュラーが固定されていることもあり、今季は中堅の守備にも挑戦する予定となっている。現在は新たなポジションについて学んでいる最中だが、センゼルが新たなポジションにうまく適応できれば、「中堅手不在」というチームの課題の1つは解決するだろう。

     ベルは「センゼルは間違いなく外野陣のカギを握る存在だよ。彼は我々の球団組織の重要な一員なんだ。みんな、彼の明るい未来を信じている。チームにとって、そして彼にとって、ベストの選択をすることが大切だね」とセンゼルの重要性を強調。また、昨季4割を超える出塁率をマークしたウィンカーについては「まだ成長の余地はあるけど」と前置きしつつも、500打席前後の出場機会を与える方針であることを明らかにした。

     センゼルが中堅守備に適応したと仮定したうえで、ベルの発言から判断する限り、現時点では左翼・ウィンカー、中堅・センゼル、右翼・プイーグが基本布陣となり、右打ちのケンプは左打ちのウィンカーとのプラトーン要員、シェブラーは外野3ポジションのバックアップ役を任されることになりそうだ(センゼルがAAA級スタートの場合はシェブラーが中堅に入る見込み)。

  • レッズが便利屋・ディートリックとマイナー契約へ

    2019.2.19 10:30 Tuesday

     日本時間2月19日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたところによると、レッズはフリーエージェントのユーティリティ・プレイヤー、デレク・ディートリックとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ローゼンタールは、今回の契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれ、メジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は200万ドルであることを報じている。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みだ。

     現在29歳のディートリックは、昨季マーリンズで主に左翼と一塁を守りながら149試合に出場して自身初の規定打席到達。29四球に対して140三振と相変わらず打撃は粗かったものの、打率.265、16本塁打、45打点、OPS.751と及第点の成績を残した。2016年に412打席で24個(リーグ最多)ぶつけられた死球の多さも健在で、昨季はリーグ2位の21死球。これで2ケタ死球は5年連続となった。

     左翼と一塁のほか、三塁、二塁、右翼での出場経験があり、便利屋的存在としてマーリンズに貢献してきたディートリックだが、昨年11月にDFAとなり、ウエーバーを通過したあとマイナー降格ではなくフリーエージェントとなることを選択。その後、新天地を見つけるまでに3ヶ月近くを要したが、ようやくレッズとのマイナー契約に至った。

     レッズはヤシエル・プイーグとマット・ケンプの加入により外野陣は充実しているものの、内野陣はレギュラーに優秀な人材が揃っている一方、控えが人材不足。遊撃以外の内野3ポジションを守れるディートリックは貴重な戦力となりそうだ。4年連続OPS.750以上をマークするなど平均以上の打力を有するユーティリティ・プレイヤーであることを考えると、大きな故障がない限り、ロースター入りの切符を手にする可能性は非常に高いと言えるのではないだろうか。

  • フィリーズがハーパー獲得に前進か 10年3億ドル以上との報道も

    2019.2.18 12:15 Monday

     オフシーズンに突入してから数ヶ月間、ブライス・ハーパー争奪戦の先頭を走り続けてきたフィリーズだが、いよいよスーパースター獲得に向けて大きく前進し始めているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、フィリーズとハーパーの交渉が本格化し始めているという。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、フィリーズとスコット・ボラス(ハーパーの代理人)の間の交渉には進展が見られる一方、契約成立はまだ差し迫った状況ではない模様。ハーパー争奪戦においてフィリーズが一歩リードしたものの、パドレス、ジャイアンツ、ホワイトソックスもまだ「獲得失敗」を伝えられたわけではなく、すぐに契約が決まるわけではないようだ。

     フィリーズはオフシーズン当初からフリーエージェント市場の目玉であるスター選手、ハーパーとマニー・マチャドの獲得を目指してきた。両選手の代理人はいずれも、フィリーズ以上の資金力を有する球団がないことを認識しており、他球団との交渉はフィリーズからの提示条件の引き上げを狙ったものであると見られている。フィリーズのハーパーに対するオファーについて、「10年3億ドル以上」と報じているメディアもあり、ボラスはフィリーズからハーパーが納得するオファーを引き出すことに成功しているようだ。

     「フィリーズはハーパーよりマチャドを好んでいる」との報道も出ていたが、強打者であるハーパーが集客力のある「真のスーパースター」であること、ゲーブ・キャプラー監督が「ハーパーの守備は昨季の指標が示すより優秀だ」と発言していることなどから、フィリーズがハーパーとの契約を前向きに考えていることがうかがえる。実際、「ハーパー獲得に前進」という報道が出ただけで、球団のチケット・オフィスにはシーズン・チケットに関する問い合わせが複数あったという。

     ハーパーに対してフィリーズ以上の好条件を提示できるチームはないと見られており、このまま「フィリーズ・ハーパー」が誕生する可能性は極めて高い。あとは「いつ」それが実現するかということに注目が集まることになりそうだ。

  • 強打の三塁手・ムスターカス ブリュワーズと再契約へ

    2019.2.18 11:40 Monday

     ブリュワーズの正三塁手であるトラビス・ショウが「彼が戻ってくるのであれば、僕は二塁に移っても構わない」とマイク・ムスターカスの復帰を歓迎する発言をしてからわずか1日。どうやらショウの願いは叶ったようだ。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ブリュワーズはフリーエージェントの三塁手・ムスターカスと1年1000万ドル+2020年の相互オプションで再契約を結ぶことで合意。補強ポイントであった二塁の穴を、ムスターカスとの再契約に伴いショウを二塁に移すことによって解決した。

     現在30歳のムスターカスは、2017年にロイヤルズで球団史上最多となる38本塁打を記録。昨季はロイヤルズとブリュワーズで自己最多の152試合に出場し、打率.251、28本塁打、95打点(自己最多)、4盗塁、OPS.774をマークした。ブリュワーズはムスターカスを途中補強したあと、正三塁手のショウを二塁に移す攻撃型布陣を採用していたが、今季も同様の布陣で戦うことになりそうだ。

     二塁が補強ポイントとなっていたブリュワーズだが、マイナーにはマウリシオ・デュボンとケストン・ヒウラという2人の有望株が控えており、長期契約での補強は望んでいなかった。今季両者がAAA級で二遊間コンビを形成する見込みであることを考えると、早ければ来季にもメジャー定着を果たす可能性があり、ブリュワーズにとってムスターカスとの1年契約は理想的な形と言える。デュボンないしヒウラに正二塁手を任せられる見込みが立てば、ムスターカスのオプションを破棄し、ショウを再び三塁に移すことになるだろう。

     また、ムスターカスがブリュワーズと再契約を結んだことは、マニー・マチャドの争奪戦にも影響を与える可能性がある。なぜなら、マチャド獲得に失敗した場合の「プランB」としてムスターカス獲得を狙っていた球団が多いからだ。ムスターカスが市場から消えた今、マチャド獲得を目指す球団は、マチャド獲得を実現させるべく、よりアグレッシブに動くことになりそうだ。

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