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  • 36歳のベテラン・ケンドリックがNLCSのMVPに選出

    2019.10.16 12:45 Wednesday

     ナショナルズが4連勝でカージナルスを下し、球団史上初のワールドシリーズ進出を決めたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。そのMVPには、勝負強いバッティングでチームに貢献した36歳のベテラン内野手、ハウィー・ケンドリックが選出された。

     ドジャースとの地区シリーズ第5戦で決勝の満塁本塁打を放ち、チームをリーグ優勝決定シリーズ進出に導いたケンドリックは、その勢いのままにリーグ優勝決定シリーズでも快打を連発し、4試合で打率.333、4二塁打、4得点、4打点、出塁率.412、長打率.600、OPS1.012の好成績をマーク。特に第3戦では3本の二塁打を放ち、3打点を叩き出す大活躍を見せた。

     ケンドリックは1979年のウィリー・スタージェル(39歳)、2002年のベニト・サンティアゴ(37歳)に次ぐ史上3番目の高齢でのナ・リーグ優勝決定シリーズMVP受賞となり、「私のキャリアにおける最高の瞬間が今季起こった」と大喜び。MVPのトロフィーを受け取り、「このトロフィーは私だけのものではない。なぜなら我々はチームとしてこのトロフィーを勝ち取ったからだ」と誇らしげに語った。

  • 今オフFAのレンドン アレナードを超える大型契約を得るのか

    2019.10.15 15:10 Tuesday

     ナショナルズの正三塁手として7シーズンにわたって活躍し、今季は打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマークしてナ・リーグ打点王に輝いたアンソニー・レンドンが今オフ、フリーエージェントとなる。ハイレベルな攻守を兼ね備えた三塁手ということもあり、複数球団による争奪戦が予想されるレンドンだが、昨オフに同じ三塁手のノーラン・アレナードがロッキーズと結んだ7年2億6000万ドルを超える大型契約を手にする可能性はあるのだろうか。

     ナショナルズは現在、カージナルスとのリーグ優勝決定シリーズを戦っており、第3戦にも勝利して球団史上初のワールドシリーズ進出に王手をかけている。そんななか、オフシーズンに向けて周囲が少しずつ騒がしくなってきており、特にレンドンの動向には大きな注目が集まっている。当然のことながら、ナショナルズはレンドンの引き留めに全力を注ぐ方針だが、昨オフにブライス・ハーパーがフィリーズと契約したように、レンドンが他球団へ流出する可能性は十分にある。

     ワシントン・ポストは9月にナショナルズがレンドンに対して総額2億1000万ドル~2億1500万ドル程度の7年契約をオファーしたことを報じた。しかし、レンドンはフリーエージェント市場でこれ以上の契約を得るというのが大方の見方である。レンドンと同じ三塁手であるアレナードは、昨オフにロッキーズと契約を延長したが、そのときの契約が7年2億6000万ドル。レンドンはこのアレナードの契約を基準としてフリーエージェント市場に打って出ることになるだろう。

     レンドンとアレナードは同じ2013年にメジャーデビューを果たしたが、アレナードが打者天国と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレイしていることもあり、本塁打や打点といった表面上の成績ではレンドンよりも優れた成績を残してきた。しかし、通算の「OPS+」「wRC+」「fWAR」といった数値ではレンドンのほうが優れた数字をマークしており、レンドンがアレナードを超える大型契約を手にしても決して不思議ではない。

     三塁手を欲している球団が多いことも、レンドンの超大型契約を後押しすることになるだろう。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、レンドン争奪戦に加わる可能性があるチームとしてレンジャーズ、エンゼルス、フィリーズの名前を挙げた。また、ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグもオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなる可能性があり、その場合にはレンドンとストラスバーグのどちらか一方しか引き留められない可能性が極めて高く、難しい決断を強いられることになりそうだ。

  • ドナルドソン、ソレアーらカムバック賞の候補者6名が発表

    2019.10.15 13:05 Tuesday

     日本時間10月15日、メジャーリーグ選手会は「Player Choice Awards」の1つであるカムバック賞の候補者6名を発表した。ア・リーグからはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ハンター・ペンス(レンジャーズ)、ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)、ナ・リーグからはジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)、ソニー・グレイ(レッズ)、柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)がノミネート。受賞者は現地時間10月21日から始まる週に発表される予定となっている。

     ジオリトは昨季防御率6点台に終わったものの、今季はエース級の活躍を見せてオールスター・ゲームに初選出。新天地レンジャーズに移ったペンスは指名打者として貴重な戦力となり、2014年以来5年ぶりとなるオールスター・ゲーム選出を果たした。ソレアーはついに長距離砲としての才能を開花させ、球団新の48本塁打で本塁打王のタイトルを獲得。ドナルドソンは新天地ブレーブスで復活を遂げ、37本塁打を放って地区優勝に貢献した。トレードでヤンキースから放出されたグレイは新天地レッズで先発ローテーションの柱となり、2015年以来4年ぶりのオールスター・ゲーム選出。柳は韓国人投手としては初となるオールスター・ゲームの先発を務め、両リーグベストの防御率2.32をマークした。なお、6名の昨季と今季の成績は以下の通り。

    ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)
    【2018年】32試合 10勝13敗 防御率6.13 173.1回 125奪三振
    【2019年】29試合 14勝9敗 防御率3.41 176.2回 228奪三振

    ハンター・ペンス(レンジャーズ)
    【2018年】97試合 打率.226 4本塁打 24打点 OPS.590
    【2019年】83試合 打率.297 18本塁打 59打点 OPS.910

    ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)
    【2018年】61試合 打率.265 9本塁打 28打点 OPS.820
    【2019年】162試合 打率.265 48本塁打 117打点 OPS.922

    ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)
    【2018年】52試合 打率.246 8本塁打 23打点 OPS.801
    【2019年】155試合 打率.259 37本塁打 94打点 OPS.900

    ソニー・グレイ(レッズ)
    【2018年】30試合 11勝9敗 防御率4.90 130.1回 123奪三振
    【2019年】31試合 11勝8敗 防御率2.87 175.1回 205奪三振

    柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
    【2018年】15試合 7勝3敗 防御率1.97 82.1回 89奪三振
    【2019年】29試合 14勝5敗 防御率2.32 182.2回 163奪三振

  • ALCS進出の立役者・コール 10個の驚くべきデータを紹介

    2019.10.11 18:40 Friday

     日本時間10月11日、アストロズはレイズとの地区シリーズ第5戦に6対1で勝利し、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズへの進出を決めた。その立役者となったのが、2度の先発登板で2勝をマークしたゲリット・コールである。MLB公式サイトではコールについて10個の驚くべきデータを紹介している。

    ①コールは第5戦での8個目の奪三振により今シリーズでの奪三振数が23となり、2012年のジャスティン・バーランダーと2017年のスティーブン・ストラスバーグによる従来の地区シリーズ記録(22奪三振)を更新。最終的に記録を25まで伸ばした。

    ②25奪三振は地区シリーズ新記録だったのみならず、ポストシーズンの単一シリーズでの球団記録を更新。従来の記録は2017年にバーランダーがリーグ優勝決定シリーズでマークした21奪三振だった。

    ③単一ポストシーズンでの最初の2登板で合計25奪三振は歴代2位の数字。これを上回るのは1968年のワールドシリーズのボブ・ギブソン(27奪三振)だけである(当時のポストシーズンはワールドシリーズだけだった)。

    ④ポストシーズンでの連続した2登板で合計25奪三振は、マイク・ムシーナと並ぶ歴代2位の数字。これを上回るのは前述のギブソンだけである。

    ⑤日本時間8月8日から地区シリーズ第5戦まで、コールは11登板連続で2ケタ奪三振を記録。レギュラーシーズンでの9登板連続2ケタ奪三振はメジャー新記録となった。

    ⑥ポストシーズンを含めると、今季のコールは351奪三振を記録している。これは歴代6位の数字であり、歴代最多は2001年のランディ・ジョンソンによる419奪三振となっている。

    ⑦コールは地区シリーズ第5戦の3回に三振を奪えなかったが、それまで日本時間8月2日から73イニング連続で三振を奪っていた。データ会社の「エリアス・スポーツ・ビュロー」によるとエクスパンション時代(1961年以降)の従来の記録は33イニングだった。なお、コールは第5戦の7回にも三振を奪えなかった。

    ⑧コールが先発した試合でアストロズが敗れたのは、日本時間7月13日の敵地でのレンジャーズ戦が最後である。ホームでの試合に限定すると、アストロズが最後に敗れたのは、日本時間5月23日のホワイトソックス戦が最後である。

    ⑨コールは前述のホワイトソックス戦以降、自身18連勝中である。STATS社によると、単年の連勝記録(ポストシーズンを含む)としては1912年にニューヨーク・ジャイアンツのルーブ・マーカードが19連勝を記録して以来の快挙となった。

    ⑩ピッチ・トラッキングが開始された2008年以降、レギュラーシーズンとポストシーズンの合計で676回の空振りを奪ったのは歴代最多である。コールは地区シリーズ第2戦で33回、第5戦で19回、合計52回の空振りを奪った。

  • Rソックス・ベッツ 来季の年俸は2770万ドルとの予想

    2019.10.11 17:30 Friday

     レッドソックスが誇るスター外野手、ムーキー・ベッツは来季終了後にフリーエージェントとなる。そのベッツについて、選手の移籍情報などを扱う「MLB Trade Rumors」は来季の年俸を2770万ドルと予想。これは昨オフ、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)が8年2億6000万ドルで契約を延長する前に手にした2600万ドルを上回り、年俸調停権を有するフリーエージェント前の選手としては史上最高額となる。

     ベッツは以前からフリーエージェント市場で自身の価値を試したい意向を示しており、レッドソックスとの契約延長には消極的である。一方、レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリーは、来季の年俸総額をぜいたく税の課税ラインとなる2億800万ドル以下に抑える方針を明らかにしており、球団社長兼CEOのサム・ケネディは、ベッツとJ.D.マルティネスの両者を来季もチームに留めておくのは難しいと発言。マルティネスのオプトアウト(=契約破棄)の決断次第ではあるものの、ベッツがトレードで放出される可能性が高まっている。

     レッドソックスは戦力補強のためにトレードで次々に若手有望株を放出してきたため、球団の次代を担う若手有望株に乏しいという現状がある。そのため、レッドソックスはベッツがフリーエージェントとなって他球団へ流出した際に得られるドラフト補償指名権よりも、ベッツのトレードで複数の若手有望株を得ることを好むであろうと見られている。レッドソックスが契約延長の可能性がないベッツの放出に踏み切っても決して不思議なことではない。

     ベッツがトレードで放出される場合、その行き先は契約が残り1年のベッツに複数の若手有望株を差し出すことを躊躇しないコンテンダー(=優勝を目指すチーム)に限られる。「MLB Trade Rumors」のマーク・ポリシャックは先日、ベッツ獲得に適したチームとしてフィリーズ、パドレス、レッズ、メッツの4球団を挙げていた。

  • MLB公式サイトが独自に地区シリーズのMVPを選出

    2019.10.11 15:05 Friday

     日本時間10月11日、メジャーリーグは地区シリーズの全試合を消化し、ア・リーグはアストロズとヤンキース、ナ・リーグはカージナルスとナショナルズがリーグ優勝決定シリーズへの進出を決めた。リーグ優勝決定シリーズやワールドシリーズとは異なり、地区シリーズではMVPが選出されないものの、MLB公式サイトではウィル・レイッチが独自にMVPを選出して紹介している。

    ◆ヤンキース対ツインズ
    ヤンキースが3勝0敗でリーグ優勝決定シリーズ進出
    MVP:グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    打率.417、1本塁打、2盗塁の活躍を見せたほか、守備面でも見事な働きを披露した。

    ◆アストロズ対レイズ
    アストロズが3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出
    MVP:ゲリット・コール(アストロズ)
    2勝0敗、防御率0.57、25奪三振という圧巻の投球で、しぶとく食い下がるレイズの前に立ちはだかった。

    ◆ナショナルズ対ドジャース
    ナショナルズが3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出
    MVP:スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    チームの3勝のうち2試合で先発し、1勝0敗、防御率3.00、17奪三振の力投を見せた。

    ◆カージナルス対ブレーブス
    カージナルスが3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出
    MVP:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    打率.429、2本塁打、OPS1.383の活躍で、マーセル・オズーナとともに打線を支えた。

  • フィリーズが元巨人のキャプラー監督を解任

    2019.10.11 14:40 Friday

     日本時間10月11日、フィリーズはゲーブ・キャプラー監督を解任したことを発表した。今回の人事は決してサプライズではなく、ブライス・ハーパー、J.T.リアルミュートら大型補強を施しながらも81勝81敗の勝率5割でナ・リーグ東部地区4位に沈んだ責任を取らされる形となった。

     かつて日本プロ野球の読売ジャイアンツでのプレイ経験もあるキャプラーは、昨季からフィリーズの指揮を執り、2年間で161勝163敗に終わった。今年9月にはリーダーシップの欠如やクラブハウスの緊張感のなさが取り沙汰され、監督としての資質に疑問の声が上がるようになっていた。マット・クレンタックGMはキャプラーの続投に前向きだったものの、筆頭オーナーであるジョン・ミドルトンが球団の現状を調査し、解任を決断したという。

     ミドルトンは声明文のなかで「数年前、私は地元ファンにワールドシリーズを狙えるチームを作ることを約束した。その目標は今も変わっていない。今年の後半戦から今週まで、様々な人の意見を聞きながらチームの状況を評価した結果、いくつかの変化が必要であるという決断に至った」とキャプラー解任に至った経緯を説明。キャプラーではチームをワールドシリーズ制覇に導くことができないと判断したようだ。

     キャプラーを解任する一方、ミドルトンはファンから成績不振の責任を問われている球団社長のアンディ・マクフェイルやクレンタックを解任するつもりはないという。また、キャプラー以外のコーチ陣は来季も引き続きチームに残る予定であることが球団から発表されている。

     今後、フィリーズは新監督探しに向けて動き始めることになるが、現時点では前オリオールズ監督のバック・ショウォルターが最有力候補に挙げられている。ショウォルター以外には、ジョー・ジラルディ、ジョン・ファレル、ダスティ・ベイカー、ジョー・マドンら監督経験者が候補に挙がっており、監督の座が空席となっている他球団との争奪戦を繰り広げることになりそうだ。

  • NLDS敗退のブレーブス ベテラン捕手・マッキャンが引退表明

    2019.10.10 16:55 Thursday

     日本時間10月10日、ブレーブスはカージナルスとの地区シリーズ第5戦に1対13で大敗し、敗退が決定した。その試合後、15シーズンにわたってメジャーでプレイし、7度のオールスター・ゲーム選出の実績を誇る35歳のベテラン捕手、ブライアン・マッキャンが今季限りでの現役引退を表明した。

     マッキャンは「ポストシーズンに進出し、ポストシーズンでプレイするチャンスが欲しかったんだ。それが僕の求めていたものだった」と語り、古巣をポストシーズンへ導くために6年ぶりにブレーブスへ帰ってきたことを明らかにした。そして、「今後は自宅に戻って、父親として子供たちと遊びながら過ごすよ。これでおしまいさ」と今季限りで現役を引退する意向であることを明言した。

     今季のマッキャンは、85試合に出場して打率.249、12本塁打、45打点、OPS.734をマーク。メジャー定着後最悪の成績に終わった昨季からの復調を遂げ、主戦捕手の1人としてチームの地区優勝に貢献した。チーム内にはマッキャンを慕う後輩も多く、マッキャンが試合後のインタビューを受けている間、フレディ・フリーマン、ダラス・カイケル、タイラー・フラワーズといった選手たちがその様子を見つめていた。

     ブレーブスの試合を見ながら育ったロナルド・アクーニャJr.にとって、マッキャンは憧れのスター選手の1人だったという。ジョージア州出身のマッキャンも幼少期はブレーブスのファンであり、メジャー昇格後はチームのレジェンドであるチッパー・ジョーンズやジョン・スモルツとともにプレイする機会を得たが、アクーニャJr.も「彼のキャリアを目にすることができて幸運だった。彼はスーパースターだし、素晴らしいキャリアを過ごして、このチームに素晴らしいインパクトを与えてくれた」とマッキャンとともにプレイできたことを感激した様子で振り返っていた。

     通算282本塁打は、捕手としてはメジャー史上8位の数字。シーズン20本塁打以上を10度以上記録した捕手は、マッキャンを含めて4人しかいない。マッキャンは通算6度のシルバースラッガー賞を受賞したが、それより受賞回数が多いのはともに殿堂入りの名捕手であるマイク・ピアッツァ(10度)とイバン・ロドリゲス(7度)だけだ。近年は衰えが見え始めていたものの、間違いなくメジャーを代表する好捕手の1人だった。

  • 【NLDS】カージナルスが初回10得点のポストシーズン新記録

    2019.10.10 07:20 Thursday

     日本時間10月10日、ブレーブスの本拠地サントラスト・パークで行われている地区シリーズ第5戦でカージナルスが1回表に大量10得点。1イニング10得点はポストシーズン史上4度目であり、初回に限ればポストシーズン史上初の快挙となった。

     ブレーブス先発のマイク・フォルティネビッチに対して、先頭のデクスター・ファウラーが四球で出塁したカージナルスは、コルテン・ウォンが手堅く送りバントを決めて一死二塁。ポール・ゴールドシュミットの内野安打で一・三塁とチャンスが広がり、マーセル・オズーナがライトへのタイムリーを放って1点を先制した。

     一死一・二塁からヤディアー・モリーナの痛烈な打球が一塁フレディ・フリーマンのエラーを誘って満塁となり、マット・カーペンターが押し出しの四球を選んで2点目。ここでトミー・エドマンが一塁線を破るタイムリー二塁打を放って2点を追加し、ポール・デヨングが敬遠されて再び一死満塁となったところでフォルティネビッチはマウンドを降りた。

     ブレーブス2番手のマックス・フリードから先発投手のジャック・フラハティが押し出しの四球を選んで打順が一巡し、ファウラーのタイムリー二塁打で7対0。さらにウォンが左中間へのタイムリー二塁打を放ってリードを9点に広げ、ゴールドシュミットがライトフライに倒れて二死三塁となったあと、オズーナの振り逃げで三塁走者のウォンが生還し、2ケタ得点となった。

     勝者がリーグ優勝決定シリーズに進出する地区シリーズ第5戦は初回から10点差が付く予想外の展開となり、2回終了時点でカージナルスが大量11点をリード。カージナルス先発のフラハティは後半戦防御率0.91(99回1/3で自責点10)の好投手であり、ブレーブスは極めて厳しい状況に追い込まれている。なお、ポストシーズン史上最大の逆転勝利は1929年のワールドシリーズ第4戦でアスレチックスが1イニング10得点によって逆転した8点差であり、ブレーブスが勝利するためにはポストシーズン史上最大の奇跡を起こす必要がある。

  • パドレス・マチャド 恩師の新監督就任を希望か

    2019.10.9 12:35 Wednesday

     日本時間10月9日、ESPNのバスター・オルニーが報じたところによると、パドレスのマニー・マチャドは自軍の新監督にオリオールズ時代の恩師であるバック・ショウォルターが就任することを希望しているようだ。ショウォルターは2010年途中から2018年まで8シーズン半にわたってオリオールズの監督を務め、ショウォルター政権での最大のスター選手がマチャドだった。この両者がサンディエゴで再会を果たすことになるかもしれない。

     現在、パドレスは今季終盤に解任されたアンディ・グリーンに代わる新監督探しを進めている。マチャドは新監督探しのなかで、ショウォルターを新監督候補の1人として、「せめて検討だけでもしてほしい」と望んでいるという。

     2010年のドラフトで全体3位指名を受けてオリオールズに入団したマチャドは、2012年8月にメジャーデビューを果たし、2018年途中にトレードでドジャースへ放出するまでチーム最大のスター選手として活躍。マチャドがオリオールズの球団組織に在籍した期間と、ショウォルターがオリオールズの監督を務めた期間は、ほとんど一致しているのだ。昨季終了後にドジャースからフリーエージェントとなり、10年総額3億ドルの超大型契約でパドレスに加入したマチャドには、恩師・ショウォルターの下で心地よくプレイしたいという思いがあるのだろう。

     長らく低迷が続いていたオリオールズは、ショウォルター政権3年目、マチャドがメジャーデビューを果たした2012年にワイルドカードを獲得して15年ぶりのポストシーズン進出。その後、2014年に地区優勝を果たし、2016年にワイルドカードを獲得して、5年間で3度ポストシーズンに進出した。若手有望株の着実な成長により再建期間が終わりを迎えつつあるパドレスがショウォルターを監督に迎え、勝負モードに舵を切る可能性はゼロではないのかもしれない。マチャドの希望が実現するのか、今後の動向に注目だ。

  • Rソックスの主砲・マルティネスの去就はどうなる?

    2019.10.8 17:25 Tuesday

     球界屈指の強打者であるJ.D.マルティネス(レッドソックス)は今季終了後にオプトアウト(=契約破棄)の権利を有しており、ア・リーグの各球団がその動向を注視している。オプトアウト権の行使期限はワールドシリーズ終了後5日間であり、マルティネスがこの権利を行使した場合、残り3年6250万ドルの破棄してフリーエージェントとなる。その際、どのチームが獲得に動くのだろうか。

     レッドソックスは来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない水準まで削減する方針を明らかにしており、球団首脳はムーキー・ベッツとマルティネスの両者をチームに残すのは難しいとの見解を示している。マルティネスがオプトアウトの権利を行使した場合、レッドソックスはベッツをトレードすることなく、自軍にキープすることになるだろう。

     マルティネスがオプトアウトの権利を行使すると、ア・リーグの各球団はトップクラスの指名打者をフリーエージェント市場で獲得可能になる。ボストン・グローブのピート・エイブラハムは、マルティネス獲得に動く可能性のあるア・リーグの球団として、ブルージェイズ、マリナーズ、レンジャーズ、ホワイトソックスの4つを挙げている。

     まず、大前提としてマルティネスを獲得するチームは、指名打者の枠が空いている必要がある。エンゼルス、ツインズ、アスレチックス、アストロズなどは指名打者の枠がすでに埋まっており、また、オリオールズやロイヤルズ、タイガースは再建中であるため、マルティネスのような高額年俸のスラッガーを必要としない。ナ・リーグの球団が指名打者メインのマルティネスの獲得に動く可能性も低いだろう。そうした状況を踏まえ、エイブラハムは前述の4球団をマルティネスの新天地候補に挙げた。

     ブルージェイズではブラディミール・ゲレーロJr.やボー・ビシェット、ホワイトソックスではイロイ・ヒメネスやヨアン・モンカダといった若きスラッガーたちが着実に成長しており、マルティネスには彼らのメンターとしての役割も期待できる。特にホワイトソックスは若手の成長により着実に再建を進めており、マルティネスが再建のラストピースとして、「靴下」を「赤」から「白」に履き替えることになるかもしれない。

  • DeNA・筒香がポスティング制度でメジャー挑戦へ

    2019.10.8 16:25 Tuesday

     日本時間10月8日、日本プロ野球の横浜DeNAベイスターズは、メジャーリーグへの挑戦を希望している筒香嘉智外野手について、ポスティング制度を利用しての移籍を容認する意向であることを明らかにした。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、筒香は大手代理人事務所のワッサーマン・メディア・グループと契約して、メジャーリーグへの移籍交渉を行う見込みである。

     ポスティングの申請は早ければ日本時間11月2日に行われ、筒香は申請日からの30日間を交渉期間としてメジャーリーグの各球団と交渉を行うことができる。譲渡金は筒香が得る契約規模に応じて決定され、総額2500万ドルまでの20%、2500万ドルから5000万ドルまでの17.5%、5000万ドルを超える部分の15%にあたる金額がDeNA側に支払われる。

     2014年に打率.300、22本塁打、77打点、OPS.902の好成績をマークしてレギュラー定着を果たした筒香は、そこから今季まで6年連続で22本塁打・77打点・OPS.899以上の数字を残し、2016年にはリーグトップの44本塁打・110打点・319塁打・長打率.680・OPS1.110を記録。10シーズンでの通算成績は、打率.285・205本塁打・OPS.910となっている。

     筒香は今年11月に28歳の誕生日を迎え、23歳でメジャーデビューを果たした大谷翔平(エンゼルス)ほどは若くない。また、好成績をマークしてきた打撃とは対照的に、守備に対する評価は決して高くなく、「外野の両翼を任せられるだけの打撃成績を期待できるかどうか」や「レギュラーとして常時出場できるだけの守備力があるかどうか」といった点が評価の分かれ目となるだろう。なお、左翼ではブレット・ガードナー(ヤンキース)やマーセル・オズーナ(カージナルス)、右翼ではニコラス・カステヤーノス(カブス)やコール・カルフーン(エンゼルス)が今オフのフリーエージェント市場における目玉選手と目されている。

  • マドンがエンゼルスと面談へ ベルトランとジラルディも監督業に意欲

    2019.10.7 15:30 Monday

     大方の予想では、カブスの監督を退任したジョー・マドンがエンゼルスの新監督に就任するものと見られているが、その実現に向けて進展があった。日本時間10月7日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが報じたところによると、マドンは今週中にエンゼルスとの面談を行う予定だという。マドンは選手、マイナーの監督、メジャーのコーチとしてエンゼルスに30年以上の在籍経験があり、メジャーの監督として古巣復帰が実現するかもしれない。

     マドンは2015年から5シーズンにわたってカブスの監督を務め、2016年には108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。5シーズンで通算471勝339敗(勝率.581)をマークし、今季を除く4シーズンでポストシーズンに進出。監督としての手腕に疑いの余地はなく、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、エンゼルスのみならずパドレスもマドンの招聘に関心を示しているという。また、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、エンゼルスとパドレス以外にも、マドンとコンタクトを取っているチームが存在することを報じている。

     マドンが多くの球団からの人気を集めている一方、監督業に意欲を見せる人物もいる。その1人が、現在ヤンキースでブライアン・キャッシュマンGMの特別アドバイザーを務めているカルロス・ベルトランだ。2005年から2011年までメッツでプレイしたベルトランは、古巣からの連絡があれば、話を聞く準備があることを明言している。1998年のメジャーデビューから2004年までプレイしたロイヤルズも監督の座が空席となっており、こちらの新監督に就任する可能性もありそうだ。ただし、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは、ベルトランがパドレスからの面談要請を断ったことを報じており、あくまでもベルトランの関心は古巣に限られているようだ。

     また、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディも監督復帰を目指している。ジラルディは近日中にカブスとの面談を行う予定であることが報じられているが、ジラルディはカブスのほかにメッツにも興味を示しているという。2006年にマーリンズの監督して最優秀監督賞に輝き、2008年から10シーズンにわたってヤンキースの監督を務め、2009年には松井秀喜の活躍もあってワールドシリーズを制覇。監督としての実績は申し分なく、マドン同様に複数球団による争奪戦が繰り広げられる可能性もありそうだ。

  • トレードが噂されるRソックス・ベッツ 新天地候補は4球団?

    2019.10.7 14:00 Monday

     レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリーは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以下に抑える方針を明らかにしている。球団社長のサム・ケネディは、高額年俸のムーキー・ベッツとJ.D.マルティネスの両方を2020年も自軍にキープしておくのは難しいとの見解を示しており、来季終了後にフリーエージェントとなるベッツのトレード放出の可能性が取り沙汰されている。球界屈指のオールラウンダーであるベッツの新天地候補として、MLB Trade Rumorsのマーク・ポリシャックはナ・リーグの4球団を挙げている。

     ベッツは以前からレッドソックスとの契約延長よりも、フリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向を明らかにしており、レッドソックスがベッツのFA移籍により得られるドラフト補償指名権よりも、ベッツのトレード放出により得られる若手有望株を欲する場合は、ベッツを含む大型トレードが実現しても決して不思議ではない。ただし、ベッツの来季の年俸は2000万ドルをはるかに上回ることが確実であり、来季終了後にフリーエージェントとなることを考えると、新天地候補はポストシーズン進出を狙うであろうチームのみに限られる。また、若手有望株を豊富に抱えているとはいえ、宿敵のヤンキースにベッツを放出するようなことはあり得ないだろう。

     そうした状況を踏まえ、ポリシャックが新天地候補として挙げるのは、フィリーズ、パドレス、レッズ、メッツの4球団である。大型補強を施して今季を迎えたフィリーズは、81勝81敗の勝率5割という期待外れの結果に終わった。再び優勝争いに挑むべく、ベッツの獲得に動く可能性はある。ただし、ベッツの獲得よりも投手陣の整備が優先課題となるだろう。

     パドレスは、フェルナンド・タティスJr.ら生え抜きの若手有望株が着実に成長し、チーム再建を順調に進めている。昨オフはマニー・マチャドを10年3億ドルの超大型契約で獲得したが、チーム再建のラストピースとしてベッツの獲得を検討する可能性はありそうだ。

     レッズは、ディック・ウィリアムス野球部門社長が年俸総額を増やす予定であることを明言。今季は投手陣の整備が進んでおり、打線強化のためにベッツの獲得に動くかもしれない。

     メッツは正中堅手が不在であり、ベッツはチーム状況にフィットする存在である。ただし、昨オフから今季にかけてのトレードで多くの若手有望株を放出しており、レッドソックスを満足させる交換要員を用意するのは難しそうだ。

     レッドソックスは年俸総額を抑制したうえで覇権奪回を目指すために、どのような手を打つのか。ベッツが今オフの移籍市場における注目株の1人となることは間違いなさそうだ。

  • 監督解任のパイレーツ 名投手コーチのシアリッジらを解任

    2019.10.4 15:40 Friday

     先日、クリント・ハードル監督を解任したパイレーツは、新監督決定までコーチ陣の顔ぶれも固まらない見込みだ。そうした状況のなか、今季のコーチ陣のうち、投手コーチのレイ・シアリッジとベンチコーチのトム・プリンスは今季限りでの解任が決定し、来季のコーチ陣に加わらないことが明らかになった。その他のコーチの去就については、新監督決定後に正式決定される見込みとなっている。

     今季のパイレーツは、1953年以降では球団ワーストとなる防御率5.18に終わり、投手陣の崩壊がチーム低迷(69勝93敗)の主要因となっていた。2010年8月の投手コーチ就任以来、A.J.バーネット、フランシスコ・リリアーノ、エディンソン・ボルケス、J.A.ハップといった投手たちを再生または成長させるなど、投手コーチとして手腕を発揮してきたシアリッジだが、今季の「投壊」の責任を取らされる形でチームを去ることになった。

     近年、シアリッジの指導には陰りが見え始めており、前述の投手たちを見事に戦力にしてみせた2013~2015年とは対照的に、2016年シーズンはジョン・ニース、フアン・ニカシオ、ライアン・ボーグルソンといった面々をチームの戦力へと変えることができなかった。また、昨季途中にトレードで獲得したクリス・アーチャーも、移籍後は期待外れのパフォーマンスが続いており、ゲリット・コール、チャーリー・モートン、タイラー・グラスナウ、ジョーダン・ライルズなど、パイレーツ退団後に才能をフルに開花させた投手も少なくない。

     もちろん、今季の「投壊」はシアリッジのみの責任ではなく、ジェイムソン・タイオン、チャド・クール、エドガー・サンタナの3人がトミー・ジョン手術を受け、アーチャー、トレバー・ウィリアムス、スティーブン・ブロールト、ライルズ、キーオニー・ケラ、カイル・クリックらが一時戦列を離れるなど、相次ぐ故障者の発生にも悩まされた。正捕手のフランシスコ・セルベリが長期欠場し、エリアス・ディアスとジェイコブ・ストーリングスという若手捕手の2人体制でシーズンを戦うことを強いられたのも痛かった。

     シアリッジの下で多くの投手を貴重な戦力に変え、2013年から3年連続でポストシーズンに進出したパイレーツ。新監督決定後、投手陣の立て直しを任せることのできる投手コーチを探し始めることになりそうだ。

  • ヤンキース 地区シリーズ初戦にパクストンが先発へ 田中は第2戦

    2019.10.4 14:25 Friday

     日本時間10月4日、ヤンキースはツインズとの地区シリーズの第3戦までの先発予定投手を発表し、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われる初戦にジェームス・パクストン、第2戦に田中将大、敵地ターゲット・フィールドで行われる第3戦にルイス・セベリーノが先発することが明らかになった。ヤンキースとツインズの対戦は、今季チーム本塁打数が300を超えた2チームによる対戦(ツインズ307本・ヤンキース306本)として注目を集めている。

     初戦の先発が決まったパクストンは「とにかく狙ったところにボールを投げること。これが一番大事だよ」とツインズ打線への対策について語った。「真ん中付近に投げるのは避けなければならない。300本以上のホームランを打っているようなチームに失投をしてしまうと、彼らはそれを逃してくれないだろう。彼らは失投を逃さず捉えてくる。失投を最小限に抑えて、失点も出来る限り減らしたいね」と登板に向けての抱負を口にした。

     今季のパクストンは、15勝6敗、防御率3.82、186奪三振をマーク。5月に左膝の炎症でおよそ1ヶ月にわたって戦列を離れたため、惜しくも規定投球回には届かなかったものの、3年連続の2ケタ勝利を達成し、シーズン15勝は自己ベストとなった。昨季まで6シーズンを過ごしたマリナーズでは一度もポストシーズン進出の経験がなく、今回の地区シリーズ初戦がパクストンにとってポストシーズン初登板となる。

     田中は、ポストシーズン通算5先発で3勝2敗ながら、防御率1.50、被打率.162、WHIP0.80という素晴らしい成績を残している。今季は6年連続の2ケタ勝利を達成したとはいえ自己最少の11勝に終わり、防御率4.45と不本意なシーズンを過ごしたが、本拠地では8勝3敗、防御率3.10の好成績をマーク。アーロン・ブーン監督は、ポストシーズンのローテーションを決める際に田中の本拠地との相性を考慮したことを否定したが、得意の本拠地でチームを勝利に導くピッチングを見せてくれることを期待したい。

  • ハンク・アーロン賞の候補者が発表 ファン投票スタート

    2019.10.4 12:25 Friday

     日本時間10月4日、各リーグで打撃面において最も目覚ましいパフォーマンスを見せた選手に贈られる「ハンク・アーロン賞」の最終候補者30名が発表された。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を更新した25周年を記念して1999年に設立。受賞者はワールドシリーズ期間中に発表される予定となっている。

     最終的な受賞者はアーロン自身、殿堂入り選手6名、そしてファンによる選考・投票を経て決定される。殿堂入り選手6名はロベルト・アロマー、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、ケン・グリフィーJr.、エディ・マレー、ロビン・ヨーントという豪華な面々であり、この6名はアーロン自身により選出されている。昨季はJ.D.マルティネス(レッドソックス)とクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が受賞。なお、ファン投票はすでに開始されており、MLB公式サイトの特設ページから投票が可能である。最終候補者30名の顔ぶれは以下の通り。

    オリオールズ:トレイ・マンシーニ
    レッドソックス:ザンダー・ボガーツ
    ヤンキース:DJレメイヒュー
    レイズ:オースティン・メドウズ
    ブルージェイズ:ランドール・グリチック

    ホワイトソックス:ヨアン・モンカダ
    インディアンス:カルロス・サンタナ
    タイガース:ミゲル・カブレラ
    ロイヤルズ:ホルヘ・ソレアー
    ツインズ:ネルソン・クルーズ

    アストロズ:アレックス・ブレグマン
    エンゼルス:マイク・トラウト
    アスレチックス:マーカス・セミエン
    マリナーズ:オマー・ナルバエス
    レンジャーズ:ダニー・サンタナ

    ブレーブス:フレディ・フリーマン
    マーリンズ:スターリン・カストロ
    メッツ:ピート・アロンゾ
    フィリーズ:ブライス・ハーパー
    ナショナルズ:アンソニー・レンドン

    カブス:アンソニー・リゾー
    レッズ:エウヘニオ・スアレス
    ブリュワーズ:クリスチャン・イェリッチ
    パイレーツ:ジョシュ・ベル
    カージナルス:ポール・ゴールドシュミット

    ダイヤモンドバックス:ケテル・マーテイ
    ロッキーズ:ノーラン・アレナード
    ドジャース:コディ・ベリンジャー
    パドレス:フェルナンド・タティスJr.
    ジャイアンツ:ケビン・ピラー

  • メッツがキャラウェイ監督を解任 GMとの会談後に決定

    2019.10.4 12:00 Friday

     日本時間10月4日、メッツはミッキー・キャラウェイ監督を解任したことを発表した。メッツのブロディ・バンワグネンGMとジェフ・ウィルポン最高執行責任者は、フロリダ州にあるキャラウェイの自宅を訪れ、今季の良かった点と悪かった点について意見を交換。そして、この会談後、キャラウェイの解任が決定された。

     2シーズンにわたってメッツの監督を務めたキャラウェイは、2年間で163勝161敗を記録。メッツとは3年契約を結んでいたため、契約を1年残して解任されることになるが、来季の年俸およそ85万ドルは保証される。レギュラーシーズンを勝ち越しで終えた直後に監督を解任されるのは、球団史上初めての出来事となった。

     メッツの監督に就任する前、キャラウェイはインディアンスのテリー・フランコーナ監督の下で5シーズンにわたって投手コーチを務め、コリー・クルーバーなどを育て上げて強力投手陣の構築に貢献していた。メッツでも才能豊かな投手陣を成長させることが期待されたものの、なかなか思うように事は進まず、采配面など、監督としての資質を疑問視されることも多かった。

     コーチ陣に関しては、現時点でベンチコーチのジム・リグルマンの解任が決まっている。打撃コーチのチリ・デービスや暫定投手コーチのフィル・リーガンを含む、残りのコーチ陣については留任となる見込みだが、新監督の決定後、コーチ陣の顔ぶれに変更が加えられる可能性が高い。

     新監督候補としては、監督経験者であるジョー・マドン、ジョー・ジラルディ、バック・ショウォルター、ダスティ・ベイカー、ロビン・ベンチュラ、ブラッド・オースマスのほか、アストロズのベンチコーチを務めるジョー・エスパーダ、球団OBであるデービッド・コーン、そして内部昇格となるルイス・ロハス(現クオリティコントロール・コーチ)らの名前が挙がっている。カブス、エンゼルス、パイレーツ、ロイヤルズ、パドレス、ジャイアンツの6球団も新監督探しを開始しており、有力な候補者については争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

  • インディアンスがエース右腕・クルーバーの契約オプション行使へ

    2019.10.3 18:05 Thursday

     日本時間10月3日、インディアンスのクリス・アントネッティ野球部門社長は来季の契約オプションを保有する選手について、エース右腕のコリー・クルーバーの年俸1750万ドルのオプションを行使する一方、リリーフ右腕のダン・オテロと正二塁手のジェイソン・キプニスのオプションを破棄する意向であることを明らかにした。今季は不振と故障により自己ワーストのシーズンを過ごしたクルーバーだが、来季は再びエースとしての活躍が期待される。

     来季がメジャー10年目のシーズンとなるクルーバーは、来年4月に34歳の誕生日を迎える。今季は最初の7先発で防御率5.80に終わり、日本時間5月2日には右前腕を骨折。戦列復帰が近付いてきた日本時間8月19日には左腹斜筋を痛め、そのままシーズン終了となった。しかし、自己ワーストのシーズンを過ごしたとはいえ、サイ・ヤング賞を2度受賞しているエースに対する信頼は厚く、インディアンスは早々にオプション行使の方針を固めた。

     インディアンスのテリー・フランコーナ監督は、昨季までクルーバーが5年連続で200イニング以上を投げていたことを踏まえ、故障により7試合にしか登板できなかった今季がクルーバーにとって「ちょうどよい休養」になったとポジティブに捉えている。「優れた投手や優れた選手は、故障することなく試合に出場し続けるものだ。しかし、もちろん身体にはダメージが蓄積していくし、故障してしまうこともある。今季はクルーバーを欠いた状態で戦わざるを得なかったけど、来季は頼れるクルーバーが戻ってくると期待しているよ」と指揮官は語った。

     一方、25試合で防御率4.85に終わったオテロは、年俸150万ドルのオプションを破棄されることに。また、17本塁打を放ったキプニスも、オプションが年俸1650万ドルと高額であることや、正三塁手のホゼ・ラミレスが二塁手としてのプレイを希望していることなどもあり、オプション破棄が確実となった。さらに、フランコーナは今季のコーチ陣のうち、ブルペンコーチのスコット・アッチソン(元阪神)を今季限りで解任することを明らかにした。指揮官はアッチソンについて、「彼は一生懸命に働く男だ。彼はどこかのメジャーリーグのチームで投手コーチを務めることができる人材だと思う」と語っている。

  • ブリュワーズ 今季活躍したグランダル&ムスターカスの去就は?

    2019.10.3 16:05 Thursday

     日本時間10月2日に行われたナショナルズとのワイルドカード・ゲームに敗れ、ブリュワーズの2019年シーズンは幕を閉じた。今季のポストシーズン進出を支えた主力選手のうち、ヤスマニ・グランダルとマイク・ムスターカスはフリーエージェントとなるため、その去就に注目が集まっている。ともに昨オフ、ブリュワーズと1年契約を結び、チームのワイルドカード獲得に貢献した両選手は、再びフリーエージェントとなり、移籍市場の目玉選手となりそうだ。

     今季のグランダルは、正捕手として自己最多の153試合に出場し、いずれもキャリアハイとなる28本塁打、77打点、109四球をマーク。100試合以上に出場したシーズンに限れば、OPS.848も自己ベストの数字だった。一方のムスターカスも、本職の三塁と慣れない二塁を兼任しながら143試合に出場し、35本塁打、87打点、OPS.845の好成績をマーク。昨季から四球を増やす一方で三振を減らすなど、期待に応える活躍を見せた。

     両選手ともブリュワーズと1年契約を結んでいたが、来季の契約は相互オプション(グランダルは年俸1600万ドル、ムスターカスは年俸1100万ドル)となっており、球団と選手の双方がオプション行使を希望すれば、事前に定められている年俸での残留が確定する。しかし、好成績を残したあとのオフシーズンであることを考えると、両選手とも好条件の複数年契約を目指してフリーエージェント市場に出る可能性が高く、たとえブリュワーズがオプション行使を希望しても、選手側がそれに応じないと見られる。

     グランダルは、球界を代表する好捕手の1人であり、彼以上の捕手を擁するチームは限られる。打力のみならず、フレーミングの技術にも定評があり、今季のWAR5.2はJ.T.リアルミュート(フィリーズ)に次いで捕手メジャー2位の数字。フリーエージェント市場に出れば、複数球団による争奪戦となることは間違いないだろう。一方のムスターカスも、確実に30本前後の本塁打を計算できる選手であり、今季は本職の三塁のみならず、二塁手としても47試合に出場し、器用さをアピールした。こちらも他球団にとって魅力的な存在となるはずだ。

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