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  • 「◯-Rod AからZまで揃う説」を検証してみた

    2020.6.13 13:35 Saturday

     歴代4位の696本塁打を放ち、3度のMVP(2003年、2005年、2007年)に輝いたアレックス・ロドリゲスは「A-Rod」の愛称で親しまれたが、「◯-Rod」はAからZまで揃うのだろうか。データサイト「Baseball-Reference」を用いて検証してみた結果、メジャー経験者どころかマイナー経験者を含めてもAからZまでを揃えることはできなかった。

    A-Rod
    これは本家のアレックス・ロドリゲスしかいないだろう。禁止薬物使用などにより批判を受けることも多かったが、マリナーズ、レンジャーズ、ヤンキースの3球団で22年間プレーし、通算3115安打、696本塁打、2086打点など輝かしいキャリアを過ごした。

    B-Rod
    ブライアン・ロドリゲスはマイナー通算7シーズンで39勝59敗、防御率4.43を記録。メジャー昇格を果たすことはできず、2018年から日本ハムでプレーしており、昨年は6勝をマークした。

    C-Rod
    カルロス・ロドリゲスは内野のユーティリティとして1991年にヤンキース、1994~95年にレッドソックスでプレー。1994年は自己最多の57試合に出場し、打率.287、OPS.726をマークした。

    D-Rod
    殿堂入り捕手のイバン・ロドリゲスの息子として知られるデレック・ロドリゲス(ジャイアンツ)は、メジャーデビューした2018年に6勝4敗、防御率2.81の好成績をマーク。昨年は6勝11敗、防御率5.64に終わった。

    E-Rod
    エドゥアルド・ロドリゲス(レッドソックス)は昨年、自己最多の19勝をマーク。トミー・ジョン手術を受けたクリス・セールに代わるエース左腕として今年も活躍が期待される。

    F-Rod
    フェリックス・ロドリゲスは2000年代前半にジャイアンツの中継ぎエースとして活躍。2001年には自己最多の80試合に登板して9勝1敗、32ホールド、防御率1.68の好成績をマークした。

    G-Rod
    ギレルモ・ロドリゲスは2007年にメジャーデビューを果たし、ジャイアンツで39試合に出場して打率.253、1本塁打、OPS.683を記録。2009年にはオリオールズで7試合に出場した。

    H-Rod
    ヘンリー・ロドリゲスは1990年代に左の大砲として活躍。エクスポズ時代の1996年にはメジャー最多の160三振を喫したものの、自己最多の36本塁打、103打点をマークしてオールスター・ゲームに選出された。

    I-Rod
    真っ先に思い浮かぶのは殿堂入りの名捕手であるイバン・ロドリゲス。レンジャーズとヤンキースで本家「A-Rod」とチームメイトになった。1999年MVP、シルバースラッガー賞7度、ゴールドグラブ賞13度など輝かしい実績を誇り、2017年にアメリカ野球殿堂入り。

    J-Rod
    ジョエリー・ロドリゲスは昨年、中日ドラゴンズで64試合に登板して41ホールド、防御率1.64の好成績を残し、2年550万ドルでレンジャーズと契約。メジャー通算では38試合に登板して防御率5.40。

    K-Rod
    イニシャルはKではないものの、相手打者から次々に三振を奪うことから「K-Rod」の愛称で親しまれたフランシスコ・ロドリゲスを選ばざるを得ない。2008年に歴代最多の62セーブを記録し、歴代4位となる通算437セーブをマーク。先日、メジャー復帰を目指していることが報じられた。

    L-Rod
    ルイス・ロドリゲスは2000年代後半にツインズやパドレスで内野のユーティリティとして活躍。2005年から2009年まで平均73試合に出場し、少なくとも内野の3ポジション(二塁・三塁・遊撃)を守った。

    M-Rod
    マニー・ロドリゲスは2018年のドラフトでメッツから10巡目指名を受けてプロ入り。昨年はA+級で114試合に出場し、打率.242、1本塁打、14盗塁、OPS.627をマークした。

    N-Rod
    ネリオ・ロドリゲスは1990年代後半から2000年代前半にかけてメジャーで5年間プレーし、通算32試合に登板して4勝を記録。2003年には近鉄で7試合に登板したが、3勝2敗、防御率6.61に終わった。

    O-Rod
    オマー・ロドリゲスは2017年8月にロイヤルズと契約。昨年はドミニカ共和国のサマー・リーグで52試合に出場し、打率.272、2本塁打、17打点、OPS.737をマークした。

    P-Rod
    パコ・ロドリゲスはメジャー2年目の2013年にドジャースで76試合に登板し、防御率2.32の好成績をマーク。その後は故障に泣いた。本名は「スティーブン・フランシス・ロドリゲス」。

    Q-Rod
    「Q Rodriguez」で検索した結果、イミー・クエイポ・ロドリゲスのみが該当。キューバに属する「青年の島」出身の選手で、2010年のドラフトでドジャースから27巡目指名を受けてプロ入り。2010~11年にルーキー級で合計32試合に登板した。

    R-Rod
    リッチ・ロドリゲスはリリーフ左腕として8球団で13シーズンにわたってプレー。60試合以上に登板したシーズンが6度あり、ジャイアンツ時代の1997年には自己最多の71試合に登板した。

    S-Rod
    ショーン・ロドリゲスは2016年にパイレーツで140試合に出場して打率.270、18本塁打、OPS.859をマークしたが、故障などの影響によりその後は低迷。現在はマーリンズとマイナー契約を結んでいる。

    T-Rod
    トニー・ロドリゲスは1996年にメジャーデビューを果たし、レッドソックスで27試合に出場して打率.239を記録。1998年以降は独立リーグや台湾球界などでもプレーし、2005年まで現役を続けた。

    U-Rod
    イニシャルがUの選手のうち、マイナーでの出場数が最も多いウリセス・ロドリゲスを選出。1984~85年にツインズのマイナーでプレーし、通算89試合に出場して4本塁打を放った。

    V-Rod
    ビクトル・ロドリゲスは1984年にオリオールズで11試合、1989年にツインズで6試合に出場。出場機会は少なかったが、メジャー通算28打数12安打で打率.429、OPS1.036をマークした。

    W-Rod
    ワンディ・ロドリゲスは2000年代後半から2010年代前半にかけてアストロズなどで活躍し、5度の2ケタ勝利を含む通算97勝をマーク。2009年には自己最多の14勝を挙げた。

    X-Rod
    「X Rodriguez」で検索した結果、プロ経験者ではホゼ・X・ロドリゲスのみが該当。2006年にホワイトソックスのマイナーで53試合に出場した。アマチュア選手では、2016~17年にノースカロライナ州のファイファー大でゼイビアー・ロドリゲスという選手がプレーしていた形跡がある。

    Y-Rod
    ヨーマン・ロドリゲスは2014年にメジャーデビューを果たし、レッズで11試合に出場。メジャー経験はこの1年限りで、近年は母国ベネズエラのウィンター・リーグなどでプレーを続けている。

    Z-Rod
    「Z Rodriguez」で検索した結果、ザクリー・ロドリゲスのみが該当したが、残念ながらプロ経験者ではない。2017年にコネチカット州のサザン・コネチカット州立大でプレーしていた形跡がある。

  • 北米独立リーグは現地7月3日開幕へ 観客は25~33%程度に制限

    2020.6.13 11:50 Saturday

     AP通信によると、メジャーリーグとマイナーリーグが完全にシャットダウンされている一方で、北米の独立リーグは観客の収容人数に制限をかけたうえで現地時間7月3日(日本時間7月4日)にシーズンを開幕する方針を固めたようだ。

     北米の独立リーグの1つであるアメリカン・アソシエーションは、アメリカとカナダの各地に本拠地を置く12球団で構成されているが、このうち6球団で2020年シーズンを開始することを決めた。

     ミネソタ州のセントポール・セインツとサウスダコタ州のスーフォールズ・カナリーズはスーフォールズ・スタジアム、カナダ・マニトバ州のウィニペグ・ゴールドアイズとノースダコタ州のファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスはニューマン・アウトドア・フィールド、イリノイ州のシカゴ・ドッグスとウィスコンシン州のミルウォーキー・ミルクメンはボールパーク・コモンズでホームゲームを開催する。残りの6球団は2020年シーズンは営業しないという。

     ホームチームとして試合を開催する球団は、球場のキャパシティのおよそ25~33%にあたるチケットを販売することが可能となっており、現地時間9月10日まで60試合制でシーズンが行われる。6球団のうち上位2球団が優勝決定シリーズに進出し、3勝先取の最大5試合制で優勝チームを決定する。

     試合は原則として前述の3つの球場で行われるが、政府の規制緩和が進めば、それぞれの球団の本拠地球場で試合を開催できる可能性もある。シーズン開幕に向けたトレーニングは現地時間6月25日に開始され、およそ1週間のトレーニング期間を経て、いよいよアメリカに「ベースボール」が戻ってくる。

     シーズンに参加しない6球団に所属する選手については、ドラフトのプロセスを経て、シーズンに参加する6球団に分配されることになっている。なお、前述の3つの球場は、各州の規制緩和によって一部の観客を入れることが許可されているため、メイン会場として選択されたようだ。

  • MLB機構が選手会に新たな提案 返答期限は現地時間14日

    2020.6.13 11:00 Saturday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ機構は2020年のシーズン開催について、メジャーリーグ選手会に対して新たな提案を行ったようだ。今回の提案には72試合制でのシーズン開催、最大80%の日割り給与などが盛り込まれているが、選手会は依然として100%の日割り給与を求めていると見られる。機構側は選手会に対して現地時間6月14日(日本時間15日)までの返答を求めている。

     日本時間6月13日に機構側が選手会に対して提案した内容は、72試合制でシーズンを開催し、日割り給与の70%を保証するというものだ。ポストシーズンが無事に開催された場合、さらに10%が増額され、選手会は日割り給与の80%を得ることができる。さらに、ポストシーズン出場枠を10球団から16球団へ拡大することにより、ポストシーズン出場チームには追加で5000万ドルが支払われ、選手会がトータルで得る金額は本来の83%に相当するという。

     また、今回の提案には、クオリファイング・オファーの制度を有効にするか無効にするかの選択権を選手会に与える、ロースター枠をシーズン最初の2週間は30人、次の2週間は28人に拡大する(本来は26人)といった項目も含まれている。

     選手会が要求する「100%の日割り給与」は依然として達成されていないものの、前回の提案と比較すると、保証される金額も、ポストシーズン開催時に得られる最大の金額も増額されており、少なくとも機構側は選手会に譲歩する姿勢を見せている。

     パッサンによると、機構側が今回提案した金額は、100%の日割り給与を支払う場合の50試合分(ポストシーズン開催時の増額分も含めると62試合分)に相当するという。交渉が合意に至らず、ロブ・マンフレッド・コミッショナーの裁量で試合数を決定してシーズンを開幕する場合、やはり50試合前後での開催が現実的と言えそうだ。

     機構側は7月中旬に開幕することを想定しているが、そのためには数日以内に交渉が合意に達することが必要であり、残された時間は多くない。さらに交渉が長引くようであれば、「8月開幕のシーズン50試合制」が現実味を帯び始めるだろう。

  • ドラフト終了 クルーズは親子3世代のメジャーリーガーを目指す

    2020.6.12 12:45 Friday

     日本時間6月12日、ドラフト2日目が行われ、全体38位のディロン・ディングラー捕手(タイガース)から全体160位のシェイ・ウィットコーム遊撃手(アストロズ)まで合計123人の選手が指名を受けた。なお、各球団はドラフトから漏れた選手たちを日本時間8月2日までの期間に最大2万ドルの契約金で獲得することが可能となっている(人数制限なし)。

     「MLB Pipeline」が公開しているドラフト候補ランキングの上位選手では、12位のジャレッド・ケリー投手がホワイトソックス2巡目(全体47位)、23位のコール・ウィルコックス投手がパドレス3巡目(全体80位)、24位のディングラーがタイガース2巡目(全体38位)、29位のクリス・マクマーン投手がロッキーズ2巡目(全体46位)、30位のケーシー・マーティン遊撃手がフィリーズ3巡目(全体87位)で指名を受けた。

     また、タイガースは3巡目(全体73位)でライス大のトレイ・クルーズ遊撃手を指名。クルーズの父はブルージェイズなどで12年間プレーし、通算204本塁打を放ったホゼ・クルーズJr.であり、祖父のホゼ・クルーズもアストロズなどで19年間プレーして通算2251安打を記録した名選手だった。

     1947年生まれのホゼは、1951年生まれのトミー、1953年生まれのヘクターとともに「クルーズ3兄弟」として知られている。1973年には3人全員がカージナルスに在籍し、3月のオープン戦ではトミーが「1番・ライト」、ヘクターが「2番・レフト」、ホゼが「3番・センター」でスタメン出場し、外野の3ポジションと打線の1~3番を3兄弟で占めた。トミーは1980~1985年に日本ハムでプレーして通算120本塁打を記録。ヘクターも1983年に巨人でプレーし、58試合で4本塁打を放った。

     祖父や父はいずれも外野手として活躍したが、ライス大で遊撃手としてプレーしたトレイは二塁転向が予想されている。ベル一家、ブーン一家、コールマン一家、ヘアーストン一家に続く「親子3世代」のメジャーリーガーが誕生するか注目だ(タイガースのマイナーにはロジャー・クレメンスの息子コディも在籍している)。

  • カブスが203センチ&105マイルの大型左腕・リトルを4巡目で指名

    2020.6.12 11:30 Friday

     日本時間6月12日、現地ではドラフト2日目が行われており、カブスは4巡目(全体117位)でサン・ジャシント短大のルーク・リトル投手を指名した。リトルは今年5月にSNSで105マイルの剛速球を投げている映像を投稿し、「今回のドラフトで最速のスピードを誇る左腕」として注目を集めていた。

     最速105マイル(約169キロ)というスピードばかりが注目されるリトルだが、6フィート8インチ(約203センチ)という高身長も魅力の1つである。昨年メジャーでプレーした選手のうち、身長6フィート8インチ以上は5人だけ。最高身長はブラッド・ウィーク(カブス)の6フィート9インチ(約206センチ)だった。

     大型左腕のリトルについて「MLB Pipeline」は「長いイニングを投げる登板では、速球のスピードは93~96マイル。短いイニングの登板では100マイルに到達することができ、2020年のドラフト候補の左腕のなかで最高球速はトップ」と紹介している。

     ドラフト中継のなかで、メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリスはリトルについて「将来的にはブルペンで使われることになるだろう。メカニクスや第2の球種を磨く必要がある」と評価した。さらに、近年のカブスがウィークやローワン・ウィックといった大型リリーバーの育成に成功していることを付け加え、リトルの成長にも期待を寄せている。

     6フィート10インチ(約208センチ)の高身長を誇り、通算303勝、4875奪三振、サイ・ヤング賞5回という圧倒的な実績を残して2015年にアメリカ野球殿堂入りを果たしたランディ・ジョンソンは「ビッグ・ユニット」という愛称で親しまれた。リトルが順調に成長してメジャーの舞台で活躍したときには、偉大な左腕の愛称をもじって「リトル・ユニット」という愛称で呼ばれることになるかもしれない(カブスの番記者を務めるジョーダン・バスティアンは記事のタイトルに「リトル・ユニット」という表現を用いている)。

  • 5巡目指名も侮れない! 5巡目指名からスターとなった選手たち

    2020.6.12 10:50 Friday

     今年のドラフトは新型コロナウイルスの影響によって例年の40巡から5巡へと大幅に規模が縮小された。今年のドラフトにおける「最下位指名」となる5巡目だが、決して侮ることはできない。過去のドラフトを遡ってみると、5巡目指名で入団した選手のなかから殿堂入り選手やMVP受賞者など、多くのスター選手が誕生しているのだ。

     5巡目指名からの最大の出世頭は、通算808盗塁のティム・レインズ(1977年エクスポズ5巡目)だろう。メジャー定着を果たした1981年から6年連続で70盗塁以上をマークし、そのうち最初の4年間は盗塁王のタイトルを獲得。43歳まで現役を続け、2017年にアメリカ野球殿堂入りを果たした。

     優勝請負人として3チームでワールドシリーズ制覇を経験し、通算254勝を挙げて2018年に殿堂入りを果たしたジャック・モリスは1976年にタイガースから5巡目指名を受けてプロ入り。タイガースはその前年の1975年にも通算2369安打を放った名遊撃手ルー・ウィテカーを5巡目で指名している。

     他にも通算385本塁打のドワイト・エバンス(1969年レッドソックス5巡目)、通算176勝のデーブ・スティーブ(1978年ブルージェイズ5巡目)、通算424セーブのジョン・フランコ(1981年ドジャース5巡目)、2006年MVPのライアン・ハワード(2001年フィリーズ5巡目)、1996年サイ・ヤング賞のパット・ヘントゲン(1986年ブルージェイズ5巡目)などがいる。

     現役選手では、2018年MVPのムーキー・ベッツ(2011年レッドソックス5巡目・現ドジャース)が最大のスター選手だ。2015年サイ・ヤング賞のジェイク・アリエタ(2007年オリオールズ5巡目・現フィリーズ)、2年連続35本塁打のマックス・マンシー(2012年アスレチックス5巡目・現ドジャース)、本塁打王2度のクリス・デービス(2006年レンジャーズ5巡目・現オリオールズ)らも5巡目からの出世組。タイラー・グラスノー(2011年パイレーツ5巡目・現レイズ)、キャバン・ビジオ(2016年ブルージェイズ5巡目)といったスター候補生たちの成長にも期待したい。

  • ドラフト1日目が終了 全体1位指名は強打のトーケルソン

    2020.6.11 11:50 Thursday

     日本時間6月11日、2日間にわたるドラフトの1日目が行われ、1巡目で29人、戦力均衡ラウンドAで8人、合計37人の選手が指名された。全体1位指名権を持つタイガースは、アリゾナ州立大の強打の一塁手、スペンサー・トーケルソンを指名。2巡目から5巡目までの指名は明日、日本時間6月12日に行われ、全体38位から160位まで合計123人の選手が指名される予定となっている。

     タイガースは大方の予想通り、トーケルソンを全体1位で指名した。高校時代にドラフトで指名されず、大学生としてドラフト全体1位で指名されたのは1972年のデーブ・ロバーツ以来のこと。「右打ちの一塁手として史上初の全体1位指名」となるか注目されていたが、アナウンスされたポジションは三塁だった。

     オリオールズは全体2位でアーカンソー大のヘストン・ケアスタッド外野手を指名し、多くの関係者を驚かせた。各メディアのモックドラフト(指名予想)では、バンダービルト大のオースティン・マーティン遊撃手を指名することが確実視されていた。

     全体3位の指名権を持つマーリンズは、各メディアのモックドラフトでテキサスA&M大のエイサ・レイシー投手を指名することを予想されていたが、ミネソタ大のマックス・マイヤー投手を選択。今年のドラフトは波乱に満ちたスタートとなった。

     全体4位以降は、レイシー(ロイヤルズ)、マーティン(ブルージェイズ)、ジョージア大のエマーソン・ハンコック投手(マリナーズ)、ニューメキシコ州立大のニック・ゴンザレス遊撃手(パイレーツ)と順当な指名が続き、時折サプライズ指名も交えながら、全体37位までの指名が終了。ドラフト1日目の結果は以下のようになった。

    1巡目(順位は全体)

    1位:タイガース
    スペンサー・トーケルソン三塁手(アリゾナ州立大)

    2位:オリオールズ
    ヘストン・ケアスタッド外野手(アーカンソー大)

    3位:マーリンズ
    マックス・マイヤー投手(ミネソタ大)

    4位:ロイヤルズ
    エイサ・レイシー投手(テキサスA&M大)

    5位:ブルージェイズ
    オースティン・マーティン遊撃手(バンダービルト大)

    6位:マリナーズ
    エマーソン・ハンコック投手(ジョージア大)

    7位:パイレーツ
    ニック・ゴンザレス遊撃手(ニューメキシコ州立大)

    8位:パドレス
    ロバート・ハッセル三世外野手(インディペンデンス高)

    9位:ロッキーズ
    ザック・ビーン外野手(スプルース・クリーク高)

    10位:エンゼルス
    リード・デトマーズ投手(ルイビル大)

    11位:ホワイトソックス
    ギャレット・クローシュ投手(テネシー大)

    12位:レッズ
    オースティン・ヘンドリック外野手(ウエスト・アレゲニー高)

    13位:ジャイアンツ
    パトリック・ベイリー捕手(ノースカロライナ州立大)

    14位:レンジャーズ
    ジョーダン・フォスキュー二塁手(ミシシッピ州立大)

    15位:フィリーズ
    ミック・エイベル投手(ジェズイト高)

    16位:カブス
    エド・ハワード遊撃手(マウント・カーメル高)

    17位:レッドソックス
    ニック・ヨーク二塁手(アーチビショップ・ミッティ高)

    18位:ダイヤモンドバックス
    ブライス・ジャービス投手(デューク大)

    19位:メッツ
    ピート・クロウ=アームストロング外野手(ハーバード・ウエストレイク高)

    20位:ブリュワーズ
    ギャレット・ミッチェル外野手(カリフォルニア大ロサンゼルス校)

    21位:カージナルス
    ジョーダン・ウォーカー三塁手(ディケイター高)

    22位:ナショナルズ
    ケイド・キャバリ投手(オクラホマ大)

    23位:インディアンス
    カーソン・タッカー遊撃手(マウンテン・ポインテ高)

    24位:レイズ
    ニック・ビツコ投手(セントラル・バックス・イースト高)

    25位:ブレーブス
    ジャレッド・シュスター投手(ウェイク・フォレスト大)

    26位:アスレチックス
    タイラー・ソダーストロム捕手(ターロック高)

    27位:ツインズ
    アーロン・サバト一塁手(ノースカロライナ大)

    28位:ヤンキース
    オースティン・ウェルズ捕手(アリゾナ大)

    29位:ドジャース
    ボビー・ミラー投手(ルイビル大)

    戦力均衡ラウンドA

    30位:オリオールズ
    ジョーダン・ウエストバーグ遊撃手(ミシシッピ州立大)

    31位:パイレーツ
    カルメン・マジンスキー投手(サウスカロライナ大)

    32位:ロイヤルズ
    ニック・ロフティン遊撃手(ベイラー大)

    33位:ダイヤモンドバックス
    スレイド・セッコーニ投手(マイアミ大)

    34位:パドレス
    ジャスティン・ラング投手(リャノ高)

    35位:ロッキーズ
    ドリュー・ロモ捕手(ザ・ウッドランズ高)

    36位:インディアンス
    タナー・バーンズ投手(オーバーン大)

    37位:レイズ
    アリカ・ウィリアムス遊撃手(アリゾナ州立大)

  • コミッショナーがシーズン開催に自信 「100%開催される」

    2020.6.11 10:30 Thursday

     ESPNのアルデン・ゴンザレスによると、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは、2020年シーズンが開催されることを確信しているようだ。シーズン開催のためには、現在行われているメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の交渉が合意に達する必要があるが、数週間にわたる交渉を経て、まだ両者間の合意は成立していない。しかし、マンフレッドは「2020年シーズンは100%開催される」と発言している。

     マンフレッドによると、メジャーリーグ機構は選手会からの「完全な日割り給与でのシーズン89試合制」という提案に対し、速やかに対案を提示する予定だという。両者間の大きな溝を生む原因となっているサラリー面の問題について、選手会の意向を受け、大きな動きがあることを示唆した。ただし、100%の日割り給与を支払うのは困難であること、シーズン89試合制が現実的でないことなどについても言及しており、どこまで選手会に譲歩するかは不透明だ。

     選手会は依然として3月時点での合意を盾に取り、試合数に応じた100%の日割り給与を求めている。一方、メジャーリーグ機構は無観客でのシーズン開幕が濃厚となっていることを受け、選手会がサラリー面で譲歩することを望んでいる。これまでの交渉のなかでは、両者とも譲歩する姿勢をほとんど見せていない。

     3月時点での合意によると、両者が合意できなかった場合、マンフレッドは選手会に100%の日割り給与を保証したうえで、任意の試合数でシーズンを開催することができる。マンフレッドは「そうする必要がある場合、その権利を行使することになるだろう」と語っている。また、この場合はシーズン48試合制での開催になる可能性が高いことが報じられている。

     しかし、マンフレッドの権限でシーズン開催を強行した場合、選手会から大きな反発があることは間違いない。その場合、現在の労使協定は2021年シーズン終了後に失効するため、新たな労使協定の交渉にも悪影響を及ぼすことになりそうだ。

  • 全体1位はトーケルソンかマーティンか タイガースの決断に注目

    2020.6.10 12:25 Wednesday

     今年のドラフトは日本時間6月11日から2日間にわたって行われる。全体1位指名権を持つタイガースのアル・アビラGMは、ドラフト前日に電話でのメディア対応を行わず、全体1位で指名する予定の選手を明らかにしなかった。投手に多くの有望株を抱えるタイガースは、全体1位で野手を指名することが有力視されており、候補はスペンサー・トーケルソン一塁手(アリゾナ州立大)とオースティン・マーティン外野手兼三塁手(バンダービルト大)の2人に絞られたと見られている。

     アビラは「我々が誰を指名するか教えることはできない」と語り、候補を1人に絞ったのか、複数の候補をチェックしているのか、といったことについても明らかにしなかった。「ドラフト当日までのあいだにいろんなことが起こり得る。当日になっても、指名は午後7時(現地時間)なのだから、丸1日の時間がある。ドラフト当日に何かが起こり、我々の考え方が変わる可能性もある。先走って『この選手を指名するよ』と教えることはできない。だからこそ、モックドラフトという文化があるのだろう」と指名候補への言及を避けた。

     専門家によるモックドラフト(指名予想)では、ほぼ満場一致でタイガースがトーケルソンを指名することが予想されている。しかし、タイガースのスカウト部長であるスコット・プレイスは「多くのモックドラフトは一方的な視点からの予想に過ぎない。何人もの優れた選手がいるのだから、指名する選手を決めるのはモックドラフトに書かれているほど簡単ではない」と語っている。

     とはいえ、ケーシー・マイズ、マット・マニング、タリク・スクーバルなど多くの有望な投手を抱えている以上、タイガースの狙いが野手であることは間違いない。なかでも、トーケルソンは2023年まで契約を残すミゲル・カブレラの後継者として理想的な存在だ。モックドラフトのほとんどがトーケルソンの全体1位指名を予想しているのは、こうしたタイガースのチーム事情を考慮した結果だろう。

     今年のドラフトは、日本時間6月11日午前8時から1日目の指名(全体37位まで)が行われ、2日目の指名(2巡目から5巡目まで)は日本時間6月12日午前6時にスタートする。全体1位はトーケルソンかマーティンか。タイガースの決断に注目だ。

  • 選手会が89試合制提案も機構側は難色 シーズン開幕の行方は?

    2020.6.10 11:35 Wednesday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ選手会は日本時間6月10日、メジャーリーグ機構に対して89試合制でのシーズン開催、完全な日割り給与、ポストシーズン出場枠の拡大などを提案した。選手会は当初、114試合制でのシーズン開催を要求しており、試合数を減らすことで機構側へ歩み寄る姿勢を示した形。しかし、機構側は本来のレギュラーシーズン最終日である日本時間9月28日以降にレギュラーシーズンの試合を開催することに前向きではなく、交渉が合意に達する可能性は低いと見られている。

     ESPNのカール・ラベックによると、機構側は「選手たちの健康面を考慮すると、レギュラーシーズンを9月27日(現地時間)以降まで引き延ばすことは起こりえない。60~70試合でのシーズン開催の可能性は残されているが、サラリー面の問題が依然として解決していない」と話しているという。機構側は日本時間6月9日、76試合制でのシーズン開催と日割り給与の最大75%を支払うことを選手会へ提案していた。

     ESPNのジェシー・ロジャースによると、今回の選手会の提案は日本時間7月11日から10月12日までのシーズン89試合制。2020年と2021年のポストシーズン出場枠を16チーム(各リーグ8チーム)に拡大することも盛り込まれている。

     また、ポストシーズンを無観客で開催する場合、選手会へ支払われる分配金は最低5000万ドルとしている。これは機構側が選手会へ提案した内容と同じ金額だ。

     「ハイリスク」の選手の扱いについては、選手会は選手自身が「ハイリスク」の場合だけでなく、「ハイリスク」の家族と一緒に暮らしている選手がプレーしないことを選択した場合にもサラリーとサービスタイムを保証することを求めている。一方、機構側は選手自身が「ハイリスク」の場合のみに限定したい意向だ。

     選手会はさらに、レギュラーシーズンとポストシーズンの両方で試合中継の機能拡大に協力する姿勢を示している。これは試合中のマイク装着など、無観客開催のなかでファンを楽しませる試みが想定される。

     この2日間で機構側と選手会の双方が「譲歩」の姿勢を示したものの、依然として両者間には大きな溝がある。もし両者が合意できなければ、最終的にはロブ・マンフレッド・コミッショナーの裁量でスケジュールを決定できるため、関係者のあいだで噂されている「完全な日割り給与での48試合制」が現実味を帯びてくるかもしれない。

  • ドラフト全体1~30位の「最高の指名」 MLB公式サイトが特集

    2020.6.9 12:10 Tuesday

     アメリカ野球殿堂入りを果たした選手のなかには、全体1390位指名から殿堂入り選手へと成長したマイク・ピアッツァのような存在もいるが、やはり野球選手としての成功率はドラフト1巡目で指名された選手のほうが高い。メジャーリーグ公式サイトのジョー・トレーザは、過去のドラフトの全体1~30位で指名された選手のなかから順位ごとに「最高の指名」を選出する特集記事を公開した。

     記事のなかでトレーザが紹介している「最高の指名」とその他の候補者は以下の通り。

    全体1位
    アレックス・ロドリゲス(1993年マリナーズ)

    その他の候補者
    チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr.、ジョー・マウアー、ブライス・ハーパー、スティーブン・ストラスバーグ

    全体2位
    レジー・ジャクソン(1966年アスレチックス)

    その他の候補者
    ジャスティン・バーランダー、ウィル・クラーク、ジョシュ・ベケット、クリス・ブライアント

    全体3位
    ロビン・ヨーント(1973年ブリュワーズ)

    その他の候補者
    ポール・モリター、エバン・ロンゴリア、マット・ウィリアムス、マニー・マチャド

    全体4位
    デーブ・ウィンフィールド(1973年パドレス)

    その他の候補者
    バリー・ラーキン、ケビン・ブラウン、サーマン・マンソン

    全体5位
    バスター・ポージー(2008年ジャイアンツ)

    その他の候補者
    ドワイト・グッデン、デール・マーフィー、マーク・テシェイラ、ライアン・ブラウン

    全体6位
    バリー・ボンズ(1985年パイレーツ)

    その他の候補者
    デレク・ジーター、ゲーリー・シェフィールド、ザック・グレインキー、アンソニー・レンドン

    全体7位
    クレイトン・カーショウ(2006年ドジャース)

    その他の候補者
    フランク・トーマス、トロイ・トゥロウィツキー、プリンス・フィルダー

    全体8位
    トッド・ヘルトン(1995年ロッキーズ)

    その他の候補者
    フランシスコ・リンドーア、ジム・アボット

    全体9位
    ケビン・エイピアー(1987年ロイヤルズ)

    その他の候補者
    バリー・ジート、マイケル・カダイアー、ロン・ダーリング、ハビアー・バイエズ

    全体10位
    マディソン・バムガーナー(2007年ジャイアンツ)

    その他の候補者
    テッド・シモンズ、マーク・マグワイア、ロビン・ベンチュラ、ティム・リンスカム

    全体11位
    マックス・シャーザー(2006年ダイヤモンドバックス)

    その他の候補者
    アンドリュー・マカッチェン、ジョージ・スプリンガー、グレッグ・ルジンスキー

    全体12位
    ノマー・ガルシアパーラ(1994年レッドソックス)

    その他の候補者
    カーク・ギブソン、ビリー・ワグナー、ジェレッド・ウィーバー、ヤスマニ・グランダル

    全体13位
    マニー・ラミレス(1991年インディアンス)

    その他の候補者
    クリス・セール、ポール・コナーコ、フランク・タナナ

    全体14位
    ジェイソン・バリテック(1994年マリナーズ)

    その他の候補者
    ティノ・マルティネス、デレク・リー、ホゼ・フェルナンデス、ジェイソン・ヘイワード

    全体15位
    ジム・ライス(1971年レッドソックス)

    その他の候補者
    チェイス・アトリー、クリス・カーペンター、スコット・カズミアー

    全体16位
    ランス・バークマン(1997年アストロズ)

    その他の候補者
    ショーン・グリーン、ランス・パリッシュ、ニック・スウィッシャー

    全体17位
    ロイ・ハラデイ(1995年ブルージェイズ)

    その他の候補者
    コール・ハメルズ、ゲーリー・マシューズ、ブラッド・リッジ

    全体18位
    コリー・シーガー(2012年ドジャース)

    その他の候補者
    ウィリー・ウィルソン、R・A・ディッキー、ソニー・グレイ

    全体19位
    ロジャー・クレメンス(1983年レッドソックス)

    その他の候補者
    ボビー・グリッチ、マイク・ソーシア

    全体20位
    マイク・ムシーナ(1990年オリオールズ)

    その他の候補者
    CC・サバシア、トリー・ハンター、ボブ・ウェルチ

    全体21位
    リック・サトクリフ(1974年ドジャース)

    その他の候補者
    トッド・ウォーレル

    全体22位
    クレイグ・ビジオ(1987年アストロズ)

    その他の候補者
    ラファエル・パルメイロ、チェット・レモン、ジェイソン・ワース

    全体23位
    モー・ボーン(1989年レッドソックス)

    その他の候補者
    ジェイソン・ケンドール、ジャコビー・エルズベリー、クリスチャン・イェリッチ

    全体24位
    ロンデル・ホワイト(1990年エクスポズ)

    その他の候補者
    チャド・ビリングスリー、ウォーカー・ビューラー

    全体25位
    マイク・トラウト(2009年エンゼルス)

    その他の候補者
    チャック・ノブロック、マット・ケイン、マット・チャップマン

    全体26位
    アラン・トラメル(1976年タイガース)

    その他の候補者
    デーブ・ヘンダーソン、ダン・プリーサック

    全体27位
    バイダ・ブルー(1967年アスレチックス)

    その他の候補者
    リック・ポーセロ、トッド・ジョーンズ

    全体28位
    リー・スミス(1975年カブス)

    その他の候補者
    チャールズ・ジョンソン

    全体29位
    ジョージ・ブレット(1971年ロイヤルズ)

    その他の候補者
    アダム・ウェインライト

    全体30位
    マイク・シュミット(1971年フィリーズ)

    その他の候補者
    デービッド・ウェルズ

  • フィリーズの剛腕・ドミンゲスがトミー・ジョン手術へ

    2020.6.9 11:15 Tuesday

     フィリーズの救援右腕セランソニー・ドミンゲスがトミー・ジョン手術を受ける予定であることが明らかになった。ドミンゲスはすでに手術を受けるためにドミニカ共和国からアメリカへ入国しており、隔離期間が終了したあと、今月中に手術を受ける予定となっている。

     ドミンゲスの長期離脱はフィリーズにとって痛手となるが、予想されていなかったものではない。ドミンゲスは昨年右肘を痛め、いずれ手術が必要になると考えられていた。当初は手術を受けない治療法を選択し、今年のオープン戦で登板できるところまで回復していたが、新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断される前に右肘の状態が悪化。結局、手術を受ける決断をするに至った。

     ドミンゲスは手術を受けるために数週間前からアメリカへの入国を試みていたものの、数週間にわたって入国できない状況が続いていたという。トミー・ジョン手術からの戦列復帰には通常12~18ヶ月を要するため、今月中に手術を受けたとしても、戦列復帰は早くても来季中盤以降、最悪の場合は2022年まで復帰できない可能性もある。

     新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断されていなければ、ドミンゲスは3月中に手術を受けることができたかもしれない。フィリーズのチームドクターによる最初の診断は「トミー・ジョン手術が必要かもしれない」というものだったが、ドミンゲスと球団はセカンド・オピニオンを求めることで一致。ところが、セカンド・オピニオンを得る前にドミンゲスが帰国してしまったため、手術は6月まで延期されることになった(ドミンゲスの帰国には球団も同意していた)。

     ドミンゲスは平均98マイルの速球と威力抜群のスライダーを武器に、デビューイヤーの2018年は53試合に登板して2勝5敗、16セーブ、14ホールド、防御率2.95、奪三振率11.48という好成績をマーク。しかし、昨季は故障の影響もあり、27試合で3勝0敗、9ホールド、防御率4.01、奪三振率10.58と成績を落としていた。

  • MLB機構が選手会に新たな案を提示 76試合制でのシーズン開催

    2020.6.9 10:45 Tuesday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ機構は2020年シーズンの開催についてメジャーリーグ選手会に新たな案を提示したようだ。今回の案は76試合制でのシーズン開催となっており、選手たちはこれまでに機構が提示した案よりも多くのサラリーを受け取れる可能性があるという。しかし、確実に保証されるサラリーは以前の案よりも減少しており、選手会が今回の案を受け入れる可能性は低いと見られている。

     今回の案では、76試合制でシーズンを開催し、選手には日割り給与の最大75%を支払うという仕組みになっている。選手会は最大で約14億3200万ドル(約1547億3400万円)を得ることができ、このうち9億8900万ドルが保証され、残りの4億4300万ドルはポストシーズンが無事に開催された場合に支払われるという。

     機構は新型コロナウイルスの第2波を警戒し、9月末までにレギュラーシーズン、10月までにポストシーズンを終了させたい意向。しかし、選手会は11月までプレーしてできるだけ多くの試合を消化したい意向を示していた。

     また、今回の案では機構の裁量によってポストシーズン出場枠を各リーグ8チーム(合計16チーム)に拡大することができ、「ハイリスク」と認定された選手については今季プレーせずにサラリーとサービスタイムを得ることができるという。

     さらに、フリーエージェントとなる選手が移籍先を見つけやすいように、クオリファイング・オファー対象選手獲得に伴うドラフト指名権の喪失をなくし、クオリファイング・オファー対象選手が流出した球団に補償指名権を与えるのみにすることも盛り込まれている。

     選手会専務理事のトニー・クラークがESPNに語ったところによると、クラークは選手たちが対案を取りまとめるのを待っている状況。当初希望していた114試合制を実現するのは難しく、また、選手会もそれを理解しており、次の案には114試合制は含まれないという。100%の日割り給与を求める方針は変わらないようだ。

     関係者によると、機構は選手会に水曜日(日本時間の木曜日)までに対案を提示することを求めている。当初報じられていた独立記念日(7月4日)のシーズン開幕は絶望的な状況となっており、「日割り給与を100%保証して50試合前後で開催するのが最も現実的」との声も上がっているが、シーズン開幕に向けて両者は前進することができるのだろうか。

  • グリフィーがパイレーツ? ドラフトのルールがMLBの歴史を変えた

    2020.6.8 14:00 Monday

     現在のドラフト制度では、前年のメジャー最低勝率チームに全体1位指名権が与えられているが、2004年までは各リーグの最低勝率チームに交互に与えられていた。これにより、マリナーズはケン・グリフィーJr.(1987年)とアレックス・ロドリゲス(1993年)を全体1位で指名することに成功。これ以外にもメジャー最低勝率のチームが全体1位指名権を得られなかったケースは多数ある。現在と同様にメジャー最低勝率チームに全体1位指名権が与えられていれば、メジャーの歴史は大きく変わっていた可能性があるというわけだ。

     ジ・アスレチックのスティーブン・J・ネスビットによると、旧制度下でメジャー最低勝率チームが全体1位で指名できなかったケースは25度もある。たとえば、1965年の第1回ドラフトでアスレチックスはリック・マンデーを全体1位で指名したが、前年のメジャー最低勝率チームはアスレチックス(.352)ではなくメッツ(.327)だった。

     全体1位指名権を各リーグの最低勝率チームに交互に与えるというルールにより、マリナーズは1987年のドラフトでグリフィー、1993年のドラフトでロドリゲスの獲得に成功。現在のルールでは、1987年はパイレーツ、1993年はドジャースに全体1位指名権が与えられるはずだった。

     同様に、1989年のメジャー最低勝率チームはタイガースだったが、1990年のドラフトではブレーブスに全体1位指名権が与えられ、チッパー・ジョーンズを指名。タイガースは全体2位で現在のメジャーリーグ選手会専務理事であるトニー・クラークを指名した。

     2001年のドラフトでは、ツインズが全体1位で地元出身のジョー・マウアーを指名したが、前年のメジャー最低勝率はカブスだった(カブスは全体2位でマーク・プライアーを指名)。ちなみに、ネスビットは旧制度下での「最大の勝者」にマリナーズを挙げている。

     では、2005年以降も旧制度が続いていたら、どうなっていたのか。2008年と2010年にア・リーグ最低勝率を記録したマリナーズは2009年と2011年のドラフトで全体1位指名権を与えられ、スティーブン・ストラスバーグとゲリット・コールを指名することが可能だった(2009年は全体2位でダスティン・アクリー、2011年は全体2位でダニー・ハルツェンを指名)。

     フェリックス・ヘルナンデス、ストラスバーグ、コールという先発三本柱を揃えたマリナーズは、ひょっとすると球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げるチャンスがあったかもしれない。旧制度下での「最大の勝者」がマリナーズである一方、制度変更による「最大の敗者」もマリナーズであるのは非常に興味深い。

  • もしアレックス・ロドリゲスがドジャースに指名されていたら…

    2020.6.8 12:20 Monday

     現在のドラフト制度では、全体1位指名権は前年のメジャー最低勝率のチームに与えられるが、2004年までは各リーグの最低勝率のチームに交互に与えられていた。そのため、必ずしもメジャー最低勝率のチームが全体1位指名権を持っていたわけではなかった。1992年はドジャースがメジャー最低勝率だったが、1993年のドラフトではア・リーグ最低勝率のマリナーズが全体1位指名権を獲得してアレックス・ロドリゲスを指名。メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアは、現在のドラフト制度と同様に、メジャー最低勝率のドジャースが全体1位指名権を持ち、ロドリゲスを指名した場合の「ifストーリー」を紹介している。

    【1】ドジャースは歴代屈指のスター軍団となっていた

     1990年のドジャースは、1992年のエリック・ケアロスから始まり、マイク・ピアッツァ、ラウル・モンデシー、野茂英雄、トッド・ホワンズワースと5年連続で新人王を輩出。ここにロドリゲスが加われば、驚異的なスター軍団となっていたことだろう。

    【2】ドジャースは「ナ・リーグのヤンキース」になっていた

     ロドリゲスがマリナーズの正遊撃手として活躍した1995~2000年、ドジャースではホゼ・オファーマン、グレッグ・ギャグニー、ホゼ・ビスカイーノ、マーク・グルジラネック、アレックス・コーラなどが遊撃手を務めた。彼らに代わってロドリゲスが入れば、首位から1ゲーム差の1996年と2ゲーム差の1997年は地区優勝、ワイルドカード圏内から7ゲーム差の1998年と8ゲーム差の2000年はワイルドカードでポストシーズンに進出できていた可能性がある。

    【3】1997年の世界一はドジャースだった

     ロドリゲスがOPS.652のギャグニーに代わって正遊撃手を務めていれば、1997年のドジャースは地区優勝し、地区シリーズでマーリンズ、リーグ優勝決定シリーズでブレーブス、ワールドシリーズでインディアンスを破って1988年以来9年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げていただろう。

    【4】ランディ・ジョンソンはドジャースに加入していた

     1998年途中にジョンソンはマリナーズからアストロズへトレードされたが、ドジャースがイスマエル・バルデスとウィルトン・ゲレーロをトレード要員としてジョンソンの獲得を狙っているという噂があった。ドジャースはロドリゲスがいればエクスポズからグルジラネックを獲得する必要はないため、ジョンソンの交換要員にテッド・リリーを加えることができる。これによりジョンソンのドジャース移籍が成立していた可能性がある。

    【5】ケビン・ブラウンはダイヤモンドバックスと契約していた

     ジョンソンがドジャースへ移籍し、ドジャースと契約を延長していたと仮定すれば、1998年オフにドジャースがブラウンを獲得することはなく、ブラウンはダイヤモンドバックスと契約していただろう(現実の世界ではダイヤモンドバックスがジョンソンと契約)。ブラウンは2001年に故障で成績を落としており、ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ制覇は実現していなかったかもしれない。

    【6】FAとなったロドリゲスはメッツと契約した

     ドジャースによって2000年のワイルドカード獲得を阻まれたメッツは、同年オフのロドリゲス獲得に全力を注ぎ、歴代最高額でロドリゲスと契約しただろう(現実の世界では総額2億5200万ドルでレンジャーズと契約)。これはロドリゲスとピアッツァがメッツで再びチームメイトとなることを意味する。

    【7】ロドリゲスはレッドソックスへトレードされた

     有望株ホゼ・レイエスのメジャー昇格の準備が整ったメッツは、現実の世界で2003年オフにレンジャーズがロドリゲスをヤンキースへ放出したように、ロドリゲスのトレードを検討するだろう。メッツが同じニューヨークに本拠地を置くヤンキースへスター選手を放出する可能性は低く、ロドリゲスはレッドソックスへ移籍することになったと思われる。

    ●クレアの三角トレード案
    メッツ獲得:マニー・ラミレス、ジョン・レスター、金銭
    レッドソックス獲得:ロドリゲス、マグリオ・オルドニェス、ブランドン・マカーシー
    ホワイトソックス獲得:ノマー・ガルシアパーラ、スコット・ウィリアムソン

     このトレードが成立していれば、レッドソックスが世界一となった2004年と2007年、ホワイトソックスが世界一となった2005年のチャンピオンリングの行方が変わっていたかもしれない。以上の内容はクレアによる「ifストーリー」に過ぎないが、これも開幕延期で試合がない期間の楽しみ方の1つと言えるだろう。

  • 全体30位指名までの「最大のミス」 MLB公式サイトが特集

    2020.6.8 10:50 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは、過去のドラフトの全体1位から全体30位までの指名について、直後の指名(例:全体1位なら全体2位)と比較して「最大のミス」と言えるものを紹介する特集記事を公開した。比較にはデータサイト「Baseball-Reference」が算出しているWARを使用しているが、単純にWARの差が最大のものを選出するのではなく、先に指名された選手がある程度のWARを記録できなかった場合のみが対象となっている(選手名の後ろの数字は通算WARを表す)。

    全体1位
    2004年のドラフトでパドレスはマット・ブッシュ(2.6)を指名。直後の全体2位でタイガースはジャスティン・バーランダー(72.1)を指名した。

    全体2位
    2006年のドラフトでロッキーズはグレッグ・レイノルズ(-1.7)を指名。直後の全体3位でデビルレイズはエバン・ロンゴリア(56.0)を指名した。

    全体3位
    1968年のドラフトでアストロズはマーティン・コット(メジャー出場なし)を指名。直後の全体4位でヤンキースはサーマン・マンソン(46.0)を指名した。

    全体4位
    1982年のドラフトでツインズはブライアン・エルカーズ(-0.9)を指名。直後の全体5位でメッツはドワイト・グッデン(48.2)を指名した。

    全体5位
    1985年のドラフトでホワイトソックスはカート・ブラウン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体6位でパイレーツはバリー・ボンズ(162.8)を指名した。

    全体6位
    1989年のドラフトでカージナルスはポール・コールマン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体7位でホワイトソックスはフランク・トーマス(73.8)を指名した。

    全体7位
    1995年のドラフトでレンジャーズはジョナサン・ジョンソン(-0.1)を指名。直後の全体8位でロッキーズはトッド・ヘルトン(61.8)を指名した。

    全体8位
    1987年のドラフトでドジャースはダン・オパーマン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体9位でロイヤルズはケビン・エイピアー(54.9)を指名した。

    全体9位
    1984年のドラフトでジャイアンツはアラン・コックレル(-0.1)を指名。直後の全体10位でアスレチックスはマーク・マグワイア(62.2)を指名した。

    全体10位
    2011年のドラフトでパドレスはコリー・スパンジェンバーグ(4.6)を指名。直後の全体11位でアストロズはジョージ・スプリンガー(25.4)を指名した。

    全体11位
    1994年のドラフトでパイレーツはマーク・ファリス(メジャー出場なし)を指名。直後の全体12位でレッドソックスはノマー・ガルシアパーラ(44.3)を指名した。

    全体12位
    1971年のドラフトでアストロズはニール・ラスムッセン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体13位でエンゼルスはフランク・タナナ(57.1)を指名した。

    全体13位
    2007年のドラフトでインディアンスはボー・ミルズ(メジャー出場なし)を指名。直後の全体14位でブレーブスはジェイソン・ヘイワード(36.9)を指名した。

    全体14位
    2000年のドラフトでオリオールズはボー・ヘイル(メジャー出場なし)を指名。直後の全体15位でフィリーズはチェイス・アトリー(64.4)を指名した。

    全体15位
    1997年のドラフトでホワイトソックスはジェイソン・デラエロ(-0.9)を指名。直後の全体16位でアストロズはランス・バークマン(52.0)を指名した。

    全体16位
    1995年のドラフトでジャイアンツはジョー・フォンテノー(-0.6)を指名。直後の全体17位でブルージェイズはロイ・ハラデイ(64.2)を指名した。

    全体17位
    1974年のドラフトでメッツはクリフ・スペック(0.3)を指名。直後の全体18位でロイヤルズはウィリー・ウィルソン(46.1)を指名した。

    全体18位
    1983年のドラフトでドジャースはエリック・ソンバーグ(メジャー出場なし)を指名。直後の全体19位でレッドソックスはロジャー・クレメンス(139.2)を指名した。

    全体19位
    1990年のドラフトでジャイアンツはエリック・クリストファーソン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体20位でオリオールズはマイク・ムシーナ(82.8)を指名した。

    全体20位
    1974年のドラフトでレッドソックスはエディ・フォード(メジャー出場なし)を指名。直後の全体21位でドジャースはリック・サトクリフ(31.2)を指名した。

    全体21位
    1987年のドラフトでタイガースはスティーブ・ペゲイズ(-0.7)を指名。直後の全体22位でアストロズはクレイグ・ビジオ(65.5)を指名した。

    全体22位
    2010年のドラフトでレンジャーズはケリン・デグラン(メジャー出場なし)を指名。直後の全体23位でマーリンズはクリスチャン・イェリッチ(31.8)を指名した。

    全体23位
    2015年のドラフトでカージナルスはニック・プラマー(メジャー出場なし)を指名。直後の全体24位でドジャースはウォーカー・ビューラー(5.5)を指名した。

    全体24位
    1989年のドラフトでメッツはアラン・ジンター(-0.8)を指名。直後の全体25位でツインズはチャック・ノブロック(44.6)を指名した。

    全体25位
    1976年のドラフトでアストロズはフィル・クリマス(メジャー出場なし)を指名。直後の全体26位でタイガースはアラン・トラメル(70.7)を指名した。

    全体26位
    1967年のドラフトでアストロズはジェイ・シュルター(0.0)を指名。直後の全体27位でアスレチックスはバイダ・ブルー(44.9)を指名した。

    全体27位
    1975年のドラフトでタイガースはジョン・マーフィー(メジャー出場なし)を指名。直後の全体28位でカブスはリー・スミス(28.9)を指名した。

    全体28位
    1971年のドラフトでエクスポズはダン・ワーゼン(1.4)を指名。直後の全体29位でロイヤルズはジョージ・ブレット(88.6)を指名した。

    全体29位
    1982年のドラフトでレッドソックスはケビン・ロマイン(-1.4)を指名。直後の全体30位でブルージェイズはデービッド・ウェルズ(53.6)を指名した。

    全体30位
    1984年のドラフトでマリナーズはマイク・クライスト(メジャー出場なし)を指名。直後の全体31位でカブスはグレッグ・マダックス(106.6)を指名した。

  • 全体1位で指名すべきだった男たち 過去のドラフトを振り返る

    2020.6.7 23:55 Sunday

     ドラフトの全体1位で指名されることは選手にとって最高の栄誉の1つと言えるが、必ずしも全体1位指名選手がメジャーの舞台で大活躍するわけではない。メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは、各年度のドラフト指名選手のなかで最高の通算WAR(Baseball-Reference版)を記録している選手を「全体1位で指名すべきだった選手」として紹介。結果論ではあるが、ここではサイモンが挙げた選手の顔ぶれを紹介する(選手名の後ろの数字は通算WARを表す)。

    1965年:アスレチックス
    リック・マンデー(33.1)を指名。指名すべきだった選手はレッズ2巡目のジョニー・ベンチ(75.2)。

    1966年:メッツ
    スティーブン・チルコット(メジャー出場なし)を指名。指名すべきだった選手はアスレチックス1巡目(全体2位)のレジー・ジャクソン(74.0)。

    1967年:ヤンキース
    ロン・ブロムバーグ(9.4)を指名。指名すべきだった選手はオリオールズ1巡目(全体19位)のボビー・グリッチ(71.1)。

    1968年:メッツ
    ティム・フォーリ(5.7)を指名。指名すべきだった選手はヤンキース1巡目(全体4位)のサーマン・マンソン(46.0)

    1969年:セネタース
    ジェフ・バローズ(17.8)を指名。指名すべきだった選手はツインズ3巡目のバート・ブライレブン(94.5)。

    1970年:パドレス
    マイク・アイビー(7.3)を指名。指名すべきだった選手はホワイトソックス9巡目のリッチ・ゴセージ(41.1)。

    1971年:ホワイトソックス
    ダニー・グッドウィン(入団せず)を指名。指名すべきだった選手はフィリーズ2巡目のマイク・シュミット(106.9)。

    1972年:パドレス
    デーブ・ロバーツ(0.4)を指名。指名すべきだった選手はエクスポズ3巡目のゲーリー・カーター(70.1)。

    1973年:レンジャーズ
    デービッド・クライド(0.6)を指名。指名すべきだった選手はブリュワーズ1巡目(全体3位)のロビン・ヨーント(77.3)。

    1974年:パドレス
    ビル・アルモン(4.6)を指名。指名すべきだった選手はブレーブス1巡目(全体5位)のデール・マーフィー(46.5)。

    1975年:エンゼルス
    ダニー・グッドウィン(-1.7)を指名。指名すべきだった選手はタイガース5巡目のルー・ウィテカー(75.1)。

    1976年:アストロズ
    フロイド・バニスター(26.4)を指名。指名すべきだった選手はアスレチックス4巡目のリッキー・ヘンダーソン(111.2)。

    1977年:ホワイトソックス
    ハロルド・ベインズ(38.7)を指名。指名すべきだった選手はパドレス4巡目のオジー・スミス(76.9)。

    1978年:ブレーブス
    ボブ・ホーナー(21.9)を指名。指名すべきだった選手はオリオールズ2巡目のカル・リプケンJr.(95.9)。

    1979年:マリナーズ
    アル・チャンバース(-0.5)を指名。指名すべきだった選手はドジャース17巡目のオーレル・ハーシュハイザー(56.1)。

    1980年:メッツ
    ダリル・ストロベリー(42.2)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    1981年:マリナーズ
    マイク・ムーア(27.9)を指名。指名すべきだった選手はパドレス3巡目のトニー・グウィン(69.2)。

    1982年:カブス
    ショーン・ダンストン(11.5)を指名。指名すべきだった選手はロイヤルズ19巡目のブレット・セイバーヘイゲン(58.9)。

    1983年:ツインズ
    ティム・ベルチャー(入団せず)を指名。指名すべきだった選手はレッドソックス1巡目(全体19位)のロジャー・クレメンス(139.2)。

    1984年:メッツ
    ショーン・エイブナー(-1.3)を指名。指名すべきだった選手はカブス2巡目のグレッグ・マダックス(106.6)。

    1985年:ブリュワーズ
    B・J・サーホフ(34.4)を指名。指名すべきだった選手はパイレーツ1巡目(全体6位)のバリー・ボンズ(162.8)。

    1986年:パイレーツ
    ジェフ・キング(16.8)を指名。指名すべきだった選手はブリュワーズ1巡目(全体6位)のゲーリー・シェフィールド(60.5)。

    1987年:マリナーズ
    ケン・グリフィーJr.(83.8)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    1988年:パドレス
    アンディ・ベネス(31.4)を指名。指名すべきだった選手はドジャース62巡目(全体1390位)のマイク・ピアッツァ(59.6)。

    1989年:オリオールズ
    ベン・マクドナルド(20.8)を指名。指名すべきだった選手はレッドソックス4巡目のジェフ・バグウェル(79.9)。

    1990年:ブレーブス
    チッパー・ジョーンズ(85.3)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    1991年:ヤンキース
    ブライエン・テイラー(メジャー出場なし)を指名。指名すべきだった選手はインディアンス1巡目(全体13位)のマニー・ラミレス(69.3)。

    1992年:アストロズ
    フィル・ネビン(15.9)を指名。指名すべきだった選手はヤンキース1巡目(全体6位)のデレク・ジーター(71.3)。

    1993年:マリナーズ
    アレックス・ロドリゲス(117.5)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    1994年:メッツ
    ポール・ウィルソン(2.0)を指名。指名すべきだった選手はレッドソックス1巡目(全体12位)のノマー・ガルシアパーラ(44.3)。

    1995年:エンゼルス
    ダリン・アースタッド(32.3)を指名。指名すべきだった選手はブルージェイズ1巡目(全体17位)のロイ・ハラデイ(64.2)。

    1996年:パイレーツ
    クリス・ベンソン(12.9)を指名。指名すべきだった選手はフィリーズ2巡目のジミー・ロリンズ(47.6)。

    1997年:タイガース
    マット・アンダーソン(-0.6)を指名。指名すべきだった選手はアストロズ1巡目(全体16位)のランス・バークマン(52.0)。

    1998年:フィリーズ
    パット・バール(18.9)を指名。指名すべきだった選手はインディアンス1巡目(全体20位)のCC・サバシア(62.5)。

    1999年:デビルレイズ
    ジョシュ・ハミルトン(28.2)を指名。指名すべきだった選手はカージナルス13巡目のアルバート・プーホルス(100.8)。

    2000年:マーリンズ
    エイドリアン・ゴンザレス(43.6)を指名。指名すべきだった選手はフィリーズ1巡目(全体15位)のチェイス・アトリー(64.4)。

    2001年:ツインズ
    ジョー・マウアー(55.3)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    2002年:パイレーツ
    ブライアン・バリントン(-0.2)を指名。指名すべきだった選手はロイヤルズ1巡目(全体6位)のザック・グレインキー(71.0)。

    2003年:デビルレイズ
    デルモン・ヤング(3.2)を指名。指名すべきだった選手はレンジャーズ17巡目のイアン・キンズラー(55.2)。

    2004年:パドレス
    マット・ブッシュ(2.6)を指名。指名すべきだった選手はタイガース1巡目(全体2位)のジャスティン・バーランダー(71.6)。

    2005年:ダイヤモンドバックス
    ジャスティン・アップトン(34.4)を指名。指名すべきだった選手はパイレーツ1巡目(全体11位)のアンドリュー・マカッチェン(44.8)。

    2006年:ロイヤルズ
    ルーク・ホッチェバー(3.7)を指名。指名すべきだった選手はドジャース1巡目(全体7位)のクレイトン・カーショウ(67.9)。

    2007年:デビルレイズ
    デービッド・プライス(39.4)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    2008年:レイズ
    ティム・ベッカム(3.5)を指名。指名すべきだった選手はジャイアンツ1巡目(全体5位)のバスター・ポージー(41.8)。

    2009年:ナショナルズ
    スティーブン・ストラスバーグ(33.5)を指名。指名すべきだった選手はエンゼルス1巡目(全体25位)のマイク・トラウト(72.8)。

    2010年:ナショナルズ
    ブライス・ハーパー(31.8)を指名。指名すべきだった選手はマーリンズ1巡目(全体23位)のクリスチャン・イェリッチ(31.8)。

    2011年:パイレーツ
    ゲリット・コール(23.3)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    2012年:アストロズ
    カルロス・コレア(24.5)を指名。全体1位に相応しい指名だった。

    2013年:アストロズ
    マーク・アッペル(メジャー出場なし)を指名。指名すべきだった選手はドジャース4巡目のコディ・ベリンジャー(17.3)。

    2014年:アストロズ
    ブレイディ・エイケン(入団せず)を指名。指名すべきだった選手はアスレチックス1巡目(全体25位)のマット・チャップマン(19.8)。

    2015年:ダイヤモンドバックス
    ダンズビー・スワンソン(4.6)を指名。指名すべきだった選手はアストロズ1巡目(全体2位)のアレックス・ブレグマン(22.4)。

    2016年:フィリーズ
    ミッキー・モニアック(メジャー出場なし)を指名。指名すべきだった選手はメッツ2巡目のピート・アロンゾ(5.2)。

    2017年:ツインズ
    ロイス・ルイス(メジャー出場なし)を指名。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体9位にランクイン。

    2018年:タイガース
    ケーシー・マイズ(メジャー出場なし)を指名。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体7位にランクイン。

    2019年:オリオールズ
    アドリー・ラッチマン(メジャー出場なし)を指名。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクイン。

  • 左腕に強い左打者 イチローは2004年に打率.404を記録

    2020.6.7 13:20 Sunday

     一般的に「左打者は左腕に不利」と言われ、左打者を抑えるワンポイントとして活躍した投手も少なくない。しかし、すべての左打者が左腕を苦手としていたわけではなく、左腕を相手に好成績を残した左打者も存在する。データサイト「Baseball-Reference」の「Split Finder」という機能を使用し、「左腕に強い左打者」を調べてみた。

     同サイトのデータは、1973年以降は「完成」、1950~1972年は「ほぼ完成」、1918~1949年は「なんとか完成」という状態であり、1972年以前のデータには不完全な部分がある。今回の調査では、データに不完全な部分ある選手は排除し、シーズンないし通算のデータがしっかり揃っている選手のみを対象としている。

     まず、シーズン記録を見てみると、「左vs左」の成績で打率が4割を超えているのは2人(対左腕100打席以上)。1925年のトリス・スピーカーが142打数59安打で打率.415、2004年のイチローが208打数84安打で打率.404をマークしている。スピーカーはこの年、自己最高の打率.389を記録。イチローも歴代最多の262安打で自己最高の打率.372をマークしている。

     ちなみに、「左vs左」のシーズン安打数の1位は1978年のクリス・チャンブリスの93本(打率.289)、本塁打数の1位は1996年と1998年のケン・グリフィーJr.、2002年のバリー・ボンズが記録した20本。OPSの1位は2002年のボンズの1.532となっている。

    「左vs左」のシーズン打率トップ5
    トリス・スピーカー(1925年)142打数59安打 打率.415
    イチロー(2004年)208打数84安打 打率.404
    ケン・グリフィー(1976年)150打数59安打 打率.393
    ビリー・バックナー(1978年)162打数63安打 打率.389
    トッド・ヘルトン(2003年)199打数77安打 打率.387
    ※対左腕100打席以上が対象

     一方、通算記録を見てみると、対左腕1000打席以上の打者のなかで最も打率が高いのはイチローだ。2842打数935安打で打率.329をマークし、これは通算打率の.311を上回っている。対左腕の通算打率が3割を超えている左打者はイチローを筆頭に5人しかおらず、27位には松井秀喜(1379打数391安打、打率.284)の名前もある。

    「左vs左」の通算打率トップ5
    イチロー 2842打数935安打 打率.329(.311)
    トニー・グウィン 3226打数1048安打 打率.325(.338)
    ロッド・カルー 2905打数900安打 打率.310(.328)
    ラリー・ウォーカー 2109打数645安打 打率.306(.313)
    チャーリー・ブラックモン 1269打数385安打 打率.303(.304)
    ※対左腕1000打席以上が対象(カッコ内はキャリア通算打率)

     「左vs左」の通算打率が3割を超えている上記の5人のうち、「左vs左」の打率がキャリア通算打率を上回っているのはイチローだけ。イチローは「左腕に強い左打者」の代表格と言えそうだ。

  • 守備防御点の歴代ベスト&ワースト記録 シモンズは驚異の+40

    2020.6.7 12:30 Sunday

     ある選手が平均的な選手と比較して守備でどれだけの失点を防いだかを表す指標として「守備防御点」というものがある。エラーの数はもちろん、守備範囲の広さ、肩の強さ、併殺処理能力などが考慮され、データサイト「FanGraphs」では2002年以降の数値を掲載している。ここではポジション別に歴代ベスト&ワーストの数値を記録した選手を紹介する。

     全ポジションのなかで歴代ベストの数字を叩き出したのは2017年のアンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)で、遊撃手として+40という驚異的な数値をマークした。つまり、平均的な選手が守備に就いていた場合と比較して、シモンズの守備によってエンゼルスは40もの失点を防いだことになる。昨年、マット・チャップマン(アスレチックス)は三塁で+34を記録したが、これは歴代3位タイの数字だ。

     一方、歴代ワーストは2010年にマット・ケンプ(ドジャース)が中堅手として記録した-33となっている。中堅手のベスト記録は2015年にケビン・キアマイアー(レイズ)がマークした+38だが、2010年のドジャースと2015年のレイズはレギュラーの中堅手の守備だけで失点に71もの違いが生まれたことになる。

     ポジション別の歴代ベスト&ワースト記録は以下の通り。

    投手
    ベスト:ケニー・ロジャース(2008年タイガース)+15
    ワースト:ジェイソン・ジョンソン(2006年インディアンスなど)-10

    捕手
    ベスト:ヤディアー・モリーナ(2013年カージナルス)+30
    ベスト:ロベルト・ペレス(2019年インディアンス)+30
    ワースト:ホルヘ・ポサダ(2010年ヤンキース)-30

    一塁手
    ベスト:アルバート・プーホルス(2007年カージナルス)+31
    ワースト:マイク・ジェイコブス(2008年マーリンズ)-24

    二塁手
    ベスト:クレイグ・カウンセル(2005年ダイヤモンドバックス)+30
    ベスト:チェイス・アトリー(2008年フィリーズ)+30
    ワースト:リッキー・ウィークスJr.(2012年ブリュワーズ)-30

    三塁手
    ベスト:マット・チャップマン(2019年アスレチックス)+34
    ワースト:ライアン・ブラウン(2007年ブリュワーズ)-32

    遊撃手
    ベスト:アンドレルトン・シモンズ(2017年エンゼルス)+40
    ワースト:マイケル・ヤング(2005年レンジャーズ)-32

    左翼手
    ベスト:ブレット・ガードナー(2010年ヤンキース)+25
    ワースト:アダム・ダン(2007年レッズ)-26

    中堅手
    ベスト:ケビン・キアマイアー(2015年レイズ)+38
    ワースト:マット・ケンプ(2010年ドジャース)-33

    右翼手
    ベスト:イチロー(2004年マリナーズ)+30
    ベスト:ムーキー・ベッツ(2016年レッドソックス)+30
    ベスト:ムーキー・ベッツ(2017年レッドソックス)+30
    ワースト:ジャーメイン・ダイ(2007年ホワイトソックス)-27
    ワースト:ブラッド・ホープ(2008年ロッキーズ)-27

  • ドラフト中継の出演者が決定 全体1位指名候補のトーケルソンら23人

    2020.6.6 14:10 Saturday

     日本時間6月6日、メジャーリーグ機構は完全リモートで行われる今年のドラフト会議のライブ中継に23人の有望株が出演することを発表した。そのなかにはスペンサー・トーケルソン、オースティン・マーティン、エイサ・レイシーといった全体1位指名候補の選手も含まれている。今年のドラフトは日本時間6月11~12日に開催され、1日目に1巡目と戦力均衡ラウンドAの合計37人、2日目に2巡目から5巡目までの123人の指名が行われる予定となっている。

     ドラフト中継に出演することが決まった23人は以下の通り。いずれも「MLB Pipeline」が公開しているドラフト有望株リストのトップ36までに名を連ねている選手であり、特にランキングの上位13人からは、4位のエマーソン・ハンコックを除く12人が出演することになっている(カッコ内は同リストでの順位)。

    スペンサー・トーケルソン一塁手(1位)
    オースティン・マーティン外野手兼三塁手(2位)
    エイサ・レイシー投手(3位)
    ニック・ゴンザレス遊撃手兼二塁手(5位)
    ギャレット・ミッチェル外野手(6位)
    ザック・ビーン外野手(7位)
    リード・デトマーズ投手(8位)
    マックス・マイヤー投手(9位)
    ヘストン・ケアスタッド外野手(10位)
    ミック・エイベル投手(11位)
    ジャレッド・ケリー投手(12位)
    オースティン・ヘンドリック外野手(13位)
    エド・ハワード遊撃手(15位)
    ロバート・ハッセル外野手(16位)
    パトリック・ベイリー捕手(17位)
    タイラー・ソダーストロム捕手(19位)
    ピート・クロウ=アームストロング外野手(20位)
    カルメン・ムロジンスキー投手(21位)
    ケイド・キャバリ投手(22位)
    オースティン・ウェルズ捕手(27位)
    タナー・バーンズ投手(28位)
    スレイド・チェッコーニ投手(31位)
    ニック・ロフティン遊撃手(36位)

     また、リモート出演する各球団の責任者は以下の通り。

    マイク・エリアス(オリオールズ)
    チェイム・ブルーム(レッドソックス)
    ブライアン・キャッシュマン(ヤンキース)
    エリック・ニアンダー(レイズ)
    ロス・アトキンス(ブルージェイズ)
    リック・ハーン(ホワイトソックス)
    クリス・アントネッティ(インディアンス)
    アル・アビラ(タイガース)
    デイトン・ムーア(ロイヤルズ)
    デレク・フォルビー(ツインズ)
    ジェームス・クリック(アストロズ)
    ビリー・エプラー(エンゼルス)
    デービッド・フォースト(アスレチックス)
    ジェリー・ディポート(マリナーズ)
    ジョン・ダニエルズ(レンジャーズ)
    アレックス・アンソポロス(ブレーブス)
    DJ・スビーリック(マーリンズ)
    ブロディ・バンワグネン(メッツ)
    マット・クレンタック(フィリーズ)
    マイク・リゾー(ナショナルズ)
    セオ・エプスタイン(カブス)
    ディック・ウィリアムス(レッズ)
    デービッド・スターンズ(ブリュワーズ)
    ベン・チェリントン(パイレーツ)
    ジョン・モゼリアック(カージナルス)
    マイク・ヘイゼン(ダイヤモンドバックス)
    ジェフ・ブライディッチ(ロッキーズ)
    アンドリュー・フリードマン(ドジャース)
    A・J・プレラー(パドレス)
    ファーハン・ザイディ(ジャイアンツ)

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