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  • ナショナルズが2018年オールスターのロゴを公開

    2017.7.27 10:28 Thursday

     日本時間7月27日、約50年ぶりにアメリカ合衆国の首都・ワシントンD.C.で開催される第89回オールスター・ゲームのロゴが公開された。国会議事堂が描かれ、首都開催の球宴に相応しいロゴとなっている。

     セレモニーにはMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド、ナショナルズの筆頭オーナーであるマーラ・ラーナー・タネンバウム、ワシントンD.C.市長のミューリエル・バウザーのほか、ナショナルズからダスティ・ベイカー監督、ライアン・ジマーマン、ダニエル・マーフィー、マックス・シャーザー、ブライス・ハーパーが出席した。

     第89回オールスター・ゲームは2018年7月17日(日本時間では7月18日)に開催される。マンフレッド・コミッショナーは「本日のロゴ公開は首都における我々のスポーツのわくわくする一年の始まりである」と語り、「我々のゲームの最も輝いているスター選手たちが来夏、素晴らしい街の素晴らしい球場でプレイするのを楽しみにしている」と期待を込めた。

     首都ワシントンD.C.でのオールスター・ゲーム開催はこれが5回目。最後にワシントンD.C.で開催されたのは1969年であり、49年ぶりの首都開催となる。2005年シーズンから首都ワシントンD.C.へ移転し、球団名を変更したナショナルズにとってはもちろん初主催のオールスター・ゲームであり、2008年に開場したナショナルズ・パークで開催されるのも当然ながら初めてである。

     「ワシントンD.C.にとって、この新しい球場や周辺地域、地元のファンたちがどんなに素晴らしいかを示すのにオールスター・ゲーム以上に相応しい舞台はないよ」とジマーマンは語る。ちなみに、ジマーマンはナショナルズ史上初めてのドラフト1巡目指名選手である(2005年ドラフト全体4位指名)。また、球界を代表するスーパースターであるハーパーは本拠地開催となるオールスター・ゲームに選出された場合、ホームラン・ダービーに出場する意思があることを明らかにした。

     首都ワシントンD.C.でおよそ半世紀ぶりに開催されるオールスター・ゲーム。球界を代表するスター選手たちがどのような輝きを放つのか。一年後が待ち遠しい。


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  • 【戦評】7点差を追い付かれるもサヨナラ満塁弾で決着

    2017.7.26 17:31 Wednesday

     エドウィン・エンカーナシオンが放った一発が熱戦に終止符を打った。延長11回裏に飛び出した今季21号は7点リードを追い付かれた試合に決着をつけるサヨナラ満塁弾。エンカーナシオンの通算6本目となるサヨナラ弾により、ア・リーグ中部地区の首位を走るインディアンスは2位ロイヤルズとの1.5ゲーム差をキープした。

     エンカーナシオンの一発により、インディアンスは「1試合で2本の満塁本塁打を放ち、なおかつ2本目がサヨナラ弾」を達成した史上初のチームとなった。インディアンスの選手によるサヨナラ満塁弾は2014年6月19日にニック・スウィッシャーが放って以来3年ぶり。このときも対戦相手はエンゼルスだった。「素晴らしい気分だよ。インディアンスに来てから初めてのサヨナラ打だからね」とエンカーナシオンは興奮気味に話していた。

     インディアンスはエンゼルス先発のジェシー・チャベスを攻略し、ブラッドリー・ジマーの6号グランドスラム、マイケル・ブラントリーの7号ソロなどで2回裏に一挙7点を先制。しかし、直後の3回表にコール・カルフーンの13号スリーランなどで4点を返され、5回表にはルイス・バルブエナに10号ツーランが飛び出して1点差。続く6回表にユネル・エスコバーにタイムリー二塁打を浴びて、7点差を追い付かれてしまった。

     試合には負けてしまったエンゼルスだが、「ポジティブなこともあったよ。試合の早い段階で大量リードを奪われてしまったけど、今季の僕たちがどんなチームなのかを示せたと思う。僕たちは決して諦めない。僕たちは戦い続ける。追い付いて延長戦に持ち込んだし、勝つチャンスもあった」とアンドレルトン・シモンズが語ったように、7点ビハインドを追い付いたことは前向きに捉えていいはずだ。

     エンカーナシオンの劇的な一発で熱戦を制したインディアンス。3番手ブライアン・ショウ以降の5投手がエンゼルス打線を無得点に抑えるなどブルペン陣の頑張りも光ったが、3回以降なかなか追加点を奪えなかったことや7点リードを守れなかったことを考えると決して褒められた試合内容ではない。また、この試合の勝利によって5連勝となったが、背後には7連勝中のロイヤルズが迫っている。昨季あと1勝届かなかったワールドシリーズ制覇へ向けて、これからどのように戦っていくのか。劇的勝利の余韻に浸っている余裕はなさそうだ。


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  • レッドソックスが三塁手補強 ヌニェスを獲得

    2017.7.26 15:33 Wednesday

     レッドソックスが若手2選手との交換でジャイアンツからエドゥアルド・ヌニェスを獲得した。ヌニェスは日本時間7月26日のパイレーツ戦に出場していたが、5回裏の打席で代打を送られ、ベンチ内やベンチ裏でチームメイトとハグ。それからまもなくして「レッドソックスがヌニェス獲得」のニュースが伝えられた。

     ヌニェスはナ・リーグ西部地区最下位のジャイアンツからア・リーグ東部地区首位のレッドソックスへ移籍することになり、ヤンキースでプレイした2013年以来4年ぶりのア・リーグ東部地区復帰となる。今季はジャイアンツで76試合に出場して打率.308、4本塁打、18盗塁、OPS.751をマーク。三塁で49試合、レフトで19試合、遊撃で11試合、ライトで2試合に出場しており、チーム最大の穴となっている三塁を埋めるのはもちろんのこと、内外野兼任のユーティリティ・プレイヤーとして貴重な戦力となるはずだ。

     レッドソックスは日本時間7月26日のマリナーズ戦で20歳のラファエル・ディバースを「9番・三塁」でメジャーデビューさせたが、いくら球界トップクラスのプロスペクトとはいえ、いきなり優勝争いをしているチームの正三塁手を任せるのは酷。チームのOBであるペドロ・マルティネスも「ディバースは年齢の割には成熟しているが、まだメジャーレベルではない」といった趣旨のツイートをしており、右打者のヌニェスと左打者のディバースをプラトーンで起用する、あるいはディバースをヌニェスの控えとして起用するといった形になっていくかもしれない。

     レッドソックスからジャイアンツへ移籍するのはショーン・アンダーソンとグレゴリー・サントスの両若手右腕。22歳のアンダーソンは昨年のドラフトでレッドソックスから3巡目指名を受けてプロ入り。今季はA級とAアドバンス級で計18試合に先発して6勝3敗、防御率3.42をマークしている。17歳のサントスはドミニカ共和国出身。今季はドミニカ共和国のサマーリーグで7試合に先発して2勝0敗、防御率0.90をマークしている。


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  • 故障離脱のカーショウに代わってスチュワートが先発へ

    2017.7.26 12:32 Wednesday

     クレイトン・カーショウとブランドン・マッカーシーの故障者リスト入りによって先発ローテーションに大きな穴が開いてしまったドジャース。彼ら2人と入れ替わるようにして柳賢振(リュ・ヒョンジン)が復帰したため1枠を埋めることはできたが、もう1枠はブルペンからロングリリーバーのブロック・スチュワートを抜擢して埋めることになった。

     ドジャースはカーショウの復帰予定時期に関して現時点では明言していない。デーブ・ロバーツ監督は「一言に腰痛と言っても、症状は人によって様々だ。カーショウに関しては、とりあえず数日の間は様子をみることになっている。症状が落ち着くまでボールを触ることはないだろう。それがいつになるかはわからないね」と語っており、詳細が判明するまでには少なくともあと数日は掛かりそうだ。

     そして、カーショウの穴埋めとして、ブルペンからスチュワートが先発に回ることになった。AAA級からの登用やロス・ストリップリングの配置転換も検討されていたようだが、ストリップリングよりも登板機会の少なかったスチュワートがより適切な選択肢であると判断された。スチュワートは今季、右肩の故障によって開幕から長期離脱していたが、6月中旬に戦列復帰。ここまでリリーフで6試合に登板して全試合で2イニング以上を投げ、計13イニングを無失点に抑えている。今季の最長イニングは3イニング、最多投球数は40球ということもあり、ロバーツ監督は日本時間7月27日のツインズ戦ではスチュワートの球数を50~60球程度に制限する方針だ。また、少なくとももう1試合は先発で起用する方針を明らかにしている。

     ドジャースはしばらくの間、アレックス・ウッド、リッチ・ヒル、柳、前田健太、スチュワートの5人で先発ローテーションを形成することになる。ダルビッシュ有(レンジャーズ)らエース級の先発投手の獲得も噂されているが、本格的にトレード補強に動くかどうかはスチュワートや前田のパフォーマンス次第ということになるだろう。まずは明日のツインズ戦に先発するスチュワートのピッチングに期待したい。


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  • ロッキーズがジョナサン・ルクロイ獲得に興味?

    2017.7.26 12:04 Wednesday

     ナ・リーグ4位の勝率をマークし、ワイルドカードでのポストシーズン進出が有力視されているロッキーズがジョナサン・ルクロイ(レンジャーズ)の獲得に興味を示しているようだ。本格的なトレード交渉が始まっている様子はないものの、先発ローテーションに経験の少ない若手投手を多く抱えるロッキーズが経験豊富な捕手であるルクロイの獲得に動くのは決して不思議なことではない。

     ルクロイはブリュワーズ時代に結んだ6年契約の契約最終年に突入しており、今季終了後にフリーエージェントとなる。ミゲル・モンテロを放出したカブスがルクロイ獲得に興味を示していると伝えられているが、ルクロイの実力と経験はポストシーズン進出やワールドシリーズ制覇を目指す多くのチームにとって大きな手助けとなるだろう。

     今季のロッキーズは正捕手を固定せず、トニー・ウォルターズとトム・マーフィーのプラトーンで戦う構想だったが、マーフィーが右前腕の骨折により開幕から長期離脱。6月中旬に戦列復帰を果たしたものの、20打数1安打の大不振でAAA級降格となってしまった。そのため、メジャー2年目のウォルターズが大半の試合でマスクを被ることになり、新人投手4人が名を連ねる先発ローテーションを懸命にリードしている状況。メジャー3年目のダスティン・ガーノウや36歳のライアン・ハニガンも控えてはいるものの、いずれにしてもポストシーズンを戦うチームの扇の要としては物足りなさは否めない。今季は攻守に不振とはいえ、実力・経験とも申し分のないルクロイはロッキーズにとってうってつけの存在と言えるだろう。

     ルクロイのほかにもカート・スズキ(ブレーブス)、アレックス・アビラ(タイガース)らの名前が獲得候補として挙がっており、捕手以外にブルペンの補強にも動いていると報じられている。ポストシーズンに向けてのロッキーズの動きに注目したい。


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  • ストラスバーグは軽傷 次回登板は予定通り

    2017.7.26 11:40 Wednesday

     日本時間7月24日のダイヤモンドバックス戦で早期降板したスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)だが、どうやら戦線離脱は回避できるようだ。右前腕の痛みを訴えていたストラスバーグはチームドクターの治療を受け、症状は回復に向かっている。通常通りのスケジュールで動いており、痛みの再発がなければ日本時間7月30日のロッキーズ戦で先発することになる。

     「彼と話したけど、状態は良いみたいだよ」とダスティ・ベイカー監督。「何かが起こったときはいつでも、特にこれまでに同じようなことが起きたことがある場合は、誰だって少し不安になるものさ。でも、彼は不安そうには見えなかった。とても落ち着いていたよ」

     ストラスバーグは日本時間7月24日のダイヤモンドバックス戦に先発し、2イニング51球を投げただけで降板。ストラスバーグ自身は日本時間7月17日のレッズ戦に登板した直後から右前腕に違和感を感じていたといい、ダイヤモンドバックス戦での早期降板は「予防的なもの」であったとも言われている。

     ベイカー監督は「今のところ、彼は順調だよ。彼が予定通りに登板するかを判断するまでに数日ある。私から伝えられることはこれだけだね」と語り、ストラスバーグが故障者リスト入りする可能性について明言を避けたが、現時点ではストラスバーグの戦線離脱を心配する必要はなさそうだ。

     プロスペクト右腕のエリック・フェッディが日本時間7月26日に行われたAAA級のダブルヘッダーでの先発を回避しており、ストラスバーグが離脱することになった場合は彼が昇格することになると見られている。また、ジェイコブ・ターナーとA.J.コールも代役候補として名前が挙げられている。

     先発5番手のジョー・ロスがトミー・ジョン手術を受け、エドウィン・ジャクソンが先発ローテーションに名を連ねるという苦しい状況に陥っているナショナルズ。さらなる先発投手の離脱だけは回避したいところだろう。


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  • カージナルス ウェインライトとファウラーが故障者リスト入り

    2017.7.26 11:03 Wednesday

     地区首位まで4ゲーム差とポストシーズン争いにギリギリのところで踏みとどまっているカージナルスだが、ここにきて投打の主力選手を同時に欠くことになってしまった。日本時間7月26日、アダム・ウェインライトとデクスター・ファウラーの故障者リスト入りが発表された。

     ウェインライトの故障者リスト入りは背中の痛みによるもの。前回登板の日本時間7月23日のカブス戦で8回途中2失点の好投を見せるなど、今季ここまでチーム最多の11勝を挙げており、経験豊富なベテラン右腕の離脱はチームにとって痛手となる。なお、ウェインライトの故障者リスト入りは前回登板の翌日の日本時間7月24日に遡って適用される。

     ウェインライトの故障者リスト入りに伴うロースター変更は現時点では発表されていないが、日本時間7月28日に先発予定だったウェインライトに代わってルーク・ウィーバーが昇格するものと見られている。23歳のウィーバーは今季AAA級で13試合に先発して9勝1敗、防御率1.91という素晴らしい成績をマーク。日本時間7月4日にメジャーへ昇格し、リリーフで2試合に登板して計3イニングを無失点に抑えたが、故障者の復帰に伴ってAAA級降格となっていた。カージナルスは先発ローテーションの一角を担うランス・リンの放出も噂されており、リンの後釜筆頭候補であるウィーバーにとっては絶好のアピール機会となりそうだ。

     ファウラーは左手首の張りによって今季2度目の故障者リスト入りとなった。大型契約でカージナルスに加入した今季は打率.241、14本塁打、OPS.785と物足りない数字。センターの守備でも昨季から大きく数字を落としており、チームの調子がなかなか上がらない原因の一つとなってしまっている。カージナルスは正右翼手のスティーブン・ピスコッティも故障者リスト入りしており、しばらくの間、当初の構想とは全く異なる布陣で戦うことを強いられることになった。

     ファウラーに代わってメジャー昇格を果たしたのは23歳のハリソン・ベイダー。2015年のドラフトで3巡目指名を受けて入団した選手であり、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団6位にランクインしている。プロ2年目の昨季すでにAAA級へ到達しており、今季はAAA級で97試合に出場して打率.297、19本塁打、OPS.871をマーク。打撃の粗さが課題だが、パワーとスピードを兼ね備えた選手である。日本時間7月26日のロッキーズ戦で「7番・センター」として起用され、早速メジャーデビュー。記念すべきメジャー初打席はジョン・グレイの前にショートゴロに倒れている。


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  • ブリュワーズが中継ぎ右腕・スウォーザックを獲得

    2017.7.26 10:29 Wednesday

     後半戦に入ってからやや元気のないブリュワーズだが、ポストシーズン戦線に踏みとどまるために戦力補強に動いている。日本時間7月26日、ホワイトソックスへ25歳の外野手、ライアン・コーデルを放出し、アンソニー・スウォーザックを獲得するトレードが成立した(記事公開時点では公式発表なし)。

     スウォーザックは今年1月にマイナー契約でホワイトソックスに加入し、開幕ロースター入り。開幕から15試合連続無失点を記録するなど、ここまで41試合に登板して4勝3敗1セーブ、防御率2.23の好成績をマークし、31歳にしてキャリアハイのシーズンを過ごしている。ブリュワーズはクローザーのコリー・クネーベルが驚異的なペースで奪三振を積み重ね、セットアッパーのジェイコブ・バーンズやジャレッド・ヒューズも頑張ってはいるものの、救援防御率4.23はリーグ9位と今一つ。開幕から安定感のある投球を続けているスウォーザックの加入は戦力アップになるとともに、クネーベル、バーンズらの負担を軽減してくれることだろう。

     一方、ホワイトソックスへ放出されることになったコーデルはAAA級でプレイする25歳の外野手。昨年9月にジョナサン・ルクロイが絡んだトレードの後日指名選手としてレンジャーズからブリュワーズへ移籍し、今季はAAA級で68試合に出場して打率.284、10本塁打、OPS.855という成績を残している。ブリュワーズにはルイス・ブリンソン、ブレット・フィリップスという外野のトップ・プロスペクトがおり、正右翼手のドミンゴ・サンタナも少なくとも2021年まで保有可能。ブリュワーズではポジションに空きがない状況だったため、このトレードはコーデル自身にとっても悪い話ではないと思われる。

     ブリュワーズはブルペンの戦力アップに成功し、ホワイトソックスはマイナー契約で拾った31歳の中継ぎ投手との交換でメジャー昇格が目前に迫った若手外野手を手に入れることができた。少なくとも現時点では両球団にとってメリットのあるトレードだと言えそうだ。


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  • 【戦評】パクストンが7回10K無四球無失点の快投を披露

    2017.7.25 17:44 Tuesday

     5月末までに7試合に先発して防御率1.26ながら6月は5先発で防御率7.20と不振に陥っていたジェームズ・パクストン(マリナーズ)。5月に左前腕痛でおよそ4週間にわたって戦列を離れたこともあり、「故障前のピッチングを見失ってしまったのでは?」と心配する声も聞こえたが、7月のピッチングを見る限り、故障前の状態を取り戻したと判断して良さそうだ。

     日本時間7月25日のレッドソックス戦に先発したパクストンは今季ベストと言っても過言ではない、素晴らしいピッチングを見せた。7イニングを投げて打たれたヒットはわずか4本。今季最多の10三振を奪う一方で四死球はゼロ。序盤4イニングをパーフェクトに抑え、6回表一死一、二塁は二者連続三振、7回表無死一、三塁は三振と併殺打で切り抜けた。「彼は今とても調子が良いし、我々はその恩恵を受けているよ」とスコット・サービス監督。「見ていて楽しいよ。今夜の彼は素晴らしかった。三振が少ない打線を相手に10三振を奪ったんだからね。ストライクゾーンを上手くコントロールして、支配していたよ」とパクストンの快投への称賛は止まらなかった。

     これで7月は5先発で無傷の5連勝。5試合連続で6イニング以上かつ2失点以下であり、月間防御率は1.62。33.1イニングで38三振を奪った一方、与四球は6個だけであり、絶好調だった春先と遜色ない数字が並んでいる。春先のピッチングはフロックではなく、むしろこれがパクストンの実力であると言っても良さそうだ。不振に陥った戦列復帰直後の6月を除けば12先発で9勝0敗、防御率1.41。「故障さえなければサイ・ヤング賞クラスの投手」という評価は決して過大評価ではない。

     打線は2回裏にカイル・シーガーの14号ソロなどで3点を先制し、4回裏にもダニー・バレンシアのタイムリー二塁打で1点を追加。4点もあれば今日のパクストンには十分だった。8回はニック・ビンセント、9回はデービッド・フェルプスがそれぞれ三者凡退に抑えて試合終了。4-0というスコア以上に、マリナーズがレッドソックスを圧倒した試合となった。


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  • ミッドシーズン・プロスペクト・ランキングが発表される

    2017.7.25 15:32 Tuesday

     日本時間7月25日、MLB公式サイトが最新のプロスペクト・ランキングである「ミッドシーズン・プロスペクト・ランキング」を発表した。上位11人が打者で占められたが、これはMLB公式サイトがプロスペクト・ランキングを公開し始めて以降、初めてのこと。専門誌「ベースボール・アメリカ」においても少なくとも1990年以降、上位11人が打者で占められたことは一度もないという。

     全体1位に選出されたのはヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)。開幕前のリストではアンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)に次ぐ2位だったが、ベニンテンディの卒業によりそのまま1位へ繰り上がる形となった。モンカダはトッド・フレイジャーのヤンキース移籍に伴い、すでにメジャー昇格を果たしており、今後は昨季途中にメジャー昇格を果たしたアレックス・ブレグマン(アストロズ)のようにレギュラー定着が期待される。

     モンカダ以外に開幕前のリストから全体TOP10圏内をキープしたのが5位→2位のアメッド・ロサリオ(メッツ)、3位→3位のグレイバー・トーレス(ヤンキース)、8位→5位のビクター・ロブレス(ナショナルズ)の3人。4位にはメジャー昇格を果たしたばかりのラファエル・ディバース(レッドソックス)がランクインしている(開幕前は17位)。

     球団別に見ると、全体TOP100圏内にはブレーブスから最多の9人がランクイン。ホワイトソックスが8人で続き、以下、レイズが7人、パドレス、ドジャース、フィリーズ、ヤンキースが各6人、アストロズ、レッズ、ブリュワーズが各5人となっている。また、ロイヤルズ、エンゼルス、マーリンズの3球団からは1人もランクインしていない。

     大きく順位を上げた選手に注目すると、8位にランクインしたロナルド・アクーナ(ブレーブス)が目を引く。開幕前のリストでは全体TOP100圏内に入っていなかったアクーナだが、今季急成長を遂げ、現在19歳ながらAアドバンス級からAA級を経て、すでにAAA級まで到達。3階級で計97試合に出場して打率.310、15本塁打、34盗塁、OPS.876という素晴らしい成績をマークしている。他には30位のボー・ビシェット(ブルージェイズ)、42位のフアン・ソト(ナショナルズ)、46位のフランクリン・ペレス(アストロズ)らが開幕前の圏外からTOP100圏内に浮上。純粋なランクアップではウォーカー・ビューラー(ドジャース)が開幕前の93位から13位へと大きく順位を上げた。

     逆に大きく順位を下げた選手もいる。ホゼ・デレオン(レイズ)は開幕前の33位から99位へ大幅ランクダウン。開幕前に7位だったJ.P.クロフォード(フィリーズ)も64位まで順位を落としてしまった。AAA級で防御率5.38と苦しんでいるルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)も開幕前の12位から61位へ大幅ランクダウンとなっている。

     2017年のドラフト組では21位にランクインしたハンター・グリーン(レッズ)が最上位。ブランドン・マッケイ(レイズ)が23位、マッケンジー・ゴア(パドレス)が29位に名を連ね、全体1位指名を受けたロイス・ルイス(ツインズ)は31位にランクインしている。

     現在プロスペクトと呼ばれている選手たちが必ずスーパースターへと成長する保証はないが、その確率が高いことは間違いない。将来のスーパースターの成長をマイナー時代から見守り続けるのも、メジャーリーグの楽しみ方の一つだろう(詳細なランキングはこちら)。


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  • ロイヤルズ・パドレス間で3対3のトレードが成立

    2017.7.25 12:32 Tuesday

     ワイルドカードのみならず地区優勝を狙える位置につけているロイヤルズがパドレスとの3対3のトレードを成立させ、先発ローテーションとブルペンを同時に強化することに成功した。ロイヤルズは放出したトラビス・ウッドの残り年俸の大部分を負担することになっているが、獲得した3選手は2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すロイヤルズにとって大きな戦力となるに違いない。

     ロイヤルズがパドレスから獲得したのはトレバー・ケーヒル、ライアン・バクター、ブランドン・マウアーの3選手。ケーヒルは今季11試合に先発して4勝3敗、防御率3.69をマーク。昨季はカブスで50試合に登板して防御率2.74と安定したピッチングでチームに貢献したが、今季は先発に復帰し、まずまずのパフォーマンスを見せている。デイトン・ムーアGMはケーヒルの先発ローテーション入りを明言しており、3年連続2桁勝利をマークしたアスレチックス時代(2009~2011年)以来となるア・リーグ復帰に期待が集まっている。

     左腕バクターと右腕マウアーには安定感を欠くクローザーのケルビン・ヘレーラを助ける働きが期待される。バクターは今季42試合に登板して防御率3.05を記録。67試合に登板して防御率2.86をマークした昨季に続いて安定したピッチングを披露している。左打者に対して被打率.175と素晴らしい数字をマークしており、左打者キラーとして貴重な戦力となるだろう。実質メジャー2年目であり、少なくとも2021年シーズンまで保有できる点も大きな魅力である。

     マウアーは昨季途中からパドレスのクローザーを務め、今季はここまで42試合に登板して1勝4敗20セーブ、防御率5.72という成績。防御率は5点台後半だが、与四球率1.83、K/BB4.75と投球内容自体は決して悪くなく、少なくとも2019年まで保有可能である。7回や8回を担当することになると思われるが、マウアーの加入によってヘレーラの負担が軽減されるはずだ。

     一方、パドレスはロイヤルズからマット・ストラームとウッドの両左腕と18歳の内野手であるエステウリー・ルイーズの3選手に加えて、ウッドの残り年俸の大部分に相当する金銭を獲得した。ストラームは25歳の左腕。昨季メジャーデビューを果たし、21試合で防御率1.23、奪三振率12.27と好投したため、今季の飛躍が期待されていたが、今季は24試合で防御率5.45と低調。三振奪取能力の高さは大きな魅力であり、制球難さえ克服できれば貴重な戦力となりそうだ。

     ウッドは2年1200万ドルでロイヤルズに加入したが、28試合で防御率6.91と期待外れ。レッズとカブスで先発投手として5シーズン、リリーフ投手として2シーズン活躍した実績があり、パドレスはウッドにメジャー最低年俸分だけを支払いながらウッドの復活を待つことになる。パドレスにとってはローリスク・ハイリターンな賭けであると言えるだろう。

     ルイーズはドミニカ共和国出身の二塁手。2015年7月にロイヤルズと契約してプロ入りし、昨季はドミニカ・サマーリーグでプレイ。今季はルーキー級で21試合に出場して打率.440、3本塁打、23打点、9盗塁、OPS1.219の好成績をマークしている。

     開幕直後の不振から巻き返し、トレード市場で買い手に回ったロイヤルズ。このトレードがポストシーズン進出に向けての後押しとなるのか。今後の戦いに注目だ。


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  • ハイメ・ガルシアのツインズ移籍がついに決定

    2017.7.25 11:43 Tuesday

     「トレード成立間近」と伝えられてから動きが止まっていたハイメ・ガルシア(ブレーブス)のツインズ移籍がようやく正式に発表された。ツインズはブレーブスからガルシアと控え捕手のアンソニー・レッカーを獲得し、19歳の右腕ワスカル・イノアを放出。ブレーブスはレッカーの残り年俸のうち10万ドルのみを負担し、それ以外のガルシアとレッカーの年俸は全てツインズが負担することになっている。

     当初はイノアではなく24歳の右腕ニック・バーディが交換要員に挙げられていたが、今年5月にトミー・ジョン手術を受けたバーディの状態にブレーブスが懸念を抱き、交換要員の調整が続けられていた。最終的にはツインズがガルシアに加えてレッカーも引き取り、ホワイトソックスでプレイするマイケル・イノアの弟であるワスカルを交換要員とすることで話がまとまったようだ。

     ツインズは故障者続出によりアービン・サンタナとホゼ・ベリオスに次ぐ先発投手に人材を欠き、新人アダルベルト・メヒアが先発3番手に位置づけられる苦しい状況が続いていた。ガルシアは前半戦こそ16先発で2勝7敗、防御率4.55と低調だったが、後半戦は2先発とも7イニングを投げ、2勝0敗、防御率2.57と好投しており、先発投手不足に悩むツインズにとって大きな戦力となることは間違いない。地区優勝やワイルドカードを狙える位置につけているだけに、ガルシアにはとにかくチームを勝利に導く働きが求められることになるだろう。

     一方、ブレーブスはこのトレードにより470万ドル以上を節約することに成功した。ブレーブスは数年保有可能なエース級の先発投手の獲得を目指していると報じられており、資金に余裕が生まれたことでソニー・グレイ(アスレチックス)らの獲得に本腰を入れると見られている。「我々はトレード市場において買うことも売ることも検討してきた。短期的にも長期的にもチームの手助けになる機会を今後も探し続けていく」と語るジョン・コッポレラGMが今後どのように動くのか注目したい。


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  • 第16週のMVPはスコープとアレナード

    2017.7.25 11:02 Tuesday

     第16週(7月17日~7月23日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはジョナサン・スコープ(オリオールズ)、ナ・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。

     スコープは7試合に出場して打率.433(30打数13安打)、3本塁打、16打点、OPS1.238の好成績をマークし、自身初の週間MVP受賞となった。期間中の16打点はリーグ最多、13安打と3本塁打は同最多タイ、長打率.800は同4位の数字。オリオールズの選手が週間MVPを受賞するのは今季初であり、昨年6月のクリス・デービス以来となった。17日のレンジャーズ戦こそ無安打に終わったものの、そこからの6試合で5度のマルチ安打を含む13安打、15打点の大暴れ。20日から22日にかけて3試合連続で本塁打を放ち、すでに2年連続の20本塁打にも到達している(昨季25本塁打、今季21本塁打)。打率.307と確実性も増し、OPS.905とリーグ屈指の打撃力を誇る二塁手へと成長を遂げたスコープ。このままのペースでいけば「3割・30本・100打点」も決して夢ではなさそうだ。

     アレナードは5試合に出場して打率.458(24打数11安打)、4本塁打、13打点、OPS1.480という素晴らしい成績を残し、昨年4月以来自身4度目の週間MVP受賞となった。期間中の13打点はリーグ最多、4本塁打は同最多タイ、長打率1.000は同3位タイ、11安打は同5位タイの数字。ロッキーズの選手が週間MVPを受賞するのは今季2度目であり、第8週にチャーリー・ブラックモンが受賞して以来となった。17日のパドレス戦は無安打に終わったが、19日の同カードでは3イニング連続本塁打を含む5安打7打点の大暴れ。今季86打点は両リーグ最多の数字であり、3年連続の打点王も見えてきた。2年連続40本塁打を記録した昨季までに比べると、22本塁打という数字はやや物足りなさが残るが、打撃の確実性が増し、打率.314とOPS.951はどちらも自己ベストの数字。三塁守備でも相変わらず素晴らしいプレイを続けており、球界最高の三塁手と言っても過言ではないだろう。

     なお、未発表となっていた第14週(7月3日~7月9日)のMVPにはアストロズのホゼ・アルトゥーベ(打率.625、2本塁打、10打点、OPS1.625)とドジャースのクレイトン・カーショウ(2試合、2勝0敗、防御率1.13、24奪三振)が選出されている。


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  • レンジャーズ ダルビッシュ放出に慎重な姿勢

    2017.7.25 10:27 Tuesday

     7月末のトレード期限まで残り1週間となった。カブスのホゼ・キンターナ獲得でトレード戦線の幕が開け、ヤンキースがトッド・フレイジャー、デービッド・ロバートソンらを獲得するなど、すでに何件ものトレードが成立している。レンジャーズのダルビッシュ有もトレード市場における注目株の一人だが、レンジャーズはダルビッシュ放出に対して慎重な姿勢を崩していない。

     レンジャーズは現在、98試合を消化して48勝50敗でア・リーグ西部地区の4位。地区優勝はほぼ絶望的となっているものの、ワイルドカード圏内まで2.5ゲーム差につけており、まだポストシーズン進出の可能性は十分に残されている。このことがレンジャーズをダルビッシュのトレード回避へ向かわせているようだ。

     他球団が極めて魅力的な交換要員をレンジャーズに提示するか、あるいはレンジャーズがこの1週間でワイルドカード争いから完全に脱落してしまうようなことがなければ、レンジャーズがダルビッシュを7月末までに放出することはないと見られている。クレイトン・カーショウが4~6週間ほど離脱することになったドジャースのほか、カブス、ヤンキース、アストロズなどポストシーズン進出やワールドシリーズ制覇を目指すほぼ全てのチームがダルビッシュ獲得に興味を示しており、ダルビッシュがトレード市場に出てくることになれば、激しい争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

     また、レンジャーズは今季終了後にFAとなるダルビッシュとの再契約を望んでいる。万が一、ダルビッシュが今季終了までレンジャーズの一員としてプレイし、FAとして他球団と契約した場合、レンジャーズは2018年ドラフトにおいて補償指名権を得ることになるが、その補償指名権で獲得できる選手よりダルビッシュをトレードで放出して対価として得られる選手の質のほうが高いことは間違いない。こうした要素もレンジャーズを悩ませている。

     「僕たちはポストシーズンに行けると自信を持っている」と語るダルビッシュ。この右腕に対してレンジャーズのフロント陣がどのような決断を下すのか。向こう1週間のレンジャーズの戦いから目が離せない。


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  • 第16週の最優秀ブルペンはヤンキース

    2017.7.24 16:22 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第16週の最優秀ブルペンにはヤンキースが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     第16週のヤンキースは24.2回(=74アウト)で34奪三振、2セーブを記録し、被安打17、自責点5、与四球6で合計112ポイントを獲得。ホワイトソックスから獲得したデービッド・ロバートソン、トミー・ケインリーらの好投もあり、開幕16週目にして「週間最優秀ブルペン」初受賞となった。一時絶不調に陥ったデリン・ベタンセスはスランプを脱し、4イニングで6奪三振、無失点。ロバートソンは3イニングで5三振を奪い、失点はソロ本塁打による1点だけだった。ケインリーは3イニングで無安打、6奪三振、無失点と完璧なパフォーマンス。チャド・グリーンも4.1イニングで無安打、5奪三振、無失点と安定したピッチングを披露した。心配されるのはアロルディス・チャップマンの状態だが、WHIP1.67と不安定な投球ながらも2度のセーブ機会をいずれも成功させている。なお、獲得ポイント数の2位はエンゼルス(76ポイント)、3位はレッドソックス(75.5ポイント)だった。

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース(112ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】後半戦好調のカブスがついに地区首位へ浮上

    2017.7.24 15:41 Monday

     後半戦のチーム打率.294と56得点はいずれもリーグ3位、19本塁打はリーグ最多タイ、チーム防御率3.56はリーグ4位と投打に勢いが出てきたカブスが、宿敵カージナルスとの3連戦に勝ち越し。ブリュワーズを勝率の差で上回ってゲーム差なしの地区首位に浮上した。後半戦に入って9試合で8勝1敗は、好調のドジャースやナショナルズすらを上回り、メジャートップの成績である。

     3連戦の初戦こそ8回表に大量9失点を喫して4-11で大敗し、後半戦開幕からの6連勝がストップしてしまったものの、第2戦は2本塁打で先制された直後の8回裏に3点を奪って逆転勝ち。勢いが出る勝ち方で3連戦の最終戦を迎えた。

     第3戦はホゼ・キンターナ(カブス)とマイケル・ワカ(カージナルス)の両先発で始まった。初回、カージナルスは先頭のマット・カーペンターが相手のエラーで出塁すると、二死後にジェッド・ジョーコの左中間を破る二塁打の間に本塁を狙ったが、カブス野手陣が連係プレイで先制点を阻止。しかし、カージナルスは続く2回表、レフト前ヒットで出塁したヤディアー・モリーナを一塁に置いて、ランドール・グリチックがセンター左へ12号先制ツーランを叩き込んだ。

     カブスは3回裏、先頭のアディソン・ラッセルが左中間への二塁打で出塁すると、二死後にジェイソン・ヘイワードがライトへのタイムリー二塁打を放って1点差。さらにクリス・ブライアントがライト線にポトリと落ちるタイムリーを放って試合を振り出しに戻した。

     ところが4回表、モリーナが二盗に失敗して二死走者なしとなったところでポール・デヨングが左中間へ12号ソロを放ち、カージナルスが勝ち越しに成功。しかし、カブスもその裏、カイル・シュワーバーがライトスタンドへ豪快な15号同点ソロを突き刺した。

     その後、試合が動いたのは6回裏。先頭のブライアントがレフトフェンス直撃の二塁打を放って出塁すると、一死後にウィルソン・コントレラスがレフトスタンド最前列に飛び込む15号ツーランを放ち、カブスが2点を勝ち越し。キンターナが6回3失点で降板すると、7回をヘクター・ロンドン、8回をカール・エドワーズJr.、9回をウェイド・デービスが無失点に抑え、宿敵相手の3連戦の勝ち越しを決めた。

     貯金が今季最大の5となったカブスのジョー・マドン監督は「我々は今まで走っていなかった。前半戦の間はずっと歩いていたんだ。ようやく少しずつ走り始めたね」とチームの復調に手応えを感じている様子。後半戦の先発防御率は2.41、9試合で7度のクオリティ・スタートと先発投手陣が安定したピッチングを続けていることが、チームの安定した戦いに繋がっている。新加入のキンターナが2戦2勝、防御率2.08と期待通りの活躍を見せていることも、チームにとっては明るい材料だ。

     一方のカージナルスはロード10連戦のうち9試合で一時リードを奪いながら、結局勝てたのは4試合だけ。勝負どころでの失点が目立ち、ズルズルと負けを重ねる状況が続いている。すでにパイレーツにも追い抜かれて地区4位へ後退。地区首位と4.5ゲーム差とはいえ、ポストシーズン進出は極めて厳しくなったと言わざるを得ない。

     「前半戦とは全然違うよ」とコントレラスが語るように、本格復調の気配が漂ってきたカブスと、「良いチーム相手に良い戦いをしてきたよ」というマイク・マシーニー監督の言葉が強がりにしか聞こえなくなりつつあるカージナルス。7月末のトレード期限に向けて、両チームは対照的な動きを取ることになりそうだ。


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  • ドジャースに痛手 大黒柱カーショウが戦線離脱へ

    2017.7.24 12:36 Monday

     今季ここまで両リーグ最多の15勝を挙げ、メジャー最高勝率を誇るドジャースの快進撃を支えてきたクレイトン・カーショウが故障者リストに登録されることになった。日本時間7月24日のブレーブス戦に先発したカーショウは右腰の張りを訴え、2回裏の打席で代打を送られて試合から退いていた。

     「昨日までは彼の体調は100%だった」とデーブ・ロバーツ監督。カーショウは2回表に入る前の投球練習の1球目を投じた際に痛みを感じたようだ。昨季、カーショウは椎間板ヘルニアで2ヶ月半にわたって戦列を離れたが、ロバーツ監督によると今回の症状は昨季のものとは違い、筋肉に関わるものだという。現時点では球団からの詳細な発表はなく、症状の程度や復帰予定時期などについての情報も不明である。

     また、ドジャースはすでにブランドン・マッカーシーが右手のマメの影響で故障者リスト入りすることを発表しており、先発投手2人が同時に戦列を離れることになる。日本時間7月25日のツインズ戦では戦列復帰する柳賢振(リュ・ヒョンジン)が先発する予定であり、同26日の同カードでは前田健太が先発のマウンドに上がるようだ。

     今季チーム内で先発数が最も多い2投手の離脱によりアレックス・ウッド、リッチ・ヒル、前田、柳に続く5人目の先発投手が足りなくなってしまったドジャース。AAA級からジャスティン・マスターソンやウィルマー・フォントを昇格させて急場をしのぐのか、それとも他球団からの補強に動くのか。今後のドジャースの動きに注目が集まる。


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  • ブリットン ア・リーグ新の55連続セーブ成功

    2017.7.24 11:54 Monday

     オリオールズの守護神ザック・ブリットンがトム・ゴードン(当時レッドソックス)を抜き、55セーブ機会連続成功のア・リーグ新記録を樹立した。ブリットンの記録がスタートしたのは2015年10月1日のブルージェイズ戦。そこから3シーズンに跨っての新記録樹立となった。

     日本時間7月24日に行われたオリオールズ対アストロズの一戦。激しい打ち合いとなったこの試合は、6回表にアストロズが4点を奪って逆転に成功したものの、オリオールズが7回裏にマーク・トランボの17号ソロで7-7の同点に追い付き、8回裏にジョナサン・スコープのタイムリーなどで2点を勝ち越して最終回を迎えていた。

     9回表のマウンドにはブリットン。7月上旬の戦列復帰後は非セーブ機会での登板が続いており、セーブ機会での登板は日本時間4月15日以来およそ3ヶ月ぶりとなった。ブリットンは先頭のユリエスキー・グリエルに速球を7球続けて空振り三振を奪うと、続くエバン・ギャティスには一転、スライダー3球で二者連続三振。マーウィン・ゴンザレスには四球を与えたが、最後はジョージ・スプリンガーを遊撃ゴロに抑えて今季6セーブ目をマークし、新記録を樹立した。

     「今日は投球フォームではなく、良い球を投げることに集中できた気がするよ」とブリットン。「ホームの観客の前で新記録を達成できて良かった。良いチーム相手に勝つこともできたしね。これが最後にならなければいいね」

     昨季まで3年連続で防御率2.00未満&35セーブ以上をクリアし、昨季は47セーブ(成功率100%)、防御率0.54という驚異的な成績でサイ・ヤング賞の候補にも挙がったブリットン。今季は左前腕痛による2度の故障者リスト入りがあり、防御率2.65、被打率.328と決して本調子ではないものの、バック・ショウォルター監督は「ブリットンの復帰によってブルペンの役割を固定できる」とブリットンの存在の大きさを語る。

     ブリットンの記録の上にあるのはエリック・ガニエ(当時ドジャース)による84セーブ機会連続成功のメジャー記録のみ。7月中のトレード放出も噂されるブリットンだが、ガニエの記録にどこまで迫れるか注目したい。


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  • GCLナショナルズがダブルヘッダーで連続ノーヒッター達成!

    2017.7.24 11:05 Monday

     ノーヒッターを達成することは素晴らしいことだ。1度達成するだけでも難しいノーヒッターを同じ日に2度達成するなんて普通では考えられない。しかし、ルーキー級のGCLナショナルズがダブルヘッダーで連続ノーヒッターという偉業をやってのけた。

     日本時間7月24日に行われたGCLナショナルズ対GCLマーリンズのダブルヘッダー(7イニング制)。GCLナショナルズは2試合で各2人、計4人の投手を使い、2試合連続で継投ノーヒッターを達成した。

     第1戦ではナショナルズ21位のプロスペクトであるホアン・バイエズが好投し、6回81球、被安打0、奪三振7、無失点。許した走者は1回裏二死から3番キャメロン・バラネックに与えた四球と、2回裏一死から6番デミトリウス・シムズに与えた死球の2人だけで、それ以降は打者14人をパーフェクトに抑えた。7回裏は2番手ホゼ・ヒメネスが四球、遊併、右飛に抑えて試合終了。無事に継投ノーヒッターを完成させた。

     第2戦では今年のドラフトで17巡目指名を受けてプロ入りしたばかりのジャレン・ジョンソンが先発(プロ2度目、プロ7登板目)。ジョンソンは2回表一死から5番ショーン・レイノルズに四球を与えたものの、二盗を阻止し、プロ入り後最長となる4イニングを打者12人で抑えた。5回表からは2番手ギルバート・チュが登板し、6回表二死からエラーによる出塁を許したが、3イニングで4つの三振を奪う見事なピッチング。結局、この試合でも最後までGCLマーリンズ打線にヒットを許さなかった。

     GCLマーリンズ打線はこの日、合計41打数無安打、13三振と散々な出来。貴重な走者も併殺打や盗塁失敗で無駄にしてしまい、GCLナショナルズ投手陣にプレッシャーを与えることができなかった。


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  • レッドソックスの有望株ディバースがメジャー昇格へ

    2017.7.24 10:37 Monday

     昨年8月2日にメジャー昇格を果たしたアンドリュー・ベニンテンディに続き、レッドソックスのトップ・プロスペクトが2年連続で真夏にデビューすることになりそうだ。レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は日本時間7月24日の試合後、ラファエル・ディバースをメジャーに昇格させることを発表した。

     ディバースはドミニカ共和国出身の20歳の三塁手。2013年8月にレッドソックスと契約し、2014年はルーキー級、2015年はA級、2016年はAアドバンス級と順調にマイナーの階段を上り、今季はAA級で開幕を迎えた。ここで77試合に出場して打率.300、18本塁打、OPS.944としっかり結果を残し、フューチャーズ・ゲーム後にAAA級へ昇格。ここでも9試合に出場して打率.400、2本塁打、OPS1.047と好成績を残し、あとはメジャー昇格を待つのみとなっていた。

     ドンブロウスキー野球部門社長によると、MLB全体12位のプロスペクトであるディバースは明日(日本時間7月25日)から始まる敵地でのマリナーズ3連戦でメジャーのロースターに登録される見込み。ジョン・ファレル監督はディバースを先発出場させることを示唆しており、デビュー戦で2010年サイ・ヤング賞右腕のフェリックス・ヘルナンデスと対戦することになる。ドンブロウスキー野球部門社長は「彼に必要以上のプレッシャーをかけるつもりはない。彼はおそらく打線の下位を打つことになるだろう。自分らしく、彼のできることをやってくれればいいさ」と語っている。

     レッドソックスは三塁手の補強を目指してトッド・フレイジャーの獲得に動いていたが、同地区ライバルのヤンキースに攫われ、三塁手補強は失敗。また、パブロ・サンドバルをDFAの末にリリースした。現在は三塁をデベン・マレーロとブロック・ホルトの2人で賄うような形になっているが、今後は主にディバースが起用されることになりそうだ。まずはトレード期限までの1週間で、現段階のディバースがメジャーで通用するかを見極めることになる。「無理に三塁手を補強しなくて良かった」と思わせるような活躍に期待したい。


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