現役最年長選手・コローンが事実上の戦力外に
2017.6.30 11:34 Friday
ブレーブスは今季新加入のベテラン右腕、バートロ・コローンにDFA(事実上の戦力外)を通告した。日本時間6月29日のパドレス戦に先発し、4回6失点で今季8敗目を喫したコローンは試合後にジョン・コッポレラGM、ブライアン・スニッカー監督と面会して今回の措置を伝えられたようだ。今後は10日以内にウエーバーまたはトレードでの獲得を望むチームが現れるのを待つことになるが、今季大不振の現役最年長選手を欲する球団は現れないとの見方が強く、このままリリース(解雇)され、FAになると見られている。
昨季まで3シーズンを過ごしたメッツからFAとなり、1年契約でブレーブスに加入したコローンだったが、ここ数年の安定したパフォーマンスが影を潜め、6月上旬までの12先発で2勝7敗、防御率7.78と大乱調。その後、左腹斜筋痛を理由に故障者リスト入りし、日本時間6月29日のパドレス戦で戦列復帰を果たしたばかりだったが、復帰戦でも期待外れのピッチングに終わり、チームはこれ以上コローンに先発機会を与える必要はないと判断したようだ。
チームにはフリオ・テーラン、R.A.ディッキー、ハイメ・ガルシア、マイク・フォルティネビッチと4人の先発投手がおり、コローンの故障離脱中に代役を務めていた新人ショーン・ニューカムも好投中。そのため、先発ローテーションには空きがなく、また、44歳のコローンをブルペンに配置転換するのも得策ではないと判断されたため、今回の措置に至ったという。コローンの退団により、今季4先発で防御率1.48と好投を続けているニューカムがしばらくの間は先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。
通算235勝の実績を誇るコローンだが、今季のパフォーマンス(2勝8敗、防御率8.14)や44歳という年齢を考えると、獲得に興味を示す球団が多数現れることは考えにくい。「彼がまたチャンスを得られるといいな」とフレディ・フリーマンは語ったが、コローンは現役生活最後の登板をすでに終えてしまったのかもしれない。
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