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【戦評】クルーバー5戦連続2桁奪三振もパドレスが完封リレー

2017.7.5 17:47 Wednesday

 6月の月間最優秀投手に選出されたコリー・クルーバー(インディアンス)。日本時間7月5日のパドレス戦では8回5安打10奪三振1失点の好投を披露し、5試合連続2桁奪三振の球団記録を樹立したが、残念ながらチームの勝利には繋がらなかった。

 クルーバーがこの試合唯一の失点を喫したのは5回表だった。先頭の5番ヘクター・サンチェスにセンター前ヒットを浴びると、続く6番カルロス・アスアヘに四球を与え、無死一、二塁。ここで7番エリック・アイバーの打球がショートへのゴロになったものの、遊撃フランシスコ・リンドーアの判断ミスで併殺を奪うことができず、一死一、三塁とピンチを広げてしまう。8番コリー・スパンジェンバーグの二塁ゴロは再びゲッツーコースの打球となったが、今度は二塁ジェイソン・キプニスから遊撃リンドーアへの送球が逸れ、二塁でアウトを取っただけ。本来なら3アウトでチェンジになるはずのところが、二遊間のミスによってパドレスに貴重な1点を与えてしまった。

 なんとかクルーバーを援護したいインディアンス打線だったが、チャンスは作るものの、得点圏で10打数ノーヒットに終わるなどあと1本が出ず、パドレスの6投手によるリレーの前に沈黙。パドレスは故障者リストから復帰したトレバー・ケーヒルが85球を投げて4.1回を無失点に抑え、その後はホゼ・トーレス(0.2回)、カービー・イエーツ(1回)、ライアン・バクター(1回)、ブラッド・ハンド(1回)、ブランドン・マウアー(1回)が完封リレーを展開した。

 「今日は投手陣が素晴らしかったね」とパドレスのアンディ・グリーン監督は投手陣の好投にご満悦。「ケーヒルは戻ってきたばかりだけど、変化球が今までと同じように良かった。低めに集めてボール球を振らせることができていたね。トーレスからマウアーまでのリリーフ陣はみんな良かった。リリーフ陣の頑張りによる、まさにチームで勝ち取った勝利だよ」と投手陣への絶賛は止まらなかった。

 一方のインディアンスは防げたはずの失点を攻撃でカバーすることができず、エースのクルーバーを見殺しにする痛恨の1敗。直近10試合で5勝5敗となかなか波に乗れない時期が続いており、背後に迫るロイヤルズとの差は1.5ゲームまで縮まった。開幕前に断トツの地区優勝候補に挙げられていた「本命」が正念場を迎えている。


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