カージナルス ウェインライトとファウラーが故障者リスト入り
2017.7.26 11:03 Wednesday
地区首位まで4ゲーム差とポストシーズン争いにギリギリのところで踏みとどまっているカージナルスだが、ここにきて投打の主力選手を同時に欠くことになってしまった。日本時間7月26日、アダム・ウェインライトとデクスター・ファウラーの故障者リスト入りが発表された。
ウェインライトの故障者リスト入りは背中の痛みによるもの。前回登板の日本時間7月23日のカブス戦で8回途中2失点の好投を見せるなど、今季ここまでチーム最多の11勝を挙げており、経験豊富なベテラン右腕の離脱はチームにとって痛手となる。なお、ウェインライトの故障者リスト入りは前回登板の翌日の日本時間7月24日に遡って適用される。
ウェインライトの故障者リスト入りに伴うロースター変更は現時点では発表されていないが、日本時間7月28日に先発予定だったウェインライトに代わってルーク・ウィーバーが昇格するものと見られている。23歳のウィーバーは今季AAA級で13試合に先発して9勝1敗、防御率1.91という素晴らしい成績をマーク。日本時間7月4日にメジャーへ昇格し、リリーフで2試合に登板して計3イニングを無失点に抑えたが、故障者の復帰に伴ってAAA級降格となっていた。カージナルスは先発ローテーションの一角を担うランス・リンの放出も噂されており、リンの後釜筆頭候補であるウィーバーにとっては絶好のアピール機会となりそうだ。
ファウラーは左手首の張りによって今季2度目の故障者リスト入りとなった。大型契約でカージナルスに加入した今季は打率.241、14本塁打、OPS.785と物足りない数字。センターの守備でも昨季から大きく数字を落としており、チームの調子がなかなか上がらない原因の一つとなってしまっている。カージナルスは正右翼手のスティーブン・ピスコッティも故障者リスト入りしており、しばらくの間、当初の構想とは全く異なる布陣で戦うことを強いられることになった。
ファウラーに代わってメジャー昇格を果たしたのは23歳のハリソン・ベイダー。2015年のドラフトで3巡目指名を受けて入団した選手であり、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団6位にランクインしている。プロ2年目の昨季すでにAAA級へ到達しており、今季はAAA級で97試合に出場して打率.297、19本塁打、OPS.871をマーク。打撃の粗さが課題だが、パワーとスピードを兼ね備えた選手である。日本時間7月26日のロッキーズ戦で「7番・センター」として起用され、早速メジャーデビュー。記念すべきメジャー初打席はジョン・グレイの前にショートゴロに倒れている。
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