ウッドとベリンジャーがDL入り
2017.8.23 10:31 Wednesday
ナ・リーグ西地区を独走しているドジャースに残念なニュースが飛び込んできた。先発陣の一角として活躍しているアレックス・ウッドと若き大砲のコディ・ベリンジャーの両者が同時に故障者リスト(DL)入りすることになった。クレイトン・カーショウやダルビッシュ有らに続いて主力選手である彼らの戦線離脱も決まった。
ウッドは鎖骨の関節に炎症を起こした。本人は以前にも同じ箇所を痛めて今年5月から6月にかけて一時的にチームを離れていたことがある。今季のウッドは前半戦に先発陣の相次ぐ故障によって中継ぎから先発に転向。その後は出場を辞退したカーショウに代わってオールスターに出場するなど順風満帆な日々を過ごし、日本時間7月22日のブレーブス戦で敗戦投手になるまで開幕11連勝を記録した。ちなみにこの成績はドジャースの歴代最長記録だという。今回、DL入りしたウッド本人によると「すぐに戻ってこれる。サンディエゴでのパドレス戦には間に合う予定だ」と早期復帰が可能であることを話していた。
一方でベリンジャーは日本時間8月20日に行われたタイガース戦の守備時に右足首を痛めて試合序盤で交代していた。その後は試合には出場せず患部の状態をみていたが今回、DL入りとなった。4月下旬にメジャーデビューを果たした彼は前半戦のみで25本塁打と放つなどアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とともに球界の話題の中心となった。後半戦はジャッジが不振にあえぐ一方でベリンジャーは8月の月間打率が.316 6本塁打と活躍を続けていたところでの離脱となってしまった。
先日、チームはメッツからカーティス・グランダーソンを獲得し弱点とされていた中堅手の補強に成功した。移籍後3試合目となった日本時間8月22日のパイレーツ戦で満塁本塁打を記録している。たとえ、どの選手が抜けたとしても新たな選手がその穴をカバーできるほど選手層が厚いドジャース。ウッドとベリンジャーが抜けたことにより3Aからブロック・スチュアートとジョシュ・ラビンを昇格させた。
投手陣ではカーショウとブランドン・マッカーシーが近々マイナーでのリハビリ登板を開始し、ダルビッシュも腰の張りから最短で日本時間8月28日のブリュワーズ戦で復帰すると言われている。現時点で12人がDL入りしているが、主力級が戻ってくるまでそう時間はかからない見込みだ。
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