ドジャースの大黒柱・カーショウ 復帰に向けて着々
2017.8.21 11:42 Monday
ドジャースの大黒柱であるクレイトン・カーショウが戦列復帰に向けてステップを1つずつ着実にこなしている。日本時間の先週木曜日に実戦形式の登板を果たしたカーショウは、今週火曜日に再び実戦形式の登板が予定されている。
腰痛により日本時間7月25日に故障者リスト入りしたカーショウ。先週木曜日に実戦形式の登板で35球を投げた後、月曜日には平らなグラウンドでキャッチボールをし、投球後の経過は良好だった。火曜日に再び実戦形式で登板予定であり、デーブ・ロバーツ監督によると打撃練習の序盤に打者を相手に3イニングほど投げる予定だという。
「カーショウが実戦形式の登板をクリアすれば、次に彼がどこで投げるかを考えることになる。おそらくAA級かAAA級でリハビリ登板をすることになるだろうね」とロバーツ監督。マイナーでのリハビリ登板を経て、戦列復帰を果たすことになりそうだ。
カーショウは今季ここまで21試合に先発して15勝2敗、防御率2.04をマーク。15勝と防御率2.04はメジャートップの数字であり、例年通りのハイレベルなパフォーマンスで好調・ドジャースを牽引していた。ドジャースはカーショウに続いて新加入のダルビッシュ有も故障者リスト入りしており、現時点ではアレックス・ウッド、リッチ・ヒル、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、前田健太、ブロック・スチュワートの5人で先発ローテーションを形成している。カーショウとダルビッシュが戦列に復帰すれば、故障者の穴埋め要員であるスチュワートはもちろん、今季11勝の前田ですら先発ローテーションの座が保証されない状況。さらに先発投手が4人で足りるポストシーズンではカーショウ、ダルビッシュ、ウッドで3枠が埋まり、あと1枠を残りの投手で争うという状況になる。メッツからカーティス・グランダーソンを獲得するなど悲願のワールドシリーズ制覇に向けて戦力補強を続けるドジャース。悲願成就のためには大黒柱・カーショウの万全の状態での戦列復帰が大前提であり、カーショウが順調にステップをこなし、戦列復帰を果たすことを祈るばかりである。
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