カーショウの登板間隔短縮はなし 第4戦はウッドが先発へ
2017.10.2 13:05 Monday
3勝先取で行われる地区シリーズではエースに第1戦を任せ、中3日で第4戦に再び先発させるチームもある。ドジャースは昨季クレイトン・カーショウに第1戦と第4戦を任せ、さらに第5戦ではリリーフで起用したが、デーブ・ロバーツ監督によると今年の地区シリーズでは中3日での先発を回避する方針をとるようだ。第4戦にはアレックス・ウッドが起用されると見られている。
ロバーツ監督が現時点で明言しているのは第1戦でカーショウを先発させることだけだが、日本時間10月3日にリッチ・ヒル、同5日にダルビッシュ有が実戦形式の登板を行うことになっており、その登板から5日後の第2戦、第3戦に先発する可能性が極めて高い。シーズン終盤にブルペンが不調に陥ったこともあり、ウッドをブルペンに回す可能性が浮上していたが、ロバーツ監督は今季1ヶ月以上にわたって腰痛で戦列を離れたカーショウに中3日を強いることを避け、4人目の先発投手を用意する決断をしたようだ。
「カーショウに無理をさせないためにダルビッシュのような投手を獲得したわけだからね」とロバーツ監督。「ポストシーズンの予想先発ローテーションを見てみれば、我々は非常に良い位置につけていると思う。カーショウには話したけれど、登板間隔を縮めて無理を強いるようなことはしないつもりだよ」と改めてカーショウを中3日で起用する意思がないことを強調した。
カーショウ、ヒル、ダルビッシュ、ウッドの4人で先発ローテーションを形成し、リリーフ左腕としてトニー・シングラーニとトニー・ワトソン、リリーフ右腕としてケンリー・ジャンセン、ブランドン・モロー、前田健太、ジョシュ・フィールズ、ペドロ・バイエズがロースター入りするのはほぼ確実と見られている。これで11枠が埋まり、ロバーツ監督が投手11人、野手14人のロースターを編成するのであれば、ロス・ストリップリングや柳賢振(リュ・ヒョンジン)はロースターから漏れることになる。投手12人、野手13人のロースターになる場合はストリップリングと柳のどちらかがロングリリーフ要員としてロースター入りすることになるだろう。
1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に向けて、いよいよドジャースのチャレンジが幕を開ける。
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