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アルトゥーベ ポストシーズン史上9人目の1試合3本塁打

2017.10.6 10:25 Friday

 日本時間10月6日、ア・リーグの地区シリーズが開幕した。西部地区を制したアストロズが東部地区王者のレッドソックスを本拠地ミニッツメイド・パークに迎えた第1戦は、強力アストロズ打線がクリス・セールを攻略。なかでもホゼ・アルトゥーベが凄まじい輝きを放った。

 「3番・二塁」で先発出場したアルトゥーベは1回裏の第1打席で高めの速球を左中間スタンドへ叩き込み、先制本塁打を放ったアレックス・ブレグマンに続く二者連続の一発。3回裏の第2打席ではショートへの併殺打に倒れたが、5回裏の第3打席で再びセールの速球を捉え、またしても左中間スタンドへホームランを突き刺した。

 さらにアルトゥーベは7回裏の第4打席でも代わったばかりのオースティン・マドックスからレフトスタンドへの一発を放ち、なんと1試合3本塁打の大暴れ。ポストシーズンでの1試合3本塁打は史上9人目(ベーブ・ルースが2度記録しているため史上10度目)、二塁手としては2002年のリーグ優勝決定シリーズ第5戦で3本塁打を放ったアダム・ケネディ(当時エンゼルス)に次ぐ史上2人目の快挙を成し遂げた。

 「3本もホームランを打てたのは本当に良かったよ」と試合を振り返ったアルトゥーベ。「大切なのは今日の試合に勝てたということだ。ホームでの最初の試合に勝つことができた。今日の試合ではとても良いプレイができたと思うよ。チーム全員が大きなエネルギーを持ってプレイしていた。オフェンス面もディフェンス面も良かったね。これが僕たちなんだ。明日も良いゲームをしたいね」

 難敵・セールを攻略し、最高のスタートを切ったアストロズ。その快勝劇の中心にいたのは、間違いなくアルトゥーベだった。

 

ポストシーズン1試合3本塁打
①ベーブ・ルース(ヤンキース:1926年ワールドシリーズ第4戦)
②ベーブ・ルース(ヤンキース:1928年ワールドシリーズ第4戦)
③ボブ・ロバートソン(パイレーツ:1971年リーグ王者決定シリーズ第2戦)
④レジー・ジャクソン(ヤンキース:1977年ワールドシリーズ第6戦)
⑤ジョージ・ブレット(ロイヤルズ:1978年リーグ王者決定シリーズ第3戦)
⑥アダム・ケネディ(エンゼルス:2002年リーグ王者決定シリーズ第5戦)
⑦エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ:2011年地区シリーズ第4戦)
⑧アルバート・プーホルス(カージナルス:2011年ワールドシリーズ第3戦)
⑨パブロ・サンドバル(ジャイアンツ:2012年ワールドシリーズ第1戦)
⑩ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:2017年地区シリーズ第1戦)


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