English Español 韓国語

【戦評】アストロズ打線がセールを攻略し初戦を制す

2017.10.6 10:55 Friday

 チームOPS.823を誇り、両リーグ最多の896得点を叩き出したアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールを攻略。西部地区王者のアストロズと東部地区王者のレッドソックスが激突する地区シリーズは、アストロズの快勝で幕を開けた。

 試合は初回から動いた。1回裏、アストロズはアレックス・ブレグマンとホゼ・アルトゥーベの二者連続本塁打で2点を先制。レッドソックスは2回表にサンディ・レオンのタイムリー、4回表にラファエル・ディバースの犠飛が出て一度は同点に追い付いたものの、直後の4回裏にアストロズがマーウィン・ゴンザレスのタイムリー二塁打で2点を勝ち越した。さらにアストロズは5回裏にアルトゥーベが2本目のホームランを放ち、6回裏にはセールが無死二、三塁のピンチを作って降板した後、一死満塁からブライアン・マッキャンのタイムリーで2点を追加。7回裏にはアルトゥーベのこの日3本目となるトドメの一発が飛び出した。

 「今日は打線全員がしっかり仕事をしてくれたね。良い打席のない打者は一人もいなかった。我々の攻撃力を証明できたんじゃないかな」とA.J.ヒンチ監督はセールを攻略した打線の働きを絶賛。「このような大舞台では試合の流れを引き寄せる一打が必要だ。上位から下位までしっかり役割を果たしてくれた。良い打席を過ごそう、というのが我々のテーマの一つなんだ」

 6回2失点と先発の役割を果たしたアストロズのジャスティン・バーランダーとは対照的に、セールは6回途中7失点でノックアウト。ブレグマンに1本、アルトゥーベに2本の計3本塁打を浴びた。「俺たちは戦い続けるだけだよ。今日の試合は俺の責任だ。敗戦の全ての責任は俺にある。でも、俺以外に24人の選手がいる。彼らがきっと明日、勝ってくれるはずさ」とセールは自身のピッチングを悔やみつつも、チームメイトへの信頼を口にした。

 第1戦に続いてアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われる第2戦にはダラス・カイケル(アストロズ)とドリュー・ポメランツ(レッドソックス)の両左腕が先発予定。アストロズが王手をかけるのか、それともレッドソックスが意地を見せてタイに戻すのか。白熱した好ゲームを期待したい。


 関連ニュース

  10月6日 アルトゥーベ ポストシーズン史上9人目の1試合3本塁打

  10月5日 アルトゥーベ&コレア アストロズ二遊間コンビの友情

  9月29日 【戦評】レッドソックス大敗 地区優勝は明日以降に持ち越し

  9月28日 アルトゥーベが4年連続シーズン200安打達成


 関連動画

  9月29日 コレアが試合を決める24号本塁打

  9月28日 アルトゥーベ エンドランを決めて4年連続200安打

  9月26日 アルトゥーベが死球で途中交代

spotvnow