アストロズが連日の2桁安打でレッドソックスを圧倒
2017.10.7 13:15 Saturday
日本時間10月7日、レッドソックス対アストロズの地区シリーズ第2戦が行われ、アストロズが前日に続き2桁12安打8得点を挙げて8対2で勝利を収めた。これでチームは2連勝となりリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出に王手をかけた。
前日の試合ではアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールから7得点と勢いをつけた。そして迎えた今回の試合では今季17勝を挙げたドリュー・ポメランツを迎え撃つ。第1戦では初回から得点した強力アストロズ打線はこの第2戦も同様に相手先発の立ち上がりを攻め立てた。3番のホゼ・アルトゥーベが2死から左安で出塁すると続く4番のカルロス・コレアがカウント2-2から8球目のフォーシームを打ち、これが先制2ランとなって幸先のよいスタートを切った。打線はその後も3回裏の攻撃ではジョージ・スプリンガーの本塁打やアルトゥーベの適時打などで1対4とリードを広げ、ポメランツを3回途中、5被安打4失点で降板させた。
一方のアストロズの先発、ダラス・カイケルは初回に2死二・三塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点。その後は2回表にジャッキー・ブラッドリーJr.に適時打を浴びて1点を失うも崩れることなく5回2/3を96球、3被安打 7奪三振 1失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。
このまま負ける訳にはいかないレッドソックスは6回裏にレギュラーシーズンでは先発の一角を担っていたエドゥアルド・ロドリゲスを登板させて失点を防ぎにいった。先頭打者のマーウィン・ゴンザレスが遊撃への内野安打で出塁すると、続くブライアン・マッキャンが死球で一塁へ歩いたところでアディソン・リードにスイッチした。この回から登板したロドリゲスもリードもアストロズ打線を抑えられず、4失点を喫して1対8と流れを変えることはできなかった。打線も最終回に1点を返すのがやっとで前日と同スコアで試合終了となった。
この地区シリーズでアストロズのチーム打率は脅威の.343 長打率.686 16得点を記録している。このままの勢いで次のステージへと駒を進めるのか、それともレッドソックスが巻き返しをするのか次の戦いに大きな注目が集まる。
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