ワールドシリーズの最優秀ブルペンはアストロズ
2017.11.2 17:55 Thursday
アストロズが第7戦までもつれる熱戦を制し、ドジャースを破って球団史上初の世界一に輝いた2017年のワールドシリーズ。両軍ともブルペン陣に疲れが見え始め、両監督が継投に苦労するシーンも見受けられたが、アストロズのブルペンがワールドシリーズの「最優秀ブルペン」に選出された。
計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(週あたり合計100ポイントで優秀だと考えられている)。なお、ポストシーズン期間の「最優秀ブルペン」もこのルールに従って計算されたポイントを参考に選出されている。
・1アウト=+1.5ポイント
・1奪三振=+1.5ポイント
・1セーブ=+5ポイント
・1被安打=-2ポイント
・1自責点=-4ポイント
・1非自責点=-2ポイント
・1与四球=-1ポイント
・1セーブ失敗=-5ポイント
両軍のポイントを計算するとドジャースが65ポイント、アストロズが40ポイントとともに物足りない数字。ドジャースは第6戦と第7戦でブルペン陣が好投し、最終的には救援防御率を3.57まで向上させたが、アストロズは救援防御率5.86という体たらくだった。それでも第7戦では先発ランス・マカラーズJr.のあとを受けたブラッド・ピーコックが2回無失点、試合を締めくくったチャーリー・モートンが4回1失点と好投するなど、ブルペン4投手が計6回2/3を投げて1失点と安定したパフォーマンス。ドジャースに反撃を許さず、球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。試合途中にはダラス・カイケルやジャスティン・バーランダーが投球練習を開始する姿も見られたが、結局両エースの力を借りることなく試合終了。「僕たちは本当にタフな打線を抑えたよ」とモートンが語ったように、ブルペン陣の頑張りなしには世界一に辿り着けなかったはずだ。モートンは「最初は力が入り過ぎていたけど、徐々に安定し、良い球を投げられるようになった」と第7戦のピッチングを振り返っていた。
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