English Español 韓国語

日本でプレイ経験のあるミューレンがヤンキースの新監督候補に

2017.11.14 18:45 Tuesday

 現時点で唯一、監督の座が空席となっているヤンキース。新監督候補として様々な名前がメディアを賑わせているが、さらに新たな名前が候補者リストに加わった。MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、ジャイアンツのベンチコーチであるヘンスリー・ミューレンがヤンキースの面談を受けるようだ。

 ミューレンはかつて、ヤンキースのトップ・プロスペクトだった。1990年にはAAA級で打率.285、26本塁打、96打点をマークし、1991年開幕前のベースボール・アメリカのプロスペクト・ランキングでは全体30位にランクイン。しかし、メジャーでは思うような成績を残せず、1994年からの3シーズンは日本球界でプレイした(1994年は千葉ロッテ、1995年からの2年間はヤクルト)。2010年からはジャイアンツで打撃コーチを務め、今季終了後にベンチコーチへ配置転換。また、ベネズエラのウィンター・リーグやワールド・ベースボール・クラシックでの監督経験も持っている。

 現在、ブライアン・キャッシュマンGMがフロリダ州オーランドで行われているGM会議に出席しているため、新監督候補との面談は一時中断している。キャッシュマンは面談予定の候補者を明らかにしていないものの、ミューレンはアーロン・ブーンやジェリー・ヘアーストンJr.とともに、次の面談予定者グループに入っていると見られている。

 キャッシュマンは「急がなければならないのはわかっているけど、(監督決定には)正しいステップを踏まなければならない」と語り、慎重に新監督選びを進めていく方針を明らかにしている。キャッシュマンによると新監督選びはまだ「初期段階」だという。

 ミューレン、ブーン、ヘアーストンJr.のほか、現ベンチコーチのロブ・トムソン、インディアンスやマリナーズで監督を務めたエリック・ウェッジなど少なくとも10人以上の名前が新監督候補として取り沙汰されており、新監督決定までにはまだしばらく時間が掛かる見込み。ジョー・トーレが12年、ジョー・ジラルディが10年にわたって監督を務めたヤンキースだが、その後を継ぐのはいったい誰になるのだろうか。


 関連ニュース

  11月10日 アーロン・ブーンがヤンキースの新監督候補に浮上

  11月9日 ヤンキースの新監督探しがスタート 面接1人目はトムソン

  11月7日 ジラルディ解任の理由はコミュニケーション能力への懸念?

  11月1日 ジラルディ 解任について「驚いたし落胆した」


 関連動画

  11月4日 田中将大 来季もヤンキースでプレー

  10月26日 2017年ヤンキース名場面集

spotvnow