ジラルディ 解任について「驚いたし落胆した」
2017.11.1 11:55 Wednesday
ジョー・ジラルディは来季も引き続きヤンキースの指揮を執ることを望んでいた。ジラルディは球団から契約を延長しない旨を伝えられた際、「驚いたと同時に落胆した」という。10年間にわたるヤンキース監督生活を終えたジラルディが現在の心境を語っている。
リーグ優勝決定シリーズにおいてアストロズの前に3勝4敗で敗退したヤンキース。ジラルディが「我々が過ごしたシーズン、チームが見せた成長のことを考えれば、来季も引き続き指揮を執ることになるだろうと考えていた」と振り返ったように、今季のヤンキースは戦前の予想を大きく上回る躍進を遂げた。「間違いなく、ヤンキースには才能豊かな選手が大勢いるし、優れた若手選手も非常に多い。私はとても楽しみにしていたんだよ。来季もチームを率いることができると思っていた」とジラルディは語る。
しかし、ジラルディには11年目のシーズンはやってこなかった。ジラルディによるとブライアン・キャッシュマンGMとの会話は極めて短いものだったようだ。「ブライアンは私に球団が異なる方向へ向かうことを伝えてきた。数分間話をして、そのあともう少し話しただけだったかな。この組織や選手たちの成長を楽しみにしていたから、落胆したよ」。
その一方でジラルディはヤンキースへの感謝も忘れてはいない。「本当に感謝している。10年間も監督を務めることができたのだから。NFL、NBA、NHL、カレッジ・フットボール、カレッジ・バスケットボールの監督やヘッドコーチのうち、どれだけの人が10年間も同じ場所で指揮を執ることができるんだい?10年間もここに居られて、私は本当に幸運だったよ。10年間も私に監督を任せてくれたスタインブレナー一家やキャッシュマンGMには感謝している」。
今後については現段階では未定だが、ジラルディは監督業を続けることに意欲を見せつつも、テレビでの解説者としての仕事や、コミッショナー事務局での業務にも興味を示しているようだ。ヤンキースで過ごした10年間で910勝710敗(勝率.562)という成績を残した名将の、次なるステージでの活躍にも注目だ。
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