有望株・トーレス 正三塁手として開幕ロースター入りの可能性も
2017.11.15 12:54 Wednesday
アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノら若手選手の活躍が目立っているヤンキースに新たな戦力が加わろうとしている。ブライアン・キャッシュマンGMは球団No.1プロスペクトであるグレイバー・トーレスが来季の正三塁手候補の一人であることを明らかにした。
今季のトーレスは利き腕ではない左肘のトミー・ジョン手術を受けたため、6月にシーズン終了。AA級とAAA級で計55試合のみの出場に終わったが、2階級合計で打率.287、7本塁打、OPS.863をマークして成長を感じさせた。来春のスプリング・トレーニングまでには万全の状態となる見込みであり、チェイス・ヘッドリーらと正三塁手の座を争うことが予想される。
「グレイバー(・トーレス)がメジャーのキャンプに参加して競争するのは当然だと思うよ。AAA級でスタートさせるのが最も無難だけどね。どの選手についてもロースター入りの可能性やレギュラー争いの可能性を否定することはできないよ」とキャッシュマンは語っている。
トッド・フレイジャーがフリーエージェントとなり、現時点ではヘッドリーを一塁から三塁に戻すのが有力なオプションとなっている。しかし、トーレスのほか、タイラー・ウェイド、ミゲル・アンドゥハーといった若手内野手もおり、球団はこれらの選手を競争させる方針だ。トップ・プロスペクトのトーレスがメジャー昇格目前となっており、外部からレギュラー級の三塁手を補強する可能性は低いと見られる。
来月21歳の誕生日を迎えるトーレスは、昨年7月にヤンキースがアロルディス・チャップマンをカブスへトレードした際のメインピースとしてヤンキースへ加入。優れた選球眼を誇り、今季はAAA級での23試合で打率.309、出塁率.406をマークしている。また、今季はメジャー昇格後を見据えて二塁や三塁での出場が増えていたが、長くショートに留まれるだけの肩の強さや守備能力を誇っており、数年後には正遊撃手を務めている可能性も十分。来季のヤンキースはトーレスの昇格によりさらに魅力的なラインナップとなりそうだ。
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