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カージナルスがスタントン獲得に向けて正式オファー

2017.11.20 16:49 Monday

 日本時間11月18日にジャイアンツがマーリンズに対してジャンカルロ・スタントン獲得のオファーを提示したと報じられてから2日、カージナルスもマーリンズに対してオファーを出したようだ。この2球団以外にもスタントン獲得を狙う球団は多数存在し、レッドソックスなど数球団も数日以内にオファーを出すと見られている。

 日本時間11月20日、MLB.comのジョン・ポール・モロシが「カージナルスがスタントン獲得への正式なオファーをマーリンズへ提示した」との情報を伝えた(球団からの正式発表はなし)。スタントンには10年2億9500万ドルという巨額の契約が残っているほか、スタントンは全球団に対するトレード拒否権を持っており、また、両海岸(特に西海岸)のチームを好むのではないかという報道が出るなど、トレードに関して様々な情報や憶測が飛び交っている。

 カージナルスは早い段階からスタントン獲得候補の1つに挙げられていたチームであり、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体100位以内の6人を送り込むなど、交換要員となる有望株も豊富に持ち合わせている。「中軸を任せられる強打者」という補強ポイントにも合致するだけに、なんとか争奪戦を制したいところだが、両海岸に本拠地を置くチームを希望しているとの報道がやや気掛かりだ。

 一方、ジャイアンツは交換要員としての有望株がやや人材不足の感はあるが、スタントンの残り契約の大半を受け入れることで交換要員のハードルを下げる戦略だ。先発右腕のジョニー・クエイトを交換要員として差し出す用意があるとの報道も出ている。正右翼手のハンター・ペンスが来季はプラトーン要員に格下げになる可能性があることをボビー・エバンスGMが示唆しており、ポジションの面でも問題はない。今季は両リーグ最少の128本塁打に終わっただけに、59本塁打を放ってナ・リーグMVPに輝いたスタントンは喉から手が出るほど欲しい存在だろう。

 スタントンを手に入れるのはカージナルスか、ジャイアンツか、それとも別のチームか。いよいよ本格化しつつあるスタントン争奪戦の行方から目が離せない。


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