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レッドソックス J.D.マルティネスに5年1億ドルを提示か

2018.1.18 10:00 Thursday

 J.D.マルティネス獲得レースの本命に挙げられているレッドソックスだが、どうやらレッドソックスが提示しているオファー内容とマルティネス側が希望している契約条件の間には大きな開きがあるようだ。

 ESPNのバスター・オルニーによると、レッドソックスがマルティネスに提示したオファーは総額1億ドル規模の5年契約。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスが年平均3000万ドルの少なくとも6年契約を求めていることを報じており、レッドソックス側のオファーである5年1億ドルとマルティネス側の希望である6年1億8000万ドルの間には埋めがたい大きな開きがあることになる。

 昨季のマルティネスは119試合のみの出場で45本塁打を放つというメジャー新記録を樹立。特に7月中旬にタイガースからダイヤモンドバックスへ移籍してからは62試合で29本塁打、65打点と打ちまくり、ダイヤモンドバックスのワイルドカード獲得に大きく貢献した。同期間でマルティネス以上の本塁打と打点を記録したのはナ・リーグMVPに輝いたジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ)だけだった。

 マルティネス獲得に興味を示しているのはもちろんレッドソックスだけではなく、ダイヤモンドバックスもチームに不可欠な戦力となったスラッガーの呼び戻しを目指していることが報じられている。レッドソックスはすでにアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツとレギュラー外野手3名が確立しており、マルティネスが加入する場合には主に指名打者として起用される可能性が高い。しかし、マルティネスは指名打者として起用されることを望んでおらず、この点でダイヤモンドバックスが優位ではないかと見る向きもあるようだ。

 マルティネス側はスプリング・トレーニング開始後も希望条件に合うオファーを待ち続けることを厭わない姿勢を示しており、レッドソックスがマルティネスを獲得するためにはオファー内容の引き上げが不可欠だろう。念願のスラッガー獲得は実現するのか。今後の動向に注目したい。


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