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レッズがスアレスとの年俸調停に勝利 今季年俸は375万ドル

2018.2.7 15:30 Wednesday

 日本時間2月7日、エウヘニオ・スアレス(レッズ)の年俸調停が行われ、球団側が主張していた年俸375万ドルが認められた。昨季、攻守両面で大きな成長を遂げたスアレスだったが、年俸調停1年目で自身が主張した年俸420万ドルを認めてもらうことはできなかった。

 レギュラーに定着して2年目を迎えた昨季のスアレスは、156試合に出場して打率.260、26本塁打、82打点をマークした。打撃3部門で前年から成績を向上させただけでなく、四球の数を前年の51から84へと大幅に増加させ、出塁率は前年から50ポイントも上昇(.317→.367)。長打率も同じく50ポイント上昇(.411→.461)しており、OPSに至っては前年から100ポイントの大幅アップ(.728→.828)となった。

 また、三塁の守備ではコンバート1年目の2016年は23失策(三塁手リーグワースト)、守備率.942とミスが目立っていたが、昨季は失策をわずか9個にとどめ、守備率.976(三塁手リーグ3位)を記録。守備防御点(+1→+5)やUZR(+0.7→+5.8)といったその他の指標でも成績を向上させており、「拙守の遊撃手」として知られたかつての姿はもはや過去のものとなった感がある。

 攻守両面で成績を向上させた結果、総合的な貢献度を表すWAR(FanGraphs版)の値は前年の1.7から4.1へと急上昇し、三塁手ではアンソニー・レンドン(ナショナルズ)、クリス・ブライアント(カブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、ジャスティン・ターナー(ドジャース)に次いでリーグ5位にランクイン。リーグは違うものの、エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)やマニー・マチャド(オリオールズ)を上回っていたと言えば、その凄さは伝わるだろうか。

 なお、レッズはまだ正二塁手のスクーター・ジェネットとの年俸調停を残しており、球団側は年俸510万ドル、選手側は年俸570万ドルを主張している。年俸調停に敗れたスアレスには、来オフに大幅昇給を勝ち取ることができるような大活躍を期待したいところだ。


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