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スタインブレナー共同オーナーはさらなる有望株の台頭に期待

2017.11.17 12:40 Friday

 一年前、ヤンキースのハル・スタインブレナー共同オーナーはアーロン・ジャッジが正右翼手に定着することを期待していた。ジャッジはその期待に応えたどころか、期待以上の大活躍を見せて新人王を受賞。そして、スタインブレナーはさらなる有望株の台頭に期待を寄せている。

 「我々は転換期を迎えている。ジャッジや(グレッグ・)バード、(ゲーリー・)サンチェスをトレードしなかったことはその一部だし、我慢強く起用し続けた(ルイス・)セベリーノも結果を残した。我々は正しい方向へ向かっていると思うよ」とスタインブレナーは生え抜きの若手選手を主体としたチーム作りに手応えを感じている。

 さらに、スタインブレナーは球団1位のプロスペクトであるグレイバー・トーレスのほか、同2位のチャンス・アダムス、同5位のミゲル・アンドゥハーらへの期待を口にした。「アンドゥハーが内野のどこかでレギュラーを獲ることを期待しているよ。彼は8月にAAA級でよく打っていたし、守備も大きく改善された。アダムスも来季のどこかで昇格してくるだろう。ドミンゴ・ヘルマンも良くなっているよね」

 「アリゾナ秋季リーグを見てみると、ジャスタス・シェフィールドが活躍しているし、アルベルト・アブレイユもよくやっている。彼らは今、AA級(やそれ以下のクラス)にいるけど、すぐにAAA級へ昇格するだろう。メジャー昇格の準備ができるまでに2ヶ月も掛からないんじゃないかな」とその他の若手有望株についても言及した。

 「ワールドシリーズを狙うチームを作るのに2億ドル以上のペイロールは必要ないんだ」と語るスタインブレナー。ジャッジ、サンチェス、セベリーノといった若手選手の台頭により、外部からベテラン選手を補強するのに大金を投じる必要がなくなり、その言葉は現実となりつつある。実際、今季はワールドシリーズ進出まであと1勝に迫ったのだ。ジャッジらに続く新たな若手選手が台頭すれば、スタインブレナーの言葉はいよいよ実現するはず。若手選手を中心に生まれ変わりつつあるヤンキースの来季の戦いに注目だ。


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