マーリンズが選手層強化 リベラ&シャックとマイナー契約
2017.11.27 15:33 Monday
新オーナーグループの経営方針により、年俸総額の削減に動いているマーリンズ。来季の躍進のためには安価で獲得した「掘り出し物」の活躍が必要不可欠だが、日本時間11月25日、マーリンズはメジャー経験のある2選手とマイナー契約を結んだことを発表した。
マーリンズとマイナー契約を結んだのは内野手のヤディエル・リベラと外野手のJ.B.シャック。今回のマイナー契約にはスプリング・トレーニングへの招待が含まれており、両選手は招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指して競争することになる。開幕ロースターに残れなかった場合は、そのままマイナーでプレイし続けてメジャー昇格の機会を待つか、フリーエージェントとなって新たな契約先を探すのが通常のパターンである。
リベラは現在25歳。2015年にブリュワーズでメジャーデビューを果たし、この年は7試合、昨季は自己最多の35試合、そして今季は1試合に出場した。メジャーでの通算成績は打率.183(82打数15安打)、0本塁打、3打点、OPS.434。マイナーでも通算打率は.240止まりであり、打撃面で多くを期待できる選手ではない。守備では遊撃が本職ながら、二塁と三塁も守ることができ、内野のユーティリティとしての働きが期待できる。JTリドルやミゲル・ロハスといった内野手が開幕ロースター入りに向けてのライバルとなりそうだ。
一方のシャックは現在30歳。2011年にアストロズでメジャーデビューを果たし、2013年にはエンゼルスで自己最多の129試合に出場して打率.293、2本塁打、39打点、OPS.697をマークした。その後はインディアンス、ホワイトソックスを渡り歩き、ツインズとマイナー契約を結んだ今季はメジャーでの出場機会がなかった。今季AAA級では123試合に出場し、打率.259、4本塁打、37打点、OPS.693をマークしている。レフトを中心に外野3ポジションを守ることができるため、現時点では退団したイチローの穴埋め候補1番手と言える存在だ。
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