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レッドソックスがシュワーバー獲得を検討中?

2017.12.11 16:43 Monday

 打線の中軸のアップグレードを目指している今オフのレッドソックス。同地区ライバルのヤンキースがジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得に成功し、宿敵との優勝争いを制するためには打線の軸となる強打者が必要だ。そして、獲得候補の一人としてカイル・シュワーバー(カブス)の名前が浮上している。

 オフシーズン当初からレッドソックスのメインターゲットはフリーエージェントのJ.D.マルティネスないしエリック・ホズマーであると目されている。しかし、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は就任以来、トレードによる大型補強を進めてきた。フリーエージェント市場の動きを注視しつつ、ドンブロウスキーが強打者獲得の大型トレードを仕掛けたとしても決して驚きではない。

 ESPNのスコット・ローバーによると、レッドソックスはシュワーバーの獲得に興味を示しているようだ。ムーキー・ベッツ、ダスティン・ペドロイア、ザンダー・ボガーツ、ハンリー・ラミレスと上位打線には右打者が並んでおり、左打者のシュワーバーが加入すれば左右のバランスを向上させることができる(ボガーツ、アンドリュー・ベニンテンディ、ベッツ、シュワーバー、ラミレス、ラファエル・ディバースといったジグザグ打線も可能)。また、外野守備を苦手とするシュワーバーにとってア・リーグの球団へ移籍して指名打者を務めるのは間違いなくベストの選択肢である。

 カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長はグラウンド外の部分においてもシュワーバーを高く評価しており、トレードについては消極的な態度をとっている。不調のシーズンでさえ30本塁打を放ったスラッガーを簡単に手放すつもりはないようだ。しかし、ドンブロウスキーには「デービッド・プライス放出」という切り札がある。カブスはジェイク・アリエタに代わる先発ローテーションの柱を探しており、ジョー・マドン監督とジム・ヒッキー投手コーチはレイズ時代にプライスを指導していたという縁もある。また、プライスはボストンのメディアとの関係が悪化しており、レッドソックス加入後のプライスが期待通りのパフォーマンスを見せることができていないという現状を考えると、シュワーバーとプライスを軸とした超大型トレードが成立する可能性はゼロではないだろう。

 日本時間12月11日にスタートしたウィンター・ミーティング。同15日までの5日間のうちに、全米を揺るがす超大型トレードが成立するかもしれない。


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