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レッドソックス ユーキリスら5人の球団殿堂入りが決定

2017.12.1 14:53 Friday

 日本時間12月1日、レッドソックスはデレク・ロウ、ケビン・ユーキリス、マイク・ローウェル、バック・フリーマン、アル・グリーンの5名が球団殿堂入りを果たしたことを発表した。ロウは2004年、ユーキリスとローウェルは2007年のワールドシリーズ制覇時に主力選手として活躍した。

 「とても光栄だし、とても恐縮だし、ちょっと驚いているよ」と語ったのはユーキリス。チームが「バンビーノの呪い」を解き、86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2004年にメジャーデビューを果たし、2007年は打率.288、16本塁打、83打点、OPS.843をマークしたようにすでに主力選手へと成長していた。2008年からは3年連続で打率.300、OPS.950をクリアするなど打線の軸として活躍。レッドソックスでプレイした9シーズンで打率.287、133本塁打、564打点、OPS.875をマークした。ユーキリスは「まだ信じられないよ」と驚きを隠せない様子ながらも、球団殿堂入りの喜びを噛み締めていた。

 シンカーを武器に活躍したロウは、1997年7月末にヒースクリフ・スローカムとのトレードでジェイソン・バリテックとともにレッドソックスへやってきた。将来の主力投手と正捕手を同時に獲得したこのトレードは、球団史上最高のトレードの一つに数えられている。リリーバーとして頭角を現し、2000年には42セーブで最多セーブのタイトルを獲得したが、2002年に先発転向。いきなり21勝を挙げ、ドジャースを経てブレーブスでプレイした2010年まで9年連続で2ケタ勝利を記録。2002年4月には本拠地フェンウェイ・パークでノーヒッターを達成した。レッドソックスで過ごした8シーズンの通算成績は384試合(うち111先発)で70勝55敗85セーブ、防御率3.72となっている。

 強打の三塁手として活躍したローウェルは、2005年オフにハンリー・ラミレスらとの3対4のトレードでジョシュ・ベケットらとともにレッドソックスに加入。これを機にユーキリスは三塁から一塁へ本格コンバートされることになった。レッドソックス2年目の2007年は打率.324、21本塁打、120打点、OPS.879という素晴らしい成績を残し、ワールドシリーズではMVPを受賞。地区シリーズやリーグ優勝決定シリーズでも好成績を残しており、間違いなく世界一の立役者の一人だった。レッドソックスでプレイした5シーズンで打率.290、80本塁打、374打点、OPS.814をマークしている。

 フリーマンは1890年代末から1900年代にかけて活躍した好打の外野手。1903年に本塁打王、1902年と1903年に打点王に輝くなど、レッドソックスでプレイした7シーズンで打率.286、48本塁打、504打点、OPS.781をマークした。グリーンは主にフェンウェイ・パークのインフォメーション・ブースで44年間にわたって活躍した球団職員であり、元選手以外では今回唯一の選出となった。


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