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【戦評】カーショウ14勝目 ドジャース最高勝率ターン

2017.7.10 15:48 Monday

 ドジャースの勢いが止まらない。球団史上初めてロイヤルズをスイープし、直近30試合で26勝4敗の快進撃。気付けば開幕から驚異のペースで白星を積み重ねていたアストロズを追い抜き、両リーグ最高勝率(61勝29敗、勝率.678)で前半戦を終えることになった。

 先発のクレイトン・カーショウは4回表にエリック・ホズマーに12号ツーランを浴びたものの、失点はこれだけ。わずか99球で9イニングを投げ抜き、13奪三振、無四球という見事なピッチングで両リーグ最多となる14勝目をマークした。ドジャースの投手が前半戦で14勝以上をマークしたのは1966年に15勝を挙げたサンディ・コーファックス以来51年ぶり。100球未満で完投した投手が13奪三振以上を記録したのはメジャー史上初の快挙だった。

 ドジャース打線は3本塁打でカーショウを援護。なかでも「ファイナル・ボート」でオールスター・ゲーム初出場を決めたジャスティン・ターナーは2本塁打を放つ活躍を見せた。「誰と対戦しているかなんて彼には関係ないんだ。ずっと状態が良いみたいだから。彼のスカウティング・レポートを持っているわけじゃないけど、彼には弱点がないように見える。彼を全てのことをしっかりやってのける。だからこそ、彼はオールスターに選ばれたんだよ」とカーショウは頼れる同僚の活躍に賛辞を贈った。

 ドジャース、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの3球団による熾烈な争いが続いていたナ・リーグ西部地区だが、ダイヤモンドバックス、ロッキーズとの直近の直接対決をいずれもスイープするなど、絶好調のドジャースが頭一つ抜け出した。オールスター・ブレイク明けには下位球団との対戦が続くため、ドジャースが現在の驚異的な快進撃を維持する可能性も十分にある。シーズン110勝ペースで白星を積み重ねるドジャースがどこまで快進撃を続けるのか。現在の調子を維持できるのであれば、1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ制覇も夢ではなさそうだ。


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