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【戦評】ドジャース11連勝 前田は5回1失点で8勝目

2017.7.20 17:47 Thursday

 前田健太が5回1失点と先発の役割を果たし、クリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデスら右打者が左腕カルロス・ロドンを攻略。投打がガッチリと噛み合ったドジャースが連勝を今季最長の11に伸ばし、118年ぶりとなる「35戦31勝」を記録した。

 「我々は試合に勝てる、という我々が持っている自信はホンモノだよ」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督は語る。6連勝→●→10連勝→●→○→●→3連勝→●→11連勝ときて直近35試合で31勝4敗。開幕95試合で66勝以上を記録したのは2001年のマリナーズ以来16年ぶり、ナ・リーグでは1970年のレッズ以来47年ぶりであり、これだけ勝っていれば「自信」が「確信」に変わっていくのも当然のことだろう。

 先発の前田は初回にメルキー・カブレラに12号ソロを浴びて1点を失ったものの、その後は走者を出しながらも要所をしっかり抑えて5回1失点。先発の役割をしっかり果たし、8勝目(4敗)をマークした。ロバーツ監督は「我々は話し合わなければならないね」と今後の前田の起用法については明言を避けたが、「彼をどこに配置するかは現時点ではわからない。でも、彼はチャンスを得るために、できることを全てやってくれているよ」と前田の好投に賛辞を贈った。

 この試合のドジャースは左腕ロドン対策として右打者をスタメンに多く並べたが、これが大当たり。1番に起用されたテイラーは先頭打者アーチを含む3安打2打点の活躍を見せ、7番に入ったヘルナンデスはロドンから2打席連続本塁打を放った。前日に規定打席に到達して首位打者に躍り出たジャスティン・ターナーも2安打1打点。右打者ながら昨季は左投手に打率.209、OPS.640と苦戦したが、今季は打率.442、OPS1.361とカモにしており、左投手に対する成績向上が今季の好成績を支えていると言っても過言ではない。

 やることなすことがすべて上手くいっている感のある現在のドジャース。このペースを維持するのは容易なことではないが、今季のドジャースには期待をしてしまうのも事実である。目指すは1988年以来のワールドシリーズ制覇。ドジャースの快進撃がどこまで続くのか注目だ。


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