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ツインズがブレーブスのハイメ・ガルシア獲得へ

2017.7.21 11:05 Friday

 先発投手の補強を目指していたツインズが、ブレーブスからハイメ・ガルシアを獲得するトレード交渉の最終段階に入ったようだ。ブレーブスはツインズから若手有望株1名を獲得し、1対1のトレードになると見られているが、現時点では両球団から正式な発表はない。

 31歳の左腕・ガルシアは昨年12月に8シーズンを過ごしたカージナルスからトレードでブレーブスに加入し、今季ここまで17試合に先発して3勝7敗、防御率4.33とやや期待外れのパフォーマンスに終わっていた。2桁勝利4度の実績を誇るが、故障が非常に多い投手であり、また、2014年以降与四球率が年々悪化しているのも気になるところである。

 ブレーブスは日本時間7月21日のAAA級の試合でアーロン・ブレアが先発を回避しており、ガルシアのトレードが成立すれば、ガルシアが先発予定となっている明日の試合でブレアが先発に起用されるものと見られている。

 ポストシーズン進出を目指すツインズはアービン・サンタナ(11勝6敗、防御率2.99)とホゼ・ベリオス(9勝3敗、防御率3.50)の両右腕が安定したピッチングを続けているものの、その他の投手に安定感がなく、先発防御率4.91はリーグワースト3位の数字。ヘクター・サンティアゴ、フィル・ヒューズ、トレバー・メイと故障者も相次いでおり、ポストシーズン進出に向けて先発投手の補強が急務となっていた。

 ガルシアは今季終了後にFAとなり、今季の残り年俸はおよそ485万ドル。このうちのどれだけをブレーブスが負担するかによって、ツインズからブレーブスへ移籍する若手有望株の質も変わることになるだろう。ツインズはポストシーズン争いをしているとはいえ再建途上であり、本来であれば半年限りの「レンタル選手」の補強は避けたいところだが、サンタナとベリオス以外に信頼できる先発投手がいないという状況の中、動かざるを得ないと判断したようだ。

 なお、先日ツインズに加入したバートロ・コローンとガルシアはともに今季からブレーブスに加わった選手。ガルシアのトレードが成立すれば、再びチームメイトとなる。


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