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新加入・ヌニェスの起用法はどうなる?

2017.7.27 11:56 Thursday

 レッドソックスがマイナー2選手との交換でジャイアンツからエドゥアルド・ヌニェスを獲得してから一夜明けたが、レッドソックスのジョン・ファレル監督はヌニェスの起用法について明らかにしていない。ただし、少なくともヌニェスは定期的に先発出場の機会を得ることになると見られている。

 ヌニェスは今季ジャイアンツで76試合に出場して打率.308(302-93)、4本塁打、31打点、18盗塁、OPS.752をマーク。得点圏打率.409と勝負強さも発揮している。「彼は多くの打席を得ることになるだろう。そのために獲得したんだから。彼は今、とても調子が良いからね」とファレル監督も話しており、三塁を中心に遊撃、外野の両翼などユーティリティ性を生かしながら様々なポジションで出場機会を得ることになりそうだ。

 レッドソックスは有望株ラファエル・ディバースをメジャーへ昇格させたばかり。日本時間7月27日のマリナーズ戦ではメジャー初本塁打を含む2安打を放つなど20歳らしからぬパフォーマンスを見せており、首脳陣を悩ませている。ディバースをメジャーにキープしておくのであれば、右打者のヌニェスと左打者のディバースでプラトーンを組むのが現実的な選択肢だろう。「今すぐには決めなくていいから、現時点ではアナウンスすべきことはないよ」とファレル監督は話していたが、ヌニェスをロースターに登録するために枠を1つ空けなければならないのは事実である。

 考えられる選択肢は3つ。1つ目はディバースをマイナーへ送り返すこと。2つ目はディバースではなくデベン・マレーロをマイナーへ降格させること。マレーロの堅実な守備は貴重だが、ディバースに比べると打撃面での期待値は大きく劣る。そして3つ目は右手の故障に苦しむザンダー・ボガーツを故障者リストへ登録すること。ボガーツはオールスター前から右手の故障に起因するスランプに苦しんでおり、治療に専念させるのも悪い選択肢ではない。また、俊足を誇るヌニェスの加入により、ムーキー・ベッツを1番から再び中軸へ戻すことも可能になった。

 ファレル監督はロースター変更やラインナップについてどのような決断を下すのか。決断の時は刻一刻と迫っている。


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