第20週の最優秀ブルペンはナショナルズ
2017.8.21 12:54 Monday
MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第20週の最優秀ブルペンにはナショナルズが選出された。
計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
・1アウト=+1.5ポイント
・1奪三振=+1.5ポイント
・1セーブ=+5ポイント
・1被安打=-2ポイント
・1自責点=-4ポイント
・1非自責点=-2ポイント
・1与四球=-1ポイント
・1セーブ失敗=-5ポイント
第20週のナショナルズは16回(=48アウト)で22奪三振、3セーブを記録した一方、許した安打はわずか4本という素晴らしいパフォーマンスで合計91ポイントを獲得。クローザー不在のまま開幕を迎え、ブルペンの崩壊がチーム最大の弱点となっていただけに、トレードによるブルペンの補強を経て、開幕20週目にして嬉しい「最優秀ブルペン」初選出となった。チーム最多の3.1イニングを投げたマット・アルバースは防御率0.00、WHIP0.00と完璧なピッチング。クローザーのショーン・ドゥーリトルも3イニングを投げて同じく防御率0.00、WHIP0.00を記録し、3度のセーブ機会をすべて成功させた。ジョー・ブラントンも3試合に登板して無失点。現在、ライアン・マドソンが戦列を離れているが、ドゥーリトル、マドソン、ブランドン・キンツラーの加入により、ブルペンの安定感がグッと増した印象だ。ポストシーズンの戦いに向けてブルペンの不安定さが懸念されていたものの、第20週での安定感を維持できるのであれば、前半戦のようにチームの足を引っ張ることはなさそうだ。なお、獲得ポイント数の2位はマリナーズ(86.5ポイント)、3位はインディアンス(82.5ポイント)だった。
各週の最優秀ブルペン
第1週 ロッキーズ(98ポイント)
第2週 レッズ(119.5ポイント)
第3週 アストロズ(132.5ポイント)
第4週 エンゼルス(100.5ポイント)
第5週 インディアンス(125ポイント)
第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
第7週 アストロズ②(106ポイント)
第8週 ドジャース①(126ポイント)
第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
第10週 マリナーズ(87ポイント)
第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
第15週 オールスター週のため発表なし
第16週 ヤンキース(112ポイント)
第17週 カブス(118.5ポイント)
第18週 ヤンキース②(99ポイント)
第19週 ツインズ(114ポイント)
第20週 ナショナルズ(91ポイント)
(丸印は受賞回数)
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