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【戦評】ベッツ6打点 レッドソックスが地区優勝に前進

2017.9.13 12:29 Wednesday

 打っては3番ムーキー・ベッツが2本塁打を含む3安打6打点の大暴れ。投げては先発エドゥアルド・ロドリゲスが6回1失点の好投。投打が噛み合ったレッドソックスが11-1でアスレチックスに大勝し、この日敗れたヤンキースとのゲーム差を4に広げて地区優勝に一歩前進した。

 初回にジェッド・ラウリーのタイムリー二塁打であっさり先制を許したレッドソックスだったが、2回以降は完全にレッドソックスのペースだった。2回裏は先頭のサム・トラビスからの4連打で2点を奪って逆転に成功し、一死後にダスティン・ペドロイアのタイムリー、二死後にベッツの2点タイムリー三塁打が飛び出してこの回大量5得点。4回裏はベッツの20号ツーラン、5回裏はクリスチャン・バスケスとジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリー二塁打、6回裏はベッツの21号ツーランでそれぞれ2点を追加し、終わってみればレッドソックス打線は16安打11得点の大爆発だった。

 ベッツは今季すでに24盗塁を決めており、今日の2本塁打によって2年連続で「20本塁打&20盗塁」を達成。2年連続の「20-20」はレッドソックスの選手としては史上初の快挙となった。また、1試合2本塁打以上は今季362人目(延べ人数)。これは1999年と並びメジャーリーグ史上最多タイの数字となっている。さらに、ベッツは今季100人目の20本塁打到達者となったが、メジャー記録は昨年の111人。20本塁打まであと2本塁打以内に迫っている選手が18人おり、こちらも記録更新の可能性が高まっている。

 ヤンキースとの地区優勝争いもいよいよ大詰め。両軍の直接対決は残っておらず、現時点で4ゲーム差をつけて首位を走っているレッドソックスが有利な状況であることは間違いない。レギュラーシーズン最終カードであるアストロズ4連戦を除いて勝率5割未満のチームとの対戦が続くのも、レッドソックスにとっては好材料だ。地区優勝へのマジックナンバーは15。歓喜の瞬間がまもなくやってくる。


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