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プライス リリーバーとして戦列復帰の可能性も

2017.9.14 10:26 Thursday

 左肘の炎症により7月下旬から戦列を離れているデービッド・プライス(レッドソックス)の戦列復帰が近付いている。レッドソックスは日本時間9月15日にプライスと話し合いの場を設け、戦列復帰後の役割について議論するようだ。

 プライスは日本時間9月14日のアスレチックス戦の試合前、チームメイトを相手に実戦形式で3イニングを投げた。「実戦形式であと何回投げなければならないかはわからないけど、明日になって(肘の)状態が良ければ、もう何もやることはないよ」とプライスは自身のコンディションに手応えを感じている。プライスが公式戦で登板したのは日本時間7月23日のエンゼルス戦が最後である。

 プライスはとにかく投げたがっている。「今日は40球くらい投げたけど、感触は良かった。最後の方は力強いボールが投げられていたと思うよ。けれど、決断するのは僕じゃない。僕はどんな役割であれ、ただ投げたいだけだよ」と先発・リリーフを問わず、チームのために投げる意思があることを明らかにした。

 9月に入ってロースター枠が拡大していることもあり、プライスの役割については様々なオプションがある。もちろん、本来の先発として起用することも可能だが、先発の頭数は足りているため、プライスをブルペンに回すこともできる。「今のところは先発投手として戻ってきてもらうことを考えているよ」とジョン・ファレル監督は自身の構想を明らかにしたが、「少なくともあと1回、実戦形式の登板を見てからだね。あとはプライスのコンディション次第だよ」とプライスの復帰については慎重な姿勢を見せた。

 プライスはポストシーズンを含めると通算11試合のリリーフ経験があり、2勝0敗1セーブ、防御率2.95という成績を残している。ポストシーズンで先発投手として結果を残せていないことを考えると、決して盤石とは言えないブルペンの切り札的存在として起用するのもアリなのかもしれない。現時点で確実に言えるのは、プライスの戦列復帰が近付いているということだけだ。


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