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アストロズがア・リーグ編入後初の地区優勝!

2017.9.18 07:55 Monday

 地区優勝へのマジックナンバーを1としていたアストロズが、日本時間9月18日のマリナーズ戦に7-1で快勝。2013年にア・リーグ西部地区へ編入して以降初めて、2001年以来16年ぶりとなる地区優勝を成し遂げた。

 地区優勝を懸けた試合で先発のマウンドに上がったのは8月末のトレードでチームに加入したジャスティン・バーランダー。アストロズ加入後の2先発で計14イニングを投げて1失点と好投したベテラン右腕は、この試合でも7回1失点の好投を見せ、試合の流れを引き寄せた。打線は1点ビハインドの5回裏にデレク・フィッシャーの5号ツーランとマーウィン・ゴンザレスの22号ツーランで4点を奪い、逆転に成功。7回裏にもジョージ・スプリンガーに32号ソロ、カルロス・コレアに21号ツーランが飛び出し、合計4発の一発攻勢で好投するバーランダーを援護した。

 7-1と6点差がついたものの、A.J.ヒンチ監督は8回にクリス・デベンスキー、9回にケン・ジャイルズを起用する必勝リレーを展開。ジャイルズが一死から3連打を浴びて満塁のピンチを背負ったが、ネルソン・クルーズを空振り三振、カイル・シーガーをショートフライに打ち取り、歓喜の瞬間を迎えた。

 日本時間7月29日の時点で貯金は34を数え、シーズン100勝を軽く超えそうな勢いで勝利を積み重ねていたが、8月に入って11勝17敗と急失速。7月末のトレード・デッドラインでの補強失敗により選手の士気が低下したとの報道も出ていたが、8月末のバーランダー獲得をきっかけに盛り返した。バーランダーは加入後3戦3勝の活躍ぶり。バーランダーの獲得が地区優勝に繋がったことは言うまでもないだろう。

 チーム打率.282、815得点、OPS.824はいずれもリーグトップ。221本塁打もリーグ3位の数字だが、その一方で987三振はリーグ最少。確実性と破壊力を兼ね備えた強力打線がチームの快進撃を支えてきた。バーランダーが加入したとはいえ決して強力とは言えない投手陣を打線が援護することができれば、ポストシーズンでも十分に戦えるはず。次なる目標は2005年以来となるリーグ優勝、そして球団史上初となるワールドシリーズ制覇だ。


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