ヤンキースが2年ぶりのポストシーズンへ
2017.9.24 11:31 Sunday
昨日、ドジャースが地区優勝したことによって優勝未決定なのはナ・リーグ中地区とア・リーグ東地区の2地区のみとなった。そのア・リーグ東地区で首位のレッドソックスを追う2位のヤンキースが日本時間9月24日のブルージェイズ戦に勝利して2年ぶりのポストシーズンを決めた。
この試合前まででレッドソックスとの差は4ゲーム、残り9試合で逆転しなければならない。既に直接対決が終わっているため自力で勝っていくしかない。前日は田中将大が満塁弾を浴びるなど8失点で敗れてしまった。連敗は必ず避けたい大事な試合の先発マウンドにはソニー・グレイが立った。グレイはアスレチックスから移籍したが好投しても味方の援護に恵まれないこともあってヤンキースでは3勝6敗と負け越していた。ちなみに今回、対戦したブルージェイズとの通算対戦成績は7試合に登板して3勝3敗 防御率2.60となっている。
注目の立ち上がり。初回に安打と四球で1死一・二塁のピンチを迎えるが後続を打ち取って無失点に抑えた。しかし、3回裏の投球では7月末に青木宣親(現メッツ)と共にチームに加入したテオスカー・ヘルナンデスに中堅方向へのソロ本塁打を浴びてブルージェイズに先制点を与えてしまう。それでもグレイは崩れることなく打たせてとる投球で走者こそ背負うもその後は無失点投球を披露し、6回4安打1失点で降板した。
好投しているグレイを援護したい打線は5回表、1死一・二塁の場面からこの日「8番 一塁」としてスタメン出場していたグレッグ・バードが相手先発のジョー・ビアギニが投じた初球のカッターを捉えてその打球が右中間スタンドに飛び込む逆転3ランを放ち3対1と試合をひっくり返した。その後も後半に2点をとったヤンキースはそのままリードを守り切り、5対1で勝利。先発したグレイは2桁10勝目に到達した。
今回の勝利で2年ぶりのポストシーズン進出を決めたヤンキース。前回は一発勝負のワイルドカードゲームで敗退し、ワールドシリーズ制覇の夢は早くも散ってしまった。ちなみにレッドソックスもレッズを相手に5対0と勝利したため、ゲーム差はこの日も変わることなく、優勝マジックも5となったためにヤンキースにとってはさらに不利な状況となってしまった。それでも今回はポストシーズン進出の壁を突破することができた。次はギリギリまで地区優勝を諦めない。
関連ニュース
関連動画
9月21日 ジャッジ コローンからの45号で100打点に到達
9月20日 ジャッジ44号 新人本塁打記録まであと5本
9月15日 復調・ジャッジ スリーラン2発で6打点!
9月12日 4回に一挙5得点 T.フレイジャーがトドメのスリーラン
9月11日 ジャッジが1試合2ホーマーでシーズン40号到達
9月8日 ジャッジ リーグトップに並ぶ39号本塁打