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田中 5回途中7失点で日米通算150勝目はお預け

2017.9.9 13:56 Saturday

 大事な一番に7失点の大炎上―――ヤンキースの田中将大が日米通算150勝をかけて日本時間9月9日のレンジャーズ戦に臨んだ。しかし、5回途中8安打7失点と試合をつくることができず、今季11敗目(11勝)を喫した。それでも7奪三振を記録する意地をみせた。

 初回こそレンジャーズ打線を三者凡退に抑え、上々な立ち上がりをみせた田中。2回表にはヤンキースがジャコビー・エルズベリーの適時打などで4点を先制して田中を強力援、護したが、その裏から徐々に田中の投球が崩れていった。2回裏のレンジャーズの攻撃は4番のノマー・マザーラから。カウント3-1とストライクを取りにきた5球目のシンカーを痛打され、その打球は右翼スタンドへと飛び込んでいき、1点を返された。この回はマザーラの1本塁打のみで事なきを得た。

 負けじとヤンキース打線はディディ・グレゴリアウスの21号ソロで1点を追加し5対1と点差を広げる。それでも田中のピンチはまだ続いていた。3回裏にはデリノ・デシールズとエルビス・アンドルースに適時二塁打を浴びて2失点すると5回裏には途中、ワイルドピッチも絡み5対5の同点に追いつかれてしまう。チュ・シンスに二塁打を打たれたところで途中交代となり、この日は81球を投げた。田中の後を受けて2番手として登板したトミー・ケインリーもアンドルースに適時打を浴びてしまい、田中が7失点する形となってしまった。試合はその後もヤンキースリリーフ陣が踏ん張れず5対11で敗れた。

 田中のこれまでのレンジャーズとの対戦成績は3試合で0勝1敗 防御率4.50とキャリア4年間で未だに勝ち星がない(日本時間9月8日現在)。今季は日本時間6月24日にダルビッシュ有(現ドジャース)との日本人投手対決に臨み、8回無失点の好投も勝敗はつかなかった。今回も勝つことができず、ヤンキースとしては本日の敗戦で首位レッドソックスと4.5ゲーム差となり苦しい状況が続く。


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