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ジャッジ 新人歴代2位となるシーズン39本塁打

2017.9.8 10:30 Friday

 クリス・デービス(アスレチックス)にア・リーグ本塁打王の座を奪われたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が、日本時間9月8日のオリオールズ戦で今月2本目の一発を放ち、デービスと並んで再びア・リーグ本塁打王に浮上。そして、新人選手によるシーズン39本塁打は、1987年にマーク・マグワイアが記録した49本塁打に次ぐ新人歴代2位の記録となった。

 1回表の第1打席、オリオールズ先発のケビン・ゴーズマンが投じた高めのフォーシームを振り抜くと、打球は大きな弧を描いてセンター右へ吸い込まれた。ディディ・グレゴリウスのタイムリー二塁打で1点を先制した直後に飛び出した39号ツーラン。この一発により、ジャッジは1956年に38本塁打を放ったフランク・ロビンソンらを抜いて歴代2番目に多い本塁打を放ったルーキーとなった。

 「甘い球を逃さず、積極的に打ちにいくだけだよ」とジャッジは打席での心構えを語った。「このシリーズでは真ん中付近に甘い球が来たのに見逃してしまったり、スイングしなかった打席が何度もあった。今日は積極的に打ちにいくことを心掛けていたんだ」とジャッジが語ったように、高めに浮いた速球を見事に仕留めた一発だった。

 後半戦に入って失速し、一時は確実かと思われた新人本塁打記録更新は難しくなってしまったが、それでも過去にジャッジより多くの本塁打を放ったルーキーはマグワイアしかいない。また、ジャッジはむやみやたらにバットを振り回しているわけではなく、今季すでに105四球を選んでいる。ヤンキースの選手がシーズン100四球を記録したのは2006年のジェイソン・ジアンビ以来11年ぶり、ルーキーがシーズン100四球を記録したのは1953年のジム・ギリアム以来なんと64年ぶりのことである。

 「彼は特別な一年を過ごしているよ」と語るのはジョー・ジラルディ監督。「彼は104回もホームを踏み、105個も四球を選び、素晴らしい守備を見せ、走塁もとても上手だ。今日のホームランは明るい兆候だよ。前半戦と同じような打球だったからね」とジャッジの活躍を称え、本格的な復調に期待を寄せていた。


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