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田中が1試合15奪三振で今季13勝目

2017.9.30 10:05 Saturday

 首位のレッドソックスを追走する2位のヤンキースは地区優勝のために1敗もできないギリギリの戦いをしている。日本時間9月29日時点の両チームのゲーム差は3でありまだ逆転できる可能性がある。そのような大事な一戦、本日のブルージェイズ戦の先発マウンドには田中将大が立ち、7回15奪三振の快投をみせた。

 今季の田中は好不調の波が激しくポストシーズンでの先発も不安視されるほどで9月は2勝2敗 防御率6.46の成績を残している。田中にとって今回のブルージェイズ戦が今年のレギュラーシーズン最後の登板となるため、これでポストシーズンでの立ち位置が決まると言ってもよい重要な一戦だった。ちなみにブルージェイズとの通算成績は14試合で8勝4敗 防御率3.19と勝ち星が先行している相手だ。

 初回はいきなり3者連続三振で上々の立ち上がりをみせるとそのまま勢いに乗り5回2死まで安打を許さない投球を披露した。安打を打ったエぜケル・カレラがその後盗塁し、2死二塁とピンチを迎えるも田中は落ち着いており、次打者のラフィー・ロペスの打席時には二塁走者のカレラをけん制でアウトにしこの回を無失点に抑えた。

 ピンチを脱した田中は6回表のアウトをすべて三振で奪い、7回表は2つの三振を記録するなどマウンドを降りるまでに彼の奪三振数はキャリアハイの「15」を数えた。ヤンキース打線も初回にスターリン・カストロの適時打などで2点を先制すると6回までに4点を取って田中を強力援護した。彼が降りた後も3人の投手で継投し、終わってみれば4対0とヤンキースがシャットアウト勝ちを収めた。

 快投した田中は7回 103球 3被安打 13奪三振 無失点で今季13勝目。今回の15奪三振によって田中は球団初の1シーズンに2度、無四球での14奪三振以上を記録した投手となりチームの歴史に名を残すことになった。今季、前半戦は苦しい投球が続いたが結果的には13勝12敗と勝ち越してレギュラーシーズンを終えた。今回のような投球をポストシーズンでも披露してくれることを多くのファンは望んでいる。


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