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【戦評】ターナーが劇的サヨナラ弾!ドジャース2連勝

2017.10.16 13:04 Monday

 両軍投手陣の力投によりロースコアの接戦となったナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦。1-1の同点で迎えた9回裏、ドジャースは2四球で二死一、二塁のチャンスを作り、5回裏に同点タイムリーを放ったジャスティン・ターナーがセンターへ劇的なサヨナラスリーランを叩き込んで試合に決着をつけた。

 「今までの人生で僕が打った初めてのサヨナラ本塁打だと思うよ」とターナーが興奮気味に語った一発は、ドジャースが最後に世界一となった1988年のワールドシリーズ第1戦でカーク・ギブソンが劇的なサヨナラ弾を放ってから丸29年後に生まれた。カブスの5番手として登板したベテラン右腕、ジョン・ラッキーのフォーシームを振り抜くと、打球はドジャース・ファンの大歓声に包まれながらセンターへ一直線。最後は落下点で待ち構えていたファンのグラブに収まった。

 カブスがジョン・レスター、ドジャースがリッチ・ヒルという両左腕の先発で始まったこの試合。ヒルは5回表にアディソン・ラッセルに先制ソロを浴びたものの、終始安定したピッチングを展開し、5イニングを投げて被安打3、奪三振8、与四球1、失点1の好投。一方のレスターは制球が不安定で苦しいピッチングとなったものの、5回裏二死一、二塁の場面で降板するまでドジャース打線をターナーのタイムリーによる1点のみに抑え、なんとか試合を作った。6回以降は両軍のブルペン陣が力投。8回裏、ドジャースは一死一、二塁と勝ち越しのチャンスを迎えたものの、オースティン・バーンズが遊撃への併殺打に倒れ、チャンスを生かすことができなかった。そして9回裏。ターナーに劇的な一発が飛び出し、ドジャースが本拠地で2連勝を飾った。

 カブスのジョー・マドン監督は「素晴らしい試合だった」と白熱の一戦を振り返った。「我々のディフェンスは素晴らしかったと思うよ。フィールドのあちこちで見事な守備があった。本当に面白い試合だったよ。最後はドジャースが我々を破った。こういうことは時々あるから仕方ないよ」。移動日を一日挟み、舞台はカブスの本拠地リグリー・フィールドに移される。ドジャースが一気にワールドシリーズ進出を決めるのか、昨季のワールドシリーズ王者・カブスが本拠地で意地を見せるのか。第3戦以降の戦いにも注目だ。


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