English Español 韓国語

【戦評】中軸の活躍でマーリンズがサヨナラ勝ち

2017.6.20 15:40 Tuesday

 今季大活躍の主砲が、最大6点差をひっくり返した逆転劇のラストを飾った。

 3イニング連続の失点により、ナ・リーグ東部地区の首位を独走するナショナルズに3回表までに6点をリードされる苦しい展開となったマーリンズ。しかし、3回裏に8番JTリドルのタイムリースリーベースで1点を返すと、1番ディー・ゴードンの遊撃ゴロの間にリドルが生還して2点目。さらには5番ジャスティン・ボーアが18号グランドスラムを右中間へと叩き込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。「今はチームの一員として素晴らしい時間を過ごせている。試合にも勝てたしね。勝利に貢献できて嬉しいよ」と、故障者リストからの復帰後4試合で打率.500、2本塁打、8打点と大活躍を見せているボーアは語った。

 5回表に代打スティーブン・ドリューのタイムリーツーベースで1点を勝ち越されたマーリンズだったが、7回裏に今度は2番ジャンカルロ・スタントンが18号ソロを放ち、再び試合は同点に。そして9回裏。二死走者なしの場面から1番ディー・ゴードンが四球を選んで出塁すると、果敢に盗塁を試み、今季27個目の盗塁を成功させる。「ゴードンはよくバットが振れているし、たくさん出塁してくれている。気迫溢れるプレイをしているね」とドン・マティングリー監督は語ったが、このゴードンの積極的な走塁が相手投手にプレッシャーを与えたことは間違いない。2番スタントンが二塁ダニエル・マーフィーを強襲する内野安打で続き、3番クリスチャン・イェリッチがこの日3つ目となる四球を選んで二死満塁。そして4番マーセル・オズーナが97.2マイル(約156.4km/h)の速球を捉えて試合を決めた。

 「99マイルの内角の速球を空振りした後、考えたんだ。大丈夫、コンパクトにフィールド内に打ち返すんだ、ってね。僕がしたのはそれだけだよ」と振り返ったオズーナのサヨナラタイムリーでマーリンズがナショナルズを撃破。6回以降の4イニングを4人の投手が無失点で繋ぎ、打つ方では1番ゴードンから始まる上位打線がしっかり機能。チーム一丸となってもぎ取った見事な逆転勝利だった。


 関連ニュース

  6月20日 【戦評】クルーバー完封!インディアンス完勝

  6月20日 第4回中間発表 各ポジションで熾烈な争いが続く

  6月19日 【戦評】フィリップスが2試合連続サヨナラ打


 関連動画

  6月20日 ブライス・ハーパー 弾丸ライナーの18号

  6月20日 オズーナが決めた!熱戦にケリをつけるサヨナラ打

  6月20日 ボーアの弾丸グランドスラム

  6月17日 シャーザーが5試合連続2桁奪三振

spotvnow