【戦評】好調ロイヤルズ ペレスの満塁弾で逆転勝利
2017.6.22 16:09 Thursday

6月に入って12勝6敗と好調なロイヤルズが、見事な逆転勝利でレッドソックス3連戦に勝ち越し。試合をひっくり返したのはサルバドール・ペレスの自身初となるグランドスラムだった。
2点を追う8回裏、ロイヤルズは3者連続四球で無死満塁の大チャンスを作った。「あんなことは滅多に起こらないよ。特に3者連続四球で満塁にしちゃうなんてことはね」とレッドソックスのジョン・ファレル監督は振り返ったが、今日の試合までレッドソックスは7回終了時点でリードしていた試合は29戦無敗だったのだ。カウント1-2と追い込まれた後、ボール球が2球続き、ファウルで3球粘った後の9球目だった。高めに浮いたフォーシームを捉えた打球は、左中間スタンドに突き刺さる15号逆転グランドスラムとなった。
「そういえばグランドスラムを打ったことないな、と考えていたんだ」とペレスが語ったように、これがメジャーで放った自身初のグランドスラム。今季ここまで打率.292、15本塁打、OPS.858と打撃好調なリーグを代表する捕手が、大きな仕事をやってのけた。
開幕から打線が低調で、4月を7勝16敗で終えたロイヤルズ。一時は借金10を抱えたが、その後はすっかり復調し、今日の逆転勝利で5割復帰に王手をかけた。首位インディアンスも好調とはいえ、まだ3.5ゲーム差。シーズンは半分以上残っており、ロイヤルズにも地区優勝のチャンスは十分に残っている。トレード市場の主役になるのではないかと騒がれているロイヤルズだが、ひょっとすると10月にはポストシーズンの主役になっているかもしれない。
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