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【戦評】前田健太 7回無失点の好投で今季6勝目!

2017.6.28 17:11 Wednesday

 先発ローテーションの5投手に1日ずつの休養を与えるためにスポット・スターター(谷間の先発)として起用された前田健太(ドジャース)が今季最高のピッチングを披露し、6勝目をマークした。

 前日の試合で10連勝がストップしたドジャース。前田が打たれて連敗となれば少なからず嫌な流れになるところだったが、そんな心配は無用だった。立ち上がりはボールが先行することもあり、エンゼルス打線の早打ちに助けられた部分もあったが、92球で今季自己最長となる7イニングを投げ抜き、打たれたヒットは4本。6三振を奪った一方で四球は1つも与えず、今季12度目の先発にして初の無失点という見事なピッチングを披露した。

 「この3試合か4試合くらい、前田は積極的に攻めているよね。ストライクゾーンを積極的に攻めて、打者を受け身にしている。速球もとても良い。コマンドも優秀だ。今夜はスライダーもカーブもキレがあって、レパートリーが豊富だったね。相手打線は前田に対してまともにスイングできていなかったよ。7イニングも投げてくれたけど、これは我々が新たな連勝を始めるのに必要だったんだ」とデーブ・ロバーツ監督は前田の好投を絶賛した。

 先発ローテーションの一角を担っていたブランドン・マッカーシーが故障者リスト入りしたこともあり、今後も前田には先発の機会が与えられると見られている。エンゼルスのマイク・ソーシア監督が「彼はとてもよくコーナーを攻めていたね。緩急もしっかり使えていた。様々な球種を駆使して、我々の打線を苦しめていたよ。上手く攻略できず、7イニングも投げられてしまった」と前田に対する完敗を認めていたように、今日のようなピッチングができるのであれば、先発ローテーション復帰には何の問題もないだろう。

 ドジャース打線は5回までエンゼルスの先発ジェシー・チャベスに無得点に封じられていたものの、6回裏に4番コディ・ベリンジャーのタイムリーと6番ジョク・ピーダーソンの7号スリーランで一挙4得点。今日の前田にはこの4点で十分だった。

 「素晴らしい試合だった。我々は豊富な先発投手陣を抱えている。前田は自分がコントロールできることを理解していると思うし、彼はそれに責任を持ち、しっかり結果を残してくれると信じているよ」とロバーツ監督は前田の先発ローテーション復帰については口を濁したが、今日の快投は首脳陣に対する大きなアピールとなったに違いない。


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