ヤンキース 昨季本塁打王カーターを12日間で2度目のDFA
2017.7.5 10:55 Wednesday
ヤンキースは昨季本塁打王のクリス・カーターに、日本時間6月25日以来今季2度目となるDFA(=40人ロースターから外す措置)を通告した。
1年契約でヤンキースに加入したカーターは、今季ここまで62試合に出場して打率.201、8本塁打、26打点、OPS.653とメジャー定着後ワーストの成績に終わっていた。正一塁手として期待されていたグレッグ・バードが極度の不振に陥った挙句、右足首の故障で戦列を離れたため、一時はジョー・ジラルディ監督にとって一塁のファースト・チョイスとなっていたものの、開幕から故障者リスト入りしていたタイラー・オースティンの戦列復帰に伴い、6月下旬にDFAとなった。しかし、オースティンが再び故障者リスト入りしてしまったため、日本時間6月30日に再びメジャー昇格。ところが、その後も復調の兆しは見えず、ヤンキースはカーターに見切りをつけ、崔志萬(チェ・ジマン)のメジャー昇格を決断した。
「もともと、我々はバードを正一塁手として起用するつもりだったんだ。でも、バードが故障してしまい、オースティンを昇格させた。チームに貢献してくれることを期待していたんだけど、オースティンも故障してしまった」とジラルディ監督は開幕前の構想が大きく狂ってしまったことを認めている。2度目のDFAとなったカーターだが、前回のDFAの際には獲得を希望する球団は現れず、40人ロースターから外れてマイナー降格という形になった。この12日間で他球団にアピールできたとは考えにくく、カーターはマイナー降格を受け入れるか、あるいはFAになることを選択することになるだろう。
一方、メジャー昇格となったチェは今季AAA級で56試合に出場し、打率.289、8本塁打、43打点、OPS.876をマーク。選球眼に優れた巧打者だが、一塁手としては長打力に欠け、メジャーで正一塁手が務まる人材ではない。ヤンキースは今後、トレードで一塁手の補強を目指すことになりそうだ。
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