【戦評】ヤングが大活躍 レッドソックス6連勝
2017.8.7 15:19 Monday

初回に2点を先制しながらも直後に3点を奪われ、逆転を許したレッドソックス。しかし、今季4度目のスタメン4番で起用された33歳のベテラン外野手が勝負強さを発揮し、チームを4連戦スイープ&6連勝に導いた。
初回にエドゥアルド・ヌニェスの8号ソロとクリス・ヤングの6号ソロで2点を先制したレッドソックスだったが、直後の2回表に先発のダグ・フィスターがホワイトソックス打線に4連打を浴びて同点に追い付かれ、一死二、三塁からアレン・ハンソンに犠牲フライを打たれて勝ち越し点を献上してしまう。
しかし3回裏、二死一塁で打席に入ったヤングがレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放って同点に追い付くと、5回裏には二死一、二塁の場面でヤングがこの日2本目となる7号スリーランを放ち、勝ち越しに成功。フィスターは6.1回3失点と粘りの投球を見せ、7回途中からはアディソン・リード、マット・バーンズ、クレイグ・キンブレルのリレーで逃げ切った。
レッドソックスのジョン・ファレル監督は「(ヤングの前を打つ)アンドリュー・ベニンテンディへの敬遠が、この試合の最高のスイング、ぎりぎりフェアになったスリーランに繋がったんじゃないかな」と前打者への敬遠に燃えたベテラン外野手の一打を絶賛。2本塁打を含む3安打5打点の大活躍を見せたヤングは「ああいう場面で仕事をできれば気分がいいのは当然さ。自分の前の打者が敬遠されたら、『やってやろう』と思うよね。今日は俺の後ろに好調のラファエル・ディバースがいたから、俺と勝負せざるを得なかった。仕留めることができて良かったよ」と試合を決めた一打に満足げだった。
ホワイトソックスとの4連戦をスイープし、レッドソックスは現在メジャー最長となる6連勝。ヤンキースとの3ゲーム差をキープしている。一方、ホワイトソックスは6連敗。ホゼ・キンターナ、トッド・フレイジャーら主力選手を次々に放出したため負けが込むのは仕方がない部分もあるのだが、後半戦は3勝19敗という悲惨な成績になっている。メジャー最低勝率のフィリーズとは1ゲーム差。いよいよメジャー最低勝率が見えてきた。
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