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【戦評】2点ビハインドも問題なし ドジャース逆転サヨナラ

2017.8.17 16:49 Thursday

 2点ビハインドくらいが今季のドジャースにとってはちょうどいいハンデなのかもしれない。日本時間8月17日のホワイトソックス戦で2点ビハインドの9回裏に3点を奪い、逆転サヨナラ勝ち。本拠地でのホワイトソックス2連戦に連勝し、これで今季のホワイトソックス戦は4戦全勝。直近59試合で50勝を記録し、85勝34敗でシーズン115.7勝ペースとなった。

 「僕たちは2点負けていたけど、2点は僕たちと対戦しているときは十分なリードではないんだよ」とキケ・ヘルナンデス。その言葉の通り、ドジャースは9回裏一死走者なしからの4連打で3点を奪い、一気に試合を決めてしまった。「僕たちと対戦するときに十分なリードはないんじゃないかな。僕たちはシーズンを通してビハインドをはね返してきた。今日の勝利も、ただいつもどおりのことをやっただけなんだよ」

 先発のダルビッシュ有が3本のソロ本塁打を浴び、奪三振はわずかに2つだけ。6回終了後に腰の張りを訴え、球数はまだ90球だったが、6回限りで降板となった。8回には3番手のトニー・ワトソンも被弾。試合終盤になってビハインドが2点に拡大したが、ドジャースがこのまま負けそうな雰囲気は全くなかった。

 ホワイトソックスも9回だけで3人の投手をつぎ込む執念を見せたが、アウトを取ることができたのは先頭のジャスティン・ターナーを打ち取ったグレゴリー・インファンテだけ。インファンテに代わって登板したアーロン・バマーはコディ・ベリンジャーにヒットを打たれ、一死一塁で登板したジェイク・ペトリチカはローガン・フォーサイスにタイムリー二塁打、オースティン・バーンズにヒット、ヤシエル・プイーグに逆転サヨナラ2点タイムリー二塁打と3連打を浴び、チームの勝利を台無しにしてしまった。

 119試合を戦って85勝34敗。勝率は.714となり、このペースで勝利を積み重ねていけば歴代最多のシーズン116勝を更新するのも夢ではない。ドジャースにとって最も大切なのはポストシーズンを勝ち抜き、1988年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げることだが、レギュラーシーズンでどこまで勝利を積み重ねることができるのかという点が今後注目を集めることは間違いないだろう。


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