ダルビッシュが明日ドジャース移籍後初先発へ
2017.8.4 11:33 Friday
ウィリー・カルフーンら若手有望株3人とのトレードでドジャースに加入したダルビッシュ有が、日本時間8月5日のメッツ戦でいよいよ新天地デビューを迎える。投げ合う相手は直近9先発で8勝をあげているジェイコブ・デグロム。相手にとって不足はないだろう。
ブレーブスの本拠地サントラスト・パークでの会見で「良いシーズンを送っているこのような素晴らしいチームでプレイする機会を得られて光栄です」と通訳を介して語ったダルビッシュ。クレイトン・カーショウ(離脱中)、アレックス・ウッド、リッチ・ヒル、前田健太らと強力な先発ローテーションを形成することになるが、徐々に新天地にも慣れ、初登板を楽しみにしている。
「シーズン中にトレードされるのは初めての経験ですし、クラブハウスやいろいろなことに馴染めるかどうか少し不安でした。けれど、みなさん本当に素晴らしい人たちばかりで、快適です。ドジャースで初めて登板するのを楽しみにしています」
ドジャースではローガン・フォーサイスが背番号11を背負っているため、ダルビッシュの背番号は21になることが決定。北海道日本ハム時代もワールド・ベースボール・クラシックでも変わらず背番号11を背負ってきたが、デーブ・ロバーツ監督は「テレビで背番号11の彼を見てきたけど、実際に会ってみると彼はとてもがっしりしている。きっと背番号21も似合うと思うよ」と期待を込めた。ロバーツ監督は「ブルペンでの投球練習を見たけど、彼はとても集中していて、本当にしっかり取り組んでいた。身体はとてもがっしりしているし、ブルペンで見ていただけでも本当にわくわくしたよ」とも語っている。
ワールドシリーズ制覇に向けての切り札として迎え入れられたダルビッシュ。9月と10月は通算16試合に先発して防御率3.23をマークしており、また、ナ・リーグ相手に通算8勝3敗、防御率3.07という数字も残っている。「彼はこれまでと違うことをやる必要はない。彼は彼のままでいてほしいんだ」とロバーツ監督が期待を寄せる右腕には、レギュラーシーズンでの活躍はもちろんのこと、チームを29年ぶりのワールドシリーズ制覇へ導く働きが求められている。
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