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ダルビッシュのドジャース移籍初登板は白星

2017.8.5 12:05 Saturday

 後半戦に突入してもドジャースの勢いが止まらない。7月には11連勝を達成し日本時間8月4日時点でチーム勝率は全球団で唯一の7割を超える.704と驚異的な強さをみせている。先日のブレーブス戦で連勝こそストップしたものの、その翌日の試合では勝利を収めたことで連敗は逃れた。

 そして日本ではなく、メジャー全体も大きな注目をしていたダルビッシュ有のドジャース移籍初登板の相手はメッツ。チームのエースの座に君臨しているジェイコブ・デグロムとの投げ合いを演じ、7回10奪三振無失点で移籍後初勝利を挙げた。

 1試合平均得点5.07を誇るドジャース打線は初回、7月月間打率.394を記録した1番のクリス・テイラーが先頭打者弾を放って1点を先制。援護点をもらったダルビッシュの立ち上がりは1番のマイケル・コンフォートに初球のフォーシームをいきなりライトへの安打にされてしまう。続くアズドルバル・カブレラから移籍後初の三振を奪うもその後も走者を溜めてしまい、2死一・三塁のピンチを迎えた。ここで打席立つのは5番のカーティス・グランダーソン。5球目のフォーシームと捉えられるもその打球はダルビッシュのグラブに収まり、このピンチを無失点で切り抜けた。

 2回表には8番打者であるヤシエル・プイーグの20号ソロ本塁打で2点目の援護点をもらったダルビッシュは3回裏にデグロムに安打と盗塁を許し2死二塁のピンチも3番のジェイ・ブルースを抑えた。結果、序盤3回は無失点で奪三振数は「5」を数えた。

 一方のメッツの先発のデグロムは2被弾も球数を要してしまい5回終了時には既に99球を数えていたが8奪三振と奮投した。しかし、チーム先発防御率5.05とナ・リーグワースト2位と苦しむ中で希望の星といえる彼はダルビッシュよりも早い無念の降板となった。

 その後は7番のチェイス・アトリーが7号2ラン、3番のジャスティン・ターナーの犠飛でリードを6点に広げたドジャース。この日のダルビッシュにとって援護点はこの6点で十分過ぎるほどだった。。4回から三者凡退のイニングが3回、7回裏には三者連続三振という圧巻の投球をみせてマウンドを降りた。

 8回からはジョシュ・フィールズ、ルイス・アビランの無失点リレーでドジャースが6対0で快勝を収めた。ダルビッシュは通算メジャー33度目の2桁奪三振を記録し今季7勝目。注目の登板を無事白星で終えた。


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