ビクター・マルティネス 不整脈再発で戦線離脱
2017.8.28 11:00 Monday
6月中旬に不整脈による故障者リスト入りを経験したビクター・マルティネス(タイガース)の不整脈が再発。日本時間8月28日に10日間の故障者リストに登録され、それに伴ってタイガースはAAA級トレドからジャコビー・ジョーンズを昇格させた。
マルティネスは心房細動を発症した後、シカゴの病院に入院。治療によって心拍数は通常に戻り、マルティネスは退院してデトロイトまで車を運転した。デトロイトの病院で再び検査を受け、不整脈の原因を特定し、マルティネスの健康を維持するために必要な措置を検討することになっている。
「心臓について雑に扱うことはできないからね」とブラッド・オースマス監督はマルティネスの健康状態を気遣った。「足首の捻挫とか、そうした小さな故障について話しているわけじゃないんだ。真剣に考えなければならない話だよ。命にかかわる可能性だってあるんだから」
オースマス監督によると、マルティネスは日本時間8月27日のホワイトソックス戦の最終打席後に心房細動を発症したようだ。アスレチック・トレーナーのケビン・ランドにマルティネスを入院させるべきだと勧告し、マルティネスはシカゴの病院へ向かった。その際、マルティネスは6月に不整脈を発症したときよりも落ち着いた様子だったという。「なぜ再発したのかを突き止める必要があるだろう。原因はまだはっきりしていないみたいだけどね」とオースマス監督は心配そうに語った。
マルティネスは子どものころ、父親を心臓発作で亡くしている。「プレイヤーズ・ウィークエンド」でマルティネスは「V-Mart」ではなく「Papicho」というニックネームを選択したが、これはマルティネスが子供のころに父親が与えてくれた愛称だった。「プレイヤーズ・ウィークエンド」の最終日を欠場することになってしまったマルティネスだが、再びグラウンドで元気な姿を見せてくれることを期待したい。
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