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【戦評】田中7回2失点で12勝目 ジャッジがスリーラン2発

2017.9.15 13:08 Friday

 ヤンキースのレギュラーシーズンは残り17試合。そのうちの14試合を本拠地ヤンキー・スタジアムで戦うことができる。ジョー・ジラルディ監督は「今夜からスタートだ」とスケジュールの利を生かしたラストスパートを誓ったが、日本時間9月15日のオリオールズ戦はラストスパート開始に相応しい試合展開となった。

 1回裏、ヤンキース打線がいきなり火を噴いた。1番ジャコビー・エルズベリーからの3連打であっという間に1点を先制すると、マット・ホリデイの内野ゴロの間に2点目。チェイス・ヘッドリーのタイムリーの後、トッド・フレイジャーの25号スリーランで一挙6得点のビッグイニングとなり、オリオールズ先発のウェイド・マイリーをノックアウトした。

 4回裏にアーロン・ジャッジの42号スリーランで3点、6回裏にはジャッジの43号スリーランとゲーリー・サンチェスの31号ソロで4点を追加。大量13点の援護を先発の田中将大にプレゼントした。

 大量援護をもらった田中は4回表にジョナサン・スコープに32号ソロ、6回表にトレイ・マンシーニに24号ソロを浴びたものの、7イニングを投げて失点はこの2点だけ。オリオールズ打線に8安打を許しながらも要所をしっかりと締め、反撃のきっかけを与えなかった。

 ヤンキースは8回表に2番手ブライアン・ミッチェルが2失点、9回表にジオバニー・ガジェゴスが1失点を喫したが、いわゆる勝ちパターンを担う投手を使わずに勝利。本拠地6連戦の初戦を良い形で取ることができた。

 田中は今季12勝目(11敗)をマークし、日米通算150勝に到達。「150勝もできるなんて夢にも思っていなかった」と語った田中だが、4回7失点でノックアウトされた前回登板の反省を生かして7回2失点の好投。前回登板を除けば後半戦は毎試合のように試合を作っており、頼れるエースが戻ってきたと判断しても良さそうだ。なお、この試合で31号本塁打を放ったサンチェスは1952年と1956年に30本塁打を放ったヨギ・ベラ、2003年に30本塁打を放ったホルヘ・ポサダを抜き、捕手によるシーズン本塁打の球団記録を更新している。


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