またしてもレッドソックスの地区優勝決まらず
2017.9.30 15:07 Saturday
レギュラーシーズン最終カードを迎えているレッドソックスは優勝マジック1とした状態でアストロズとの今季5回戦を迎えた。試合前に2位のヤンキースがブルージェイズに勝利したことで自力で歓喜の瞬間を迎えることでできたが試合は2対3と僅差で敗れ、またしても地区優勝はお預けとなった。
この日のレッドソックスの先発は今季5勝を挙げているダグ・フィスター。初回、先頭打者のジョージ・スプリンガーを四球で出塁させると次打者のアレックス・ブレグマンに二塁打を打たれ、無死二・三塁といきなりのピンチを迎える。直近4試合で49得点を挙げている強力アストロズ打線に対してフィスターは冷静だった。3番のホゼ・アルトゥーベを投ゴロ、4番、カルロス・コレアを三振、そして続くマーウィン・ゴンザレスを二ゴロと絶対絶命のピンチを無失点で切り抜けた。
2回まで無失点に抑えていたフィスターだったが、3回表、ついにアストロズ打線につかまることになる。この回の先頭打者、デレク・フィッシャーに左安を浴びると進塁打を挟み、1死二塁と再びピンチを迎えた。ここで打席に立つのは2番のアレックス・ブレグマン。カウント1-2での場面で投じた4球目のカッターを打たれ、フィスターは先制点を許した。その後の5回表には2死二塁から再びブレグマンを迎え、19号本塁打を浴びて2失点。結局、5回1/3 5被安打 3失点でマウンドを降りた。
一方でフィスターを援護したいレッドソックス打線だったが相手先発、チャーリー・モートンに4回まで無得点に抑えられていた。反撃したい打線は0対3と劣勢の場面から5回裏にモートンを攻める。1死から前日に本塁打を放ったミッチ・モアランドの二塁打で得点圏に走者をおくと1つのアウトを挟み、2死二塁の場面で脅威の新人、ラファエル・ディバースが中堅方向へ二塁打を打ち1対3と反撃ののろしをあげた。続く6回裏にも1点を追加し、中盤終了時で2対3の1点差に詰め寄った。
まずは同点にしたいレッドソックス。しかし、モートンから替わったリリーフ陣を打ち崩せず最終回の攻撃を迎えた。アストロズのマウンドには守護神のケン・ジャイルズがあがり簡単に2アウトとされてしまう。ここで打席に立ったハンリー・ラミレスが二塁打を打ち、まだチームは諦めてしない姿勢をみせる。だが、期待された次打者のディバースが二ゴロに倒れてしまい、2対3と僅差で敗れた。
これでレッドソックスの優勝は明日へと持ち越しとなり、アストロズにシーズン100勝目を献上する形となった。2位のヤンキースとは2ゲーム差となったが、チームが勝利するか、またはヤンキースが敗れるかの条件で優勝が決まることになる。
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