【戦評】いよいよマジック2 レッドソックス明日にも地区優勝
2017.9.28 13:08 Thursday

先発のリック・ポーセロが6回途中5失点と不安定なピッチングながら、3回までに9点を奪って逆転に成功したレッドソックスが10-7で逃げ切り。レギュラーシーズン4試合を残して地区優勝へのマジックナンバーを2とし、地区優勝目前となった。
ポーセロが1回表にジャスティン・スモークにタイムリー二塁打、ホゼ・バティースタに23号ツーランを浴び、いきなり3失点。その裏、レッドソックスはハンリー・ラミレスのタイムリー二塁打で1点を返し、2回裏にはザンダー・ボガーツとダスティン・ペドロイアのタイムリーなどで3点を奪って逆転に成功した。
しかし、ポーセロが踏ん張れず、3回表にケンドリズ・モラレスにタイムリーを浴びて同点。ところが、レッドソックス打線が奮起し、3回裏にラミレスの23号勝ち越しソロ、ラジェイ・デービスのタイムリー、ボガーツの10号スリーランで一挙5点をあげ、ブルージェイズを突き放した。
10-5で迎えた9回表にブランドン・ワークマンがテオスカー・ヘルナンデスに8号ツーランを浴びて3点差に迫られたものの、ジョシュ・ドナルドソンを一塁ライナーに打ち取って試合終了。地区優勝へのマジックは1つ減って2となった。
先発のポーセロは打線の大量援護をもらいながら2本塁打を浴びるなど6回途中5失点。ポストシーズンの先発4番手をダグ・フィスターと争う立場だが、この日のピッチングはジョン・ファレル監督の目にどのように映っただろうか。逆に2番手として登板したデービッド・プライスは1.1イニングをパーフェクトに抑える好投。7回表には三者連続三振と圧巻のピッチングを見せ、ポーセロとは対照的にポストシーズンに向けての明るい材料となった。
レッドソックスは明日からアストロズとの4連戦。ヤンキースは明日、レイズ3連戦の最終戦を迎える。レッドソックスがアストロズに勝利し、ヤンキースがレイズに敗れれば、いよいよレッドソックスの2年連続地区優勝が決定する。
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